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2017年6月22日

脳内出血で蘇生措置拒否指示がでる患者


Emergency department do-not-resuscitate order in patients with spontaneous intracerebral hemorrhage.
2017  6月  台湾

医療の進歩にもかかわらず脳内出血患者の死亡率はいまだ非常に高く 生き残っても重い障害が残る。

この状況への緩和医療行為のひとつとして積極的な心肺蘇生、気管挿入や人工呼吸器を使わない "蘇生処置拒否指示"(DNR)がある。

救急部でのDNRの有無と脳内出血患者の予後との関連をしらべてみたそうな。


脳内出血患者835人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・12.1%の患者に救急部でDNRが出た。

・DNRは高齢で病状の重い患者におおかった。

・入院時の重症度レベルがいっしょであれば30日死亡率はDNRの有無でかわらなかった。

・30-90日の死亡率はDNRグループがあきらかに高かったが、

・神経症状の改善度にはあまり差はなかった。

高齢で病状の重い脳内出血患者は蘇生措置拒否指示がでやすかった。指示の有無で回復度に明らかな違いはなかった、


というおはなし。

図:

感想:

延命行為をあれこれ経ずにすんなりと亡くなってくれたほうが臓器のクウォリティは高いから?

どうしても勘ぐってしまうよ。

2017年6月13日

抗血小板薬を複数使っていると脳内出血で死ぬ


Association Between Previous Use of Antiplatelet Therapy and Intracerebral Hemorrhage Outcomes
2017  6月  アメリカ

抗血小板薬の使用は脳内出血リスクを高めると考えられているが、それを複数使用したときの脳内出血の予後についてはよくわかっていないので しらべてみたそうな。


アメリカ1574施設の脳卒中患者データベースから、抗凝固薬を使用していなかった脳内出血患者82576人を抽出した。

入院以前に抗血小板薬を1種類のみ使っていたグループと、複数使っていたグループにわけ院内死亡率を比較したところ、


次のことがわかった。

・脳内出血以前、65.8%は抗血小板薬を使わず、29.5%は1種類のみ、4.8%が複数種類の抗血小板薬を使っていた。

・院内死亡率は 24% vs. 23% でわずかに抗血小板薬使用グループが高かった。

・1種類のみ使うグループの院内死亡率は抗血小板薬を使わないグループと差がなかった(23% vs. 23%)。

・複数使うグループの院内死亡率は 抗血小板薬を使わないグループよりもあきらかに高かった( 30% vs. 23%)。

脳内出血をおこすまえに複数の抗血小板薬を使っていた患者は、まったく使っていなかったか 1種類のみの患者にくらべ明らかに院内死亡率が高かった、


というおはなし。

図:抗血小板薬の組み合わせ

感想:

血腫の拡大がとまらなくなるんだって。

ところで 脳内出血患者にしめる抗血小板薬使用者ってこんなにもおおかったん?
ちょっと衝撃。

2017年6月3日

被殻出血患者の運動機能回復曲線


Difference of recovery course of motor weakness according to state of corticospinal tract in putaminal hemorrhage.
2017  5月  韓国

脳卒中の運動麻痺からの回復パターンがわかるとリハビリ目標もたてやすい。

こんかい 皮質脊髄路の健全性と運動機能の回復パターンとの関連をしらべてみたそうな。


被殻出血で片麻痺 平均年齢50の患者36人について運動機能を6ヶ月間フォローした。

3ヶ月時点で撮影した拡散テンソルMRIから 皮質脊髄路の健全性の高いグループAと、健全性の低いグループBにわけ関連を解析したところ、


次のようになった。

・両グループで回復曲線にあきらかな違いがあった。

・いずれのグループも最初の4ヶ月間におおきな回復があり、

・それ以降は回復がほぼとまった。

被殻出血で 皮質脊髄路が保たれた患者は明らかに運動機能の回復が良かった。いずれの場合も回復は最初の4ヶ月間だけ続いた、


というおはなし。

図:被殻出血からの回復 Motricity Index

感想:

