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2017年11月11日

脳内出血のあとわずか数ヶ月で認知障害になる頻度


Early Cognitive Impairment after Intracerebral Hemorrhage in the INTERACT1 Study.
2017  10月  中国

脳卒中のあとの認知障害はめずらしくない。とくに脳内出血から数年後の認知障害は高率におよぶことがおおく報告されている。しかし数ヶ月後の短期での認知障害についての報告はすくない。

そこで脳内出血から90日後の認知障害の割合と予測要因をしらべてみたそうな。


脳内出血患者231人について、90日後にミニメンタルステート検査をおこない24点以下を認知障害とした。


次のことがわかった。

・32.5%が認知障害だった。

・彼らは、高齢で、女性、脳内出血歴、重度の神経症状と

・最初の24時間の収縮期血圧が高い、という特徴があった。

脳内出血の数ヶ月後、3分の1の患者があきらかな認知障害となった。高齢 女性 脳内出血歴 重度の神経症状 発症直後の高血圧が特徴的だった、


というおはなし。
図:脳内出血で認知障害

感想:

ずいぶんおおい。もっと時間かかると思ってた。
脳内出血で早くに認知症になる人の特徴

脳内出血経験者が認知症になる率がわかった

長期的に認知症になりやすい脳卒中の種類は

2017年11月10日

視床梗塞で時間感覚が狂った女性


Time perception impairment following thalamic stroke: A case study.
2017  11月  イギリス

脳卒中がきっかけで時間感覚に障害がおきた女性の報告。

JBは50歳の女性で2011年に脳卒中を患った。右の視床の正中線にちかい位置に梗塞ができた。
それ以来、彼女は今が季節的にいつごろで、今日の日付、現在の行動を何時間続けたのかなど わからなくなった。

そこで彼女の主観的時間感覚をしらべてみたそうな。


1) 時間のことなるリハビリセッションを3つ経験させて 経過した時間を当てさせる。(Retrospective timing)

2) ストップウォッチで5-60秒の時間測定を目の前で実演したのち、同じ時間をストップウォッチを見ずに再現させる。(Interval Reproduction)

3) 口頭で指定した秒数の経過を実演なしでいきなりストップウォッチで実行させる。(Interval Production)

実験中はカウント行動ができないよう、物語を音読させた。実行させる秒数、物語の内容は都度変更した。

これらの実験を健常者4人および同様の脳損傷患者4人でおこない、エラーの大きさを比較したところ、


次のようになった。

・彼女JBは 1)の時間推定と 2)の秒数再現のエラーが非常におおきかった。

・しかし 3)のエラーは比較グループと差がなかった。

これらことから彼女の基本的な時間機能は保たれており、前向記憶の障害が時間感覚に問題をもたらしていると考えられた、


というおはなし。

図:視床梗塞の時間感覚

感想:

ふつうはただの認知障害でかたずけるところだけど 「視床」へのダメージが時間問題を引き起こすっていいたいようだ。

2017年11月9日

こんな頭痛だったら くも膜下出血


Distinguishing Characteristics of Headache in Nontraumatic Subarachnoid Hemorrhage.
2017  11月  アメリカ

くも膜下出血は入院まえに半数の患者が死亡するといわれている。

その主な症状ははげしい頭痛であるが、頭痛はおおくのばあい良性であるため くも膜下出血が見過ごされることがある。

くも膜下出血の頭痛は「雷鳴頭痛」ともよばれるが その詳しい研究はないのでしらべてみたそうな。


頭痛で救急外来を訪れた患者158人に面談したところ、


次のことがわかった。

・このうち20人がくも膜下出血で138人はそうではなかった。

・後頭部の頭痛は 55% vs. 22% でくも膜下出血グループがおおく、

・刺すような痛みも 35% vs. 5% でくも膜下出血でおおかった。

・くも膜下出血には髄膜症の症状 80% vs. 42% を持つ者がおおかったが、

・前兆的な頭痛は 50% vs. 83% で非くも膜下出血グループでおおかった。

・さらに 頭痛発症からピークまでの時間が1秒未満は 65% vs. 10% でくも膜下出血がおおかった。

くも膜下出血の頭痛では、1秒足らずで痛みのピークがあり、後頭部への刺すような痛みが特徴的だった、


というおはなし。
図:くも膜下出血の頭痛の特徴

感想:

1秒未満でピークがくるのか、、、まさに雷鳴だな。
くも膜下出血の頭痛は最短何時間で消えるのか?

くも膜下出血の頭痛の強さ 傾向と対策

2017年11月8日

めまいや突発性難聴は脳卒中のサインなのか?


Sudden Hearing Loss with Vertigo Portends Greater Stroke Risk Than Sudden Hearing Loss or Vertigo Alone.
2017  11月  台湾

めまいや突発性難聴のおおくは良性と考えられ脳卒中の可能性は見過ごされがちになる。

そこでめまいと突発性難聴が同時期に起きた時の脳卒中リスクを大規模にしらべてみたそうな。


台湾の国民健康保険データベースからめまいと突発性難聴の患者21万人あまりを抽出して次の3グループにわけた。

1)めまい+突発性難聴(前後30日以内に同時発症)
2)突発性難聴のみ
3)めまいのみ

その後の脳卒中をフォローしたところ、


次のことがわかった。
・患者内訳は、めまい+突発性難聴 678人、突発性難聴のみ 1988人、めまいのみ 215980人 だった。

・脳卒中率は、めまい+突発性難聴 5.5%、突発性難聴のみ 3.0%、めまいのみ 3.9% だった。

・突発性難聴のみに比べて めまい+突発性難聴だと脳卒中リスクは1.93倍で、

・同時発生条件を前後3日間に限定するとそのリスクは2.16倍になった。

めまいに突発性難聴が加わるとその後脳卒中になるリスクが高かった、


というおはなし。
図:突発性難聴とめまいと脳卒中

感想:

めまい人口は突発性難聴の100倍か、、、 

[突発性難聴]の関連記事

2017年11月7日

葉酸サプリメントで脳卒中は防げるの?


Folic Acid Supplementation for Stroke Prevention in Patients With Cardiovascular Disease.
2017  10月  中国

葉酸(ビタミンB9)は動脈硬化の原因になるホモシステインの代謝に欠かすことができない。

しかし葉酸サプリメントと脳卒中との関連についてはいまだ結論がでていないので、これまでの研究をまとめてみたそうな。


心血管疾患リスクの高い者を対象にした関連研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・被験者65790人を含む11の研究がみつかった。

・葉酸サプリメントは脳卒中リスクの低下にあきらかに効果があった。

・この関連は、特にホモシステインレベルが25%以上減少した者や、

・1日の葉酸摂取量が2mg未満の者、

・葉酸強化穀物が流通していない地域で 顕著だった。

葉酸サプリメントには高リスク者へのあきらかな脳卒中予防効果があった、


というおはなし。
図:葉酸サプリメントの脳卒中予防効果

感想:

なんどもでてきたけど葉酸サプリは印象わるくない。

[葉酸サプリメント]の関連記事

2017年11月6日

脳内出血の気象条件を地球規模でしらべた


Climatic and Seasonal Circumstances of Hypertensive Intracerebral Hemorrhage in a Worldwide Cohort
2017  11月  ドイツ

脳内出血のおおくは高血圧に原因がある。血圧は気温や季節など気象の影響をうけやすい。

しかし気象条件と脳内出血の関係をしらべたこれまでの研究は限られた地域についてのものばかりで、夏に増えたり季節変動が見られなかったりと互いに矛盾した結果がでていた。

こんかい国際的な他施設間での調査をやってみたそうな。


5大陸22カ国122施設の脳内出血患者841人について、患者を高血圧性(基底核、脳幹、小脳に出血)と非高血圧性(皮質に出血)の脳内出血にわけ、発症2日前からの気温、気圧、季節との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・高血圧性の脳内出血患者にのみ季節変動が見られ、秋にピークがあった。

・高血圧性の脳内出血は若年者におおく 気圧の高い日に発症していた。

・気温の高い日もやや関連していた。

脳内出血の起きやすい気象条件を地球規模で調査したけっか、高血圧性の脳内出血は気温の高さよりも気圧が高い日に起きやすいことがわかった、


というおはなし。
図:世界の気象条件と脳卒中

感想:

いままでの常識と真逆なんだけど、こんご飛行機に乗ってもビビらないですむ理由ができたのは良し。
低気圧が来ると起きやすい脳内出血の種類がわかった

2017年11月5日

高齢くも膜下出血患者の予後


Advanced Age and Post-Acute Care Outcomes After Subarachnoid Hemorrhage.
2017  10月  アメリカ

