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Stroke Survivors on Twitter- Sentiment and Topic Analysis From a Gender Perspective
2019 8月 スペイン
若年者の脳卒中が増えている、とくに低中所得国で。
彼らがツイッターでつぶやく言葉には意図せずとも感情があらわれていて、健康状態の反映とも考えられる。
いっぱんに女性の脳卒中経験者はQoLが低くうつ症状が重いという。
そこでツイッターの内容を分析して感情の偏りについて男女べつのちがいをくわしくしらべてみたそうな。
2007-2018の脳卒中に関係するツイートをすべて抽出して、投稿者にコンタクトをとり脳卒中経験者であることを確認した。
これらツイートのワードの感情的偏りを8つの基本感情(怒り、恐れ、期待、驚き、喜び、悲しみ、信頼、嫌悪)にもとずいて分類した。
解析に際し、プルチック(plutchik)モデルとヘドノメーター(hedonometer)を用いた。
次のことがわかった。
・全5257433ツイートのうち最近の15%である800424ツイートを解析した。
・このうち女性は244人で396898ツイート 男性は235人403526ツイートで、彼らが脳卒中経験者であることを確認した。
・ポジティブな感情(期待、信頼、喜び)の出現率はあきらかに女性で高く、
・ネガティブな感情(嫌悪、恐れ、悲しみ)の出現率は男性に高かった。
・構造的トピックモデル(structural topic modeling)解析による幸福度スコア(happiness score)はほとんどのトピックで女性が高レベルだった。
脳卒中経験者のツイートを解析したところ、女性は男性よりもポジティブな感情表現がおおく幸福度も高かった、
というおはなし。
感想:
地道な活動が求められる医療分野にツイッターは向いていない。
自己顕示欲のつよいごく一部のひとたちの自慢会場になってしまっているので注意が必要だ。↓
脳外科医のつぶやきはフェイクニュース