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2016年4月22日

若年脳卒中経験者のうつ不安の割合


Long-term depressive symptoms and anxiety after transient ischaemic attack or ischaemic stroke in young adults.
2016  4月  オランダ

若くして脳卒中を経験した人が10年後にうつや不安を感じている割合を調べてみたそうな。


18-50歳にTIAまたは脳梗塞になった511人について、発症10年後のうつ症状、不安度を測定し、健常者147人と比較したところ、


次のことがわかった。

・若年脳卒中経験者の16.8%にうつ症状が、23.0%に不安が見られ、

・健常者ではこの割合はそれぞれ6.1%、12.2%だった。

・特に脳梗塞経験者ではうつ症状や不安は回復不良に関連していた。

若年脳卒中経験者のうつ症状や不安は長期的にみて珍しいものではなく、回復不良と関連していた、


というおはなし。

写真:不安

感想:

もう7年経つけど うつ不安はないな。やる気のなさが気になっては いる。

2016年1月21日

若年脳梗塞の4年再発率のトレンド


Trends in risk of recurrence after the first ischemic stroke in adults younger than 55 years of age in Sweden.
2016  1月  スウェーデン

若年脳梗塞経験者について過去20年間の再発トレンドを調べてみたそうな。


スウェーデンの患者データベースから、1987-2006に脳梗塞で28日間以上生存した 18-54歳の患者を抽出し、再発の有無を4年間フォローして 傾向を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間、17149人の脳梗塞患者のうち 14.2%が脳梗塞を再発した。

・1987→2006に再発リスクは男性で55%、女性59%低下した。

・もっとも最近の4年再発率は、男性11.8%、女性9.8%だった。

この20年間で若年脳梗塞経験者の再発率は低下した。しかし若年者の再発率は依然高いレベルにある、


というおはなし。

図:脳梗塞

感想:

これ↓の続きだったんだな、、
若くして脳梗塞になった人の4年内死亡率はこの20年間でずいぶんと下がったけど、いまだ一般人の6倍…

2016年1月19日

微小脳出血のある若年脳卒中患者の割合は...


High Prevalence of Cerebral Microbleeds in Inner City Young Stroke Patients.
2016  1月  アメリカ

都心部に住む若年脳卒中患者にオマケの微小脳出血がどのくらいあるものなのか調べてみたそうな。


ボストン医療センターに脳卒中で入院した49歳以下の患者104人について微小脳出血の有無、個数、分布をMRIで調べ、一部の患者(29人)には再度MRIを施行し新規の微小脳出血の発生を調べた。


次のことがわかった。

・患者の17%に微小脳出血があった。

・男性、高血圧、脳内出血経験者に多かった。

・新規に微小脳出血が発生した患者の50%には、すでに3ヶ所以上の微小脳出血が存在していた。

・また、不法薬物の使用歴がある者も微小脳出血が多かった。

都市部に住む若年脳卒中患者には微小脳出血も少なくなかった、


というおはなし。

図:微小脳出血

感想:

オレもあるんだよねぇ、、、 あまり気にしてないけど。

2015年10月2日

若くして脳梗塞になるのは遺伝のせいなのか?


Heritability of young- and old-onset ischaemic stroke.
2015  9月  アメリカ

脳卒中に遺伝要因があることはわかっているが、若年者と高齢者のどちらにより影響するものなのかは明らかではない。

そこで、ゲノム解析から脳梗塞リスクの遺伝率の違いを調べてみたそうな。


ヨーロッパ人の脳梗塞患者4050人および健常者5765人について、ゲノムアレイ検査を行い 脳梗塞リスクの遺伝率を若年者と高齢者について解析したところ、


次のようになった。

・サンプルの47%が55歳未満の若年者だった。

・若年脳梗塞リスクの遺伝率は42%、高齢者のそれは34% となった。


脳梗塞リスクの遺伝的寄与率は若年脳梗塞で高齢者よりも大きかったが、統計学的有意な差ではなかった、


というおはなし。


感想:

15年くらいまえに、ある珍しい病気の遺伝子の個人差をみるために組織サンプルからDNAを一文字ずつ読み取りメチル化の有無も調べる実験を1年間ほどやってた。

だからこの種の話はわかるつもりでいたんだけど 浦島太郎気分だな、、

2015年8月24日

若い人が高血圧を防ぐためにできること


Lifestyle and Risk of Hypertension: Follow-Up of a Young Pre-Hypertensive Cohort.
2015  7月  中国

