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2021年10月31日

アマンタジンで大脳半球梗塞の死亡率低下

2021  10月  中国


大脳半球梗塞(Large hemispheric infarction)は脳梗塞のなかでも死亡率、障害率が高く、有効な治療法がない。

50年前に抗ウイルス薬としてつくられたアマンタジンは、パーキンソン病薬としての有効性が示され、外傷性脳損傷後の遷延性意識障害にも使用されている。

神経回復効果を示す報告もあることから、急性脳梗塞への応用も期待されているが研究がほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2021年10月30日

血栓溶解してないのに脳出血になる脳梗塞患者

2021  9月  中国


脳梗塞で血栓溶解療法を受けた患者のうち、脳出血を起こす割合は0.4-10.3%で、年齢、治療までの時間、血糖値、梗塞の有無によりことなる。

血栓溶解療法を受けていない患者での脳出血についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月29日

Stroke誌:アスピリンで脳梗塞になったら次の手は、、

2021  10月  アメリカ


急性脳梗塞を発症する高齢者のおおくは、入院前にすでにアスピリンを服用している。

しかし、アスピリンによる予防が奏功しなかった患者にたいする管理方針は明確になっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月28日

コクラン:脳卒中リハビリに時間をかける効果

2021  10月  イギリス


脳卒中は身体障害の主な原因であり、多額の経済コストを生じ生活の質の低下をもたらす。

リハビリテーションが機能回復を促して、生活や社会参加を改善することで障害の影響を小さくできると考えられている。

リハビリが転帰に影響する因子には、費やした時間、頻度、期間、などがある。

これらについておおくの研究があるものの、一致した見解は得られていない。

そこで、リハビリの時間、頻度、期間について、いままでの研究のレビューをこころみたそうな。

2021年10月27日

脳出血で死亡する日本人の夕食時間帯は、、

2021  10月  日本


不規則な食事パターンは、肥満やインスリン抵抗性、炎症、脂質、血圧に悪影響を及ぼす可能性がある。

夕食を摂るタイミングと脳卒中など心血管疾患での死亡との関連についてはデータがほとんどないので、日本人でくわしくしらべてみたそうな。

2021年10月26日

脳梗塞でないのに血栓溶解治療されてしまう患者

2021  9月  ハンガリー


患者が病院に到着してから治療にかかるまでの時間は短くなっている。

そのため脳梗塞を疑う患者のなかに類似症状者が紛れ込む可能性も高くなっている。

彼らの頻度、病因、転帰について包括的なレビューをこころみたそうな。

2021年10月25日

牛乳と脳卒中の因果関係

2021  10月  オランダ


牛乳の摂取量がおおいほど、脳卒中リスクがわずかに低くなることが報告されている。

しかしこの因果関係はあきらかになっていない。

操作変数解析に一塩基多型を媒介させた、いわゆるメンデルランダム化解析で因果関係の有無をたしかめてみたそうな。

2021年10月24日

うんこ移植で酪酸の脳保護効果を確認

2021  10月  中国


糖尿病は脳卒中後の脳損傷を悪化させる要因として知られているが、そのメカニズムはよくわかっていない。

腸と脳の相互作用、いわゆる「腸脳軸」にもとずく研究から、急性脳梗塞患者では腸内の酪酸産生菌が減少していること、酪酸が脳梗塞にたいし保護的に働くことが報告されている。

そこで、酪酸投与により脳梗塞の悪化を抑える可能性について、人と動物でくわしくしらべてみたそうな。

2021年10月23日

脳卒中経験者は配偶者と一緒のときに強い〇〇をする

2021  9月  スイス


脳卒中発症の36%は運動不足が原因とする報告がある。

ガイドラインでは、1週間に少なくとも150-300分の中-高強度の身体活動(moderate-to-vigorous intensity physical activity:MVPA)が推奨されているものの、成人でこれを満たすことのできている者は20%にすぎない。

そこで、脳卒中経験者とそのパートナーの身体活動がMVPAと関連しているものか、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月22日

小脳深部刺激で慢性期の麻痺上肢がめっちゃ動いた

2021  10月  アメリカ


脳深部刺激(Deep brain stimulation:DBS)で脳卒中後の上肢機能がおおいに改善したそうな。

10月20日の米国神経外科学会でのクリーブランドクリニックの発表。

2021年10月21日

アスピリンとコーヒーを両方飲むと脳出血?

