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2025年8月12日

笑いも泣きも止まらない──橋脳卒中が壊す“右脳ネットワーク”と、その立て直し方

2025  7月  韓国


病的笑い・泣き(Pathological Laughing and Crying:PLC)は、脳卒中のあとに突然こらえきれない笑いや泣きが出てしまう症状である。感情そのものがおかしくなるわけではなく、その出し方を調節する仕組みが壊れることで起きる。

なかでも橋(pons)という脳幹の一部を傷めた脳卒中では、PLCが比較的よく見られることが知られている。しかし、橋の損傷がなぜPLCにつながるのか、特に脳のどこに代謝の異常が出ているのかははっきりしていなかった。

そこで、橋脳卒中患者を対象に、脳の糖代謝を調べるPET検査を使ってPLCの背景をくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月11日

破裂動脈瘤、“今すぐ手術”は本当に必要か──遅らせた方が助かる患者たち

2025  7月  ギリシャ


くも膜下出血(SAH)において、動脈瘤クリッピング手術は再出血予防のために早期に行うことが一般的である。

しかし、発症から手術までの時間が転帰にどう影響するかについては議論があり、特に遅延手術が必ずしも不利ではない可能性が指摘されている。

そこで、発症から手術までのタイミングと臨床転帰の関連をくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月10日

脳卒中リスク37%減!高齢者が見逃しがちな“ビタミンB1不足”の真実

2025  8月  中国


脳卒中は世界で2番目に多い死因であり、後遺症による生活の質の低下や医療費の増加をもたらす大きな病気である。

ビタミンB12や葉酸と脳卒中の関係はよく知られているが、ビタミンB1(チアミン)については大規模な調査があまり行われてこなかった。ビタミンB1は体のエネルギーづくりや神経の働きを保つために欠かせず、不足すると代謝の乱れや血管の動脈硬化を通じて脳卒中の危険を高めるおそれがある。

そこで、高齢者におけるビタミンB1の食事からの摂取量と脳卒中の発症リスクの関係をくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月9日

「1年で回復しなければ終わり」なんてウソだった──脳内出血の“その後3年”に希望がある

2025  7月  中国


脳内出血(ICH)後の運動機能回復は、通常3か月から1年以内に評価されることが多い。
しかし、実際には1年を過ぎてから回復する例もあると考えられており、そのような長期的経過を丁寧に追った研究はほとんど存在しない。

このことにより、回復可能性が過小評価され、臨床現場での支援やリハビリの判断にも偏りが生じる恐れがある。

そこで、脳内出血後の運動回復がどれほど長期間にわたって継続するのかを明らかにするべく、1年以降に回復する患者の特徴をくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月8日

脳卒中を防ぐのは“発酵”の力──効いたのはヨーグルトだけだった!

2025  7月  中国


脳卒中は、死や重度の後遺障害を引き起こす深刻な疾患であり、個人と社会に大きな負担を与えている。食事を含む生活習慣の改善は、脳卒中予防の鍵となる。その中で発酵乳製品、特にヨーグルトは腸内環境を整える食品として知られており、脳と腸の相互作用「脳腸軸」を通じて脳卒中リスクに影響を与える可能性がある。

しかし、これまでの研究では発酵乳製品と脳卒中との関連について一貫した結果が得られておらず、特にアメリカ国内の大規模データに基づいた検証が不足していた。

そこで、発酵乳製品の摂取が脳卒中リスクに与える影響を明らかにするため、全国規模の健康栄養調査データを用いてくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月7日

「水を飲めば健康」なんてウソだった?脳梗塞の急性期に“水分の与えすぎ”で死亡率2.5倍という衝撃

2025  7月  中国


脳梗塞の重症患者に対しては、脱水を避けるために十分な水分補給が重要とされてきた。

特に急性期では、点滴による水分投与が標準的に行われている。しかしその一方で、水分を与えすぎることが脳浮腫や全身への悪影響を引き起こす可能性があるにもかかわらず、そのリスクについては明確な根拠が不足していた。

そこで、脳梗塞急性期における水分出納バランス(とくに点滴を含む総水分量)と3か月後の死亡率との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月6日

手は動くのに、使えない――脳卒中リハビリの盲点とは?

