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2022年5月31日

脳内出血この条件なら保存治療

2022  5月  韓国


基底核での脳内出血には、外科治療と保存治療の選択肢がある。

どちらを選ぶべきかについて、ひとつの指標として「MICHスコア」が開発されている。

このスコアが0または1のときには保存治療のほうが死亡率や自立度の点ですぐれているという。

そこで、スコア0または1の患者のうち、初期の運動機能が不良な患者でも保存治療がすぐれているものか、くわしくしらべてみたそうな。

2022年5月30日

緑茶の脳出血予防効果をメタアナリシス

2022  5月  中国


お茶には抗血栓や抗酸化作用のあるおおくのポリフェノールが含まれている。

お茶の摂取と脳出血リスクに関する最近の研究では、かならずしも一貫性のない結果が得られているので、

これまでのエビデンスのメタアナリシスをこころみたそうな。

2022年5月29日

AVM閉塞後の出血や再出現の頻度

2022  5月  アメリカ


脳動静脈奇形(AVM)では血管のかたまりであるナイダスを完全に閉塞できればその後に問題は起きないと考えられている。

しかしAVMの再出現や出血がますます報告されるようになってきた。

そこで、完全閉塞治療されたAVMの、再出現および出血の頻度をくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月28日

くも膜下出血の減圧開頭術での良好転帰率

2022  5月  ドイツ


減圧開頭術は重度の頭蓋内圧亢進症にたいする救命措置であり、脳幹ヘルニアによる死亡を防ぐことができるが、重い障害が残る可能性がある。

その適応は拡大される傾向にあると考えられるので、くも膜下出血患者での減圧開頭術の長期成績についてくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月27日

身体活動が認知機能を改善する効果

2022  5月  中国


脳卒中患者のほとんどは認知機能に何らかの障害を負うという。

身体活動がこの認知障害を改善する可能性についてはいまだ結論がでていないので、これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。

2022年5月26日

頚動脈の高度狭窄を手術しないときの脳梗塞率

2022  5月  アメリカ


頚動脈が高度に狭窄している無症状の患者にたいし、内科治療を継続するか外科的治療をおこなうべきかはあきらかになっていない。

そこで、外科治療を受けていない患者が脳卒中になる頻度をくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月25日

片麻痺になると減少する骨密度の量は

2022  5月  フランス


おおくの研究が脳卒中と骨粗鬆症との関連を示唆していて、脳卒中患者には骨粗鬆症による骨折がおおい。

脳卒中患者では麻痺側の不使用や栄養不足、生理メカニズムの変化にともなう骨組織への機械的ストレスの減少などが原因で骨粗鬆症がすすむ可能性がある。

そして転倒のリスクも増加する。

そこで、脳卒中で片麻痺の患者の1年間の骨密度の変化をくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月24日

クリップ手術は認知機能が低下しますよ!

2022  5月  中国


脳動脈瘤の治療方法としてコイリングとクリッピングの2つが代表的である。

しかしこれら2つの手術が認知神経機能に与える影響についてはいまだ議論の余地があるのでくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月23日

くも膜下出血で未破裂瘤がみつかったばあい

2022  5月  イタリア


多発性脳動脈瘤のくも膜下出血の場合、まずは出血源であるインデックス動脈瘤を特定して治療することが第一目的になる。

しかしその傍らにみつかった未破裂のバイスタンダー動脈瘤を一緒に治療するべきかどうかについてはあきらかな基準はない。

そこで、バイスタンダー動脈瘤の治療の適応、治療遅延のリスク、転帰についてくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月22日

脳卒中後のけいれん発作と認知症

2022  5月  アメリカ


若年脳卒中経験者が新規にけいれん発作(seizure)をおこした場合、

認知症の発症に影響するものかどうかはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2022年5月21日

