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2024年11月18日

飲酒はセーフ?タバコはアウト!くも膜下出血リスク2倍の新常識

2024  9月  中国  


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)は命に関わる深刻な病態であり、その原因には遺伝的要因と生活習慣が関与することが知られている。

特に、喫煙と飲酒は重要なリスク因子として挙げられるが、これらの因果関係は観察研究における交絡因子の影響や逆因果により曖昧なままだった。

そこで、喫煙や飲酒がaSAHリスクと因果関係にあるかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年9月4日

骨粗鬆症と脳卒中が互いに影響?双方向の因果関係が明らかに!

2024  8月  中国


骨粗鬆症(OP)という骨がもろくなる病気が、脳卒中とどのように関わっているかはよくわかっていない。

そこで、「Mendelian Randomization(MR)解析」という手法をもちいて、観察研究でよくある「どちらが原因でどちらが結果か分からない」という逆因果の問題を解決し、因果関係をあきらかにするべくくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月29日

太らないはずの甘味料が、血管を詰まらせる?―エリスリトール研究の衝撃

2025  10月  中国


砂糖のかわりに使われる人工甘味料は、「カロリーが少なくて体にやさしい」と思われがちである。
なかでもエリスリトールは、自然由来で安全とされ、健康志向の人にも人気が高い。

しかし近年、エリスリトールを多く摂取している人ほど脳卒中や心筋梗塞のリスクが高いかもしれないという報告が出ており、専門家のあいだで議論が起きている。
従来の研究はアンケートや食事記録に基づくものが多く、ほかの生活習慣の影響を完全には取り除けなかった。

そこで、より確かな方法で「本当にエリスリトールが関係しているのか」をくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月20日

慎重すぎる人ほど健康?――神経質が脳出血を防ぐという驚きの因果関係

2025  6月  中国


脳卒中は今も世界中で多くの人の命や生活に影響を与えている病気である。

高血圧や糖尿病といった体の問題に加えて、ストレスやストレスへの向き合い方(適応行動)も、脳卒中のリスクに関わっているのではないかと言われてきた。

ただし、これまでその関係が本当にあるのかどうかは、はっきりしていなかったので、遺伝情報を使って「ストレスや行動と脳卒中リスクとの因果関係」をくわしくしらべてみたそうな。

2019年2月21日

テロメア長と脳梗塞について 結論


No Causal Effect of Telomere Length on Ischemic Stroke and Its Subtypes- A Mendelian Randomization Study
2019  2月  中国

テロメアは染色体の末端にある塩基列 TTAGGGの繰り返し構造で、細胞分裂の安定化を担いその長さは老化と関連すると考えられている。

これまでテロメア長が短いと脳梗塞になりやすいという報告があるいっぽう それを否定する報告もある。

これはテロメア長と脳梗塞の因果関係の方向を勘違いしているか別の因子によるバイアスの結果とも考えられる。

そこで、これらバイアスの影響を受けずに因果関係をあきらかにする方法としてメンデルランダム化解析(mendelian randomization analysis)をこころみたそうな。


MEGASTROKEコンソーシアム50万人のデータを用いて、

テロメア長に関連する一塩基多型(SNPs)を7つ選択し、これらを変数としてランダム化を行い脳梗塞との関連を解析した。


次のことがわかった。

・テロメア長と脳梗塞とのあいだにあきらかな関連は確認できなかった。

・脳梗塞の種類(アテローム血栓性、心原性塞栓、小血管閉塞)別にみても同様だった。

一塩基多型を変数とする解析ではテロメア長と脳梗塞とのあいだにあきらかな因果関係は認められなかった、


というおはなし。

図:テロメア長に関連するSNPs


感想:

選んだSNPsが知らずのうちに別の形質にも関係しているときには話があやしくなるんだって。

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2024年11月3日

ネガティブ思考が心房細動を引き寄せる!?最新研究が明かす因果関係

2024  10月  中国


心房細動(AF)は、脳卒中や心不全の原因ともなる不整脈であり、生活の質や健康に深刻な影響を及ぼす。

近年、うつや不安といったネガティブな感情が心血管疾患と関連することがわかり、心房細動にも影響を与えているのではないかという考えが注目されている。

しかし、これまでの研究では、こうした感情が直接的に心房細動を引き起こすのか、それとも単なる相関関係に過ぎないのかが明確でなかった。

そこで、因果関係を明らかにするために、ネガティブな感情と心房細動の遺伝的関係からくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月22日

高血圧と心房細動は脳ネットワークが原因?遺伝学が示した意外な上流因子

2025  12月  中国


脳卒中の重要な危険因子として、高血圧や心房細動があることは広く知られている。
これらは一般に心臓や血管の病気として説明されるが、なぜ人によってなりやすさが違うのか、その根本的な理由は十分に分かっていなかった。

近年、安静時fMRIという方法により、脳は個々の部位ではなく、複数の領域がまとまって働くネットワークとして機能していることが分かってきた。代表的なものとして、デフォルトモードネットワークやsalience networkが知られている。これらは思考、注意、感情、自律神経調節とも関係している。

しかし、脳のネットワークの変化が高血圧や心房細動の原因なのか、それとも病気の結果として生じる変化なのか、その因果関係ははっきりしていなかった。

そこで、遺伝情報を利用したMendelian randomization解析を用いて、脳の機能ネットワークと循環器疾患との因果関係をくわしくしらべてみたそうな。


2025年11月30日

「スマホ長時間使用で、くも膜下出血リスク2倍?」その裏に潜む“ほんとうの危険”とは

2025  11月  中国


スマートフォンの長時間使用が体や脳にどんな影響を与えるのかは、世間でも関心が高まっている。とりわけ命に関わる「くも膜下出血」と関係しているのではないか、という指摘が出始めているが、その因果ははっきりしていない。