健康的な生活習慣で若者が高血圧になるのを防げるか調べてみたそうな。


20-45歳で糖尿病や脳卒中歴のない前高血圧状態(収縮期120-130,拡張期80-89)の男女について、

身長、体重、運動頻度、飲酒頻度、睡眠時間を調査し、4.7年間フォローした結果、


次のことがわかった。

・この間に 1009人のうち182人が高血圧(140/90以上)になった。

・BMIカテゴリが "標準"に比べ "過体重"、"肥満"では高血圧リスクはそれぞれ1.83倍、2.62倍だった。

・睡眠時間が1日8時間以上に比べ6-8時間では高血圧リスクは0.40倍だった。

・運動と飲酒の習慣は高血圧と有意な関連が見られなかった。


前高血圧状態にある人は、体重と睡眠時間に注意すれば高血圧症を防げるかも、


というおはなし。

生活習慣と高血圧リスク

感想:

睡眠時間は睡眠障害が原因だろうから簡単には変えられない。運動も酒も関係ないとすると、できることあまりないな、、

2015年6月27日

若い脳卒中患者の家族歴について


Family History in Young Patients With Stroke
2015  6月  ベルギー

家族歴は脳卒中のリスク要因の1つである。

家族歴が脳卒中の特定の種類、性別と関連があるものか若年患者で調べてみたそうな。


脳卒中を経験した18-55歳の男女4232人について調査した結果、


次のことがわかった。

・1578人(37.3%)に脳卒中の家族歴があった。

・女性患者の場合、54.6% vs. 45.4%で母方の家族歴が多かった。

・脳卒中の種類と家族歴との関連はなかった。

・頸動脈解離では家族歴患者はむしろ少なかった。

・両親に家族歴がある場合、自分の兄弟も やや脳卒中になりやすかった。

若年脳卒中患者の3分の1には家族歴があった。家族歴と脳卒中の種類に関連はなく、女性脳卒中患者には母方の家族歴が多かった、


というおはなし。
家族歴
感想:

まさに家族歴から いつか脳卒中になることはほぼ確信していた。だからあまり驚かなかったなぁ、、

2015年6月23日

中学高校で 持久走とか大ぃっ嫌いだったんだけど、、


Influence of Cardiovascular Fitness and Muscle Strength in Early Adulthood on Long-Term Risk of Stroke in Swedish Men
2015  6月  スウェーデン

中年以降の心肺機能の低下は脳卒中リスクの1つではあるが 若者の場合はどうか、調べてみたそうな。


1968-2005に登録した若年成人について、自転車運動負荷試験(16万人)と筋力測定(56万人)を行い追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・この間にくも膜下出血895、脳内出血2904、脳梗塞7767件が起きた。

・若いときの心肺機能と筋力が高いほど いずれの脳卒中でもリスクは低く、

・能力が高い者と比べたときの一番低い者の脳卒中リスクは、心肺機能の場合1.70倍、筋力で1.39倍だった。


18歳時点で心肺機能と筋力が低い場合、将来あきらかに脳卒中になりやすい、


というおはなし。


感想:

思い返してみるに なるべくしてなった気がする、、

2015年4月12日

若い脳内出血経験者で10年後も生きている人の割合は、、


Intracerebral hemorrhage at young age: long-term prognosis.
2015  4月  フィンランド

若くして脳内出血になった患者の長期的な死亡率、回復具合について調べてみたそうな。


16-49歳の脳内出血患者記録を抽出し、約10年間追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・1ヶ月間生きのびた患者268人のうち、

・1年生存率は98.1%、

・5年生存率は93.2%、

・10年生存率は88.8% だった。

・男性、糖尿病、が高死亡率の要因だった。

・49%は機能回復が思わしくなく、

・彼らの特徴は、入院時の神経症状が重く、脳室内出血があった。


若い脳内出血患者の10人に1人は10年以内に亡くなっていた。生存者の半数は機能回復が良くなかった、


というおはなし。

脳内出血


感想:

意外とみんな元気じゃん。

2015年3月21日

「あなたの父方の祖母は脳卒中でしたか?」「知りません」


Stroke patients' knowledge about cardiovascular family history - the Norwegian Stroke in the Young Study (NOR-SYS).
2015  3月  ノルウェー

