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2025年10月28日

頭のいいやつほどな、脳卒中でこもるんや──そんなんで社会戻れるかい?

元
2025  10月  中国


脳卒中を経験した人は、体のまひや言葉の障害だけでなく、「人とのつながりを失ったような気持ち」や「恥ずかしさ(スティグマ)」にも悩むことが多い。

入院中の人ほど、自分で動けず家族や社会に頼ることになり、孤立感が強まりやすい。
これまで、年齢や収入などとスティグマの関係は調べられてきたが、「社会的疎外感(まわりから切り離された気持ち)」がどのように関係するかは、あまり明らかになっていなかった。

そこで、脳卒中で入院している人の社会的疎外感とスティグマの関係をくわしくしらべてみたそうな。

2023年8月30日

メンタルヘルスの暗黒面: 脳動脈瘤リスクを高める証拠

元
2023  8月  アメリカ


脳動脈瘤は脳出血のおもな原因のひとつである。

しかし精神的な健康障害が脳卒中リスクを高めるメカニズムはわかっていない。

そこで、精神疾患と動脈瘤およびくも膜下出血との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2019年10月24日

Stroke誌:若年者 PTSDからの脳卒中

元
Posttraumatic Stress Disorder and Risk for Stroke in Young and Middle-Aged Adults
2019  10月  アメリカ

脳梗塞の10-14%は18-45歳が占める。高齢者の脳梗塞発生率は低下傾向にあるもの若年者は上昇傾向にある。

そのリスク要因の1つとして精神的、心理的ストレスが考えられる。とくにPTSD(心的外傷後ストレス障害)は若年者の10-40%にみられるという。

そこで若年者について、PTSDと脳卒中との関連を大規模にしらべてみたそうな。



平均年齢30でイラクやアフガニスタンで働いた退役軍人約100万人を13年間フォローした記録を解析した結果、



次のことがわかった。

・28.6%がPTSDと診断された。

・TIA766人、脳梗塞1877人が発生した。

・PTSD患者のTIAリスクは2.02倍で、脳梗塞リスクは1.62倍だった。

・関連要因を調整してもこれらのリスクはあきらかに高かった。

・PTSDの脳梗塞への影響は女性よりも男性に強く、TIAでは性差はみられなかった。

PTSDは若年者のTIAや脳梗塞リスクをあきらかに高くする要因だった。とくに男性はPTSDで脳梗塞になりやすかった、


というおはなし。

図:



感想:

ストレス下にあると慢性的な炎症、自律神経系や生活の乱れがおおきくなって脳卒中になるんだって。

さいきん「PTSD」ってあまり聞かないな、、とおもって、似たようなところで「LGBT」と比べてみた。


規模も傾向も大差ないのね。

2018年4月10日

脳内出血アジア人の心的外傷後ストレス障害PTSD

元
Posttraumatic stress disorder after a first-ever intracerebral hemorrhage in the Chinese population: A pilot study.
2018  4月  中国

これまでの研究から脳卒中やTIAのあと10-25%の患者がPTSD(心的外傷後ストレス障害)になることがわかっている。

またPTSDの有病率は西洋人で3-6%のいっぽう、アジア人では1%未満であるという。

そこで、中国人を対象に脳内出血患者に限定してPTSDの頻度と特徴をしらべてみたそうな。


脳内出血患者64人を12ヶ月後までフォローした結果、


次のことがわかった。

・3ヶ月後、23.4%の脳内出血患者がPTSDと診断された。

・PTSDになった患者は 67 vs. 29% で女性がおおく、

・47 vs. 18% でなんらかの手術を受けた患者がおおかった。

・PTSDになった患者は "改訂出来事インパクト尺度" IES-R (Impact of Event Scale-Revised)のスコアが高く、不安やうつが強く、不適応な対処行動をとりがちで、

・QoLが低く、脳卒中による障害が重かった。

・12ヶ月後、PTSDになった患者の43%が自然に回復していた。

脳内出血はアジア人患者のPTSDリスクを上げる要因だった。特に女性、手術あり、障害の重い患者で顕著だった、


というおはなし。
図:心的外傷後ストレス障害

感想:

重い障害が残っているときにPTSDと診断されたとして、なにか救いになるのかね?

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2015年7月16日

トラウマ体験でPTSDの女性と脳卒中の関係について

元
Trauma Exposure and Posttraumatic Stress Disorder Symptoms Predict Onset of Cardiovascular Events in Women.
2015  6月  アメリカ
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は男性よりもはるかに女性がなりやすい。

PTSDと脳卒中との関連を女性について調べてみたそうな。


20年間にわたり、約5万人の女性にトラウマ体験(災害、暴力、事故、虐待など)やPTSDおよび脳卒中など心血管疾患の有無を調査し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・271件の脳卒中、277件の心筋梗塞があった。

・トラウマ体験のない者に比べ、PTSD症状が4つ以上ある場合心血管疾患リスクは1.60倍だった。

・トラウマ体験のみでPTSD症状がない場合でもそのリスクは1.45倍だった。

・ただし、PTSD症状が1-3個の場合、心血管疾患リスクの上昇はなかった。

・リスク上昇ぶんの半分くらいは喫煙や飲酒、運動不足などの生活習慣で説明がついた。


トラウマ体験を持ちPTSD症状を示す女性は脳卒中など心血管疾患になりやすいのかもしれない、


というおはなし。

PTSD woman

感想:

PTSD症状1-3個はリスク上がらず、が面白い。適度なフラッシュバックや緊張感は癒やしのプロセスなのかもしれんな、、

2015年4月26日

PTSDがきっかけで脳卒中になるものなの?

