元2022 12月 オーストラリア
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2023年1月22日
ボバースセラピーは麻痺上肢に効果あるの?
2016年2月10日
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
元
Effect of a Task-Oriented Rehabilitation Program on Upper Extremity Recovery Following Motor StrokeThe ICARE Randomized Clinical Trial
2016 2月 アメリカ
これまで高用量の課題指向型訓練は 脳卒中患者の上肢機能の回復に有効であると信じられてきた。
ほんとうのところをきっちりと調べてみたそうな。
米国7ヶ所の病院から 脳卒中で中等度の上肢機能麻痺の外来患者361人を募り 次の3つのグループに分けた。
A) 課題指向型訓練
B) Aと同用量の作業療法(30時間/10週間)
C) 通常用量(Bの時間半分)の作業療法
12ヶ月間フォローし 上肢機能を評価 比較したところ、
次のことがわかった。
・どう評価しても 3グループ間で上肢機能の改善度に有意な差は見られなかった。
中等度の上肢麻痺患者への課題指向型訓練は、その半分の時間の従来型作業療法と成果が同レベルだった。
脳卒中患者への課題指向型訓練はまったく効果的とはいえない、
というおはなし。
感想:
コントロールとして「病院に来て雑談するだけ」というグループも設けて欲しかったな。
さらに驚くべき結論になる予感、、
追記:
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった
2016年12月9日
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
元
Does Task-Specific Training Improve Upper Limb Performance in Daily Life Poststroke?
2016 12月 アメリカ
脳卒中患者の上肢機能がリハビリ訓練により 気のせいではなくほんとうに改善するのなら 日常生活にも必ず反映されるはずである。
そこのところをきっちりと実験してみたそうな。
発症後6ヶ月以上経ち中等度の上肢麻痺の脳卒中外来患者78人について、
課題指向型訓練のセッションあたりの反復回数ごとにつぎの4つのグループに分けた。
*個人の最大回数
*100回
*200回
*300回
訓練は1セッション1時間x週4回x8週間 計32時間とした。これは課題指向型訓練の代表例であるCI療法の時間と等しい。
訓練期間中、週に1度 両腕に加速度計を6つ装着し連続26時間の活動記録を取った。
各グループと加速度計の記録との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・加速度計記録の上肢パフォーマンスに 有意な変化はまったく確認できなかった。
・上肢の機能評価ARATスコアの改善は加速度計の記録に反映しなかった。
・もとの上肢能力や訓練量によらずなんの変化もなかった。
8週間の課題指向型訓練では訓練量にかかわらず 日常生活での上肢パフォーマンスはまったく改善しなかった。病院に通い懸命に訓練して「良くなったよ」と言われても、家に帰ると実はなにも変わっていなかった、、、
というおはなし。
感想:
エビデンスがそろってきた。これらは↓ぜんぶ今年の報告。
(11月)コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
(7月)訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった
(2月)JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
「特定の課題を集中的に繰り返し訓練することで麻痺は改善する」
この考え方って 裏を返せば
「いつまで経っても良くならないのはあなたの努力不足のせいです」 って言ってるのと同じだよね。
(●`ε´●)
2021年9月27日
脳卒中リハビリに最適な時期があきらかに
元2021 9月 アメリカ
2016年11月16日
VR訓練 vs. 課題指向型訓練 重症患者が好むのは、、
元
Is upper limb virtual reality training more intensive than conventional training for patients in the subacute phase after stroke? An analysis of treatment intensity and content.
