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2026年9月25日

失語症に運動療法という発想――なぜこれまで、ほとんど研究されてこなかったのか

元
2026  8月  アメリカ


脳卒中後の運動療法は、体力や認知機能の回復に役立つことが知られている。

しかし、失語症のある人で、運動が言語機能の回復にもつながるのかはほとんど調べられていない。

そこで、失語症をもつ脳卒中経験者向けの高強度インターバルトレーニング(HI-FIIV)を行い、安全に続けられるか、さらに言語や認知機能に変化があるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月17日

脳卒中リハビリは『音』で変わる?――21のRCTと“毎日できる脳刺激”

元
2026  8月  中国


脳卒中後のリハビリでは、運動機能や歩行能力だけでなく、意欲や生活の質の低下も問題になる。

音楽療法やリズム刺激は非薬物的で導入しやすいが、これまでの研究は規模が小さく、効果も一定していなかった。

そこで、音楽を用いた介入が脳卒中後の回復にどの程度役立つのかを、RCTだけに絞って検証してみたそうな。

2026年9月4日

脳卒中リハ、結局どれが効く?――最新レビューでも「通常理学療法超え」は見えず

元
2026  7月  インド


脳卒中後には、上肢・下肢の麻痺や歩行障害が長く残り、日常生活や生活の質を大きく損なう。

現在の理学療法を中心とした運動リハビリには、課題志向訓練、筋力訓練、VR、ロボット、電気刺激、BCIなど多くの方法があるが、どの方法がより有効なのかは明確ではない。

そこで、脳卒中後の運動機能回復に対する神経理学療法の効果を、RCTを対象に系統的に検討してみたそうな。

2026年8月25日

意識清明で搬送された42歳日本人女性が3か月後に死亡――ステントが血管壁を突き破っていた

元
2026  7月  日本


内頸動脈のblood blister-like aneurysm(BBA:血豆状動脈瘤)は、血管壁が非常にもろく、くも膜下出血を起こしやすい特殊な病変である。

近年はステント併用コイル塞栓術などの血管内治療が行われるようになったが、重篤な合併症も問題となる。

こんかい、治療後しばらくしてステント端から致死的な血管破裂を起こした症例を、剖検所見からくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月16日

左側が見えないのではない?――半側空間無視は『脳の処理落ち』かもしれない

元
2026  8月  イタリア


半側空間無視(unilateral spatial neglect:USN)は、脳卒中後に起こる神経心理学的な障害である。典型的には、脳の損傷した側とは反対側の空間にあるものに気づきにくくなったり、注意を向けにくくなったりする。

特に右半球の脳卒中後に多く、右半球損傷者の約38%、左半球損傷者の約18%に認められるとされる。右脳卒中では発症1週間以内の約45%にみられ、1年以上経過しても約20%に残存するという報告もある。

半側空間無視がある患者では、脳卒中そのものが重症であることが多いだけでなく、入院期間が長く、退院時の障害や依存度が高く、死亡率や施設入所率も高い。ところが、その臨床的重要性に比べて、発症早期には見逃されることも多い。

そこで、脳卒中後の半側空間無視について、どのように評価すればよいのか、そして現在どのようなリハビリ方法があり、どこまで効果が期待できるのかを整理してみたそうな。

2026年7月20日

脳卒中で入院したら音楽を聴け――急性期150人の臨床試験

元
2026  7月  イタリア


音楽を聴くことは、気分や認知機能に良い影響を与える可能性がある。しかし、脳卒中を発症した直後の患者に対して、音楽がどの程度役立つかは十分に検証されていなかった。

そこで、急性期から患者の好みに合わせた音楽を聴かせることで、不安、抑うつ、睡眠などが改善するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月1日

「早期リハビリが効いた」は本当か?脳卒中の自然回復を“治療効果”に見せる論文の罠

元
2026  6月  中国


脳内出血は、運動機能だけでなく、認知機能や感情面にも長期的な影響を及ぼす疾患である。発症後に認知障害、うつ、不安を経験する患者は少なくない。

これまでの研究では、出血量、出血部位、脳萎縮、病前の認知機能など、発症前または発症時点の要因に注目するものが多かった。しかし、発症後のリハビリテーションの経過が、その後の認知障害や感情障害にどう影響するかは十分に明らかではなかった。

そこで、脳内出血後1年間のリハビリテーション軌道が、長期的な認知障害、うつ、不安にどのように関係するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月25日

