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2026年9月16日

血小板は正常だった――コロナワクチン接種後に41歳女性が致死的脳出血

元
2026  8月  モロッコ


COVID-19ワクチン接種後には、まれに脳血管障害が報告されている。とくにアストラゼネカ製ChAdOx1では、VITT(ワクチンによって起こる特殊な血栓症)に伴う脳内出血が知られている。

一方、ChAdOx1接種後に、血小板減少や凝固異常を伴わず脳内出血を起こす症例は極めてまれであるが、そのような非典型的症例があったそうな。

2026年8月21日

長生きできる脳内出血、再発する脳内出血――そして語られない危険因子

元
2026  8月  台湾


脳内出血はひとまとめにされがちだが、原因や出血する場所によって、その後の経過はかなり違う可能性がある。

たとえば、高血圧による深い場所の脳内出血と、脳動静脈奇形や動脈瘤などが関係する非高血圧性の脳内出血では、長期の生存率や死因も異なるかもしれない。

そこで、脳内出血を原因や再発の有無で分け、その後の生存率や死因を最長15年間くわしくしらべてみたそうな。 

2026年8月8日

血栓回収術で血管が破れる――穿孔した患者の半数が90日以内に死亡

元
2026  8月  中国


急性期脳梗塞に対する血栓回収術では、治療器具によって頭蓋内血管が穿孔し、造影剤が血管外へ漏れることがある。

この合併症は90日死亡率が約50%とされるが、発生頻度、起こりやすい操作、止血方法、患者転帰は十分に整理されていなかった。そこで、

これまでの研究を統合して実態をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月26日

ワイドネック動脈瘤にステント?――日本のくも膜下出血140例を検証

元
2026  7月  日本


破裂ワイドネック動脈瘤に対するステント併用コイル塞栓術(SAC)は治療選択肢を広げる一方、くも膜下出血の急性期には血栓塞栓性合併症や出血性合併症が懸念される。

そこで、日本の単施設における急性期SACの実行可能性と安全性をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月5日

脳卒中体質をつくる「炎症食」——その正体はコンビニ飯かもしれない

元
2026  6月 中国


脳卒中には高血圧や糖尿病だけでなく、全身の慢性炎症も関わると考えられている。

食事は炎症状態を左右する重要な要因である。そこで「食事性炎症指数(DII)」を用いて、炎症を起こしやすい食事と脳卒中既往との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月24日

薄毛治療のつもりが脳梗塞? 20歳男性とフィナステリド

元
2026  3月  レバノン


フィナステリドは男性型脱毛症などで広く使われている薬で、ふつうは比較的安全と考えられてきた。

ところが近年、この薬とまれな血栓性合併症との関連を疑わせる報告が出てきている。ただし、その仕組みや臨床的な意味、とくに若くてふつうの脳卒中リスクをもたない人でどれほど問題になるのかは、まだはっきりしていない。

そこで、フィナステリドを飲んでいた若い男性に起きた虚血性脳卒中の症例を報告し、この薬が血栓を起こしやすい体質の人で発症に関わる可能性を検討してみたそうな。 

2026年4月17日

脳梗塞にビタミンDは有効か 研究が進まない不都合な事情

元
2026  4月  中国


虚血性脳卒中は、命が助かっても麻痺や認知機能低下が残りやすい病気である。
近年は、血管の病気だけでなく栄養状態も回復に関わるのではないかと考えられており、その中でビタミンDが注目されている。

ただし、ビタミンDの値が高い人ほど脳梗塞が軽いのか、回復しやすいのかについては、これまで研究結果が一致していなかった。そこで、虚血性脳卒中患者のビタミンD値と、その後の重症度や回復との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月3日

「頭を切らずに血腫を消す?」パルス超音波で脳内出血の吸収が“約2倍”に加速したラット実験

元
2026  2月  中国


脳内出血(ICH)は死亡率が高く、助かっても後遺症が残りやすい疾患である。一方で、血腫を手術で取る治療(STICHなど)や、血腫に薬を入れて溶かす治療(MISTIE、CLEARなど)は研究が進んでいるが、決定打になりにくいのが現状である。そこで「頭を切らずに(非侵襲で)血腫が早く片づく方法」が欲しい、という問題意識がある。