そこで、スマホを長く使う習慣と、脳動脈瘤が破れるリスクに関連があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年12月31日

若者を襲う脳梗塞!前兆片頭痛がもたらす危険に迫る

2024  12月  中国


片頭痛、特に前兆を伴う片頭痛(migraine with aura)は、以前から脳卒中リスクとの関連が指摘されてきた。しかし、これまでの研究は観察研究が中心であり、片頭痛と脳卒中リスクの因果関係を明確に示したものは少なかった。

特に、若い世代で発症する早期脳梗塞(early-onset ischemic stroke)との関連については十分に解明されていなかったので、遺伝的データを活用し、片頭痛が早期脳梗塞に及ぼす因果的影響をくわしくしらべてみたそうな。

2025年4月16日

新たな健康常識!?肉をやめるとラクナ梗塞になるメカニズムとは

2025  4月  ギリシャ


肉や乳製品などの動物性食品を控えることが、健康にどんな影響を与えるのかはよく話題になる。特に、糖尿病や心臓病、脳卒中との関係が注目されている。

しかし、こうした食事の変化が人の体の中でどんな風に働いているのか、特に脳卒中との関係では、まだよくわかっていなかった。

そこで、ギリシャ正教の「断食」の習慣を持つ人たちを対象に、体の中の変化を詳しく調べてみたそうな。

2023年6月7日

DNAが語る:脳梗塞と微小脳出血の因果関係

2023  6月  中国


画像診断の進歩により、脳梗塞患者のおおくが微小脳出血をともなっていることがわかっている。

微小脳出血は、動脈や毛細血管からの赤血球の漏出によって生じる小型円形領域としてMRIで検出される。

これまで脳梗塞と微小脳出血との因果関係についてはあきらかになっていないので、メンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2023年6月9日

脳梗塞と五十肩:みえない繋がりを解明

2023  5月  中国


癒着性肩関節炎は2-5%の有病率で40-60歳の女性に多く見られ五十肩(frozen shoulder)とも呼ばれている。

さいきん、いくつかの研究で脳梗塞と五十肩の間に強い関連が示されている。

しかしその因果関係はあきらかになっていないのでメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2023年1月26日

「気分変動」は脳内出血の原因だった

2023  1月  中国


脳内出血には気分変動やうつ、不安などの精神的特性が関連するという指摘がある。

しかしその因果関係はわかっていないので、メンデルランダム化解析をつかってくわしくしらべてみたそうな。

2024年11月5日

脳卒中がイヤなら速く歩け!最新研究が示す因果関係とは

2024  10月  中国


歩行速度は簡単に測れる生理的な指標であり、近年の研究でさまざまな健康結果と関連が指摘されている。

その中でも特に注目すべきは、歩行速度と脳卒中リスクとの関係である。脳卒中は後遺症や死亡リスクが高いため、予防のための指標を明確にすることが重要である。

歩行速度が脳卒中予防に有効な指標である可能性があるが、その因果関係はまだ十分に明らかになっていないので、歩行速度と脳卒中リスクの因果関係をくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月9日

不眠はくも膜下出血の「原因」だった

2021  11月  イギリス


脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血は死亡率が高い。

脳動脈瘤の形成と破裂に関与する改善可能な危険因子を特定することは重要である。

これまで、喫煙、アルコール、高血圧、睡眠時無呼吸症などが危険因子として挙げられているいっぽう、肥満、糖尿病、高コレステロール血症は危険性を下げる因子とされている。

これらの因子との因果関係はあきらかでないため、メンデルランダム化解析により遺伝的に予測される生活習慣因子および心血管代謝因子と脳動脈瘤の形成および破裂との関連をしらべてみたそうな。

2024年4月8日

見えない脅威:大気中のPM2.5が脳卒中を引き起こす隠れた因果関係

2024  4月  中国


疫学研究によると、粒子状物質2.5(PM2.5)は脳卒中など心血管疾患(CVD)の重大な要因である。

しかし、方法論的制約から因果関係を調べることは困難である。

そこで、PM2.5とCVDリスクとの因果関係を推定するために、メンデルランダム化(MR)解析をこころみたそうな。

2025年10月5日

くも膜下出血は“免疫と炎症”が原因だった──いま見えてきた本当の根本治療とは?

2025  10月  中国


くも膜下出血(aSAH)は、脳動脈瘤が破裂して起こる命にかかわる脳卒中である。
これまで「血圧が高い」「喫煙している」といった危険因子は知られていたが、
免疫や炎症の働きが“破裂そのもの”にどう関係しているのかはよくわかっていなかった。

そこで、「免疫細胞」と「炎症タンパク」がどのように影響しあい、さらに“因果関係”があるのかを明らかにするべくくわしくしらべてみたそうな。

2020年10月14日

歯周病と脳卒中との因果関係は?

2020  10月  イギリス


観察研究では歯周病と脳卒中など心血管疾患との関連が報告されているが、因果関係は不明である。

そこで、メンデルランダム化解析をもちいて歯周病が脳卒中、冠動脈疾患、動脈硬化症と因果関係にあるかどうかを検証してみたそうな。

2020年10月13日

うつ病との因果関係

2020  10月  香港


うつ病と脳卒中など心血管疾患は互いに関連しているというが、その関係はあきらかになっていない。

そこで、うつ病の遺伝的素因が脳卒中や心筋梗塞などと「因果関係」があるかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年3月21日

腸の秘密がついに解明!脳動脈瘤予防の鍵を握る意外な真実

2024  3月  中国


腸内細菌叢の変化と頭蓋内動脈瘤(IA)の病因との関連をしめす研究が増えている。

しかし、腸内細菌叢とIAとの因果関係はあきらかにされていないのでメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

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