リハビリ室に通う意味はあるのか:脳卒中上肢麻痺と遠隔リハの現在地

元
2026  6月  中国


脳卒中後には、多くの患者で上肢の運動障害が残る。上肢の麻痺やこわばり、感覚障害、運動制御の低下は、日常生活の質を大きく下げる。

従来のリハビリは、病院や施設に通う必要があり、時間・場所・医療資源の制約を受けやすい。そこで、インターネット、ビデオ通話、スマート機器、ウェアラブル機器などを使った遠隔リハビリが注目されている。

しかし、脳卒中後の上肢機能に対して、遠隔リハビリがどの程度有効なのかは十分に整理されていなかった。そこで、ランダム化比較試験に限定して、遠隔リハビリの効果を系統的に評価してみたそうな。

2026年6月18日

片手リハビリはもう古い? 脳卒中後の両手練習が示した意外な限界

元
2026  5月  アメリカ


日常生活の多くは、片手だけでなく両手を協調させて行う。

食事、調理、着替え、物の持ち運びなどでは、左右の手が別々の役割を持ちながら同時に働く。しかし脳卒中後は、麻痺側の運動障害だけでなく、両手を時間的・空間的に合わせる能力も低下する。

両手練習は脳卒中リハビリで重要と考えられているが、実際に1回の両手課題練習で、動作や脳の興奮性がどう変わるのかは十分にわかっていなかったのでくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月13日

脳卒中リハに「貼るだけ革命」? キネシオテープは補助具か、おまじないか

元
2026  5月  パキスタン


脳卒中後には、下肢の感覚障害や片麻痺の影響により、立位や歩行時のバランスが崩れやすくなる。バランス障害は日常生活動作を制限し、転倒リスクを高める重要な問題である。

脳卒中リハビリではバランス訓練が広く行われているが、キネシオテーピングを併用することで、足関節まわりの感覚入力や支持性が高まり、よりよい改善が得られる可能性がある。

そこで、バランス訓練のみの場合と、テーピングを併用した場合とで、脳卒中患者のバランス改善に差があるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月5日

脳卒中リハビリ、最強は「歩く練習」ではなく体幹だった

元
2026  6月  中国


脳卒中のあとには、手足の動かしにくさだけでなく、立つ・歩く・体を支えるといったバランスの問題が起こりやすい。こうした問題は、日常生活のしづらさにもつながる。

リハビリではいろいろな運動療法が行われている。たとえば、ロボットを使った歩行訓練、トレッドミル、体幹安定化トレーニング、筋力トレーニング、水中療法、地上での歩行訓練などである。しかし、どの運動がより効果的なのかは、はっきり整理されていなかった。

そこで、脳卒中後のバランス能力と活動能力を改善するには、どの運動療法が有望なのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月3日

運動イメージ訓練でも「両手>片手」だった!脳卒中リハビリにヒント

元
2026  5月  日本


運動を頭の中でくり返しイメージするメンタルプラクティスは、実際の運動能力を高める方法として知られている。脳卒中後の上肢リハビリでも、比較的簡便で低コストな方法として注目されている。

一方で、片手だけをイメージする練習と、両手を同時にイメージする練習のどちらがよいのか、またそれらをどの順番で行うべきかは十分にわかっていない。そこで、両手イメージと片手イメージの組み合わせが、実際の運動成績と脳波指標であるERDにどのような影響を与えるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年5月18日

CI療法的な“片手しばり”は本当に有利なのか 両手訓練メタ解析の衝撃

元
2026  5月  台湾


脳卒中後には、手や手指など遠位上肢の麻痺がよくみられる。これは日常生活動作を大きく制限し、機能回復の妨げになる重要な問題である。

上肢リハビリでは、麻痺側の腕や手を集中的に使う片側訓練がよく行われてきた。一方で、左右の腕を同時に使う両側訓練も、脳卒中後の運動回復を促す方法として注目されている。

しかし、両側訓練がとくに手先の回復にどの程度有効なのか、またどのような患者や訓練条件で効果が出やすいのかは十分に整理されていなかった。そこで、脳卒中後の遠位上肢麻痺に対する両側訓練と片側訓練の効果を比較してみたそうな。

2026年5月14日

「作業療法は効くかもしれない」――2026年にそれを言うのか?