じぶんは被殻出血だから、、

これ↓おもいだした。
下肢運動機能の比例回復則からわかること

脳内出血は脳梗塞に比べ最初の数ヶ月だけ凄いスピードで中途半端に回復する

2017年4月30日

飲酒量と脳内出血の関係


Alcohol use and risk of intracerebral hemorrhage
2017  4月  アメリカ

これまで飲酒量と脳卒中について 脳梗塞ではU字型の関連で、脳出血では非線形な関連が報告されている。

飲酒量と脳内出血リスクについて、人種や出血位置との関連もふくめてしらべてみたそうな。


脳内出血をおこした白人、黒人、ヒスパニックの各1000人ずつについて、それまでの飲酒状況を面談調査した。

飲酒量ごとに

*まったく飲まない:(基準)
*たまーに:月に1杯未満
*ほどほど:月に1杯以上、1日に2杯未満
*そこそこ:1日に2杯以上 5杯未満
*ヘビー:1日に5杯以上

に分類して関連を解析したところ、


次のことがわかった。
・まったく飲まない場合にくらべて各リスクは、 たまーに0.57倍、ほどほど0.65倍、そこそこ0.82倍、ヘビー1.77倍だった。

・たまーに とほどほどグループでは皮質下と深部の脳内出血の両方でリスクが低下した。

・ヘビーグループでは皮質ではない視床などの深いところでの出血と強く関連していた。

・ヘビーグループのこの関連は黒人とヒスパニックでのみ顕著だった。

たまーにもしくはほどほどの飲酒には脳内出血を予防する効果があった。たくさん飲むとリスクは上昇し、特に黒人とヒスパニックで非脳葉性の出血が顕著だった、


というおはなし。
図:飲酒量と脳内出血リスク


感想:

酒はすきじゃないから予防になるとしても飲む気しないな、、

2017年4月23日

コレステロールが低い脳内出血患者の予後


Low cholesterol level associated with severity and outcome of spontaneous intracerebral hemorrhage: Results from Taiwan Stroke Registry.
2017  4月  台湾

コレステロールと脳内出血の発生についてはおおくの研究があるが結論はでていない。アジア人での研究も少ない。

そこで コレステロールと脳内出血の重症度、予後についてアジア人でしらべてみたそうな。


台湾の複数の病院での脳内出血患者2444人について、入院時の総コレステロール値および重症度、3ヶ月後の死亡率との関連を解析したところ、


次のようになった。
・患者の34.9%は総コレステロール値が160mg/dl未満だった。

・160mg/dl未満の患者は神経症状が重く、3ヶ月後に要介助の者が多かった。

・160mg/dlより高くてもBMIが22未満の患者の3ヶ月死亡率は高かった。

・脂質降下薬の使用は重症度と予後に関連しなかった。

脳内出血患者には総コレステロール値が160mg/dl未満の者がおおく、彼らは重症で3ヶ月後の回復もよくなかった、


というおはなし。
図:コレステロール値と脳内出血生存率

感想:

じぶんは140なかった。「ごはんたべてなかったんでしょ!」と叱られた思い出。

2017年3月10日

出血と反対側の脳が縮む ディアシーシスとは


Contralateral Hemispheric Brain Atrophy After Primary Intracerebral Hemorrhage.
2017  3月  韓国

脳内出血のあと血腫と同側の脳半球が萎縮するという報告はよくある。

そこで反対側の脳半球についてはどうか 体積を測定してみたそうな。


脳内出血で手術対応になった患者44人について、
入院時と3ヶ月後のCT画像から血腫と反対側の脳半球体積を測定し減少率を求め、
他の特徴との関連を解析したところ、


次のことがわかった。
・3ヶ月間で反対側脳半球の体積が統計学的有意に減少していた。

・もっともおおきな関連要因は脳室内出血だった。

・次いで、入院時の意識障害、喫煙が関連していた。

脳内出血と反対側の脳半球体積が3ヶ月後 あきらかに減少していた。出血部位からの遠隔領域での損傷影響 いわゆるディアシーシス(diaschisis)が原因かも、


というおはなし。
図:原発性脳内出血 対側脳半球の体積減少

感想:

出血のひどい患者限定なんだろうな。

2017年3月2日

脳内出血 ここをやられると予後不良


Intracerebral hemorrhage location and outcome among INTERACT2 participants
2017  2月  オーストラリア

脳内出血の予後には血腫の大きさ 脳室内への出血が影響するが、出血位置との関係はよくわかっていない。
しらべてみたそうな。


脳内出血患者2066人について 90日時点での状態を評価し出血位置との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・出血位置に内包後脚が含まれると死亡または身体障害リスクが高かった。

・出血位置に視床が重なっていても同様だった。

・内包後脚、視床、テント下の出血はQoLの低下と関連があった。

予後不良の脳内出血は その位置が内包後脚や視床にかさなっている場合におおかった、


というおはなし。
図:内包後脚


感想:

内包の名前と位置は知ってたけど 脳卒中やるまでは「だからなに」って感じだったよ。

2017年2月24日

脳内出血のあとのうつ そして認知症


Bleeding stroke survivors at higher risk of depression, dementia
2017  2月  アメリカ

脳内出血後のうつと認知症との関連をしらべてみたそうな。

今週の国際脳卒中会議での発表ないよう。


脳内出血経験者695人について、うつや認知障害の有無を6ヶ月ごとに電話でフォローした結果、


次のことがわかった。

・50ヶ月以内に脳内出血経験者の40%がうつになった。

・この比率は年に7%相当で、一般人よりも高かった。

・うつと認知症を併発した者は全体の63%におよび、

・かれらのうち80%は、うつのあと平均18ヶ月後に認知症を発症していた。

脳内出血のあと うつになりやがて認知症になる割合はとても高かった、


というおはなし。

図:うつと認知症

感想:

いままで 脳内出血→認知症ってはなしはよくでてきた。うつが前兆ってとこがあたらしい。

[脳内出血 認知症]の検索結果

2017年2月15日

30mL未満の脳内出血なら安心していいの?


Clinical Course and Outcomes of Small Supratentorial Intracerebral Hematomas.
2017  2月  アメリカ

脳内出血は脳卒中のなかでももっとも致命的で およそ3人に1人が30日以内に亡くなる。初期の血腫のおおきさが30mL以上で拡大傾向にあると ほぼ間違いなく予後不良と考えられている。

では30mL未満のばあいはどうなのか、しらべてみたそうな。


血腫の体積が30mL未満の患者375人について30日後の状態を評価し 他の要因との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・血腫増大が19.2%、早期の神経症候憎悪が7.5%に見られた。

・血腫増大は早期神経症候憎悪につよく関連していた。

・血腫増大は出血位置に依らなかった。

・13.9%が院内で死亡し、29.1%に重度の障害が残った。(計43%)

・出血位置が皮質か深部かで予後不良度に差はなかった。

30mL未満の脳内出血患者は出血位置にかかわらず30日時点の予後不良率が高かった。5人に1人は血腫が増大して早期の神経症候憎悪または死亡していた、


というおはなし。
図:脳内出血位置と血腫増大

感想:

じぶんは29.7mLだった。2週間後、MRIで白質が変色しているところも入れると130mLくらいになっててオドロイタョ。↓(動画)

2017年2月6日

脳内出血の48時間致命率の年代推移


Temporal trends in early case-fatality rates in patients with intracerebral hemorrhage
2017  1月  フランス

この数十年間で脳梗塞の発生率は減少傾向にあるのに脳内出血はそうはなっていない。

脳内出血の致命率の年代推移を48時間 30日間で区切ってしらべてみたそうな。


1985-2011の脳内出血患者531人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・30日致命率は この間に40.9%→29.6% へ徐々に低下した。

・1ヶ月内死亡の43.6%は48時間以内に起き、この比率は全期間通じて変わらなかった。

過去27年間で脳内出血の30日致命率はあきらかに低下した。いっぽう48時間致命率はなんの改善もなかった、


というおはなし。

図:

感想:

まったく進歩がないってことは、二日間は実質的に 特別なことはなにもやっていないんだろね。

2017年1月12日

口の中が汚いと脳内出血になるという根拠について


Oral Cnm-positive Streptococcus Mutans Expressing Collagen Binding Activity is a Risk Factor for Cerebral Microbleeds and Cognitive Impairment
2016  12月  日本

虫歯原因の1つであるミュータンス菌にはコラーゲンと結びつくcnm遺伝子をもつ種類があり微小脳内出血との関連が疑われている。

口腔内のミュータンス菌と微小脳内出血、認知症との関連をたしかめてみたそうな。


平均年齢70の男女279人について唾液を採取し cnm型ミュータンス菌とコラーゲン結合活性の有無、MRIでの微小脳内出血、認知機能の検査をおこなった。


次のことがわかった。

・cnm型ミュータンス菌は微小脳内出血のある者におおく観察された。

・ミュータンス菌がコラーゲン結合活性をしめすグループの微小脳内出血リスクは明らかに高く、

・とくに深部の微小脳内出血が67%とおおく 認知機能は低かった。

脳卒中と認知症の予防のためには口の中を清潔にしておく必要があるだろう、


というおはなし。
図:微小脳内出血

感想:

94%がミュータンス菌をもってて そのうち3分の1がcnm型で25%がコラーゲン結合活性を示すんだって。
これ↓思い出した。
脳内出血を起こす虫歯菌の種類が判明

2017年1月5日

脳内出血は右脳がヤバイはほんとうか?


Functional Long-Term Outcome after Left- versus Right-Sided Intracerebral Hemorrhage.
2017  1月  ドイツ

脳卒中の種類と損傷脳半球の関係で、脳梗塞のばあいは左脳損傷だと予後がわるく、脳内出血では右脳損傷の死亡率が高いという報告がある。

そこで脳内出血患者の条件をできるだけそろえて、脳半球内での損傷位置も考慮にいれて長期的な予後との関連をしらべてみたそうな。


脳内出血患者831人(左429人、右402人)の記録を解析したところ、


次のようになった。
・抗血小板薬、脳梗塞歴、脳室内出血の記録に左右脳損傷で偏りがあった。

・死亡率に差はなかったが極めて良好な回復を示す患者には左脳損傷がおおかった。

・これら患者の条件をそろえて左右各360人ずつにしぼり解析しなおしたところ、

・長期的な機能回復度に左右脳損傷のちがいは反映しなかった。

・出血位置の 深部 vs. 皮質 でもあきらかな違いはなかった。

脳内出血患者の背景因子をキッチリとそろえたところ、損傷脳の左右で予後のちがいを確認できなかった、


というおはなし。
図:脳内出血の回復 左右脳のちがい

感想:

これらの報告↓のこと。
死んでしまいやすい脳内出血は 右脳? それとも左脳?

脳梗塞は左脳がなりやすいことがわかった

2016年12月6日

アジア人脳内出血患者の年間再発率は


Incidence of Recurrent Intracerebral Hemorrhages in a Multiethnic South Asian Population.
2016  11月  シンガポール

脳内出血はシンガポールの脳卒中のおよそ25%を占める。しかし再発率はよくわかっていない。

そこで脳内出血再発率とそのリスク要因をアジア人について調べてみたそうな。


2006-2013の国立神経科学研究所の患者記録を使って解析したところ、


次のことがわかった。

・14日以上生存した脳内出血患者1708人をおよそ3年半フォローした結果、60人の患者に68箇所の脳内出血が再発した。

・これは1年間に患者全体の1.1%が再発する頻度に相当した。

・脳梗塞歴、皮質下出血が再発のおもなリスク要因だった。

・再出血位置は 基底核→基底核が44.1%、皮質下→皮質下が17.6%だった。

・再出血患者の死亡率は17.6%だった。

脳内出血の年間再発率は1.1%で、脳梗塞歴や皮質下出血があると再出血しやすかった、


というおはなし。
図:皮質下出血 脳葉出血

感想:

この先100年生きるつもりでなければ逃げ切れるな。

2016年11月6日

抗血小板薬つかってる人の脳内出血って酷いの?