2016 11月 ノルウェー
脳卒中の上肢リハビリでは集中的に訓練回数を増やすことで神経の可塑性を促すことができると考えられている。
そこでバーチャルリアリティ(VR)訓練と従来型訓練で集中度が異なるものか実験してみたそうな。
脳卒中で上肢麻痺の患者50人をVR訓練と課題志向型訓練に分けた。
60分ほどの訓練をほぼ毎日 4週間おこなった。
訓練の様子をビデオ録画して 訓練時間に占める麻痺手の実運動時間の比を分析した。
VR訓練は スイスYouRehab社のYouGrabberシステムを使用した。両手にはめたデータグローブとビデオゲームが連動する。
次のようになった。
・麻痺手の実働時間の比は77.7% vs. 67.3%でVRグループが明らかに高かった。
・この差は重症患者ほど顕著で、
・80.7% vs. 60.6%で重症患者の実働時間が多かった。
VR訓練のほうが課題志向型訓練よりも集中度は高く、特に上肢麻痺が重症な患者ほど実働時間が多かった、
というおはなし。
YouGrabber↑↑↑
感想:
まもなく冗談も言える人工知能が載るだろうから 療法士さんは楽になるな。
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
2024年3月2日
脳卒中リハビリの新希望: 30時間以上の反復訓練がもたらす驚きの改善効果
元2024 3月 アメリカ
2019年2月1日
がんばって手脚を動かしても効果がない理由
元
Frequency-specific functional connectivity related to the rehabilitation task of stroke patients
2019 1月 中国
脳卒中の片麻痺からの回復のためには手脚をうごかす訓練をおこなうことがもっとも効果的であると信じられている。
訓練と脳の可塑性により脳機能ネットワークが再編される。このとき脳皮質の各領域間で機能的に同期した低周期の活動パターンが観測できる。この同期の程度をもって「機能結合性」とし回復度が反映されると考えることができる。
そこで、リハビリ訓練がダイレクトに機能結合性に反映されるものか、MRIよりも周波数分解能の高い近赤外線センサーでくわしくしらべてみたそうな。
2019年10月16日
BMJ誌:療法士に聞く 上肢リハビリの現場状況
元
Current therapy for the upper limb after stroke- a cross-sectional survey of UK therapists
2019 9月 イギリス
脳卒中患者の2/3は自立歩行ができるようになるいっぽう、上肢機能を取り戻すことができるのは半数に満たないという。
上肢機能のリハビリ方法はいまだ確立しておらず、2006→2016年に「脳卒中」AND「上肢」に関する論文の数は PubMed検索で354→943に急増している。
そこで、現場の療法士により行われている上肢リハビリの種類と頻度、時間について広くしらべてみたそうな。
2019年5月24日
ランセット誌:ロボット上肢リハビリ まったく効果ない
元
Robot assisted training for the upper limb after stroke (RATULS): a multicentre randomised controlled trial
2019 5月 イギリス
ロボット支援の上肢トレーニングは麻痺が比較的重い患者であっても多くの繰り返し動作をおこなうことができるため期待されている。
しかしこれまでの研究のおおくは手法や訓練量、評価方法に偏りがつよくいっちした見解がえられていない。
そこでマルチセンターの大規模ランダム化比較試験(RATULSトライアル)をやってみたそうな。
脳卒中から5年以内で中レベル以上の上肢麻痺の患者770人について、
つぎの3グループにわけた。
ロボット支援(RT:robot-assisted training MIT-Manus robotic gym)
上肢集中訓練(EULT:enhanced upper limb therapy)
通常ケア(UC:usual care)
各訓練は、45分間x週3回x12週間 おこない、
ARATスコアで改善度を評価した。
次のようになった。
・ARATスコアであきらかな改善をしめした患者の割合は、RT44%、EULT50%、UC42%だった。
・通常ケアUCにくらべロボット支援RTと上肢集中訓練EULTはすぐれているとは言えず、
・RTとEULTにあきらかな効果の違いはみられなかった。
・深刻な有害事象は、RT15%、EULT13%、であり、UC8%よりもおおかった。
中レベル以上に重い上肢麻痺の脳卒中患者へのロボット支援リハビリテーションは通常ケアをうわまわる効果はなかった。日常のリハビリテーションに取り入れるべき根拠はまったくないと考えられる、
というおはなし。
感想:
繰り返し訓練自体に効果がないのだからロボットつかったところで改善しないのは自明。
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
2018年9月16日
脳卒中の統計学習 繰り返し訓練が効かないわけ
元
Statistical Learning Impairments as a Consequence of Stroke
2018 8月 スイス
視覚や聴覚などからの周期性のある刺激パターンを無意識のうちに覚えてしまう脳の働きを統計学習(statistical learning)とよぶ。これは幼児期から現れ 言語学習での選択的注意力に関係すると考えられている。
「統計学習」は最近のアイデアであるため、脳のどの部位が司るかなどよくわかっていない。
そこで、統計学習が年齢や脳損傷によりどう影響をうけるものか実験してみたそうな。
2018年2月9日
急性期もOK 両手両腕集中訓練法 HABITとは
元
Short-term Efficacy of Hand-Arm Bimanual Intensive Training on Upper Arm Function in Acute Stroke Patients: A Randomized Controlled Trial.
2018 1月 中国
脳卒中の急性期は上肢機能の改善がいちじるしい時期である。
さいきん片手訓練よりも両手訓練の成果が注目されている。
これまで脳性小児麻痺患者を対象に開発された両手両腕集中訓練法 HABIT(Hand-arm bimanual intensive training)を脳卒中の成人に応用した例はないので実験してみたそうな。
急性期の脳卒中患者128人をHABITと従来リハビリ(課題指向型訓練)グループにわけた。
HABIT では 1)胸帯の強化、2)触覚、3)両腕の協調、4)手の細かい動作、にフォーカスした訓練をおこなった。
2週間の訓練ののち 成果を比較したところ、
次のようになった。
・上肢機能FMAスコアは 52 vs. 44 でHABITグループがあきらかに高く
・ARATスコアも 35 vs. 33 でHABITグループが高く、運動誘発電位も高かった。
HABITでは急性期脳卒中患者の上肢運動機能の改善度が従来リハビリよりもあきらかにすぐれていた、
というおはなし。
感想:
根性論ではなく科学的なリハビリを、、ってことなんだろな。
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
急性期脳卒中患者へのCI療法は?
