元2023 11月 中国
急性脳梗塞は、世界的に多くの人々に影響を及ぼす疾患で、特に心房細動(AF)がある患者ではそのリスクが高い。
二次(再発)予防として抗凝固療法が推奨されるが、出血リスクの懸念から実際の臨床での使用は限られており、代わりに抗血小板療法を選択することがすくなくない。
そこで、抗凝固療法と抗血小板療法の効果と安全性を、実際の患者データを使用してくわしくしらべてみたそうな。
元2023 11月 中国
元2025 7月 アメリカ
元
Association Between Previous Use of Antiplatelet Therapy and Intracerebral Hemorrhage Outcomes
2017 6月 アメリカ
・脳内出血以前、65.8%は抗血小板薬を使わず、29.5%は1種類のみ、4.8%が複数種類の抗血小板薬を使っていた。
・院内死亡率は 24% vs. 23% でわずかに抗血小板薬使用グループが高かった。
・1種類のみ使うグループの院内死亡率は抗血小板薬を使わないグループと差がなかった(23% vs. 23%)。
・複数使うグループの院内死亡率は 抗血小板薬を使わないグループよりもあきらかに高かった( 30% vs. 23%)。
元2025 12月 アメリカ
元
Does prior antiplatelet therapy influence hematoma volume and hematoma growth following intracerebral hemorrhage? Results from a prospective study and a meta-analysis.
2016 11月 スペイン
・33.2%の患者が抗血小板薬を使用していた。
・抗血小板薬使用者の入院時血腫体積は大きかった。
・37.7%に血腫増大が認められたが抗血小板薬の使用と関連がなかった。
・関連する7件の過去の研究データを統合 再解析したところ、抗血小板薬の使用者は血腫増大があり、回復も良くなかった。

元2021 9月 韓国
元2025 7月 中国
元2021 7月 オランダ
元2021 9月 イギリス
元2020 11月 アメリカ
元2021 5月 アメリカ
元
Ultra-early hematoma growth in antithrombotic pretreated patients with intracerebral hemorrhage.
2017 9月 スペイン
・197人の脳内出血患者のうち25.4%が抗血小板薬(おもにアスピリン)、18.8%が抗凝固薬を使用していた。
・uHGの中央値は、抗血小板薬使用者で19.7mL/h、抗凝固薬使用者では16.2mL/h、非使用者は8.4mL/h だった。
・uHGは 24時間死亡者では42.1mL/h 、3ヶ月死亡者は28.0mL/hで、生存者の3.9mL/hよりずっと高かった。
・脳内出血の重症度や元の状態を考慮に入れるとuHGは3ヶ月以内に死亡するあきらかな要因の1つだった。
脳内出血の半数以上が抗血栓薬を使っていた
元2021 7月 イタリア
元2025 1月 中国
元2021 7月 台湾
元2022 6月 中国
元
Antiplatelet Therapy, Cerebral Microbleeds, and Intracerebral Hemorrhage
2018 5月 中国
・被験者20988人を含む37の研究がみつかった。
・微小脳出血は抗血小板薬使用者におおかった。
・抗血小板療法は深部よりも脳葉での微小脳出血とあきらかな関連があった。
・さらに脳内出血の発生率は微小脳出血のある者で高かった。
元2019 6月 オランダ
元2023 9月 韓国
元
Withdrawal of Antithrombotic Agents and the Risk of Stroke.
2016 1月 アメリカ
・回答者の62%に抗血栓薬使用の経験があった。
・そのうち10%は、最近60日以内に1度 医師から薬を止められていた。
・止められる薬の種類は抗血小板薬よりも抗凝固薬の方が多かった。
・抗血小板薬を止める理由の主なものは大腸内視鏡検査や整形外科手術であり、
・抗凝固薬を止める理由では 整形や血管の手術が多かった。