2025  8月  スイス


脳卒中後の上肢機能障害は極めて高頻度に見られるため、リハビリテーション領域では上肢の運動機能を評価する指標としてFugl-Meyer Assessment(FMA-UE)が広く用いられてきた。

しかし近年、FMAにおいて高得点を示すにもかかわらず、実生活上では上肢をほとんど使用していない患者が一定数存在することが報告されている。

このような「運動機能は温存されているのに、パフォーマンスが伴わない」という乖離現象が、急性期から存在するのか、そしてその背景に何があるのかは十分に解明されていない。

そこで、この現象の原因として認知機能障害(特に空間無視、遂行機能障、失行)が関与している可能性に着目し、急性期脳卒中患者を対象にくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月5日

「歌えば脳が変わる」は本当だった!右脳が目覚める、ことば回復の“裏ルート”とは?

2025  7月  フィンランド


脳卒中の後に言葉が出にくくなる「失語症」は、患者の生活や社会参加を大きく制限する問題である。特に慢性期(発症から半年以上)の患者では、自然な回復だけでは限界があることが多い。

これまでにも、音楽を取り入れたリハビリが言葉の回復を助ける可能性があると指摘されてきた。中でも「みんなで歌う」という活動は、脳の構造そのものを変える力があることがわかってきた。しかし、脳の動きをリアルタイムで見る方法(fMRI)を使って、歌が脳にどんな変化を起こすのかを調べた研究は少なかった。

そこで、グループでの歌唱トレーニングが、脳のどこにどんな働きを引き出すのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月4日

「目を覚ませ」と手首に電気──中国発、昏睡治療の知られざる切り札

2025  7月  中国


脳卒中をはじめとする重い脳の損傷によって、人は昏睡や植物状態といった意識障害(DoC)に陥ることがある。
このような状態からの回復を助ける方法として、近年「正中神経刺激(MNS)」という手首への電気刺激療法が注目されている。
いくつかの研究では、MNSによって患者の意識レベルが改善する可能性があるとされている。

しかし、効果があっても危険な副作用があるのでは意味がない。
これまでMNSが原因でけいれん、心拍の異常、肺炎、出血などの合併症が増えるのかどうか、まとまった検証はなされてこなかった。

そこで、MNSの安全性について、過去に行われた臨床試験を集めて分析し、そのリスクをくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月3日

「脳卒中後、なぜ“自分は運転がうまい”と思ってしまうのか?」 ――F1ドライバー気取りの危うい自信とは

2025  7月  ドイツ


脳卒中を経験すると、身体や認知の働きに何らかの後遺症が残ることがある。運転という行為は、その両方を使うため、再開には注意が必要である。

実際には、多くの人が病後の運転再開について「自分で大丈夫だと思うから」という理由だけで判断してしまっている。
そこで問題になるのが、「自分の運転能力を正しく見きわめられているのか?」という点である。

過去の研究では、脳卒中経験者が自分の運転をやや過信しやすい傾向が示されていた。

そのようなズレが時間の経過とともに回復するのかどうか、また脳のどのような働きと関係しているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月2日

酪酸は口より肛門から──浣腸による血圧低下の衝撃

2025  7月  アメリカ


高血圧は心臓病や脳卒中の主要な原因であり、とくに黒人においては他の人種よりも有病率が高く、合併症も多いことが知られている。それにもかかわらず、彼らを対象とした臨床研究は非常に少ない。

近年の研究では、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸、とくに酪酸という物質が、血圧の調整に関わっている可能性が指摘されてきた。酪酸は食物繊維をエサにして腸内細菌が発酵することで作られる。動物実験では酪酸によって血圧が下がることが確認されているが、人間を対象とした研究は少ない。

そこで、「酪酸を腸に直接届けたら、血圧はすぐに下がるのか?」を検証するために、酪酸を肛門から入れるという臨床試験をおこなってみたそうな。

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