2021年4月20日
Neurology誌:上肢リハビリには認知機能が影響する
元2021 4月 アメリカ
2022年4月28日
ボツリヌス注射+集中リハビリの長期結果
元2022 4月 オーストラリア
2021年10月28日
コクラン:脳卒中リハビリに時間をかける効果
元2021 10月 イギリス
2016年11月21日
コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
元
Repetitive task training for improving functional ability after stroke.
2016 11月 イギリス
特定課題の反復訓練は脳卒中リハビリの基本と信じられており、CI療法やロボット訓練、トレッドミル訓練の根拠にもなっている。
はたして反復課題訓練にリハビリ効果があるものか 今更ながらに検証してみたそうな。
現在までの関連する信頼性の高い研究を厳選し、データを統合 再解析したところ、
次のようになった。
・被験者1853人を含む33の臨床研究がみつかった。
・通常の理学療法やプラセボにくらべて 反復課題訓練での上下肢の運動機能の改善度は小さかった。
・その効果はせいぜい6ヶ月程度しか持続しなかった。
・転倒などの有害事象はなさそうだった。
反復課題訓練のエビデンスは上下肢ともに低レベルかつ効果限定的であり とても薦められるものではない、
というおはなし。
感想:
そんなことより もうかれこれ7年間この種の情報を調べているけど、理学療法が具体的に何を指すのかいまださっぱりわからない。
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
2019年5月27日
【結論】片手訓練と両手訓練
元
Comparison of bilateral and unilateral upper limb training in people with stroke- A systematic review and meta-analysis
2019 5月 中国
脳卒中の上肢麻痺のリハビリテーション方法として片手訓練(unilateral upper limb training)と両手訓練(bilateral upper limb training)がある。
片手訓練は麻痺側の手の課題指向型訓練が相当し、それをさらに集中的におこなうCI療法を含む。
いっぽう両手訓練は健常手とのカップリング効果を期待して麻痺手の改善をはかる方法である。
これまで片手訓練と両手訓練の効果をくらべたメタアナリシスがいくつかなされたが そのいずれもが片手訓練にCI療法を含んでいた。
CI療法は訓練量のおおさとスケジュールの緻密さにより患者の68%が訓練を完遂できず、恩恵をうけるのはわずか20-25%のみという。
さらにその適応基準は非常にきびしく、患者は手首を10度以上伸ばせて親指と他の指が開くことを事前要求される。
結果的にCI療法は軽度の麻痺患者のみが対象になってしまうことから、これをメタアナリシスに含むことはまったく適切ではないと考えられる。
そこでCI療法を除いて、片手訓練と両手訓練についてメタアナリシスをやりなおしてみたそうな。
CI療法をふくまない片手訓練および両手訓練のこれまでの研究を厳選し、データを統合 再解析して、
評価基準
Fugl-Meyer Assessment of Upper Extremity (FMA-UE),
Wolf Motor Function Test (WMFT),
Action Research Arm Test (ARAT)
Box and Block Test (BBT)
について効果を比較したところ、
次のようになった。
・被験者842人を含む21のランダム化比較試験がみつかった。
・片手訓練にくらべて両手訓練はFMA-UEスコアがあきらかに優れていた。
・しかしWMFTの完遂率および WMFT,ARAT,BBTの機能パフォーマンスの点では有意な差は確認できなかった。
両手訓練は運動機能FMA-UEの改善にあきらかに優れていた。しかし巧緻性をしめすWMFT,ARAT,BBTの点で片手訓練と有意な差はなかった、
というおはなし。
感想:
「CI療法は はじめからなかったことにしましょう」←著者が言いたいこと。
2016年6月28日
ランセット:レクリエーション活動はVR訓練に匹敵する
元
Efficacy and safety of non-immersive virtual reality exercising in stroke rehabilitation (EVREST): a randomised, multicentre, single-blind, controlled trial
2016 6月 カナダ
Playing card games aids stroke recovery
(BBC.com)
ビデオゲーム機を使った非没入型のバーチャルリアリティ(VR)訓練の効果が脳卒中リハビリシーンで注目されている。
そこで、バーチャルリアリティ訓練と従来のレクリエーション療法の効果を比較してみたそうな。
4カ国 14施設の発症から3ヶ月以内で軽-中等度上肢麻痺の脳卒中患者121人を
*任天堂Wiiを使うバーチャルリアリティ訓練(59人)
*トランプ、ビンゴ、ジャンガ、紙丸め投げなどで遊ばせるレクリエーション療法(62人)
の2グループに分け、1回60分間x2週間ののち上肢運動機能、有害事象の有無を評価したところ、
次のようになった。
・上肢運動機能テストに要する時間が バーチャルリアリティ訓練で32.0%、レクリエーション療法で28.7%短縮した。
・各グループで有害事象が数件起きたが訓練とは関係なさそうだった。
トランプなどで遊ばせるレクリエーション療法の上肢機能改善効果は非没入型バーチャルリアリティ訓練に匹敵した、
というおはなし。
感想:
あれこれ細かく口出ししなくても 勝手に遊ばせておけば自ずと良くなるって言いたいらしい。
コレ↓思い出した。
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
2016年7月27日
訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった
元
Dose-response of task-specific upper limb training in people at least 6 months post stroke: A Phase II, single-blind, randomized, controlled trial.