くも膜下出血がおきやすい季節と時間帯は

2022  4月  中国


これまでの研究では、くも膜下出血の時間生物学的発生パターンは冬と早朝におきやすいことが示唆されているものの、結論はかならずしも一貫していないので、

中国人を対象に大規模にしらべてみたそうな。

2022年5月20日

コロナパンデミックでくも膜下出血激減の理由

2022  5月  ドイツ


動脈瘤破裂によるくも膜下出血には全身性の炎症が関係していて、動脈壁を不安定化するという報告がふえてきている。

全身性の炎症には喫煙やインフルエンザなどの感染症、大気汚染が危険因子とされているので、

COVID-19パンデミックでの企業や学校のシャットダウンがくも膜下出血の発生率に影響したものか、くわしくしらべてみたそうな。

2022年5月19日

脳卒中の多剤併用率と不適切処方率

2022  5月  日本


リハビリテーション医療におけるポリファーマシー(多剤併用問題)と潜在的不適切処方(PIMs:potentially inappropriate medications)についてのエビデンスは乏しいので、

脳卒中患者についてくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月18日

「その他」の脳梗塞の特徴と死亡率

2022  5月  韓国


いっぱんてきに脳梗塞は、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症、ラクナ梗塞、その他の脳梗塞、潜因性脳梗塞、に分類される。

このうち「その他の脳梗塞」は原因が特殊な場合をさす。

そこで、その他の脳梗塞の特徴と転帰についてくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月17日

再発予防のサラサラ薬は1週間だけで良かった

2022  5月  アメリカ


軽い脳梗塞やTIAのあとの再発のほとんどは数日以内の早い時期に起きている。

この早期再発における抗血小板療法の効果と危険因子をあきらかにするべく、くわしくしらべてみたそうな。

2022年5月16日

治療済み未破裂瘤の再発と新規出現率

2020  2月  スイス


未破裂脳動脈瘤の治療後に動脈瘤が再発したり別の位置にあらたに出現する可能性についての報告が増えている。

それら報告のおおくはフォロー期間が10年未満であり、長期の研究はごくわずかなので、単一施設での長期記録の解析と、これまでの文献のシステマチックレビューをこころみたそうな。

2022年5月15日

ワイドネック脳動脈瘤が破裂しやすい理由

2022  4月  中国


脳動脈瘤は成人の2-5%にみつかるとされ、破裂するとくも膜下出血になる。

瘤が破裂する危険因子として、大きさ、形状、位置、年齢、高血圧、喫煙、糖尿病、家族歴などがある。

このうち、瘤内の血流動態と、瘤径と首径の比できまるワイドネック、ナローネックでの破裂率の違いについては研究が少ないのでくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月14日

紅麹(べにこうじ)米の脳卒中予防効果が立派

2022  4月  台湾


紅麹米(red yeast rice)は中国の高コレステロール患者のあいだでよく使用される漢方薬である。

その成分モナコリンKを使ったロバスタチンはコレステロール降下薬として使用されている。

しかし紅麹米を使用する人のほうがロバスタチン使用者よりも糖尿病リスクが低いとする報告が最近なされた。

そこで、紅麹米の脳卒中予防効果についてもくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月13日

JAMA誌:高齢者の血圧をがんばって下げる意義

2022  5月  イギリス


最近のガイドラインでは、60歳以上の収縮期血圧について150mmHg未満または130mmHg未満と学会により推奨値が異なっている。

より低い値を目標とする集中的降圧治療の場合、腎障害、失神、転倒などの有害事象がただちに起きる可能性がある。

いっぽう脳卒中予防効果が得られるまでには長い時間が必要であり、ここにリスクとベネフィットの時間差が生じる。

そこで、高齢者がほんとうに集中的降圧治療の効果を享受できるものなのか、くわしくしらべてみたそうな。

2022年5月12日

頚動脈解離にサラサラ薬は必要なかった

2022  5月  イタリア


頚部動脈(内頚動脈や椎骨動脈)の解離(CeAD)は血栓や塞栓症の原因になる。

そこで、急性期以降での抗血栓療法の中止が患者の転帰に与える影響をくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月11日