脳動脈瘤が原因のくも膜下出血は比較的若いひとにおおく、70歳より高齢の割合は15-20%とされている。

高齢くも膜下出血患者の予後要因についての研究はおおくなく よくわかっていないので、大規模にしらべてみたそうな。


431の病院で2008-2010にくも膜下出血で入院してクリップやコイル手術を受けた65歳以上のメディケア患者5515人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。
・退院後30日時点での再入院率は17%、死亡率は8.5%だった。

・病院の年間くも膜下出血手術件数が少ないと再入院率が高く、その差は最大でオッズ比2.10倍、

・同様に手術件数の少ない病院にかかると死亡率も高く、その差はオッズ比1.52倍におよんだ。

高齢くも膜下出血患者が手術件数の少ない病院にかかると 退院後の再入院率および死亡率がとても高い、


というおはなし。
図:高齢くも膜下出血患者の再入院 死亡率

感想:

クリニックの脳ドックでなんの症状もないひとにクリップをすすめるくらいに簡単 安心な手術のはずなのに 結局は慣れや技量の差が生死におおきく影響する。

しかも上の表みると白人以外の人種はやたら死亡率高い。

「再出血予防手術はやらないほうが長生きするんじゃない?」←じつはこの疑問に答えるまともなエビデンスが見つからない。

2017年11月4日

脳卒中後の疲労 うつ アパシーの関係


Temporal Associations between Fatigue, Depression, and Apathy after Stroke: Results of the Cognition and Affect after Stroke, a Prospective Evaluation of Risks Study.
2017  10月  オランダ

脳卒中のあと 体の疲れとは関係なく病的な疲労感を訴える患者の割合が35-92%にのぼるという報告がある。

脳卒中後の疲労は精神的側面もつよく、脳卒中後のうつとの関連も指摘されている。

いっぽう脳卒中後の無気力無関心(アパシー)はうつ症状とも重なるところがおおきい。

そこで、これら疲労 うつ アパシーの時間的関連を長期にしらべてみたそうな。


脳卒中患者243人について、疲労 うつ アパシーの各評価を おのおの3、6、12ヶ月後に行い関連を解析したところ、


次のことがわかった。
・患者の49%が脳卒中後疲労で、26%がうつ、9%がアパシーだった。

・疲労患者はうつレベルが高く かつ持続していた。

・うつ患者はもともと疲労度も高かった。

・当初のアパシースコアと疲労には関連はなかった。

・疲労スコアの12ヶ月間の変化はうつスコアとアパシースコアの変化と相関していた。

脳卒中後の疲労とうつは双方向関連にあった。アパシーは疲労度と時間的に相関していたがうつの影響がおおきいと考えられた、


というおはなし。
図:脳卒中後の疲労とうつの関連

感想:

疲労がおおくてアパシーが少ないってことはわかった。

脳卒中以来、興味のあることの他はいっさいやる気がなくなった。これははたしてアパシーなのか?

2017年11月3日

1回でBDNFが増える歩行強度がわかった


A single session of moderate intensity walking increases brain-derived neurotrophic factor (BDNF) in the chronic post-stroke patients.
2017  10月  ブラジル

脳由来神経栄養因子(BDNF)は神経細胞の可塑性をうながし運動学習やリハビリに不可欠なタンパク質である。

BDNFは脳卒中患者の長期の有酸素運動によって増加することがわかっているが 短い運動でも増える可能性はある。

そこで、1回でBDNFが増える運動の種類と強度をさぐるべく実験してみたそうな。

2017年11月2日

人間関係とBDNF そして脳卒中


Associations between social relationship measures, serum brain-derived neurotrophic factor, and risk of stroke and dementia.
2017  10月  アメリカ

人との社会的関係は心身の健康と密接な関連がある。

このメカニズムはよくわかっていないが、たとえば神経の維持 成長 分化を促進するタンパク質:脳由来神経栄養因子(BDNF)がこれを仲介するという説がある。
仲間の多い環境にいるとBDNFが増え これに関連して脳卒中や認知症リスクが低下することが動物実験で示されている。

人間ではどうか、フラミンガム心臓研究のデータを使ってしらべてみたそうな。


3294人の記録について人との社会的関係と血清BDNFおよび脳卒中や認知症との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・社会的孤立度が高いほどBDNFは少なかった。

・交友関係がおおいほど脳卒中や認知症リスクは低かった。

・話を聞いてくれる、アドバイスをくれる、愛情をしめしてくれる人以上に、感情的サポートを得られる人との関係を持つ者の脳卒中や認知症リスクが低く 特に喫煙者でこの関連がつよかった。

人から多くのサポートを得られる状況にある者ほどBDNFはおおく、脳卒中や認知症のリスクは低かった、


というおはなし。
図:人間関係と脳卒中 認知症リスク

感想:

こころから親身になって話を聞いてくれる人なんて何人もいないんだよふつう。そこを勘違いするとかえって孤独を感じるんじゃないかな。

2017年11月1日

くも膜下出血のあと禁煙するべきでない理由


Cigarette smoking and outcomes after aneurysmal subarachnoid hemorrhage: a nationwide analysis.
2017  10月  アメリカ

喫煙は脳卒中のもっとも大きなリスク要因の1つである。特に脳動脈瘤破裂のくも膜下出血には喫煙の影響がおおきいことがわかっている。

しかし くも膜下出血後の喫煙がその回復におよぼす影響については明らかでない。

くも膜下出血患者にニコチン代替療法を試みた2つの研究では むしろ回復が良くなったことから、くも膜下出血後の喫煙と回復度との関連をくわしくしらべてみたそうな。


国の患者データベースから くも膜下出血で手術を受けた患者5784人の記録を抽出して、喫煙状況別にその後の回復度との関連を解析したところ、


次のことがわかった。
・37.1%が喫煙者だった。

・その内訳は、31.1%が現在喫煙者で、6.0%が喫煙経験者だった。

・喫煙者は非喫煙者にくらべ 若く、他の病気をもっている者がおおかったが、

・死亡率や合併症の数、神経症状に差はなかった。

・非喫煙者にくらべ喫煙者は、気管切開や胃ろう、介護施設への転院、回復不良の割合があきらかに少なかった。

・重症患者に限定してもこれらの関連が確認できた。

くも膜下出血を経験した喫煙者は若く他の病気をもつことがおおかったが、どういうわけか非喫煙者よりも回復が良かった、


というおはなし。
図:

感想:

どうやらニコチンには神経保護作用があるようだ。

くも膜下出血になっちゃったら開き直って喫煙を継続する勇気が必要。
脳卒中経験者は喫煙を控えなくてもいいのか?

2017年10月31日

脳卒中やったのにタバコやめない人


Persistent smoking after a cardiovascular event: A nationwide retrospective study in Korea.
2017  10月  韓国
WHOによると脳卒中など心血管疾患での死亡の10%は喫煙が原因という。さらに心血管疾患後に喫煙を再開 継続することで再発率は1.5-2倍になるという報告もある。

心血管疾患のあとは禁煙がのぞましいにもかかわらず多くの患者が喫煙をやめない。その割合については調査によりまちまちで脳卒中患者のばあい50-80%のひらきがある。

そこで韓国の国民健康保健データベースを使ってひろくしらべてみたそうな。


2003-2012に心血管疾患と診断され その前後に健診を受けていた1700人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・心血管疾患発症前の喫煙者割合は28.6%で、

・そのうちの49.4%は発症後も喫煙を続けていた。

・この割合は脳卒中や虚血性心疾患でほぼおなじだった。

・喫煙の量と期間が長かった者ほど発症後も喫煙が続いていた。

脳卒中など心血管疾患経験者のおよそ50%が喫煙を継続していた、


というおはなし。
図:脳卒中後に禁煙しない人の割合

感想:

のこりの50%は禁煙をはじめたわけで、悲観することでもないとおもう。

しかも喫煙が必ずしも悪いとはかぎらないし。

[喫煙パラドックス]の関連記事

2017年10月30日

手の感覚麻痺と日常生活


Upper-limb sensory impairments after stroke: Self-reported experiences of daily life and rehabilitation.
2017  10月  スウェーデン

脳卒中患者のおおくは上肢の感覚麻痺(触覚、温覚、痛覚、深部感覚)を経験する。しかし上肢リハビリ研究は運動機能にフォーカスしたものが主で感覚麻痺は見過ごされがちである。

こんかい脳卒中で上肢感覚麻痺の個人的体験を内容分析して、日常生活への影響、対処のてだてや回復方法をしらべてみたそうな。


脳卒中患者15人に面談したところ、


次のことがわかった。

・5つのテーマが浮かび上がった。それぞれ、

・「感覚受容の変化」
 無感覚やうずき、温度感覚の変化、触覚や痛覚の過剰に敏感な状態。

・「運動コントロールへの影響」
 握力や上肢の正確な動作の困難。

・「日常生活での問題」
 身の回りや家事 余暇時間にまで影響するストレスフルな問題。

・「上肢障害への対処方略」
 感覚情報を視覚で補い、さらなる注意を払い、麻痺していない手を使って困難に対処。

・「感覚リハビリの欠如」
 有効な感覚麻痺のリハビリが存在しない現状。

脳卒中経験者は 上肢の感覚麻痺が日常生活にネガティブにおおきく影響し、そのリハビリ手段が無い状況を受け入れていた、


というおはなし。
図:脳卒中上肢感覚麻痺の日常生活


感想:

なるほど 柔らかいたべものを左手で握りつぶしてしまったり、握っていたスマホをいつのまにか落としていたりするわ。

2017年10月29日

リノール酸の脳梗塞予防効果


Substitution of Linoleic Acid for Other Macronutrients and the Risk of Ischemic Stroke
2017  10月  デンマーク

n-6多価不飽和脂肪酸であるリノール酸は、もっとも多く食事で消費されている植物油(コーン油、ひまわり油、べにばな油、大豆油)の成分である。

リノール酸にはLDLコレステロールを抑え高血圧リスクを下げる効果があるとされている。

また 飽和脂肪酸や糖質からのエネルギーを多価不飽和脂肪酸でおきかえると脳卒中など心血管疾患の予防になるとする報告もある。

今回、飽和脂肪酸や糖質の代わりにリノール酸をおおく摂ったときの脳梗塞予防効果をくわしくしらべてみたそうな。


50-64歳のデンマーク人57053人を対象に食事調査をし、13.5年間フォローした研究TOASTのデータを解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に1879人が脳梗塞になった。

・リノール酸を多めに摂って、代わりに飽和脂肪酸や一価不飽和脂肪酸(オリーブ油のオレイン酸)、糖質を少なくしていた人の脳梗塞リスクは低かった。

・脳梗塞の種類別では 大血管アテローム硬化や小血管病変で同様の関連があり、心原性脳塞栓のリスクは逆に高くなった。

飽和脂肪酸や一価不飽和脂肪酸、糖質をへらして代わりにリノール酸をおおく摂ると脳梗塞になりにくくなるかも、



というおはなし。
図:リノール酸とりのれん酸

感想:

油脂もんだいはそう単純じゃなくて、、、これ↓思い出した。
ランセット誌:糖質で死亡、動物性脂肪は脳卒中予防

高血圧+キャノーラ油で脳出血が確定?

2017年10月28日

二重課題と前頭前皮質 脳卒中患者のばあい


Prefrontal cortex activation during a dual task in patients with stroke.
2017  10月  日本

身体運動と認知活動を同時におこなう二重課題では いずれかもしくは両方の課題パフォーマンスが低下する。
脳卒中患者ではこれが転倒の原因になりうる。

二重課題には前頭前皮質がつよく関係していることが報告されているので、脳卒中患者について二重課題中の前頭前皮質の活動と各課題パフォーマンスとの関連についてしらべてみたそうな。


脳卒中患者14人と健常者14人について、二重課題時の前頭前皮質の活動をマルチチャンネルの近赤外線センサーを装着しながら測定した。

歩行課題と連続引き算課題を単一もしくは二重で与えたときの 歩行加速度と引き算精度から各パフォーマンス変化を評価した。


次のようになった。

・二重課題時のパフォーマンス低下度はいずれの課題も脳卒中患者であきらかにおおきかった。

・二重課題時の前頭前皮質の活動も脳卒中患者が弱かった。

・右の前頭前皮質の活動が脳卒中患者の身体活動パフォーマンスに関連するいっぽう、

・左の前頭前皮質は健常者の認知機能パフォーマンスに関連していた。

重課題時に前頭前皮質が優先する課題の種類は脳卒中患者と健常者で異なっていた、


というおはなし。
図:近赤外線スペクトロメータ

感想:

運転しながら音楽聴いたり会話する余裕がでてきたよ さいきん。
二重課題で歩行能力アップ

歩きながら考え事すると脳はどうなるの?

2017年10月27日

血清カリウム値が上がると脳卒中になる


Serum Potassium Is Positively Associated With Stroke and Mortality in the Large, Population-Based Malmö Preventive Project Cohort
2017  10月  スウェーデン

高血圧で血清カリウム値が低いと脳卒中や死亡リスクが上がることがわかっている。

カリウムはくだものや野菜に多く含まれ その摂取量が増えると脳卒中や高血圧のリスクが下がるといわれている。
いっぽうでナトリウムを多く摂るとアルドステロンを介して 摂ったカリウムが排泄されにくくなる。

そこで 血圧の高くない健常者の血清カリウム値と脳卒中リスクとの長期の関連をしらべてみたそうな。


平均年齢44.8、ほとんどが正常血圧の健常者21353人を約27年間フォローした研究(Malmö Preventive Project)のデータを解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に2061件の脳卒中と8709件に死亡があった。

・血清カリウム値が高くなるほど脳卒中と死亡件数が増えた。

・この関連は高齢者と47歳未満の若年者にもみられ、

・さらに血清ナトリウム値の影響をうけ、

・脳梗塞と脳出血、正常血圧と高血圧の両方に確認できた。

中年期に測定した血清カリウム値は脳梗塞や脳出血の発症 死亡と正の相関があった。血清ナトリウムとの電解質バランスと高血圧が関係しているのだろう、


というおはなし。
図:血清カリウム値と脳卒中リスク

感想:

くだものや野菜は推奨するけど 摂りすぎんなよ!ってことなのか?
脳卒中が回復する食塩の条件がわかった!

2017年10月26日

くも膜下出血で消化管出血の頻度


Gastrointestinal Hemorrhage after Spontaneous Subarachnoid Hemorrhage: A Single-Center Cohort Study.
2017  10月   台湾

脳卒中急性期の消化管出血は 頻度はたかくないもののよく知られた合併症の1つである。

とくに脳梗塞後の消化管出血はよくしべられているが くも膜下出血との関連はあきらかでないので、その頻度と影響をしらべてみたそうな。


平均年齢57、特発性のくも膜下出血の男性418人と女性629人の医療記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・計30人(2.9%)に消化管出血がみられた。

・消化管出血のリスク要因は肝臓疾患と水頭症だった。

・院内死亡率は消化管出血ありの場合43.3% なしでは29.3%だったが有意な差ではなかった。

くも膜下出血急性期の消化管出血は患者の2.9%におきた。とくに肝臓疾患や水頭症があるとおきやすかった、


というおはなし。
図:くも膜下出血後の消化管出血と生存率

感想:

脳梗塞で消化管出血はもっとすくないんだって。

そういえば胃薬のまされたのをおもいだした

2017年10月25日

感覚刺激で手が動くようになるは本当か?


Somatosensory stimulation to improve hand and upper limb function after stroke-a systematic review with meta-analyses.
2017  10月  オーストラリア

脳卒中になると運動機能の麻痺とともに感覚の麻痺がおきることがおおい。
感覚麻痺を放置すると頭頂葉の対応する脳皮質の範囲がちいさくなってしまう。

感覚刺激によって体性感覚野の機能が維持され運動機能の回復もすすむとする考え方がある。
これまでの研究から体性感覚刺激の上肢運動機能の改善効果をまとめてみたそうな。


関係する論文を検索 厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。
・被験者627人を含む14件の臨床試験がみつかった。

・内訳は、セラピストのタッチによる触覚刺激の研究が3件、

・筋収縮を伴わない微弱電気刺激が7件、

・温熱刺激2件、圧迫刺激2件 だった。

・いずれの研究もエビデンスレベルは低く、

・手や腕の運動機能の改善効果も確認できなかった。

上肢感覚刺激の運動機能改善効果はエビデンスレベルが低く確認できなかった、


というおはなし。
図:触覚刺激で手のリハビリ

感想:

触覚刺激にはいろいろと期待してるんだけど、手が動くようになるわけではないってことなんだな。
[触覚]の関連記事

2017年10月24日

超早期リハビリをやってはいけない理由


Exacerbation of Brain Injury by Post-Stroke Exercise Is Contingent Upon Exercise Initiation Timing.
2017  10月  中国

脳卒中後の身体リハビリは神経の可塑性を刺激して回復をうながす。しかしどのタイミングでリハビリを開始するべきかについてはいまだ答えがでていない。

発症から24時間以内に身体を動かす「超早期リハビリ」の大規模臨床試験AVERTでは、期待に反して患者の状態が悪化してしまうことが明らかになった。

この理由をさぐるべく動物実験をおこなったそうな。


人為的に脳虚血にしたネズミ230匹について
再灌流後6時間、24時間、3日のタイミングでロータロッド運動を開始させるグループをつくった。

運動のあとの梗塞の大きさ、細胞死、活性酸素、ATPなどを定量したところ、


次のことがわかった。
・6時間後の運動によって梗塞と細胞死がより悪化した。しかし24時間後 3日後の運動ではこの悪化はなかった。

・6時間後の運動による悪化は活性酸素の増加やATPの減少と関連していた。

超早期の運動が脳のダメージをより悪化させていた。背景には活性酸素の生成によるエネルギー代謝不全がありそうである、


というおはなし。
図:超早期リハビリと細胞死

感想:

リハビリを救急医療と勘違いした結果がこれ。
超早期リハビリで死亡者続出 AVERT続報

2017年10月23日

メンタルプラクティスとミラーセラピーのちがい


Immediate effect of mental practice with and without mirror therapy on muscle activation in hemiparetic stroke patients.
2017  10月  ブラジル

メンタルプラクティスとミラーセラピーは実際の運動をともなわないという点で共通している。

これらの違いをさぐるべく、筋肉反応を測定してみたそうな。


脳卒中で上肢麻痺の男女4人ずつについて、

a)手首を曲げるイメージを繰り返す。(メンタルプラクティス)
b)麻痺手を隠すようにおいた鏡の前に健常手を置き、鏡に映る手首曲げ動作を麻痺手の動きであると考える。(ミラーセラピー)
c)実際に手首を曲げる。

これら3つの動作時の筋電図をとり比較した結果、


次のようになった。
・実際の動作よりもメンタルプラクティスとミラーセラピー時に筋電活動が大きかった。

・メンタルプラクティスとミラーセラピーで筋電活動の大きさに明らかな差はなかった。

・これらの反応は麻痺手および健常手にも同様に観察できた。

メンタルプラクティスとミラーセラピーで筋電活動にすぐに反応がでた。その反応の大きさに両者の違いはなかった、


というおはなし。
図:メンタルプラクティスとミラーセラピー

感想:

ようするにミラーセラピーはメンタルプラクティスとおなじ。
鏡に映すのはイメージしやすくするための方便であって、ミラーニューロンがどうのこうのはあとづけの理屈にすぎない。

2017年10月22日

親が長命だと生活習慣によらず脳卒中にならない?


Effect of Exceptional Parental Longevity and Lifestyle Factors on Prevalence of Cardiovascular Disease in Offspring.
2017  10月  アメリカ

両親が長命だった者が脳卒中や心血管疾患にかかる率はあきらかに低いことがわかっている。

この関係がまったくの遺伝によるものなのか、それともライフスタイルも影響したものなのか はあきらかになっていないのでしらべてみたそうな。


65-94歳のアシュケナージ系ユダヤ人を対象にして、
すくなくとも両親のいずれかが95歳以上生きた395人と、
両親共に94歳以下までだった450人のグループにわけた。

脳卒中など心血管疾患の有無および社会経済的地位、身体活動、食習慣についてのアンケートをおこない関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・肥満、喫煙、飲酒、身体活動、社会階層、食事内容のいずれもグループ間で差はなかった。

・親が長命だったグループでは高血圧が29%、脳卒中が65%、心血管疾患が35%少なかった。

95歳以上まで長生きした者の子どもはライフスタイルや社会階層、栄養状態によらず脳卒中や心血管疾患が少なかった。彼らの長寿遺伝子が病気予防におおきく影響しているのかも、


というおはなし。
図:長寿

感想:

家系に脳卒中おおいから小学生のころから覚悟はしていたよ。

2017年10月21日

脳卒中後うつ患者の脳内ネットワーク


A Study of the Brain Abnormalities of Post-Stroke Depression in Frontal Lobe Lesion.
2017  10月  中国

脳卒中後のうつ症状は患者の30-60%に見られリハビリの大きなさまたげになる。

そのメカニズムはいまだよくわかっていない。いくつかのネットワーク仮説が提唱されてきたがいずれの研究も病変位置がさまざまな患者をひとまとめにして評価していた。

今回、もっともよくあるタイプの前頭葉脳卒中のうつ患者に限定して、
脳の各部分の体積変化を評価するvoxel-based morphometry (VBM)と
安静時脳機能MRI(rs-fMRI)から脳の部位間の同期的機能結合(FC)を評価する方法を
組み合わせてしらべてみたそうな。


前頭葉に梗塞のある脳卒中患者30人について
うつ程度を評価するテストと
MRIの解剖画像および安静時のBOLD画像を撮影して関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・うつ患者の前頭前皮質と辺縁系、運動皮質の灰白質体積が減少していた。

・前帯状皮質を起点にしたとき、前頭前皮質、帯状皮質、運動皮質との機能結合は低下し、海馬回、海馬傍回、島皮質、扁桃体との機能結合は増加していた。

・病変のある側の脳半球は活動が低下していた。

脳卒中後うつ患者では前頭前野から辺縁系にかけてのネットワークのはたらきが気分に影響していた。さらに運動皮質やデフォルトモードネットワークもまきこんだネットワークも脳卒中後うつに影響していると考えられた、


というおはなし。
図:

感想:

そんなことだろうと思っていたよ。

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2017年10月20日

3年後の手の回復程度


Patient reported outcomes of hand function three years after stroke.
2017  10月  オランダ

脳卒中を発症するとおよそ80%の患者の手の機能に問題が生じる。そして3ヶ月後 20%の患者は程度の差はあっても手の機能になんらかの問題がのこると考えられている。

手の機能評価には多くの側面からのアプローチが必要になる。
こんかい Michigan Hand Outcomes Questionnaire (MHQ)アンケートをもちいて発症後3年ほどの脳卒中患者の「手の回復度」についてしらべてみたそうな。


発症から2-5年(平均36ヶ月)の脳卒中患者576人にMHQアンケート用紙を送った。

MHQは手に関する6つのドメイン(機能、日常生活動作、仕事、疼痛、外見、満足度)からなり各100満点で57の質問がある。


次のようになった。

・36%から回答があり、非回答者との年齢(平均63.8)や性別の差はなかった。

・MHQの総合スコアの中央値は79.9、

・各ドメインのスコアは、機能75.0、日常生活動作90.5、仕事85.0、疼痛100(痛みなし)、外見93.8、満足度83.3 だった。

・もともと重症だった者や小脳 脳幹以外の脳卒中、低教育歴の者でMHQスコアが低かった。

発症からおよそ3年後の脳卒中患者についてMHQアンケートで手の回復度を複数の側面から評価できた。手の見た目の「美しさ」や機能上の「満足度」はおもいのほか重要と考えられた、


というおはなし。
図:脳卒中から3年後の手の回復

感想:

低教育歴でスコアが低いのは、関連情報に乏しくて現状を良しとするべきか判断がつかないからなんだろな。

2017年10月19日

脳の白質病変が小さくなる簡単な方法 RICとは


Remote Ischemic Conditioning May Improve Outcomes of Patients With Cerebral Small-Vessel Disease
2017  10月  中国

ラクナ梗塞、微小脳出血や白質病変は脳小血管障害(cSVD)とも言われ、血管性認知症の主な原因でありアルツハイマー病とも関係すると考えられている。

しかしcSVDの有効な治療法はない。

いっぽうで 遠隔虚血コンディショニング(RIC)はターゲットとなる臓器から離れた組織に虚血再灌流を短時間繰り返すことで保護効果が得られるとする現象である。

最近では脳卒中の再発予防や抗炎症 抗血栓効果、さらには白質病変や脳の灌流状態を改善する効果の報告もある。

そこで遠隔虚血コンディショニングの脳小血管障害と軽度認知障害への効果を実験でたしかめてみたそうな。


cSVDで軽度認知障害の患者30人について、RICグループ14人と偽RICグループ16人にわけた。

RICは両腕に巻いた腕帯を200mmHgの圧力で締めつけ、そして開放する。このサイクルを5分間に5回行い、1日2セット、1年間継続した。

偽RICでは締めつけ圧力を50mmHgにして血流が止まらないようにした。


次のようになった。

・1年後、白質病変体積がRICグループではおおきく減少し(9.1→6.5cc)、偽RICでは有意な差は生じなかった。

・ラクナ梗塞の数は両グループで差はなかった。

・視空間認知と実行能力はRICグループで明らかにすぐれていた。

・RICグループでは中性脂肪、総コレステロール、低密度リポ蛋白、ホモシステインがおおきく減少していた。

・中大脳動脈の脈動性にも差が生じていた。

遠隔虚血コンディショニングには脳小血管障害の白質病変を小さくし、認知能力の衰えを遅らせる効果がありそうだ、


というおはなし。

図:遠隔虚血コンディショニング装置

感想:

これは流行る予感。

[遠隔虚血コンディショニング]の関連記事

2017年10月18日

脳卒中経験者に運転させていいのか


Investigating cognitive ability and self-reported driving performance of post-stroke adults in a driving simulator.
2017  10月  オーストラリア

脳卒中を経験した元ドライバーが運転を再開する際には医師の許可が必要である。

車の運転は自らの認識能力を自覚して常に行動に修正をかける複雑なメタ認知活動を要する。その能力評価には机上と路上のテストが必要になる。

しかし路上テストは現実的ではないので、運転シミュレータをつかって脳卒中経験者の運転能力を健常者と比較してみたそうな。


元ドライバーの脳卒中経験者で、すでに医師から運転再開許可を得ている40人と同年齢の健常者43人について認知機能テストとドライブシミュレーションをおこなった。


次のことがわかった。
・運転に必要な 心理的、身体的、スピード的かつ 自己を評価する能力は両グループで差がなかった。

・認知能力的に劣る部分はあっても 脳卒中経験者は自己の能力を過大評価しそうにはなかった。

・平均して脳卒中経験者は認知能力の点で自己評価が低い傾向にあった。

脳卒中経験者は自らの欠点を自覚して運転を正そうとしているようにみえた。ドライブシミュレータと認知機能テストの組み合わせは運転能力評価に役立つかも、


というおはなし。
図:脳卒中のドライブシミュレータ

感想:

健康なひとでさえ事故を起こすのに、脳をやられてなお「自分は運転できる」と考えること自体がドライバーとしての適性に欠ける証拠。

ただし じぶんは例外。
脳卒中経験者は自動車運転をナメきっていることが判明

2017年10月17日

右脳が身体バランスに特化はほんとうか?