超音波は、虚血性脳卒中や外傷などで神経を守ったり炎症を弱めたりする可能性が動物実験で示されてきた。また、超音波には“かたまり”を細かくして排出を助けうる機械的な作用も考えられている。しかしICHに対して「頭の外から当てるパルス超音波」で、血腫の吸収や周囲のむくみ(PHE)が良くなるかはよく分かっていなかった。

そこで、 臨床でよく使われる経頭蓋ドップラー(TCD)の標準周波数2MHzおよびさらに高い8 MHzについて、周波数で効果が変わるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年1月29日

太陽フレアが脳卒中を呼ぶ?――磁気嵐と救急発症リスクの知られざる関係

元
2025  12月  アメリカ


脳卒中は依然として主要な死亡・要介護原因であり、高血圧、糖尿病、心房細動などの既知の危険因子だけでは説明できない「発症のタイミングの揺らぎ」が存在する。

近年、大気汚染や気温変動など環境要因が脳卒中発症の引き金になり得ることが示されてきたが、太陽活動に由来する地磁気変動(磁気嵐、宇宙線変動など)という“宇宙環境”が循環器・脳血管イベントに影響する可能性は十分に整理されていなかった。

そこで、地磁気活動と心筋梗塞・脳卒中など心血管イベントとの関連を網羅的に整理し、そのエビデンスの全体像を俯瞰してみたそうな。

2026年1月13日

なぜサラサラ薬2剤併用を続けるのか?脳梗塞の長期予後は“1剤で十分”という現実

元
2026  1月  サウジアラビア


脳梗塞の再発を防ぐためには、血小板の働きを抑える薬(抗血小板薬)が基本となる。軽い脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)の急性期では、アスピリンとクロピドグレルの二剤併用療法(DAPT)が、単剤療法(SAPT)より早期の再発を減らすことが知られている。

しかし、その効果は発症後数週間から数か月の短期間に限られる可能性があり、半年や1年といった長期にわたって二剤を続ける意味が本当にあるのかははっきりしていない。

そこで、実際の病院診療データを用いて、脳梗塞後1年間におけるDAPTとSAPTの成績を比べ、再発や出血、死亡に差があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月16日

オメガ3は心房細動の原因なのか―危険説をひっくり返した最新エビデンス

元
2025  12月  アメリカ


心房細動は、脳卒中の中でも特に重症になりやすい心原性脳塞栓症の大きな原因である。
そのため、心房細動を起こしやすくする要因、逆に起こしにくくする要因を知ることは、脳卒中予防にとって非常に重要である。

オメガ3脂肪酸については、
血液中のオメガ3が多い人ほど心房細動が少ないという話がある一方で、
魚油サプリを飲むと心房細動が増えるという報告もあり、意見が割れてきた。

特にUK Biobankという大規模データを使った研究で魚油サプリは危ないとされたことで、脳卒中に関心のある人の間でも混乱が生じていた。

そこで、血液中のオメガ3の量と、魚油サプリを飲んでいるかどうかの両方を調べて、心房細動との本当の関係をくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月8日

一日3杯以上で、脳の血管がボロボロになる

元
2025  11月  アメリカ


お酒の飲みすぎが脳卒中の危険因子であることはよく知られているが、
「どのくらい脳出血を重くするのか」や「脳の血管にどんな変化を起こすのか」は、はっきりしていなかった。

そこで、重い飲酒習慣(heavy alcohol use, HAU)が、脳出血の重症度や小血管病(cSVD)とどのように関係しているのかを調べることをくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月10日

コーヒーは脳を守る?――DNAが語る“意外な真実”

元
2025  9月  中国


コーヒーは世界中で最も多く消費される嗜好飲料の一つであり、その健康影響については長年議論が続いている。

とくに脳卒中との関係については、
「コーヒーが血管を守る」とする報告と、「高血圧を促す」とする報告が混在しており、
保護的か有害かが明確に定まっていなかった。

そこで、遺伝的にコーヒーを飲みやすい体質の人を対象とすることで、因果関係をよりくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月18日

脳卒中リハビリを変える? ビタミンDサプリの意外な力

元
2025  8月  インドネシア


脳卒中は世界で毎年1,200万件以上が新たに発症し、650万人が亡くなる深刻な病気である。
特に低所得の国では治療や介護の負担が重く、社会全体に大きな影響を与えている。