中枢性疼痛でよくある痛みの種類

2022  4月  ブラジル


脳卒中後の神経障害性の疼痛いわゆる中枢性疼痛は、脳卒中患者の最大で12%が経験し、その治療は困難である。

しかし脳卒中患者には非神経障害性の痛み、たとえば筋骨格系、炎症性、複合局所性の痛みを持つ者もおおいので、

神経障害性の痛みを区別してさらにくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月10日

Stroke誌:ビタミンDサプリメントが血腫除去を促す

2022  5月  中国


脳内出血後の血腫の排除と神経修復には、単球から分化したマクロファージによる赤血球貪食作用が貢献している。

ビタミンDは神経保護ホルモンでもあり、マクロファージの単球からの分化を制御すると考えられている。

そこで、脳内出血におけるビタミンDの補給が単球由来マクロファージの血腫排除へ影響するものかどうかを動物実験でくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月9日

脳卒中後アパシーと梗塞の位置

2022  5月  オーストラリア


アパシーは目標解決型の行動にたいして、始められない、計画が立てられない、やる気が起きない、など多面的症状を示す。

脳卒中患者のおよそ30%がアパシーを経験するとされ、リハビリ転帰の悪化、介護者の負担増をもたらすと考えられている。

しかし、脳卒中後のアパシーの多面的症状が神経解剖学的な関連を示すものかはほとんど知られていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2022年5月8日

若年成人脳梗塞の回復と再発

2022  5月  中国


脳梗塞の約10%は45歳以下で発症している。

彼らの転帰不良や再発の予測因子についての研究は十分とはいえないのでくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月7日

ワクチンから3日以上あとの頭痛は脳卒中のサイン

2022  5月  スペイン


コロナウイルス感染症ワクチン接種後の脳卒中の特徴として、頭痛の発症が遅れることが報告されている。

それを確認するために、有害事象報告システム VAERSのデータを用いてくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月6日

ボケかけの血圧をさらに下げると脳卒中予防になる

2022  5月  アメリカ


軽い認知障害にある者は脳卒中を発症する可能性が高いと考えられる。

しかし彼らへの集中的な血圧コントロール効果についてはよくわかっていないので、SPRINT試験のデータをつかってくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月5日

ワクチン接種直後に脳動脈瘤が破裂した日本人2例

2022  5月  日本


コロナウイルス感染症パンデミックにはワクチン接種がもっとも効果的であると考えられている。

しかしその安全性には懸念があり、たとえばアデノウイルスベクター型ワクチンでは血小板減少症や脳静脈洞血栓症が報告されている。

こんかいmRNAワクチン接種後に動脈瘤が破裂した2例があったそうな。

2022年5月4日

2mm未満の微小未破裂脳動脈瘤の有病率

2022  4月  日本


脳動脈瘤は脳卒中のもっとも重要な原因のひとつであり、その有病率はいまだ十分に研究されていない。

そこで、剖検データにフォーカスしてくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月3日

高い標高での生活と脳梗塞なりやすさ

2022  4月  エクアドル


世界人口の少なくとも5.7%は標高1500m以上の高地に住んでいる。

しかし高地と脳卒中の関連についての研究のおおくは急性暴露による事例報告がおおく、長期の影響については限られている。

たとえば高地での長期生活は、低酸素による赤血球の増加が凝固バランスを崩し血栓性脳梗塞の発症リスクを上げるという報告がある。

さらなる解明のために、これまでの利用可能な文献情報のレビューをこころみたそうな。

2022年5月2日

生まれてすぐの脳卒中で障害が残るとADHD率が6倍

2022  4月  スウェーデン


ADHD(注意欠如・多動症)の病因には不明なことがおおく、たとえば脳性まひやてんかんの子どもでは一般集団にくらべてそのリスクは5-6倍と報告されている。

小児脳卒中でのADHDについての研究ではこれまで規模の小さいものしかなかったので、一般住民を対象に大規模にくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月1日

Stroke誌:脳卒中後の知覚障害の研究

2022  3月  イギリス


知覚とは、聴覚、嗅覚、体性感覚、味覚、触覚、視覚などの感覚系からの情報を理解し整理する能力をさす。

脳卒中患者の74%は知覚障害を経験すると報告されているが、おおくの研究は特定の感覚領域のみを扱い断片的である。

そこで、脳卒中後の知覚障害に関するエビデンスをまとめ、問題点をあきらかにするべくレビューをこころみたそうな。

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