Right cerebral hemisphere specialization for quiet and perturbed body balance control: Evidence from unilateral stroke.
2017  10月  ブラジル

左右の脳半球が運動コントロール的にそれぞれ別のはたらきをするという考え方がある。たとえば左脳はおもに筋力を、右脳はバランスをになうという。

特にバランスコントロールについて左右脳のちがいを実験でたしかめてみたそうな。


慢性期脳卒中で中等度片麻痺の 右脳損傷患者9人と左脳損傷患者7人、健常者24人について実験をした。

静かに立っているときと外力を加えたときの体重の圧力中心と身体の揺れ、下肢関節や筋肉の動きを測定した。

視覚によるバランス補正の影響を知るために視野を塞いだ実験もした。

足の感覚機能への影響を調べるべく 硬い床と柔らかい床を用意した。


次のようになった。

・静かに立っているときの圧力中心と身体の前後左右への揺れは右脳損傷患者のみが大きく、

・左脳損傷患者は硬い床のときだけ左右の揺れが健常者よりもおおきかった。

・外力を加えたとき、身体の前後への揺れの大きさ 速度 回復時間 下肢筋肉 関節のうごきは右脳損傷患者がもっともおおきく、

・左脳損傷患者は麻痺脚の筋肉のブレが健常者に劣るのみだった。

左脳損傷にくらべ右脳を損傷した脳卒中患者のバランス能力は劣っていた。この効果は足の感覚情報の違いに依らなかった。右脳はバランスコントロールに特に重要なのであろう、


というおはなし。
図:脳卒中患者のボディバランス

感想:

なるほど、駅の下り階段で おんな子どもや高齢者にまで煽られるのはこういうわけだったのか。

2017年10月16日

お医者さんでも脳卒中になるの?


The Risk of Stroke in Physicians: A Population-based Cohort Study in Taiwan.
2017  10月  台湾

人々の健康意識の高まりから医師の労働時間は長くなるいっぽう、訴訟のリスクも増えて常にストレスの高い状態にあると考えられる。

これら過労やストレスは脳卒中の要因でもあることから、はたして医師の脳卒中リスクは一般人にくらべ高いものなのか しらべてみたそうな。


台湾の国民健康保健データベースから28062人の医師と84186人の一般人の記録を抽出して解析したところ、


次のことがわかった。

・医師は高血圧(23.6% vs. 19.1%)、高脂血症(21.4% vs. 12.9%)、冠動脈疾患(6.4% vs. 5.7%)の割合が多かったが、脳卒中は(2.52% vs. 3.60%)医師が少なかった。

・高血圧、糖尿病、高脂血症、冠動脈疾患、現役医師のちがいを考慮にいれても医師の脳卒中リスクは明らかに低かった。

高ストレスで労働時間もながく、高血圧 高脂血症 冠動脈疾患がおおいにもかかわらず 医師の脳卒中リスクは一般人よりも低かった。これは病気への意識と知識の高さゆえのことだろう、


というおはなし。
図:医師 多忙 ストレス

感想:

ようするに高血圧や高脂血症のたぐいは積極的に治療しなくても実はたいした脅威ではないってことだな。

2017年10月15日

高血圧の認知能力の低下は肥満で防げる?


Higher Adiposity Is Associated With Slower Cognitive Decline in Hypertensive Patients: Secondary Analysis of the China Stroke Primary Prevention Trial.
2017  10月  中国

肥満は脳卒中など心血管疾患のリスク要因の1つである。

いっぽう肥満の心血管疾患患者は生存率が高く回復も良いとする いわゆる「肥満パラドックス」は数多く報告されているものの、認知能力との関連はよくわかっていない。

そこで高血圧患者について肥満と認知能力との関連を大規模にしらべてみたそうな。


45-75歳、およそ4年半の間に認知機能検査を2回以上うけた高血圧の男女16791人について、そのスコア変化と肥満度との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に男性の15.3%と女性の33.1%に認知障害が確認された。

・標準体重にくらべ肥満の男性は 11.3% vs. 18.0%で、女性では 30.1% vs. 36.5%で認知障害が少なかった。

高血圧を対象とした調査では 肥満度が高いほど認知能力の低下がゆっくりだった、


というおはなし。
図:肥満とミニメンタル検査スコア

感想:

肥満を見る目がかわったよ。

[肥満パラドックス]の関連記事

2017年10月14日

脳卒中後の視覚障害の種類と割合


Vision In Stroke cohort: Profile overview of visual impairment
2017  10月  イギリス

脳卒中のあと65%の患者がなんらかの視覚障害を経験するという。

これら視覚障害は、視力低下、視野欠損、眼球運動障害、視知覚障害のおおきく4つに分類できる。

それぞれどのくらいの割合なのか しらべてみたそうな。


20の病院の脳卒中患者1345人にアンケートして、視覚障害の疑われる915人についてくわしい検査を行ったところ、


次のことがわかった。

・8%は正常で92%に視覚障害が確認できた。

・24%は視力0.5未満、13.5%が視力0.3未満だった。

・斜視が16%、眼球運動障害が68%だった。

・同名半盲など視野欠損が52%あった。

・視覚不注意は15%、4.6%が視知覚障害だった。

・84%が視界不良、読字困難、複視をうったえていた。

・これら視覚障害には めがねの新調、プリズムめがね、タイポスコープ、片目遮蔽などの対応策がとられていた。

脳卒中後の視覚障害はめずらしくなく さまざまな種類があり、おのおの対応策があった。すべての脳卒中患者が視覚検査を受けるべきだろう、


というおはなし。
図:メガネ

感想:

脳卒中やってから まいとし日が短くなってくると実感するのが、夕方の薄暗くなってきたときのコントラストの弱さ。車運転しててこわい。

2017年10月13日

鍼治療は脳卒中後うつの予防になる?


A Population-Based Cohort Study on the Ability of Acupuncture to Reduce Post-Stroke Depression.
2017  9月  台湾

脳卒中後のうつは長く患者に影響する合併症の1つである。投薬治療も試みられているが効果は小さい。

伝統中国医学の鍼治療は漢方薬もあわせると 台湾人の脳卒中患者の半数以上が選択する代替医療でもある。

鍼治療を受ける患者が脳卒中後のうつになりにくいという報告がいくつかあるので、これを検証してみたそうな。


2000-2005に脳卒中になった台湾人について、鍼治療経験とうつ発症の有無を2007までフォローしたところ、


次のことがわかった。

・トータル8487人の脳卒中患者のうち1036人は 発症後6回以上鍼治療を受け、1053人は1-5回、6398人は鍼治療をまったく受けなかった。

・年齢、性別、重症度、他の病気など関連要因を考慮に入れると、頻繁に鍼治療を受けていた(6回以上)グループではうつリスクが53%低く、それより少ない頻度では28%のリスク低下だった。

脳卒中後の鍼治療はうつのリスクを低下させるようだ、


というおはなし。
図:鍼治療頻度と脳卒中後うつ割合

感想:

今回使用したデータベースにはどのツボを刺激したかについての情報がない。だから鍼でうつを治そうとした結果ではなく、目的によらず鍼治療をうけること自体のおまけ効果 といってもいい。

鍼治療のような根拠のよくわからないものを積極的に利用しようとする楽観的かつポジティブな気質が そもそもうつと縁遠いのではないか、、、と思う。

2017年10月12日

目の角膜の神経と脳梗塞の関係


Corneal Confocal Microscopy Detects Corneal Nerve Damage in Patients Admitted With Acute Ischemic Stroke
2017  10月  カタール

脳卒中リスクの高まりを確認する方法としてMRIによる無症候性の脳梗塞や微小出血、白質病変の観察がある。

いっぽう目の共焦点顕微鏡検査では 非侵襲的に角膜内の細胞や神経線維の構造を観察できる。

いくつかの神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症)では角膜神経の消失がおきていることから脳梗塞患者ではどうか、しらべてみたそうな。


