元
Stroke Patients' Recognition and Knowledge of Their Own Vascular Risk Factors: A Sociocultural Study.
2015 9月 スペイン
動脈硬化を促進し、心血管疾患のもとになる 高血圧などの「血管危険因子」について、脳卒中患者がどの程度の知識を有しているものなのか調べてみたそうな。
脳卒中後3-12ヶ月内、平均年齢62の患者96人に面談したところ、
次のことがわかった。
・ほとんどすべての患者(98%)で血管危険因子があった。
・もっともよく認識されていた一般的な血管危険因子は、ストレス、高血圧、脂質代謝異常、喫煙、心臓病だった。
・自分自身の血管危険因子を全て回答できたのは16%で、32%はまったく挙げられなかった。
・特に 一般知識としてストレスを血管危険因子に挙げた患者ほど、自身のそれを1つも答えられない傾向があった。
・自宅外に職場があって複数の血管危険因子のある患者は、自身の血管危険因子を正しく認識できている率が高かった。
脳卒中患者の血管危険因子に関する知識レベルは低かった。ストレスを血管危険因子であると答えた患者の多くは 自分自身の持つ血管危険因子を理解していなかった、
というおはなし。
感想:
これは正しい。じぶんも発症直後は仕事のストレスが原因だと思ってた。
けど時間をおいて頭冷やしたら、まったく違う考えになった。
ストレスという答えはなんにでもあてはまるから、かえって無知をさらけ出すキーワードになるんだろね。