~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

検索キーワード「タンパク質 OR たんぱく質」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
検索キーワード「タンパク質 OR たんぱく質」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示

2023年4月2日

高タンパク質食と脳卒中の関係

2023  3月  ギリシャ


高タンパク質食には太り過ぎを防ぎ血圧を下げる効果があることが示されている。

いっぽうでタンパク質摂取量の増加が心血管系に与える影響はよくわかっておらず、糖尿病や腎臓を悪化させるとする報告もある。

そこで、高タンパク質食が脳卒中など心血管疾患へ与える影響をあきらかにするべくメタアナリシスをこころみたそうな。

2024年2月10日

脳卒中を防ぐ驚きの食事変革 - あなたの体が欲するタンパク質とは?

2024  2月  中国


食事タンパク質の量および供給源の種類と、脳卒中など心血管系疾患(CVD)との関連についてくわしくしらべてみたそうな。

2018年4月18日

脳梗塞になったらたんぱく質をがっつり摂るべき理由


Impact of Early High-protein Diet on Neurofunctional Recovery in Rats with Ischemic Stroke.
2018  4月  中国

脳卒中のあとの栄養不良状態が患者の予後を悪化させるという報告は数多くあるが、高たんぱく質食をあたえた場合の影響についてはいまだ結論がでていない。

そこで脳梗塞の直後から高たんぱく質食をあたえたときの梗塞の大きさ、発現分子、酸化ストレスについて動物で詳しくしらべてみたそうな。


ネズミ48匹に脳梗塞にする手術をおこない次の4グループにわけた。

手術で脳梗塞+高たんぱく質食
手術で脳梗塞+通常たんぱく質食
手術行為だけ+高たんぱく質食
手術行為だけ+通常たんぱく質食

7日間フォローしたところ、


次のようになった。

・脳梗塞ネズミでは高たんぱく質食で 体重増加が著しく、神経症状スコアは低く、運動バランス能力の回復がとても良く、

・さらに梗塞エリアがあきらかに小さかった。

・また活性酸素分解酵素が増加し、複数の酸化ストレス物質が減少していた。

・手術行為のみで脳梗塞にしなかったネズミでは食事の違いの影響はほとんどなかった。

脳梗塞直後からの高たんぱく質食により体重、神経症状、梗塞エリアが改善し、酸化ストレスによるダメージも緩和された、


というおはなし。
図:脳卒中後の高タンパク質食の効果

感想:

たしかに 食事たんぱく質のはなしは「予防」ばかりで、
脳卒中の「あと」の影響についての報告は数件しか記憶にない。
プロテインを飲んでリハビリを加速

脳卒中になったら豆腐、がんも、油揚げ

2021年12月3日

タンパク質制限食で脳神経が回復する

2021  11月  ドイツ


家畜肉を定期的に摂取してタンパク質が豊富な状態にある者の脳卒中リスクが高いことがわかっている。

いっぽう、体重減少をもたらさない程度のタンパク質の摂取制限下にあったラットを脳虚血にした場合、その後の神経障害の程度が抑えられ、梗塞も小さいことが報告されている。

そこで脳卒中のあとに、適度なタンパク質摂取制限を始めた場合にも神経保護効果がみられるものか、動物実験してみたそうな。

2024年3月16日

驚愕の研究結果公開!植物性タンパク質が脳卒中リスクを劇的に下げるかも?最新研究が明らかにする食生活の真実

2024  3月  中国


疫学的証拠から、食事からのタンパク質摂取と脳卒中をふくむ心血管疾患(CVD)との関連は、タンパク源(植物由来か動物由来か)によって異なる可能性が示されているが、過去の研究は限られており、結論は出ていない。

そこで、植物性または動物性タンパク質の摂取とCVDリスクとの関連をくわしくしらべてみたそうな。

2017年5月12日

日本人の脳卒中を防ぐ食事タンパク質の量が明らかに


Dietary Protein Intake and Stroke Risk in a General Japanese Population
2017  5月  日本