Does prior antiplatelet therapy influence hematoma volume and hematoma growth following intracerebral hemorrhage? Results from a prospective study and a meta-analysis.
2016  11月  スペイン

脳内出血での血腫の大きさやその増大は予後の指標になる。
特に抗凝固薬の使用者では血腫体積と血腫増大リスクが明らかに高くなることがわかっている。

抗血小板薬ではどうなのか 調べてみたそうな。


平均年齢73、突発性の脳内出血患者223人について調査した。
血腫増大は発症からおよそ3日間に33%もしくは12.5mL以上と定義した。

また、過去の研究をメタ解析した。


次のようになった。

・33.2%の患者が抗血小板薬を使用していた。

・抗血小板薬使用者の入院時血腫体積は大きかった。

・37.7%に血腫増大が認められたが抗血小板薬の使用と関連がなかった。

・関連する7件の過去の研究データを統合 再解析したところ、抗血小板薬の使用者は血腫増大があり、回復も良くなかった。

抗血小板薬を使用していた脳内出血患者の血腫は大きかった。過去の研究をまとめると抗血小板薬は血腫増大リスクにも関連していた、


というおはなし。
図:抗血小板薬と血腫増大リスク

感想:

みんなくすりの良いところしか語らないからねぇ、、

2016年11月2日

エナジードリンク飲んだ直後に脳内出血


Hemorrhagic stroke after consumption of an energy drink.
2016  10月  アメリカ

エナジードリンクと脳内出血との関連が強く疑われる事例があったそうな。


・57歳男性が右上下肢の運動失調と感覚麻痺で病院に運ばれてきた。

・彼には3年前に脳内出血の経験があったが障害は残っていなかった。

・入院時血圧は187/119 mm Hgで、CTで左脳の視床に1-2センチの血腫がみつかった。

・患者いわく『レッドラインというエナジードリンクを初めて飲んだ15分後に症状が起きた』とのこと。

・2日後、症状が軽くなったので退院した。

・3ヶ月後に電話フォローしたところ身体バランス問題と右上下肢のしびれが残っていた。

エナジードリンクにはカフェインの他 強い興奮作用を持つ多くの物質が含まれている。どの成分が影響したのかは不明だが注意が必要だろう、


というおはなし。
図:エナジードリンクで脳内出血

感想:

眠眠打破はよく飲んでた。空き瓶を机に並べては仕事ガンバってるアピールをしたものだった。

2016年10月31日

肥満の脳内出血患者 死亡率と機能回復度は


Obesity is associated with better survival and functional outcome after acute intracerebral hemorrhage.
2016  10月  中国

肥満は心血管疾患のリスク要因であるいっぽう 肥満だと心筋梗塞などでの死亡率が低くなるというパラドックスが報告されている。

脳内出血の場合にも肥満パラドックスがみられるものか 調べてみたそうな。


中国の37都市の脳内出血患者1571人ぶんの記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・1571人のうち低体重109人、標準体重657人、過体重341人、肥満464人だった。

・標準体重にくらべ肥満だと12ヶ月後の死亡率が明らかに低く、

・3,12ヶ月後の要介護リスクも低かった。

・低体重、過体重については有意な関連はなかった。

脳内出血でBMI25以上の肥満患者の死亡率は標準体重患者にくらべ低く、機能回復がすぐれていた、


というおはなし。
図:肥満と脳内出血の予後

感想:

上の表みると標準体重がいちばん酷い。標準はベストではないんだな。

2016年9月28日

脳内出血でまもなく亡くなってしまう患者の特徴


Predictors of 30-day mortality in patients with spontaneous primary intracerebral hemorrhage.
2016  8月  ドイツ