元
2026  4月   中国


脳卒中後には、上肢の麻痺や巧緻動作の低下が残りやすい。その結果、食事、更衣、整容、移動などの日常生活動作が制限され、生活の質も低下する。さらに、身体機能の低下は抑うつや精神的苦痛にもつながり、回復を妨げる要因となる。

作業療法は脳卒中リハビリで推奨されているが、上肢機能、ADL、抑うつ症状をまとめて評価した新しいエビデンスは十分ではなかった。そこで、脳卒中患者に対する作業療法の効果を、最新のRCTを用いて総合的に評価してみたそうな。

2026年5月13日

脳卒中リハビリにtDCSは効くのか? TRANSPORT2が示した「上乗せ効果なし」の衝撃

元
2026  5月  アメリカ


脳卒中のあとに手や腕の動きが悪くなった人に対して、tDCSという方法が注目されてきた。これは、頭の外からごく弱い直流電流を流し、脳の働きを少し後押ししようとする方法である。

期待された理由はわかりやすい。装置が比較的安く、使い方も難しすぎず、リハビリ中に一緒に使えるからである。つまり、「ふつうのリハビリに電気刺激を足せば、回復がもっとよくなるのではないか」と考えられていた。

しかし、TRANSPORT2という大きめの多施設試験では、その期待どおりの結果は出なかった。その失敗から何を学ぶべきかを整理してみたそうな。

2026年4月26日

脳卒中リハビリ神話に一撃:発症早期に3倍訓練しても比例回復則は破れなかった

元
2026  3月  ニュージーランド


脳卒中のあと、麻痺した腕や手は、発症してから早い時期に大きく回復することがある。この回復には、リハビリだけでなく、脳そのものに備わった「自然に回復しようとする力」が大きく関わると考えられている。

しかし、発症早期にリハビリをたくさん行えば、この自然回復をさらに強められるのかは、まだよくわかっていない。そこで、発症2週間以内に、通常より多めで集中的な上肢リハビリを行うことで、腕や手の回復がより良くなるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月19日

筋肉は平気なのに動けない― 脳卒中後「疲労」の本当の犯人とは

元
2026  3月  エチオピア


脳卒中後の疲労は、よくある合併症であるにもかかわらず、意外なほど軽視されやすい症状である。単なる「だるさ」ではなく、感情面、認知面、身体面にまたがる消耗感であり、休んでも十分に改善しないことがある。

そこで、脳卒中後疲労がどのくらい多いのか、どんな人に起こりやすいのか、そして自己効力感や日常生活機能にどれほど影響するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月13日

脳卒中後に音楽を聴く意味 気休めでは済まない研究結果

元
2026  2月  スペイン


脳卒中をはじめとする後天性脳損傷では、運動まひだけでなく、注意、記憶、感情、意欲、コミュニケーションなど、日常生活に直結する多くの機能が長く障害されうる。

既存の神経リハビリテーションは重要であるが、なお回復が不十分にとどまる例は少なくない。

音楽は単なる娯楽ではなく、聴覚、運動、注意、記憶、情動、報酬系にまたがる広範な脳ネットワークを同時に動員しうる刺激である。こうした性質は、脳損傷後の可塑性や代償を引き出すうえで理にかなっている。しかし、これまでの研究は、対象疾患、介入法、評価項目がばらばらで、全体像が見えにくかった。

そこで、薬物に依存しない補助的介入として、音楽をあらためて体系的に評価してみたそうな。

2026年3月5日

「聴くだけリハ」は本当か:脳卒中×バイノウラルビート最前線

元
2026  2月  アメリカ


脳卒中や外傷性脳損傷は死亡や後遺症の主要因であり、新しいリハ手段が求められている。

そこで、音楽療法・いわゆるヒーリング周波数・バイノウラルビートといった「聴覚刺激」が脳卒中の回復にどう関与しうるかを、既存研究を幅広く集めて整理してみたそうな。

具体的には、PubMed/MEDLINE/Google Scholarで関連語を組み合わせて検索し、臨床試験から症例報告、理論やレビューまで含めて「運動・認知・情動・生理指標(神経修復や可塑性)」に関する知見を統合する設計である。

2026年1月15日

脳卒中後の“考えながら動く”が記憶と注意を救う ― 4週間で差が出たデュアルタスク訓練の衝撃

元
2025  12月  中国


脳卒中のあとには約4割の人に認知機能の低下が起こり、リハビリの進みや日常生活の自立を大きく妨げる要因となっている。

これまでの認知訓練や運動療法は効果が限定的で、磁気刺激やVRなどの新しい方法も費用や設備の問題がある。近年、運動しながら同時に考える課題を行う「デュアルタスク訓練」が注目されているが、本当に通常のリハビリや単一課題訓練より認知機能に良いのか、どれくらいの期間続ければ効果が出るのかははっきりしていなかった。

そこで、脳卒中患者におけるデュアルタスク訓練の効果を、多数の臨床試験をまとめて解析してみたそうな。

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