食事からのタンパク質が増えると脳卒中になりにくいと言われているものの、必ずしもそうと言えない報告もある。

こんかい日本人についてタンパク質を摂る量とその由来、脳卒中の種類との関連をしらべてみたそうな。


40-77歳の健康な2400人について食事内容調査を行い、その後の脳卒中の有無を19年間フォローしたところ、


次のようになった。

・この間に254人が脳卒中になり、脳梗塞は172人、脳内出血は58人だった。

・タンパク質摂取量がおおいと脳卒中 とくに脳内出血リスクが低かった。

・1日あたりの全タンパク質摂取量がもっとも少ないグループ(50g未満)にたいするもっとも多いグループ(61.5g以上)の脳内出血リスクは63%低下した。脳梗塞は14%低下だった。

・植物性タンパク質でみると、摂取量がもっとも少ないグループ(1日に30g未満)にたいする一番多く摂るグループ(39g以上)の脳梗塞リスクは40%低下、脳内出血リスクは45%低下だった。

・動物性タンパク質でみると もっとも少ないグループ(16.1g未満)にたいするもっとも多いグループ(25g以上)の脳梗塞リスクは変わらず、脳内出血リスクは53%低下だった。

・米を多く摂るほどタンパク質摂取量が少なかった。
食事から多くのタンパク質を摂っている日本人ほど脳卒中リスクはあきらかに低かった、


というおはなし。
図:タンパク質摂取量と種類別脳卒中リスク

感想:

タンパク質含有率は肉で20%、豆腐で10%くらいだから、1日に 肉125g+豆腐390gを摂るともっとも多いグループに仲間入りできる。

ちょっとおおい感があるけど、できない量ではないな、、

[タンパク質 食事]の関連記事

2014年6月13日

動物性タンパク質をたくさん摂ると脳卒中予防になる


Quantitative analysis of dietary protein intake and stroke risk.
2014  6月  中国

食事で摂るタンパク質と脳卒中との関連を見なおしてみたそうな。


医学データベースより関連する研究を厳選し、データ統合ののち再解析したところ、


次のことがわかった。

・254489人の被験者を含む平均追跡期間14年、7件の研究が見つかった。

・タンパク質を多く摂る人はほとんど摂らない人に比べ脳卒中リスクが20%低かった。

・1日あたりタンパク質を20グラム多く摂るごとに脳卒中リスクが26%低下した。

・タンパク質が動物性の場合、脳卒中リスクは29%低下し、植物性の場合12%の低下だった。

・7件の研究の内2件は日本、1つはスウェーデンで、彼らは魚から多くのタンパク質を摂っていた。


タンパク質を多く含む食事は脳卒中予防になる。特に魚由来の動物性タンパク質が望ましいだろう、


というおはなし。

写真:魚を食べる

感想:

魚や肉のタンパク質含有率は25%くらいだから、いつもより肉を80g多めに… が目安かな。

2017年12月12日

発症前のタンパク質と 重症度 回復度


Premorbid dietary intake of protein is associated with early outcomes but not with severity of ischemic stroke.
2017  12月  中国

タンパク質をおおく摂ると脳卒中予防になることはいくつもの研究であきらかになっている。さらに脳卒中後のプロテインサプリメントが神経症状の回復を促すとする報告もある。

発症するまえに摂っていたタンパク質の量が 脳卒中の回復に与える影響についての研究はほとんどないので しらべてみたそうな。


脳卒中患者202人に食事習慣を面談調査し、食事から摂るタンパク質の量と神経症状の重さ(NIHSS)や90日後の回復度(mRS)との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・患者の54.7%はNIHSS 5以下の軽症、45.3%がNIHSS 5以上で、

・総タンパク質量は動物性や植物性とわず重症度とあきらかな関連はなかった。

・90日後の回復良好(mRS 2以下)63.2%、回復不良(mRS 3-6)は36.8%で、

・発症前のタンパク質の総摂取量と回復度には正の相関があった。

脳卒中になる前にタンパク質をおおく摂っていた患者の回復は概ね良かったが 重症度とは関連がなかった、



というおはなし。
図:食事のタンパク質

感想:

あんまり関連つよくない。
そりゃ足りないよりはいいわな、、、くらいの話。

[タンパク質]の関連記事

2018年8月12日

植物性たんぱく質が脳卒中を防ぐ


Vegetable Protein Intake was Inversely Associated with Cardiovascular Mortality in A 15-Year Follow-Up Study of A General Japanese Population
2018  8月  日本