心血管疾患の家族歴の有無は 脳卒中のリスク要因とされている。そこで、若年脳卒中患者が家族歴をどの程度認識していたのか調べてみたそうな。


15-60歳の脳梗塞患者257人に面談して、両親、父方母方の祖父母の心血管疾患の有無について調査したところ、


次のことがわかった。

・心血管疾患の家族歴は59%の患者で確認できた。

・脳卒中に限定したときの家族歴は、父親で18.7%、母親が17.9%だった。

・祖母の心血管疾患歴を「知らない」と答えた割合は、父方祖母で45.5%、母方祖母で32.4%だった。

・男性に比べ女性患者の方が家族歴に詳しかった。

・脳卒中の家族歴よりも冠動脈疾患の家族歴をよく記憶していた。


若年脳卒中患者の心血管疾患の家族歴の割合は高かった。女性の方が家族歴に詳しく 母方の家系についてよく知っていた、


というおはなし。


感想:

母方の家系で脳卒中が多かったのでずーっと気にはしていた。でも気にしていただけで予防に良さそうなことはほとんどしていなかった。

2015年3月12日

50歳未満の脳卒中患者の特徴


Pattern and risk factors of stroke in the young among stroke patients admitted in medical college hospital, Thiruvananthapuram.
2015  3月  インド

若年脳卒中患者の割合とその特徴を調べてみたそうな。


ケーララ州の大学病院に2ヶ月の間に入院してきた脳卒中患者100人にアンケート調査したところ、


次のことがわかった。

・15人が50歳未満の若年脳卒中患者だった。

・そのうち60%が脳梗塞患者だった。

・症状は高齢者にくらべ嘔吐、頭痛、顔の麻痺が多かった。

・若年者ではアルコールと心房細動が主なリスク要因だった。

・若年者で運動不足の患者は少なかった。

・心房細動があると若年者の脳卒中リスクが6倍になった。


50歳未満の脳卒中患者の割合は15%で、高齢者にくらべ脳出血患者が多く、心房細動、アルコールが主なリスク要因だった、


というおはなし。

脳卒中の症状


感想:

インドにしては人数少ないな、、、と思った。

2015年2月28日

若い脳内出血患者が長期的にウツになる割合


Depression, anxiety, and cognitive functioning after intracerebral hemorrhage.
2015  1月  フィンランド

若年脳内出血患者のウツを長期的に調べてみたそうな。


16-49歳の脳内出血患者336人を10年間ほど追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・23%にウツが、40%に不安症状が見られた。

・障害の重さとウツ、精神的苦痛が関連していた。

・9%が抗うつ薬を使用していた。


若年脳内出血患者の4人に1人が長期に渡りウツだった。障害が重いほどウツになりやすかった、


というおはなし。



感想:

回復著しいはずの若年者ですら ながくウツに悩む割合が少なくない、ってことなんだろな、

2015年1月12日

若い脳卒中経験者が医療サービスに望んでいること


Young and Midlife Stroke Survivors' Experiences With the Health Services and Long-Term Follow-Up Needs.
2015  1月  ノルウェー

脳卒中経験者が抱く医療サービスへの感想やニーズについて、特に若者と中年を対象に調べてみたそうな。


若年脳卒中経験者16人に面談調査したところ、


次のことがわかった。

・彼らは継続して医療サービスを受けるために苦労していた。

・医療サービスから計画的にフォローされているとは感じていなかった。

・若年脳卒中経験者はフォローしてもらいにくい印象を持っている。

・医療サービスからフォローがあっても自分のニーズに応えるものではなかった。


若い脳卒中経験者の個々のニーズを取り込んだ長期的なサポートが望まれる、


というおはなし。
医療サービス

感想:

個人情報の取り扱いに過敏なためか 他の業種にくらべると時代錯誤的にこの種のフォローって少ないとおもう。

あんなにお金払ったのにハガキ一枚よこさないし、、

2015年1月4日

のちに脳卒中になる男性の青年期の特徴


Risk Factors Assessed in Adolescence and the Later Risk of Stroke in Men: A 33-Year Follow-Up Study.
2014  12月  スウェーデン