脳内出血患者の死亡率は高い。

そこで30日以内に亡くなる割合と、予後不良患者の特徴を調べてみたそうな。


平均年齢67、突発性脳内出血患者342人の医療記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・患者102人が外科手術を受け、240人は保存療法だった。

・30日死亡率は25.15%だった。

・死亡率が高く予後の悪いハイリスクグループは、入院時グラスゴーコーマスケールが11未満で血腫体積が32mLより大きかった。

突発性脳内出血患者の30日死亡率は25%で、入院時の意識状態と血腫の大きさをみれば予後の良し悪しがわかる、


というおはなし。
図:脳内出血と回復度

感想:

上のグラフみると low riskグループがぜんぜんLowじゃないのな、、

2016年9月18日

血清カルシウム濃度と脳内出血の拡大


Association Between Serum Calcium Level and Extent of Bleeding in Patients With Intracerebral Hemorrhage.
2016  9月  アメリカ

カルシウムは血液の凝固プロセスで重要な役割を担っている。そこで、血清カルシウム濃度と脳内出血での血腫の大きさとの関連を調べてみたそうな。


脳内出血患者2103人の入院時の血清カルシウム濃度およびCTによる血腫の体積、増大を調べ関連を解析した。

低カルシウム血症は8.4mL/dl未満、血腫増大は元の30%または6mL以上と定義した。


次のことがわかった。

・10.9%が低カルシウム血症だった。

・カルシウム濃度と血腫体積は明らかに関連があり、37mL vs.16mL で低カルシウム血症患者の血腫が標準カルシウム患者より大きかった。

・カルシウム濃度が高いと血腫増大リスクは低下した。

低カルシウム血症は脳内出血患者の血腫の大きさと関連があった。凝固異常が関係しているのかもしれない、


というおはなし。
図:カルシウムと脳内出血

感想:

決めた。これから毎日牛乳のむ。
カルシウムが少ないと脳内出血になったときたいへん

2016年8月24日

脳梗塞の出血性変化ってよくあるの?


Haemorrhagic transformation in ischaemic stroke is more frequent than clinically suspected - A neuropathological study.
2016  8月  ハンガリー

脳梗塞をきっかけに脳内出血に至る出血性変化(出血性脳梗塞)の診断は主にCTに頼っている。これがどのていどあてになるのか、死亡した患者の脳を解剖して確かめてみたそうな。


100人分の解剖サンプルを再検証したところ、


次のことがわかった。

・64人(平均年齢62)は 入院時に急性脳梗塞と診断された。

・このうち10人(16%)にはCTで出血性変化が確認されていた。

・解剖により24人(38%)にあらたに出血性変化がみつかった。

・やや大きめの出血性変化のほとんどは血栓溶解治療を受けた患者だった。

脳梗塞の出血性変化の頻度は思っていた以上で、一生気付かれないものも少なくなかった。これらは解剖すればわかるけど せめて退院の直前にCTを撮ってはどうだろう、


というおはなし。




感想:

もう5年以上 CTのたぐい 撮ってない。このまま知らぬが仏でいたいんだ。
脳梗塞から脳出血へ コレステロールとの関連が明らかに

2016年8月6日

重症な脳内出血の発症時間帯は


Circadian variation in clinical features and outcome of intracerebral hemorrhage: The INTERACT studies.
2016  8月  オーストラリア

脳内出血が起きやすい時間帯として朝にピークがあることがわかっている。

そこで 発症時刻と重症度、予後との関連があるものか調べてみたそうな。


脳内出血患者3243人について調べたところ、


次のことがわかった。

・意識障害が重度であるリスクは 発症時刻が0800-15:59の患者に比べ、0:00-07:59の患者で1.72倍、16:00-23:59の患者では1.95倍だった。

・発症時刻と血腫体積、90日後の生活自立度、死亡率との関連はなかった。

意識レベルの低い重症な脳内出血患者は深夜から早朝に発症した場合に多かった。発症時刻と血腫の大きさ 予後との関連はなかった、


というおはなし。

図:脳内出血の起きた時刻と意識レベル

感想:

なぜなのか?

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