近年、ビタミンD不足が動脈硬化や血管の機能低下と関係し、脳卒中のリスクを高めることが分かってきた。
また、ビタミンDには神経を守ったり、脳の回復を助けたりする作用がある可能性が報告されている。

そこで、ビタミンDを補給することが脳卒中のリハビリに役立つかどうかを確かめてみたそうな。

2025年8月23日

骨の味方が脳の敵に!? カルシウムと脳梗塞リスクの意外な関係

元
2025  8月  中国


脳梗塞(虚血性脳卒中)は脳血管が詰まって起こる病気で、日本を含むアジア地域で大きな健康問題となっている。これまでの研究では、血液中の金属元素の量と脳梗塞の危険性に関連があるのではないかと指摘されてきたが、それが本当に原因なのか、単なる相関なのかははっきりしていなかった。

さらに、アジア人を対象とした研究は少なく、十分な検証が行われていないのが現状である。そこで、血中の金属濃度と脳梗塞の発症との因果関係を遺伝子データを使ってくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月20日

原因不明の脳梗塞を追え!ESUSは“隠れた病気のサイン”だった

元
2025  7月  ルーマニア


脳梗塞のなかには、通常の検査をしても明らかな原因が特定できないものがある。このようなケースは「塞栓源不明の脳塞栓症(ESUS)」と呼ばれてきた。

従来は、心房細動や卵円孔開存といった隠れた塞栓源が多いのではないかと考えられ、抗凝固薬による治療が有効なのではないかという期待があった。

その効果を確認するべくこれまでの研究をまとめてみたそうな。

2025年8月2日

酪酸は口より肛門から──浣腸による血圧低下の衝撃

元
2025  7月  アメリカ


高血圧は心臓病や脳卒中の主要な原因であり、とくに黒人においては他の人種よりも有病率が高く、合併症も多いことが知られている。それにもかかわらず、彼らを対象とした臨床研究は非常に少ない。

近年の研究では、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸、とくに酪酸という物質が、血圧の調整に関わっている可能性が指摘されてきた。酪酸は食物繊維をエサにして腸内細菌が発酵することで作られる。動物実験では酪酸によって血圧が下がることが確認されているが、人間を対象とした研究は少ない。

そこで、「酪酸を腸に直接届けたら、血圧はすぐに下がるのか?」を検証するために、酪酸を肛門から入れるという臨床試験をおこなってみたそうな。

2025年7月30日

食べていない人ほど死にやすい── 脳卒中を悪化させる“隠れ飢餓”の真実

元
2025  7月  中国


脳卒中は世界中で多くの命を奪い、たとえ助かっても重い後遺症が残ることが多い病気である。とくに高齢者では、命が助かってもその後の生活の質に大きな影響が出る。

そんな中で、最近あらためて注目されているのが「入院時点での栄養状態」である。脳卒中で救急搬送された時点で、すでに栄養状態が悪い人は少なくない。これは、年齢、持病、食欲不振、生活環境などによって、脳卒中が起きる以前から栄養不良がじわじわ進んでいたことを意味する。

そこで、入院直後の栄養スコアが、その後の生存率や後遺症の重さとどのように関係するかをくわしくしらべてみたそうな

2025年6月30日

「脳卒中後の機能障害における比例回復則――早期のリハビリは要らないのか?

脳卒中後の機能回復に関して、「比例回復則(proportional recovery rule, PRR)」と呼ばれる経験則が報告されています。これは、多くの脳卒中生存者において失われた機能の約70%が数か月以内に自然回復するというもので、初期障害の程度から最終的な回復量を高い精度で予測できる可能性を示唆しています。

本レビューでは、この法則が成立する領域と限界、神経学的根拠、反証や批判、リハビリ介入の影響、および自然回復に関する議論について、信頼性の高い英語論文をもとに整理します。

2025年6月24日

虫歯が脳を破壊する!?──90%に動脈瘤、見逃せない口腔と脳の恐るべき関係

元
2025  5月  中国


脳の血管にできる「こぶ(脳動脈瘤)」は、人口の約3〜7%に見られ、もし破裂すれば命に関わることがある。そのため、できるだけ早くリスクを見つけて、予防や治療につなげることがとても大切である。

一方、虫歯は多くの人が抱える身近な病気でありながら、全身にも影響を与えることが知られてきた。

そこで、「虫歯と脳動脈瘤に何か関係があるのではないか?」という疑問から、その関連をくわしくしらべてみたそうな。

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