急性脳梗塞患者130人(57糖尿病なし、32耐糖能低下、41人糖尿病)と28人の健常者について、角膜の共焦点顕微鏡検査を行い、角膜神経の繊維密度、枝密度、長さを測ったところ、


次のことがわかった。

・脳梗塞患者で角膜神経の繊維密度、枝密度、長さがあきらかに低下していた。

・角膜神経の各計測値は、HbA1cや中性脂肪と関連していた。

・しかし脳卒中のリスク要因とのあきらかな関連は確認できなかった。

角膜の共焦点顕微鏡検査は 急性脳梗塞患者の角膜神経の消失を確認できるかんたんかつ非侵襲的な方法である、


というおはなし。
図:急性脳梗塞患者の角膜神経

感想:

へぇ、角膜って神経とおってんだ。でも視力が低下した理由とはちがうとおもう。

2017年10月11日

サフランの香りの素が脳梗塞に効く理由


Neuroprotective effect of safranal, an active ingredient of Crocus sativus , in a rat model of transient cerebral ischemia.
2017  10月  イラン

サフランの香りの主成分であるサフラナールには抗酸化作用や抗炎症作用、抗けいれん作用があることが知られている。

そこでサフラナールの脳梗塞治療効果を実験してみたそうな。


ネズミの脳を人為的に30分間脳虚血にしたのち再灌流した。異なる量のサフラナールを注射し24時間後の神経症状、梗塞体積、海馬細胞の消失、酸化ストレス等を測定した。


次のようになった。
・虚血再灌流によって神経症状スコアと梗塞体積、海馬細胞の消失、酸化ストレスマーカーがふえた。

・サフラナール注射後 抗酸化力があきらかに増加し、神経症状スコアや梗塞体積、海馬の細胞消失、酸化ストレス度は減少した。

サフラナールには脳の虚血再灌流傷害から神経を保護する効果がある。これは主にフリーラジカルの生成を抑え抗酸化力を高めることによると考えられる、



というおはなし。
図:サフラノールと脳梗塞

感想:

これにラベンダーもあわせたらアロマ療法的によさそうだな。
【アロマテラピー】ラベンダーの香りが脳梗塞にすごく効く

2017年10月10日

脳卒中で海馬の神経新生に異常


Adult hippocampal neurogenesis poststroke: More new granule cells but aberrant morphology and impaired spatial memory
2017  9月  ドイツ

脳卒中を経験すると海馬の機能に障害がおきて記憶力が低下することがわかっている。

海馬の歯状回は 生涯をとおして新たな神経細胞がつねに生まれている箇所の1つである。

脳の虚血刺激によってこの神経新生が活発になることがわかっているが、なぜか記憶力が改善するわけではない。

最近の研究では代わりに異常な神経新生がおきている可能性が指摘されているので、実験でたしかめてみたそうな。

2017年10月9日

脳卒中後うつ:病巣の位置と方法論的限界 レビュー


Post-Stroke Depression: Impact of Lesion Location and Methodological Limitations-A Topical Review.
2017  9月  ドイツ

脳卒中患者のおよそ3分の1が脳卒中後うつ(PSD)になる。
その結果リハビリがさまたげられ機能的回復は遅れ 死亡率があがると考えられている。

これまで多くの研究者がPSDを発症する要因を特定しようと試みてきた。
例えば病変の大きさや位置との関連性などである。

しかし初期の研究では技術的な制約がおおきく、必然的に病変の左右脳の違いや前頭部へ近い単純なケースにフォーカスせざるをえなかった。

より最近の研究では 特定の神経回路の影響を調べるようになってきたが、
たとえばVLSM法(病変症状マッピング)では患者のサンプルサイズが非常に小さいという問題がある。

全体として おおくの議論の余地があり、PSDに関する病変の明確なパターンは現れていないものの 前頭部の病変がPSDと関連していることを示唆するいくつかの所見がある。

これら研究は分析法の問題、サンプルサイズの小ささ、患者選択を含む方法論的限界によって妨げられ、PSDの評価方法および画像解析法のちがいも相まって研究どうしの比較を困難にしている。

まとめると、
病変部位とPSDとの明確な関連性は確認できず、PSDの理解はまだまだである


というおはなし。

図:脳卒中後うつ

感想:

改行がないレビューの要約文ってストレスなのでAIの助けを借りてみた。

2017年10月8日

半側空間無視の3つの種類と回復度


Effect of subtypes of neglect on functional outcome in stroke patients.
2017  9月  イタリア

脳卒中のあとの半側空間無視は右脳損傷のケースによく見られ日常生活動作の回復におおきく影響する。

半側空間無視には3種類あって、

自分の半身を無視する personalタイプと
手の届く範囲を無視する peripersonalタイプ、
その外の空間を無視する extrapersonalタイプである。

それぞれの場合での脳卒中の回復度のちがいをしらべてみたそうな。


2002-2016にリハビリ病院に入院した右脳損傷の脳卒中患者359人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・130人が左方の半側空間無視で、229人には片麻痺のみで無視症状はなかった。

・このうち、46%がpersonal、69%がperipersonal、68%がextrapersonalタイプの半側空間無視だった。

・半側空間無視があると運動機能と認知機能の障害はおおきく、リハビリ入院の期間も長かった。

・特に、extrapersonalタイプとperipersonalタイプが回復度におおきく影響した。

半側空間無視が脳卒中からの機能回復にネガティブに影響することを確認した。半側空間無視の種類を考慮したリハビリが必要だろう


というおはなし。

図:半側空間無視の種類

感想:

さらに あと2種類あって、、↓
アロセントリックな半側空間無視とエゴセントリックな、、

2017年10月7日

軽い脳梗塞やTIAの1年再発率


One-Year Outcomes After Minor Stroke or High-Risk Transient Ischemic Attack
2017  9月  韓国

軽い脳梗塞やTIAのあと3ヶ月時点での再発率は西洋人で10-17%といわれ、アジア人ではその割合はさらに高いとする報告もある。

これを韓国人を対象に大規模に調べてみたそうな。


発症後7日以内に入院できた軽症脳梗塞またはTIA患者9506人について、3ヶ月後、1年後の再発 死亡事例をフォローし、

抗血栓療法の種類も調査したところ、


次のようになった。

・退院時、95.2%が抗血栓薬(抗血小板薬37.1%、抗凝固薬15.3%)を、86.2%がスタチンを処方された。

・3ヶ月後、脳卒中の再発は4.3%、死亡は2.0%だった。1年後はそれぞれ、6.1%、4.1%だった。

・抗血栓療法をうけていない患者の再発率はアスピリン単剤の1.5倍だった。
韓国人を対象にした軽症脳梗塞やTIA後の再発率は これまで報告のあった値よりも低かった。抗血栓療法のおかげだろう、


というおはなし。
図:脳卒中再発率と抗血栓療法

感想:

アスピリン単剤がいちばんいいみたい。

2017年10月6日

nature.com:飲酒習慣が脳梗塞をいやすメカニズム


Effect of Low-Dose Alcohol Consumption on Inflammation Following Transient Focal Cerebral Ischemia in Rats.
2017  10月  アメリカ

ほどほどの飲酒が脳卒中予防になるという報告はすくなくない。

そこで事前の飲酒習慣が脳卒中の虚血再還流傷害へおよぼす影響を 実験してみたそうな。


12匹ずつ3グループのネズミについて、それぞれエタノール、赤ワイン、水を混ぜたエサを8週間与え続けた後、
一時的に脳虚血にして再還流した。

24時間後に梗塞の体積、炎症 免疫関連たんぱく質を定量したところ、


次のことがわかった。
・梗塞体積はエタノール 赤ワイングループで明らかに小さかった。

・また 細胞接着分子や免疫細胞ミクログリアの活動が抑制された。

・組織を破壊するメタロプロテアーゼの阻害物質を増やし、炎症性サイトカインを減少させた。

・さらに赤ワインは好中球浸潤をあきらかに減少させた。

ほどほどの飲酒習慣には虚血後の炎症反応から脳を護るはたらきがあるのかも、


というおはなし。
図:脳虚血と好中球浸潤と赤ワイン

感想:

酒のむとまちがいなく脳のはたらきが悪化する。もう余裕はないからぜったいに飲まない。

2017年10月5日

カロリー制限後の脳卒中とその回復


Caloric restriction stabilizes body weight and accelerates behavioral recovery in aged rats after focal ischemia.
2017  9月  スイス

肥満は脳卒中になる要因の1つである。

事前のカロリー制限が脳卒中後の結果にどう影響するものか実験してみたそうな。


高齢で肥満のネズミに、人為的に脳梗塞にする8週間前からカロリー制限食を与えた。

食べ放題ネズミと比べたところ、


次のようになった。
・脳卒中のあと、食べ放題ネズミの体重は10日後まで減少を続けた。

・しかしカロリー制限ネズミに体重減少は起きず、5日目から体重が急速に増え始めた。

・さらにカロリー制限ネズミでは、複雑な感覚運動スキルや皮膚感受性 感覚運動統合 空間記憶力が必要な課題の動作が改善した。

・同様に、インスリン様成長因子や糖代謝、動脈新生に関連する遺伝子発現が明らかに増加していた。

カロリー制限で体重を適切に保っていた高齢ネズミは脳梗塞後の回復がとても良かった、


というおはなし。
図:高齢ネズミのカロリー制限と脳梗塞体積

感想:

人間様のばあい「肥満パラドックス」ってのがあって、実際は太っているもの勝ち のもよう。

2017年10月4日

ランセット誌:通勤や家事は脳卒中予防にならないの?