2021  9月  アメリカ


カフェイン飲料は世界で広く消費されており、その摂取量は高齢者で増加している。

カフェインには用量依存性の副作用があり、400mgまでは覚醒度、集中力、幸福感の増加が認められるものの、1gを超えると毒性を示し 5g以上では致死量となる。

いっぽう低用量アスピリンでは脳出血のリスクが高まることがわかっている。

そこで、高齢者がアスピリンとカフェインの両方を摂ったばあいの脳出血リスクについて、これまでの研究のシステマチックレビューをこころみたそうな。

2021年10月20日

Stroke誌:比例回復則は生活の質QoLに影響する?

2021  7月  アメリカ


脳卒中後の運動障害は、発症後数カ月間のうちに、その失われたぶんの運動機能の70%が自発的に回復する。これを比例回復則とよぶ。

しかし、重度の障害があった患者では比例回復則に当てはまらない。

健康関連QoLが比例回復則と関連するものかどうか、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月19日

80代 90代のくも膜下出血の転帰不良率

2021  9月  アメリカ


動脈瘤破裂によるくも膜下出血の治療を受けた80代、90代の死亡率は非常に高く、50%を超えるという。

そこで、彼らの神経学的転帰について、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月18日

心理的ストレスで起きやすい脳卒中の種類

2021  10月  中国


心理的ストレスと脳卒中の発症との関連について、高血圧症の患者を4-5年フォローしてくわしくしらべてみたそうな。

2021年10月17日

世界の脳卒中 過去30年の傾向 Lancet Neurol.

2021  10月  ニュージーランド


脳卒中の発症率、有病率、死亡率、障害、危険因子、の過去30年間の傾向を、世界の疾病・外傷負担およびリスク因子研究(Global Burden of Diseases, Injuries, and Risk Factors Study:GBD)からあきらかにしてみたそうな。

2021年10月16日

くも膜下出血経験者に新たな瘤が見つかる頻度

2021  10月  韓国


脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血の生存率が改善しているため、新規の(de novo)脳動脈瘤がみつかる例も増えてきている。

そこで、新規脳動脈瘤がみつかる患者の特徴と頻度、成長と破裂に関係する因子をくわしくしらべてみたそうな。

2021年10月15日

ワクチン2回済なのにコロナ陽性そして脳卒中からの脳死

2021  10月  アメリカ


COVID-19は単なる呼吸器疾患ではなく、脳や心臓の血管にも影響することがあきらかになってきた。

そのくわしいメカニズムは不明だが、COVID-19入院患者の1.4%が脳卒中になり、そのうち52.7%が脳梗塞、2.5%がTIA、45.2%が脳出血であるという報告もある。

こんかい、ワクチン接種済みでCOVID-19になり、脳卒中を起こし脳死に至った事例があったそうな。

2021年10月14日

無症候性の脳梗塞があったひとの脳卒中率

2021  9月  アメリカ


無症候性の脳血管障害(Silent cerebrovascular disease:SCD)は、無症候性の脳梗塞(silent brain infarction:SBI)と白質病変(white matter disease:WMD)を指し、MRIやCT検査で偶然にみつかることがおおい。

これらの予後についてはよくわかっていないので、

偶然にSCDがみつかった患者の将来の脳卒中発症リスクについてくわしくしらべてみたそうな。

2021年10月13日

若年脳梗塞の回復と社会経済状況

2021  9月  チェコ共和国


高齢脳梗塞患者では、学歴、収入、職業などで決まる社会経済状況(Socioeconomic status)とライフスタイルが脳梗塞からの回復と再発リスクに影響する。

しかし若年者でのデータは限られているので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月12日

身体が傾くプッシャー症候群を瞬時に正す方法

2021  9月  中国


プッシャー症候群は脳卒中後に現れる姿勢制御障害であり、患者は座位でも立位でも麻痺側に強く傾く。

プッシャー症候群は脳卒中患者の10%に発生するとされ、日常生活動作の回復が遅れる。

これまでの研究からプッシャー症候群と半側空間無視との関連が推測されている。

左右の視空間情報の競合が空間知覚のアンバランスをもたらすとする考え方に則って、視空間情報を制限することで姿勢障害を改善できるものかためしてみたそうな。

2021年10月11日

睡眠呼吸障害と脳内出血

2021  9月  スウェーデン


睡眠時無呼吸症候群は大きないびきや日中の眠気をともない、肥満男性によく見られる睡眠時呼吸障害の1つで、脳卒中との関連があるとする報告や 関連がないとする報告もある。

そこで、睡眠呼吸障害と脳卒中の種類別の関連、およびその因果関係についてメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2021年10月10日