高齢者を対象とした脳卒中リスクの研究は多い。
そこで、脳卒中のリスク要因を青年期の若者について調べてみたそうな。


1969-1989の徴兵時に収集された平均年齢18の男性81万人あまりの健康診断を含む登録情報を解析したところ、


次のことがわかった。

・33年前後の追跡期間中に6180件の脳梗塞と2104件の脳出血があり、発症年齢の平均は48歳だった。

・脳梗塞に関連の強い要因は、運動不足、肥満、糖尿病、飲酒、低所得、母方の脳卒中歴だった。

・脳出血も同様に、運動不足、肥満、飲酒、糖尿病、低所得がリスクとして挙げられた。


脳卒中のリスク要因はすでに青年期に明らかになっており、その代表的なものは運動不足、肥満、糖尿病、低所得、母方の脳卒中歴であった。それらのいくつかは十分に改善可能である、


というおはなし。


感想:

若かりし頃を思い出すに 運動不足、母方脳卒中歴、低所得 がガッチリ当てはまってた。

2014年11月7日

この20年間で脳卒中死亡率はどのくらい改善したの?


Deaths from stroke in US young adults, 1989-2009.
2014  10月  アメリカ

若年脳卒中患者の死亡率の傾向を最近20年間について調べてみたそうな。


1989-2009年 アメリカ全土での20-44歳の脳卒中死亡者データ(22億人年相当)を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に若年脳卒中患者の死亡率は35%低下した。

・死亡率低下の種類別内訳は、脳梗塞15%、脳内出血47%、くも膜下出血50%だった。

・黒人は白人に比べ脳卒中3種の死亡リスクが数倍であり 死亡率低下度も大きかった。


若年脳卒中患者が増加傾向にある一方で死亡率は明らかに低下した。早期発見と治療が功を奏しているにちがいない、


というおはなし。


感想:

放っておいても勝手に治る軽い脳卒中が 病院のマーケティング活動とCTのお陰でたくさん見つかるようになっただけではないのかな?

2014年8月30日

若い人の脳梗塞と睡眠の関連について


Correlation Analysis of Sleep Quality and Youth Ischemic Stroke.
2014  8月  中国

若年者の脳梗塞と睡眠との関連を調べてみたそうな。


18-45歳の脳梗塞患者223人と158人の若い健常者について調査、比較したところ、


次のことがわかった。

・発病の要因はリスクの高い順に、高血圧症、高脂血症、喫煙歴、ホモシステイン高値、睡眠の質、脳卒中の家族歴、アルコール中毒 だった。

・質の悪い睡眠は発症リスクの5位(リスク1.8倍)であり、予後の悪化とも関連があった。


若年者にとって睡眠の質は脳梗塞の発症予防と予後を決める大切な要因である、


というおはなし。

睡眠の質


感想:

これおもいだした。
不眠症と脳卒中との関連について

2014年8月26日

若いのに脳内出血になるとすぐに死ぬの?


Incidence, risk factors, etiology, severity and short-term outcome of non-traumatic intracerebral hemorrhage in young adults.
2014  8月  フィンランド

若くして脳内出血になった患者の特徴を調べてみたそうな。


脳内出血と診断された16-49歳の患者336人と 50歳以上の患者921人の医療記録を比較した結果、


次のことがわかった。

・若年脳内出血患者の年齢中央値は42歳、

・59.5%が男性、

・発症率は10万人あたり年間4.9人、

・主なリスク要因は高血圧と喫煙、

・高齢者のような高血圧性細小血管症は少なく、器質的病変によるものが多かった。

・3ヶ月死亡率は17.0% vs. 32.7%で高齢グループより低かった。

・血腫の大きさは年齢には依らず、若年者は多少大きくても死亡に結びつかなかった。


若年者の脳内出血は、高齢者と比べて死亡率は低く 原因も異なる、


というおはなし。



感想:

そういえば 44歳だったなぁ、、

2014年8月7日

若年脳卒中経験者の17年後の死亡率が明らかに


Long-Term Mortality After First-Ever and Recurrent Stroke in Young Adults.
2014  7月  フィンランド
50歳未満で脳卒中になった患者が17年以内に死亡する割合を調べたそうな。


15-49歳で脳梗塞になり、発症後30日間以上生き延びた患者970人について10年前後追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・この間に152人 (15.7%) が死亡した。

・17年後まで推定すると死亡率は23%になった。

・この死亡率は同年齢層 一般人の7倍に相当した。

・132人(13.6%)が再発を経験しており、

・再発した患者の死亡リスクは再発前の17倍に上昇した。


若年脳卒中経験者は再発で死亡する可能性がとても高い。再発予防策が必要である、


というおはなし。

脳卒中再発の生存率


感想:

意外に長生きしてる感。 若いから?脳梗塞だから?


