元2024 11月 オランダ
脳卒中後の患者は、認知機能の低下により生活の質が大きく損なわれる。特に、記憶力や集中力、実行機能といった日常生活に必要な能力の低下が深刻である。
このため、認知機能を維持・改善するための介入が求められている。最近の研究では、食事性のタンパク質の摂取が認知機能や脳の血流(脳血管機能)に影響を与える可能性が注目されているので、タンパク質介入研究のシステマチックレビューを試みたそうな。
元2024 11月 オランダ
元2023 3月 ギリシャ
元2025 4月 日本
元2024 2月 中国
元
Impact of Early High-protein Diet on Neurofunctional Recovery in Rats with Ischemic Stroke.
2018 4月 中国
・脳梗塞ネズミでは高たんぱく質食で 体重増加が著しく、神経症状スコアは低く、運動バランス能力の回復がとても良く、
・さらに梗塞エリアがあきらかに小さかった。
・また活性酸素分解酵素が増加し、複数の酸化ストレス物質が減少していた。
・手術行為のみで脳梗塞にしなかったネズミでは食事の違いの影響はほとんどなかった。
プロテインを飲んでリハビリを加速
脳卒中になったら豆腐、がんも、油揚げ
元2021 11月 ドイツ
元2024 3月 中国
元
Dietary Protein Intake and Stroke Risk in a General Japanese Population
2017 5月 日本
・この間に254人が脳卒中になり、脳梗塞は172人、脳内出血は58人だった。食事から多くのタンパク質を摂っている日本人ほど脳卒中リスクはあきらかに低かった、
・タンパク質摂取量がおおいと脳卒中 とくに脳内出血リスクが低かった。
・1日あたりの全タンパク質摂取量がもっとも少ないグループ(50g未満)にたいするもっとも多いグループ(61.5g以上)の脳内出血リスクは63%低下した。脳梗塞は14%低下だった。
・植物性タンパク質でみると、摂取量がもっとも少ないグループ(1日に30g未満)にたいする一番多く摂るグループ(39g以上)の脳梗塞リスクは40%低下、脳内出血リスクは45%低下だった。
・動物性タンパク質でみると もっとも少ないグループ(16.1g未満)にたいするもっとも多いグループ(25g以上)の脳梗塞リスクは変わらず、脳内出血リスクは53%低下だった。
・米を多く摂るほどタンパク質摂取量が少なかった。
元2025 1月 中国
元
Quantitative analysis of dietary protein intake and stroke risk.
2014 6月 中国
・254489人の被験者を含む平均追跡期間14年、7件の研究が見つかった。
・タンパク質を多く摂る人はほとんど摂らない人に比べ脳卒中リスクが20%低かった。
・1日あたりタンパク質を20グラム多く摂るごとに脳卒中リスクが26%低下した。
・タンパク質が動物性の場合、脳卒中リスクは29%低下し、植物性の場合12%の低下だった。
・7件の研究の内2件は日本、1つはスウェーデンで、彼らは魚から多くのタンパク質を摂っていた。
元
Premorbid dietary intake of protein is associated with early outcomes but not with severity of ischemic stroke.
2017 12月 中国
・患者の54.7%はNIHSS 5以下の軽症、45.3%がNIHSS 5以上で、
・総タンパク質量は動物性や植物性とわず重症度とあきらかな関連はなかった。
・90日後の回復良好(mRS 2以下)63.2%、回復不良(mRS 3-6)は36.8%で、
・発症前のタンパク質の総摂取量と回復度には正の相関があった。

元2024 11月 中国
元
Vegetable Protein Intake was Inversely Associated with Cardiovascular Mortality in A 15-Year Follow-Up Study of A General Japanese Population
2018 8月 日本
・1213人が死亡し、そのうち29.2%が心血管疾患が原因だった。
・植物性たんぱく質が総カロリー比で1%増えるごとに脳出血死亡リスクが0.58倍になり、
・とくに高血圧でないグループに限定するとこの脳卒中死亡リスクは0.50倍だった。


元
Effects of different intakes of protein on nutritional status in severe stroke patients
2014 11月 中国
・14日時点でグループA,Bの上腕周囲長および下腿周囲長が著しく減少した。グループCでは変化はなかった。
・総タンパク質およびアルブミン、ヘモグロビンがグループAでは減少の一途。グループBでは一旦減少して増加、グループCでは減少はなく後半に増加した。
・体筋肉量を反映するクレアチニンは3グループとも変化はなかった。
・タンパク質の代謝産物である血液尿素窒素はグループA,Bで増加したがグループCでは変化がなかった。
Dietary protein intake and risk of stroke in women.
2012 7月 スウェーデン
・この間に1680件の脳卒中があった。(脳梗塞1310件、脳出血154件ほか)
・動物性タンパク質の摂取量が増えると脳卒中が著しく減った。
・タンパク質を多く摂る人はそうでない人に比べ脳卒中リスクが3割近く低下した。
・特に、高血圧症の女性の場合、そのリスクが半分程度になった。
元
Association of Dietary Protein Consumption With Incident Silent Cerebral Infarcts and StrokeThe ARIC Study
2015 10月 ドイツ
・この間に699件の脳卒中があった。
・タンパク質の総量、動物性 植物性にかかわらず脳卒中リスクとの関連は見られなかった。
・しかし赤肉の摂取は特に脳梗塞の発症と関連があった。
・赤肉の摂取量が増えるほど脳梗塞リクスは上がった。
・食事タンパク質と無症候性の脳梗塞との関連は見られなかった。
元2025 3月 イギリス
元2025 4月 ギリシャ
Acute Administration of Ethanol Reduces Apoptosis Following Ischemic Stroke in Rats. 2013 3月 アメリカ
・脳虚血後アポトーシスが増えたが、1.5g/kgのエタノール投与でアポトーシスは減った。
・1.5g/kgのエタノールでアポトーシス促進タンパク質の発現が減った。
・この効果は24時間後も続いた。
・0.5g/kgのエタノールではアポトーシス関連タンパク質の発現に影響はなかった。
元2024 7月 中国