ワクチン後に血小板減少からの脳静脈洞血栓症の割合

2021  10月  ギリシャ


血栓性の血小板減少症(thrombosis and thrombocytopenia syndrome:TTS)とアデノウイルス型のコロナワクチンとの関連を示す報告が増えている。

しかしTTSに関連する脳静脈洞血栓症(cerebral venous sinus thrombosis:CVST)についてはまだよくわかっていない。

そこで、TTS症例でのCVSTの割合と転帰をあきらかにするべく、メタアナリシスをこころみたそうな。

2021年10月9日

Stroke誌:脳内出血のせん妄と転帰

2021  10月  アメリカ


せん妄(見当識障害や注意 思考力の低下)は、脳内出血後の転帰悪化の前兆と考えられているが、

症状の持続性やその後のケアとの関係はあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月8日

握る力と脳卒中の発症率

2021  9月  中国


筋機能の障害は生活の質の低下のみならず、糖尿病、高血圧、心血管疾患の発症を促すとされている。

握力測定は筋機能をしらべるもっともシンプルで低コストな方法である。

握力の経年変化と脳卒中など心血管疾患との関連についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月7日

コロナワクチン後に同名半盲になった眼科医

2021  9月  タイ


コロナワクチンには発熱、疼痛、脱力感、麻痺など多くの副作用の可能性が報告されている。

また、視覚に関する副作用は、インフルエンザや麻疹など他のワクチン接種後にも報告されている。

こんかい、コロナワクチン接種後の視野欠損(同名半盲)がはじめてみつかったそうな。

2021年10月6日

ベジタリアン食と脳卒中のメタアナリシス

2021  8月  台湾


肉や魚を摂らないベジタリアン食は健康によいとされ、ある研究では野菜消費量が1日200g増えると脳卒中リスクが13%低下するという。

いっぽうで、肉を摂る人よりもベジタリアンのほうが脳卒中リスクが高いとする報告もある。

そこで、これまでの最新研究を含めて、ベジタリアンと非ベジタリアンでの脳卒中リスクについてメタアナリシスをこころみたそうな。

2021年10月5日

脳梗塞の出血性変化は腸内細菌のせい

2021  9月  中国


脳梗塞からの出血性変化のメカニズムとして、たとえば高血糖による炎症、酸化ストレスによる血液脳関門の破壊が考えられる。

腸内細菌叢の組成変化は炎症と密接な関係があることから、出血性変化との関連について、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月4日

ワクチン後の脳死から移植された臓器で血栓症に

2021  9月  オランダ


コロナワクチンの接種後に、ワクチン誘発性の血栓症および血小板減少症(VITT)が生じることがある。

このVITTはまれに脳静脈洞血栓症を起こすことがあり、患者は脳死に至り臓器提供者となる可能性がある。

そこで、ワクチン接種後にVITTで脳死になり臓器提供がおこなわれたヨーロッパでの事例について、くわしくしらべてみたそうな。

2021年10月3日

脳卒中にもっともなりにくい「標高」があきらかに

2021  9月  エクアドル


すくなくとも世界人口の5.7%が標高1500m以上の高地に住んでいるという。

低酸素への急性暴露では、脳卒中の発症リスクが高まると考えられている。

しかし、標高が脳卒中リスクに及ぼす影響についてのこれまでの研究は一致した結論が得られていないので、

高地住民のおおいエクアドルで長期にくわしくしらべてみたそうな。

2021年10月2日

Stroke誌:脳内出血患者が亡くなるほんとうの理由

2021  9月  アメリカ


脳内出血患者の入院時の意識レベルの障害は、転帰や生命維持治療の差し控え決定(withhold life-sustaining treatment:WOLST)にも影響する可能性がある。

そこで、入院時の意識レベルと死亡率、WOLSTとの関連について、多施設間で大規模にしらべてみたそうな。

2021年10月1日

MRIに入ると半側空間無視になる理由

2021  9月  ドイツ


人がMRIスキャナーの静磁場にさらされると、水平方向への眼振がおきることが2011年に発見された。

これは前庭器官をながれるリンパ液中のイオン電流と磁場との相互作用に起因すると考えられ、磁気流体力学的刺激(magneto-hydrodynamic vestibular stimulation :MVS)による水平方向への前庭動眼反射 (vestibular ocular reflex :VOR) と呼ばれている。

そこで、MVSによる機能的変調が行動的な反応にも影響しうるものか、実験してみたそうな。

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