元
Functional and Motor Outcome 5 Years After Stroke Is Equivalent to Outcome at 2 MonthsFollow-Up of the Collaborative Evaluation of Rehabilitation in Stroke Across Europe
2015 5月 ベルギー
脳卒中患者の運動機能の回復度を長期的に調べてみたそうな。
4施設に入院した238人の脳卒中患者について、入院時、2ヶ月後、6ヶ月後、5年後の運動機能を評価したところ、
次のことがわかった。
・発症時の平均年齢69、84%が脳梗塞、53%は左側麻痺だった。
・6ヶ月 - 5年 の間に、運動機能が複数の指標で明らかに低下していた。
・2ヶ月時点の運動機能と5年後のそれに有意な差はなかった。
・高齢、重症な患者ほど長期的回復度は低かった。
脳卒中患者の5年後の運動機能は、発症から2ヶ月時点のレベルにまで戻っていた。高齢、重症な患者ほどこの傾向が強かった、
というおはなし。
感想:
本人と周囲の期待がMaxになるのはちょうど6ヶ月後。気持ちも乗って最高の機能評価を記録する。
ところが実際は 2ヶ月時点を境にプラトーな回復状態が5年以上続いていた、、ってことだと思う。
自分も5年以上経つ。退院したのはちょうど2ヶ月後だった。病院でこれ以上の回復はないと考え退院させてもらった。
以降、生活への適応面で進歩は感じるけど運動機能的には退院時と同レベルと言えなくもない。