2016 7月 アメリカ
脳卒中で麻痺した上肢機能は、たくさん訓練すればより改善するものなのか 実験してみたそうな。
慢性期脳卒中で軽-中等度の上肢麻痺の患者85人について、
週4回x8週間の上肢訓練を施した。
訓練の合計繰り返し回数別に4グループに分けた。
*3200回グループ
*6400回グループ
*9600回グループ
*個別最大回数グループ
8週間後、上肢機能を評価するアクション・リサーチアームテスト(ARAT)を行いスコアを比較したところ、
次のようになった。
・1週間あたりのスコアの増分は3200グループで0.4ポイント、9600グループで0.3ポイント、最大回数グループで0.7ポイントだった。
・6400グループでは用量関係がまったく見られなかった。
慢性期脳卒中患者の上肢訓練を 3200-9600回繰り返しても、上肢機能評価スコアは週に1ポイントも改善せず 明らかな用量関係を確認できなかった、
というおはなし。
感想:
かつて手の指が0.1mmも開かない状態が続いた。その経験からいつも不思議に感じることがある。
もし回復の度合いが訓練量に依るのなら、少しでも手の指が開く 軽-中等度の麻痺患者には病院での訓練治療は必要ないはず。
なぜならその気になれば好きなだけ自分で訓練できるから。
しかし現実は、、、
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
2017年3月6日
ランセット誌:慢性の失語症でも3週間の集中訓練で治る
元
Intensive speech and language therapy in patients with chronic aphasia after stroke: a randomised, open-label, blinded-endpoint, controlled trial in a health-care setting.
2017 2月 ドイツ
脳卒中で失語症になり 6ヶ月以上つづいている慢性期失語の患者は脳卒中全体の20%ほどいる。彼らへの集中的な言語聴覚療法は効果的であるとされながらもサンプル数が少なくエビデンスの質は低かった。
そこで慢性期失語症への集中的な言語聴覚療法の効果を大規模にしらべてみたそうな。
19のリハビリ施設から脳卒中で慢性失語の患者158人をえらび2グループに分けた。
言語聴覚療法は週10時間x3週間の訓練をおこなった。
いっぽうのグループへは訓練の開始を3週間遅らせた。
訓練直後、さらに6ヶ月後もフォローして比べたところ、
次のようになった。
・訓練直後、言語コミュニケーション能力が著しく改善した。まだ訓練を受けていないグループでは変化はなかった。
・6ヶ月後、両グループで同様の改善効果が持続していた。
・この効果は 脳卒中の種類や失語の種類、重症度に依らなかった。
脳卒中で慢性期失語症の患者への3週間の集中的な言語聴覚療法は、言語コミュニケーション能力を明らかに向上させる効果がある、
というおはなし。
感想:
STはできる子。なのにPTOTは、、、
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
ランセット誌:超早期リハビリぜんぜん効果ない
2020年4月18日
コロナ時代のリハビリ戦略 "Take Charge"とは
元
Taking Charge after Stroke- A randomized controlled trial of a person-centered, self-directed rehabilitation intervention
2020 4月 ニュージーランド
脳卒中リハビリテーションでは 現在おもに特定課題について訓練を繰り返す方式がとられている。しかし大規模なランダム化比較試験では患者の自立やQoLを高めるとするエビデンスは得られておらず、別の効果的な方法が求められている。
"Take Charge"(自分で責任をもつ)リハビリは、自己決定理論(Self Determination Theory)にもとづき 退院後の脳卒中患者が自らの管理のもとにリハビリをすすめる方法である。
すでに Maori and Pacific Stroke Study (MaPSS)では統計学的に高い有意性をもった結果が得られている。
そこで、非Maori、非Pacific を対象とした、 Take Charge のより規模のおおきい介入実験(Taking Charge after Stroke :TaCAS)をこころみたそうな。
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