The effect of physical activity on mortality and cardiovascular disease in 130 000 people from 17 high-income, middle-income, and low-income countries: the PURE study.
2017  9月  カナダ

身体活動量がおおいと脳卒中など心血管疾患が起きにくくなり死亡率も下がるという報告は数多くある。しかしこれら調査の多くは高所得国の余暇時間の使い方にフォーカスしたものがほとんどである。

そこで、十分な余暇時間をとれない中低所得国を調査対象にいれて非余暇時間(仕事や通勤 家事など)での身体活動量と心血管疾患との関連を大規模にしらべてみたそうな。


2003-2010に、カナダ、スウェーデン、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ポーランド、トルコ、マレーシア、南アフリカ、中国、コロンビア、イラン、バングラディシュ、インド、パキスタン、ジンバブエの健康な国民 計130843人から身体活動量についてのアンケートをとり、

平均6.9年間にわたり死亡率 心血管疾患(脳卒中、心筋梗塞など)の発生をフォローしたところ、


次のことがわかった。
・週当たりの身体活動量が増えるにしたがい死亡率および心血管疾患リスクは低下した。

・この関連は高所得国、中所得国、低所得国に共通で、

・余暇時間、非余暇時間に依らなかった。

余暇時間または非余暇時間にかかわらず、身体活動量がふえると死亡率や脳卒中など心血管疾患のリスクは低下する、


というおはなし。
図:非余暇時間の運動と脳卒中リスク

感想:

都心に職場があると 通勤だけで1日の体力の9割が削がれる。終わりがみえない千日回峰行のようでメンタルがずたずたになる。むかしのはなし

2017年10月3日

ランセット誌:糖質で死亡、動物性脂肪は脳卒中予防


Associations of fats and carbohydrate intake with cardiovascular disease and mortality in 18 countries from five continents (PURE): a prospective cohort study
2017  8月  カナダ

現在の食事ガイドラインでは脂肪は総カロリーの30%未満にして さらに飽和脂肪酸を減らし不飽和脂肪酸に置き換えるよう推奨されている。

しかしこれらガイドラインの多くは肥満が問題化している北米 ヨーロッパを対象とした研究結果にもとづいている。

そこで精製穀物を多く摂る中低所得国を含めて炭水化物と脂肪および脳卒中など心血管疾患との関連を大規模にしらべてみたそうな。


35-70歳、18カ国(カナダ、スウェーデン、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ポーランド、トルコ、マレーシア、南アフリカ、中国、コロンビア、イラン、バングラディシュ、インド、パキスタン、ジンバブエ、パレスチナ自治区)
の健康な135335人に食事アンケートをおこない、死亡や脳卒中など心血管疾患の発生を7.4年間ほどフォローした結果、


次のことがわかった。

・炭水化物が多いと総死亡率が高かった。

・脂肪はその種類(飽和、不飽和、多価、単価)によらず多く摂ると総死亡率は低く、

・飽和脂肪酸で脳卒中リスクがおおきく下がった。

・飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸は心筋梗塞や心血管疾患死亡率に関連しなかった。

炭水化物を多く摂ると総死亡率が上がるいっぽう 脂肪は総死亡率が低下した。脂肪は心筋梗塞や心血管疾患死亡率と関連せず、むしろ飽和脂肪酸で脳卒中リスクがおおきく低下した。ガイドラインをただちに見直すべき、


というおはなし。

図:脂肪OR炭水化物のエネルギー源とした時の脳卒中リスク

感想:

今日、やたらニュースになっていてきがついた。↓

「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋 (東洋経済オンライン)



糖質制限がいいのはわかった。

「どうぶつ性の脂をとると血液がドロドロになって冠動脈や頸動脈にべったり理論」はどうなちゃうのかな。

2017年10月2日

重症脳卒中患者の予後精度


Predictive accuracy of physicians' estimates of outcome after severe stroke.
2017  9月  オランダ

脳卒中患者の半数以上が2年内に死亡または重度の障害を抱える。

また 院内で死亡するケースのおおくは医師が延命治療を引き揚げたあとに起きる。それゆえ終末期の判断には患者の正確な回復度の予測が必要となる。

そこで発症後間もない重症脳卒中患者の 医師による予後の精度を検証してみたそうな。


くも膜下出血を除く 脳梗塞または脳内出血の発症4日時点での重症患者(BI<6/20)について、
複数医師による6ヶ月後の死亡、生活自立度、QoLの予測と、
じっさいの6ヶ月後のフォロー結果を比較したところ、


次のようになった。

・平均年齢72、60人(脳梗塞30人)の患者を対象とした。

・6ヶ月時点で30人の患者が死亡した。

・生き残った30人のうち1人は死亡すると予想されていた。

・死亡予測された15人のうち14人はほんとうに死亡した。

・回復不良(mRS>3)と予測された46人のうち4人は回復良好だった。

・QoL低予測の8人中5人およびQoL高予測の18人中14人はそのとおりになった。

重症脳卒中患者の担当医師たちによる6ヶ月後の死亡 回復不良予測は正確ではなかった。QoLにいたってはもっと不正確だった、


というおはなし。
図:重症脳卒中患者の予後予測の精度

感想:

上の図の青棒と赤棒がハズレ。死亡予測ですら半数を外している。

実は回復しそうな患者には悪しめの予測(上図の赤棒)が告げられる。これをセルフハンディキャッピングという。

2017年10月1日

くも膜下出血の脳血管れん縮と早期脳損傷とクルクミン


Curcumin mitigates cerebral vasospasm and early brain injury following subarachnoid hemorrhage via inhibiting cerebral inflammation.
2017  9月  中国

脳卒中の5%を占めるくも膜下出血は、そのおおくが脳動脈瘤の破裂によるもので死亡率がとてもたかい。

早期脳損傷(EBI)と血管攣縮が高死亡率のおもな原因と考えられており、酸化ストレスや炎症、細胞死がそのメカニズムに関係している。

いっぽうウコン(ターメリック)に含まれる黄色の成分クルクミンにはおおくの病気で抗炎症 抗酸化作用が確認されており、脳梗塞や脳内出血では神経保護効果がしめされている。

くも膜下出血へのクルクミンの影響をしらべてみたそうな。


視交叉槽に事前採集した血液を注入して人為的にくも膜下出血状態にしたネズミについて、クルクミン(150mg/kg)を注射した。

死亡率や神経症状、血管攣縮、活性酸素反応、炎症性たんぱく質を定量した。


次のようになった。

・クルクミングループで死亡率が低下し 神経症状も緩和され、

・血管攣縮も軽減されていた。

・炎症性サイトカインの過剰発現が抑制され、その転写因子も抑えられていた。

クルクミンには くも膜下出血による脳の炎症を免疫反応の転写因子レベルで抑制することで血管攣縮や早期脳損傷を軽減するはたらきがある


というおはなし。
図:くも膜下出血へのクルクミンの影響

感想:

今夜はカレーライスだ。

[クルクミン]の関連記事

2017年9月30日

女性に不平等な国の脳卒中死亡率


Countries with women inequalities have higher stroke mortality.
2017  9月  韓国

脳卒中からの回復は男女でことなり、生活習慣のほか遺伝やホルモン 解剖生理学的ちがいにも影響を受ける。

さらに女性をとりまく社会環境や法的な不平等によって その回復がさまたげられる可能性もある。

そこで社会の男女格差が脳卒中死亡率におよぼす影響を世界の国別にしらべてみたそうな。


WHOのデータをもちいて176カ国の男女の脳卒中死亡率の比をもとめた。

女性の社会権利についての50項目からなる評価との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・46の国(26.1%)で女性の脳卒中死亡率が男性を上回っていた。

・このうちの29の国(63%)はアフリカのサハラ砂漠以南の地域にあった。

・脳卒中死亡率の男女比は 女性の権利のうちの14項目、たとえば就職、銀行口座の開設、家庭内暴力への罰則、資産保有の権利など と関連がつよかった。

・また、国連開発計画(UNDP)の提唱するジェンダー不平等指数(GII)との関連もつよかった。

世界的に 社会の男女格差が女性の脳卒中死亡率と関連していた、


というおはなし。

図:世界の国の女性の脳卒中死亡率の高さ

感想:

日本はもっとヒドイとおもってたけど、世界的には最良レベルだな。

2017年9月29日

脳卒中の幹細胞治療 フェーズⅡの成果


Phase I/II randomized controlled trial of autologous bone marrow-derived mesenchymal stem cell therapy for chronic stroke.
2017  8月  香港

脳卒中で脳が損傷すると脳室壁で新たに神経細胞が産生されて損傷部位に移動することが知られている。しかしその細胞の多くは数週間で死滅し、定着するものはわずかである。

いっぽう細胞治療では患者自身の骨髄から採取した幹細胞を用いる方法がもっとも期待されている。

今回、発症後1年経った脳卒中患者への細胞治療の安全性と有効性(フェーズⅠ,Ⅱ)についてランダム化比較試験をおこなってみたそうな。

2017年9月28日

nature.com 低周波電磁場で脳卒中治療


An open-label, one-arm, dose-escalation study to evaluate safety and tolerability of extremely low frequency magnetic fields in acute ischemic stroke.
2017  9月  イタリア
おおくの動物実験で 低周波電磁場刺激が虚血状態にある脳神経を保護し 梗塞や炎症 細胞死を抑える効果がしめされている。

脳卒中患者での実験はまだないので安全性確認をかねてやってみたそうな。


発症から48時間以内の脳卒中患者6人の虚血部位へ向けてコイルをあて、1日に1回45分間または120分間の低周波(75Hz)電磁場パルス照射を5日間つづけた。

その強度分布はコイルの形状と線量測定の手法にならって推定した。


次のようになった。

・有害事象はなかった。

・すべての患者で臨床症状が改善した。

・1ヶ月後、45分間刺激の3人のうち1人と120分間刺激の3人すべてで梗塞サイズが小さくなっていた。

・脳内の磁界強度は1mTと推定され、先行する研究から生物学的変化を起こすに足る強さと考えられた。

低周波電磁場療法は安全で実行可能なものだった。ランダム化比較試験が期待される、


というおはなし。
図:低周波電磁場の影響範囲

感想:

こっち↓のほうが一足早かったのかな。
低周波電磁界療法で脳卒中リハビリ

2017年9月27日

2年間の再発率と脳卒中の種類


Hospital-Based Study of the Frequency and Risk Factors of Stroke Recurrence in Two Years in China.
2017  9月  中国

脳卒中は死亡や障害のおおきな原因ではあるが、その再発はより重大な問題になりうる。

脳卒中後2年間の再発頻度と関連要因を種類別に大規模にしらべてみたそうな。


2007-2010、109の病院の脳卒中患者10万人あまりについてしらべたところ、


次のことがわかった。

・2年間の再発者の割合は、くも膜下出血3.80%、脳内出血5.31%、脳梗塞8.71% だった。

・再発者のうち、くも膜下出血の54.11%、脳内出血の60.42%、脳梗塞の92.92%は初回とおなじ種類の脳卒中だった。

・くも膜下出血でクリップやコイル手術をした者は再発しにくかったが、1度再発すると何度も再発した。また、高血圧は再発のリスク要因だった。

・脳内出血では心房細動があると再発しやすかった。

・脳梗塞では1度再発が起きると何度も再発した。

脳卒中の再発頻度や関連要因は種類によりことなっていた、


というおはなし。
図:再発と再入院

感想:

動脈にコブができやすい人の血管壁を少しつまんだくらいで「解決!」という考え方がとても21世紀とは思えない。

あと、心房細動に抗血栓薬あたえて脳出血そしてまた脳出血の連鎖も気になる。

2017年9月26日

パチンカーの脳卒中予後


Relationship between Stroke Events during Pachinko Play and Prognosis.
2017  9月  日本

パチンコをやってる最中に脳卒中になった患者の予後をしらべてみたそうな。


2003-2012の脳卒中患者2075人についてその記録から発症時にパチンコ中だった者を抽出した。

退院時のグラスゴー転帰尺度と死亡率を非パチンコプレイヤーとくらべたところ、


次のことがわかった。
・パチンコプレイヤーには高血圧と現在喫煙者がおおかった。

・しかし退院時の回復度に両グループで違いはなかった。

パチンコ中に脳卒中を発症した患者には高血圧や喫煙者が多かったが、パチンコそれ自体が予後決定要因とはいえなかった、


というおはなし。
図:パチンコで脳卒中

感想:

パチンコと病気の研究ってたくさんあるかとおもって検索したら、 ない。

パチンコはギャンブルかというとそうではないようだしぃ、、とらえどころがなくてテーマにしにくいんだろね。

2017年9月25日

メンタルプラクティスと脳卒中患者のQoL


The influences of the mental practice on the quality of life of the stroke patients.
2017  9月  韓国

実際の運動をせずにその動作を頭のなかだけで繰り返しイメージするメンタルプラクティスは 脳卒中患者への応用がおおく報告されている。しかし生活の質(QoL)への効果についてはくわしい研究がすくないので実験してみたそうな。


発症後6ヶ月以上経つ脳卒中片麻痺患者で、認知機能が正常で、イメージ明瞭性が標準的(Vividness of Movement Imagery Questionnaire ~2.26)な32人をつぎの2グループに分けた。

*作業療法20分+メンタルプラクティス10分
*作業療法30分のみ

これを週5日x4週間 継続した。

メンタルプラクティスは、静かな環境で、本のページめくり、豆つまみ、カップ積みの各動作をイメージさせた。

脳卒中患者の生活の質を12項目x各5段階のSS-QoL評価したところ、


次のようになった。

・生活の質SS-QoLはメンタルプラクティスグループで明らかにすぐれていた。

・項目別では身の回りの世話ができる能力と上肢機能の改善がいちじるしかった。

メンタルプラクティスが脳卒中患者の生活の質の改善につながることがわかった、


というおはなし。
図:メンタルプラクティスで脳卒中のQoL改善

感想:

たとえ想像の世界であっても繰り返し成功体験を積むと幸せになる。

その逆もしかりで、努力すれば治ると思い込み「できない体験」を重ねているとどんどん不幸になる。

2017年9月24日

脳卒中後の運動と認知機能


Effects of Physical Activity on Poststroke Cognitive Function.
2017  9月  オーストラリア

脳卒中後の身体活動トレーニングには 認知機能の維持 回復の効果が期待できる。実際 すくなからぬ数の研究がそれをサポートするデータを示している。

これらの研究をまとめて効果的なトレーニングの種類、期間、時期、認知機能的側面についてしらべてみたそうな。


関係するランダム化比較試験を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・被験者736人を含む14の研究がみつかった。

・ぜんたいとして身体活動トレーニングは脳卒中患者の認知パフォーマンスに良い影響があった。

・エアロビック(有酸素運動)と筋力負荷トレーニングを組み合わせたときにもっとも認知ゲインが大きく、

・慢性期患者であっても認知パフォーマンスの改善が得られた。

・注意力と処理速度で強くはないが明らかな効果が見られたいっぽう、

・実行機能や作業記憶では有意な効果は確認できなかった。

脳卒中後の身体活動トレーニングで認知パフォーマンスが強化された。この効果は12週間ほどで現れ 複数トレーニングの組み合わせで最大化し、慢性期の患者にも効果的だった、


というおはなし。
図:脳卒中後の身体活動トレーニングの認知パフォーマンス効果

感想:

慢性期でもOKってところがやる気にさせる。

2017年9月23日

脳内出血をやったこどもの知能2年後


Cognitive functioning over 2 years after intracerebral hemorrhage in school-aged children.
2017  9月  アメリカ
脳内出血を経験したこどもの調査は感覚運動機能の回復にしぼったものがおおく 認知機能への長期の影響をしらべた研究はすくない。

通学年齢のこども脳内出血経験者を2年間フォローしてみたそうな。


6-16歳、中央値13歳の脳内出血経験の男女7人について3、12、24ヶ月後の神経的予後と認知機能(ウェクスラー式知能検査)を測定したところ、


次のことがわかった。

・感覚運動機能は順調に回復してほとんど障害のないレベルになった。

・言語理解と知覚推理能力は回復傾向にあったものの、

・処理速度と作業記憶のレベルは低く、

・特に作業記憶については同年齢の子供をあきらかに下回っていた。

脳内出血を経験した子供の認知機能は早くからフォローして適切なサポートが必要だろう、


というおはなし。
図:子供の脳内出血後の年齢調整作業記憶スコア

感想:

脳の可塑性あふれる子供ですら年々あたまのはたらきがトロくなってゆくのだとしたら、成人脳卒中経験者がどんなに見栄をはってもそれを隠し通せるものではないわな。
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