これ思い出した。
脳内出血経験者が13年後も生きている割合が判明

2014年3月2日

若いのに10年経っても良くならない患者の割合は…


Poor Long-Term Functional Outcome After Stroke Among Adults Aged 18 to 50 Years: Follow-Up of Transient Ischemic Attack and Stroke Patients and Unelucidated Risk Factor Evaluation (FUTURE) Study.
2014  2月  オランダ

若年脳卒中患者の長期的な機能回復程度を調べてみたそうな。


18-50歳で脳卒中を経験した722人について平均9.1年間追跡調査したところ、


次のようになった。

・全体の32%が機能回復不良 (modified Rankin Scale>2)だった。

・この内訳は、脳梗塞37%、脳内出血49%、TIA17%だった。

・日常生活関連動作では、脳梗塞15%、脳内出血18%、TIA11%が回復不良だった。


若年脳卒中経験者の8人に1人は10年経っても日常生活で自立できていなかった、


というおはなし。
図:mRS



感想:

すこし前にも似たような記事があったのを思い出した。
若いからすぐに回復すると考えるのは ちょっと違うと思う

2014年2月6日

若いからすぐに回復すると考えるのは ちょっと違うと思う


Young individuals with stroke: a cross sectional study of long-term disability associated with self-rated global health.
2014  1月  スウェーデン

若年脳卒中患者は回復への期待の強さから たとえ軽症であっても障害に長く悩む可能性がある。

そこで若年脳卒中経験者と同年代の一般人について自らが認識する健康度を調べてみたそうな。


65歳以下で、発症後6年までの脳卒中経験者150人と、同年齢層の一般人2661人について健康QOLアンケートを調査を行い、障害との関連を解析した。


次のようになった。

・脳卒中経験者のうち79%は軽症だった。

・健康状態が良くないと考える者の割合は、脳卒中経験者で45%、一般人で15%だった。

・特に 移動能力、自己管理、日常活動、不安や抑うつに健康上の問題を感じていた。

・脳卒中経験者の 余暇活動、仕事、視覚能力、不活発な生活、疲労などへの限界感、制限感が健康認識の低下と関連していた。


若年脳卒中経験者で健康上にネガティブな影響を引きずっている人は案外多い、


というおはなし。



感想:

だから脳卒中は もともと身体能力の低い年寄りほどダメージが少ない、とも言える。


脳卒中になった直後は、一気に20年くらい歳をとったような気がした。

よだれ垂らして、顔にご飯粒が付いていていも気づかない、階段は手すりに捉まり、トイレットペーパーを切る動作もおぼつかない、イメージはあるのに言葉が出ない...


しかしこういった問題が徐々に解決してゆくにつれ いつも若返ってゆくような感動をおぼえる。
この5年間、時間が逆向きに流れているような気がして仕方がない。

2013年10月25日

世界的に若者の脳卒中が増えている原因とは


World faces looming stroke epidemic, health experts warn
2013  10月  イギリス

世界的に若年者の脳卒中が増えているそうな。
・世界の脳卒中の3分の1は20-64歳に起きていて、

・この年齢層の脳卒中は、最近の20年間で25%増加した。
さらに、
・世界全体での総死亡率は低下傾向にあるものの、

・高所得国に比べ中低所得国の脳卒中死亡者数は10倍にのぼり、

・2030年までに脳卒中で早死したり障害を負う人は現在の2倍になるだろう。
イギリスでは、
・貧困地域の住人は富裕層地域に比べ脳卒中死亡率が3倍にのぼる。
・貧困格差によるこの傾向は世界的なものでもある。

・肥満、糖尿、高血圧の増加が原因と考えられる。

ついでに、
・世界の脳卒中死亡者の半数以上、脳卒中障害者のほとんどは脳出血の結果であり、主に高血圧が原因である。

先進国での脳卒中予防活動が一定の成果を上げてはいるものの、世界人口が増加しているので、若者を含め脳卒中人口が増えるのは仕方のないところでもある。

低所得国向けの啓蒙活動が期待される、


というおはなし。

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