元
Risk of stroke among patients with post-traumatic stress disorder: nationwide longitudinal study.
2015  2月  台湾

PTSD(心的外傷後ストレス障害)になると脳卒中にもなりやすいものなのか調べてみたそうな。


国民健康保険データベースからPTSD患者5217人を抽出、同様の年齢性別構成の健常者20868人と共にフォローして、その後の脳卒中のなりやすさを比較した。


次のようになった。

・PTSDだと脳卒中になるリスクが3倍以上高かった。


PTSDだと どういうわけか脳卒中にもなりやすかった、


というおはなし。


感想:

これまで 「脳卒中がきっかけでPTSDになる」の記事はいくつかあった。
逆もアリとなると 「PTSDが原因で脳卒中が再発してしまう」人がいるかも、、


2015年3月11日

脳卒中を経験していても震災に遭うとPTSDになるのか

元
Predictors and prognostic impact of post-traumatic stress disorder after the great East Japan earthquake in patients with cardiovascular disease.
2015  3月  日本

東日本大震災のあと心的外傷後ストレス障害PTSDになる心血管疾患患者の特徴を調べてみたそうな。


東北地方の心血管疾患の登録者1万人あまりに震災発生後6ヶ月時点でアンケート調査を行った。


次のようになった。

・3620人から回答を得た。

・このうち14.7%がPTSDと診断できた。

・女性であること、津波経験、財産喪失、貧困、睡眠薬歴がPTSDと関連が強かった。

・津波被害の大きかった地域や福島第一原発の30km圏内でPTSDが多かった。

・2年間のフォロー中にPTSDあり患者の脳卒中など心血管疾患死亡率はPTSDなし患者に比べ有意に高かった。


震災後、心血管疾患患者でのPTSDは多く、深刻な結果につながった、


というおはなし。
震災後のPTSDの割合

感想:

脳卒中体験でPTSDの話はよく見かける。だから耐性がありそうなものだけど、むしろPTSDになりやすいみたいなんだ、、

2014年10月4日

TIA経験者がPTSDになる理由について

元
Increased Prevalence of Posttraumatic Stress Disorder in Patients After Transient Ischemic Attack
2014  9月  ドイツ

一過性脳虚血発作(TIA)は障害を残さない軽い脳卒中と考えられているものの、患者にとっては恐怖体験である。

そこでTIA患者の心的外傷後ストレス障害(PTSD)の割合を調べてみたそうな。


TIA患者108人について、3ヶ月後時点での心理的、身体的状況を調査したところ、


次のことがわかった。

・29.6%がPTSDと診断された。この割合は一般人の10倍だった。

・PTSDとされた患者には不安やウツの症状もあった。

・PTSDの患者は将来の脳卒中のリスクが高いと自覚していて、そのストレスに対処できない状況にあった。

・PTSDがあるとQOLも低かった。


TIA経験者のおよそ3人に1人がPTSDで、不安やウツ、QOLの低下を伴っていた。将来の脳卒中リスクを過大評価するあまり そのストレスに対処できないことが理由と考えられた、


というおはなし。


感想:

自分もこの15年ほどのあいだに ISDN → ADSL と経験し、昨年11月ついにひかりに切り替えた。

2013年10月28日

脳卒中でPTSDになりやすい人 なりにくい人

元
Correlates of Post-traumatic Stress Disorder in Stroke Survivors.
2013  10月  アメリカ

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は命に関わるような事故や病気のあとに起きやすい。

そこで脳卒中とPTSDとの関連を調べてみたそうな。


発症5年以内の脳卒中経験者535人についてPTSD判定テストを行った。このスコアが50以上だとPTSDである可能性が高い。また、関連要因も解析した。


次のようになった。

・95人、18%がスコア50以上だった。平均スコアは35。

・低収入、脳卒中の再発、障害の悪化、合併症の増加がPTSDと関連があった。

・高齢、既婚、相談相手がいるとPTSDになりにくかった。

・PTSDの可能性の高い人は身体的、精神的に健康状態が良くなかった。


脳卒中によるPTSDは年齢が若く、再発、重い障害や合併症があるとなりやすい。社会的なサポートには予防効果があるので早めに手を打ちたいものである、


というおはなし。

2013年9月22日

クモ膜下出血から3年経ってもPTSDの人の特徴

元
Post-Traumatic Stress Disorder in Patients 3 Years after Aneurysmal Subarachnoid Haemorrhage.
2013  9月  オランダ

