元
The influence of stimulus proximity on judgments of spatial relationships in patients with chronic unilateral right or left hemisphere stroke.
2014 10月 アメリカ
近い位置、遠い位置での注意力の偏りを右脳損傷、左脳損傷患者で調べてみたそうな。
右脳損傷の脳卒中患者26人と左脳損傷の32人および健常者9人について、線分二等分検査を行った。
近位の30本と遠位30本の線分を二等分する課題結果を比較したところ、
次のことがわかった。
・どちらの患者も近位の線分では 病側と反対側に線分中点がより大きく偏り(左脳損傷の場合、右方向に偏る)、
・遠位線分では病側と同じ側へ偏っていた。
・健常者と比較すると、左脳損傷患者では近位での偏りが大きく、右脳損傷患者では遠位での偏りが大きかった。
・近位と遠位での偏りの差は、右脳損傷患者でもっとも大きかった。
対象との距離によって右脳損傷、左脳損傷患者の空間認識に逆の傾向が見られた。このようになる理由は不明で、脳半球の優位性も関係しているかもしれない、
というおはなし。
感想:
なんか逆じゃないかな?と思ってググってみると「スードネグレクト」がどうのこうのと難しそうな話が出てきたのでブラウザをそっと閉じた。