クモ膜下出血は脳卒中のおよそ5%を占める。その回復初期には心的外傷後ストレス障害(PTSD)が珍しくない。

そこで、発症3年後のPTSDの割合を調べてみたそうな。


クモ膜下出血から退院して3年経った患者143人に手紙でアンケート調査をした。

・94人から回答があった。回答者と非回答者とで 入院時のちがいはなかった。

・回答者の24人(26%)がPTSDと判断できた。

・PTSD患者の特徴は "消極的対処"である、という点以外見つからなかった。


クモ膜下出血から3年が経った時点でさえ、4人に1人はPTSDだった。彼らには"消極的対処"という特徴がある、

というおはなし。



感想:

消極的対処は、問題に対して あきらめる、避ける、個人内で解消する 傾向を指す。

自慢じゃないけど、自分にぴったり当てはまる。

2013年6月30日

チェルノブイリ事故でPTSDになった人を調べたら脳卒中になりやすそうなことがわかった

元
Cerebral basis of posttraumatic stress disorder following the Chernobyl disaster.
2013  4月  ウクライナ

チェルノブイリ事故で心的外傷後ストレス障害(PTSD)になった人たちの脳の働きについて調べてみたそうな。


PTSDと診断された219人を含む241人の事故経験者について調査した。


・内訳、115人は現場の清掃に携わり、34人が急性放射線症だった。

・76人は立ち入り禁止区域からの避難者だった。

・28人はアフガニスタンからの退役軍人、22人は被曝していない健常人だった。

・被曝関連PTSDには将来への恐怖、ウツ、不安、記憶障害などの症状が見られた。

・超音波検査で、内頚動脈壁の肥厚、狭窄率の上昇が確認された。

・脳波検査で、β,θ波の減少、α波の増加が見られた。



放射線事故関連PTSDでは、精神病理的、神経認知的問題および脳卒中やアテローム性動脈硬化の原因になる脳血管の変化が観察された。
これらに加え、脳内の異常な働きも示唆された。
福島第一原発事故避難民へのちゃんとした心理的、精神的ケアが望まれる、


というおはなし。

2013年6月21日

脳卒中経験者の4人に1人が心的外傷後ストレス障害(PTSD)と判明

元
Prevalence of PTSD in Survivors of Stroke and Transient Ischemic Attack: A Meta-Analytic Review
2013  6月  アメリカ

TIAを含む脳卒中経験者に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)がどれくらい見られるのものなのか、調べてみたそうな。


医学データベースから関連のある研究を厳選して、データ統合の後、再解析した結果、


次のようになった。

・計1138人の被験者が参加する9件の研究が見つかった。

・発症後1年以内のPTSDの割合は、23%だった。

・1年以上にわたりPTSDが続く者の割合は11%だった。


PTSDは戦闘や性的暴行により生じると考えられているが、脳卒中患者の4人に1人はPTSDであり珍しいものでは無かった、


というおはなし。

図:PTSDと脳卒中

2013年1月23日

心にトラウマを負った脳卒中患者は薬をちゃんと飲まない

元
Concerns about medications mediate the association of posttraumatic stress disorder with adherence to medication in stroke survivors.
2013  1月  アメリカ


脳卒中後の服薬遵守とPTSD(心的外傷後ストレス障害)との関連を調べてみたそうな。



40歳以上で発症後2年ほど経過した脳卒中患者535人について、

アンケート調査を行いPTSDおよび服薬状況との関連を解析した。



次のようになった。

・PTSDのある脳卒中経験者は薬物治療におおきな不安を感じていた。

・彼らの3人に1人は服薬を勝手に中止していた。





脳卒中でPTSDになった患者が服薬を守らないのは、

薬物治療への不信感が強いから と考えられる
、

というおはなし。




感想:

気持ちはわかる。

いまだに降圧薬は必要ないんじゃないかと思っている。

飲んでるけどね。

2012年5月26日

高次脳機能障害よりもPTSDの方がカッコイイと思う

元
Posttraumatic Stress Disorder and Adherence to Medications in Survivors of Strokes and Transient Ischemic Attacks.
2012  5月  アメリカ



脳卒中後の心的外傷後ストレス障害(PTSD)

について調べてみたそうな。



過去5年間に脳卒中または一過性脳虚血発作(TIA)

を経験した40歳以上の535人について、


PTSDの有無と服薬順守の程度を調査し、

その関連を解析した。





結果は、

・18%の脳卒中経験者がPTSDと診断された。

・41%の脳卒中経験者で服薬順守できていなかった。

・PTSDの脳卒中経験者の非服薬順守率はPTSDがない者の3倍だった。




脳卒中後のPTSDは珍しくないことがわかった、


というおはなし。




感想:

PTSDのwikipediaをみると、

無力感、感情の萎縮、怒りの爆発や混乱、集中困難…

などが特徴になっている。


これって、診る人が診ると高次脳機能障害になると思う。



高次脳機能障害はボケの一歩手前というイメージがある。


でも、PTSDは "怒りのアフガン" って感じで、

どちらか選ぶとしたら、 PTSDと言われたい。

写真:心的外傷後ストレス障害

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