これまで食事から摂るたんぱく質の量が血圧と逆相関にあるという報告がいくつかある。

しかしたんぱく質の種類が植物性と動物性のどちらが血圧や脳卒中など心血管疾患と関連するかについては 結論がでていないのでくわしくしらべてみたそうな。


日本全国300箇所の住民で30歳以上 7744人の健康な男女について食事アンケートを行い、心血管疾患の発生を13.9年間フォローし関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・1213人が死亡し、そのうち29.2%が心血管疾患が原因だった。

・植物性たんぱく質が総カロリー比で1%増えるごとに脳出血死亡リスクが0.58倍になり、

・とくに高血圧でないグループに限定するとこの脳卒中死亡リスクは0.50倍だった。

植物性たんぱく質をおおく摂ると脳卒中など心血管疾患の予防になった、


というおはなし。

図:とうふたんぱく質図:納豆たんぱく質

感想:

脳出血にいいみたいだ。豆腐と納豆を努めてたべて、植物性ゆえに足りない必須アミノ酸は他の食材から自然に補われるからよしとしよう。

2015年1月24日

脳卒中患者はタンパク質をしっかり摂ったほうが良いとする理由


Effects of different intakes of protein on nutritional status in severe stroke patients
2014  11月  中国

脳卒中患者のタンパク質摂取量の影響を調べてみたそうな。


89人の重症脳卒中患者を1日のタンパク質摂取量ごとにA,B,Cグループに分けた。

A:0.9g/kg
B:1.2g/kg
C:1.6g/kg

7日後、14日後の血液サンプルおよび上下肢の周囲長を測定した。


次のことがわかった。

・14日時点でグループA,Bの上腕周囲長および下腿周囲長が著しく減少した。グループCでは変化はなかった。

・総タンパク質およびアルブミン、ヘモグロビンがグループAでは減少の一途。グループBでは一旦減少して増加、グループCでは減少はなく後半に増加した。

・体筋肉量を反映するクレアチニンは3グループとも変化はなかった。

・タンパク質の代謝産物である血液尿素窒素はグループA,Bで増加したがグループCでは変化がなかった。


重症脳卒中患者の栄養状態を改善するためにはタンパク質を1日あたり1.6g/kgは摂らせると良い、

というおはなし。

感想:

健康なひとでもかなり意識しないと1.6g/kg にはならないだろうな。ぜんぶ肉(含有率20%)で摂るとすると体重50kgで 400g相当の肉を毎日食べなくてはならない。

思い出すに、、リハビリ病院の食事の量は少なかった。体重3キロ以上減った。

2012年8月6日

食事のタンパク質と脳卒中について 女性の場合


Dietary protein intake and risk of stroke in women.
2012  7月  スウェーデン




タンパク質の摂取量と脳卒中との関連を調べたそうな。



34670人の女性について食事アンケートをとり、10年あまり追跡調査した。




次のことがわかった。


・この間に1680件の脳卒中があった。(脳梗塞1310件、脳出血154件ほか)

・動物性タンパク質の摂取量が増えると脳卒中が著しく減った。

タンパク質を多く摂る人はそうでない人に比べ脳卒中リスクが3割近く低下した。

・特に、高血圧症の女性の場合、そのリスクが半分程度になった。







高血圧の女性はタンパク質の豊富な食事が

脳卒中予防になることがわかった



というおはなし。



写真:タンパク質

2015年10月31日

食事タンパク質と脳卒中について


Association of Dietary Protein Consumption With Incident Silent Cerebral Infarcts and StrokeThe ARIC Study
2015  10月  ドイツ

食事から摂るタンパク質と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


45-64歳の健康な11601人について、日頃の食事内容を調査し、脳卒中の発生を20年あまりフォローしたところ、


次のことがわかった。

・この間に699件の脳卒中があった。

・タンパク質の総量、動物性 植物性にかかわらず脳卒中リスクとの関連は見られなかった。

・しかし赤肉の摂取は特に脳梗塞の発症と関連があった。

・赤肉の摂取量が増えるほど脳梗塞リクスは上がった。

・食事タンパク質と無症候性の脳梗塞との関連は見られなかった。


食事タンパク質と無症候性脳梗塞との関連はなかったが、赤肉の摂取は脳梗塞と関連があるかもしれない、


というおはなし。

写真:食事タンパク質

感想:

赤肉(家畜肉)とガンの関連は最近WHOの警告で話題になったばかり。

ハンバーグの代わりにさつま揚げを食べればいいと思う。

2013年3月26日

脳卒中になったら日本酒を2合飲むと梗塞を最小限にできる可能性について

Acute Administration of Ethanol Reduces Apoptosis Following Ischemic Stroke in Rats. 2013  3月  アメリカ


脳梗塞後のエタノール投与に神経保護効果があると言われている。
これを脳細胞のアポトーシス(細胞死)関連タンパク質から検証してみたそうな。


人為的に脳虚血状態にしたネズミに体重1kgあたり0.5-1.5gのエタノールを腹部注射した。
アポトーシス細胞の量、関連タンパク質の増減を調べた。


次のようになった。

・脳虚血後アポトーシスが増えたが、1.5g/kgのエタノール投与でアポトーシスは減った。
・1.5g/kgのエタノールでアポトーシス促進タンパク質の発現が減った。
・この効果は24時間後も続いた。
・0.5g/kgのエタノールではアポトーシス関連タンパク質の発現に影響はなかった。




ネズミへの1.5g/kgのエタノール腹腔内投与は
血中レベルで酒気帯び運転基準ギリギリの濃度に相当する。
これが脳梗塞後のアポトーシスを抑制することがわかった


というおはなし。


感想:
アメリカの酒気帯び運転基準は日本の倍以上余裕があって、0.8mg/ml.
これに相当する飲酒量は日本酒1-2合となる。
このくらいの量なら実践できるね。

2015年8月25日

体外衝撃波療法で脳梗塞が消えてしまう可能性について


Extracorporeal shock wave effectively attenuates brain infarct volume and improves neurological function in rat after acute ischemic stroke.
2015  6月  台湾

急性期脳梗塞に体外衝撃波を与えるとどうなるか実験してみたそうな。


ネズミ48匹の半数を人為的に脳梗塞にして、各々さらに半数に体外衝撃波療法を施した。

28日後までフォローしたところ、


次のことがわかった。

・梗塞にしないネズミでは、細胞死に関連するタンパク質(caspase-3, Bax and TNF-α)に変化はなかったが、体外衝撃波を受けたグループで熱ショックタンパク質Hsp70が活性化していた。

・21日後、体外衝撃波を受けなかった梗塞グループの神経症状が明らかに大きくなった。

・28日後、体外衝撃波を受けたグループの脳梗塞ボリュームが小さくなっていることがMRIで確認できた。

・血管新生に関連するタンパク質は梗塞グループで少なかったものの、

・体外衝撃波を受けたグループでは血管内皮細胞増殖タンパク質とHsp70が増加傾向にあった。


急性期脳梗塞への体外衝撃波療法は安全でかつ効果的に梗塞を小さくし神経症状を改善できる、


というおはなし。

体外衝撃波 脳梗塞
上段3日後、下段28日後


感想:

衝撃波でHsp70が目覚めるってとこがミソか。検索するとHsp70は既に美容界の人気者でもあるようだ。

2011年4月5日

鍼の効果で脳梗塞患者の血中タンパク質も変化


Proteomic analysis of serum proteins in acute ischemic stroke patients treated with acupuncture.
2011 3月 中国


脳梗塞リハビリへの鍼灸の効果が、

血中タンパク質と上下肢の筋力にどう反映されるかを調べたそうな。




35名の急性期脳梗塞患者について、

10日間の鍼灸治療を施すグループとそうでないグループに分けて、

血中に発現しているタンパク質の種類と量、

上下肢の筋力を測定した。




その結果、

鍼灸治療を施したグループでは筋力が増加し、

血中タンパク質の内容にも おおいに変化が起きたことがわかった。




鍼灸は 主観的な改善効果だけでなく

観察可能な変化をも もたらすことができる、 という内容。


2016年9月1日

超早期リハビリには脳の細胞死を促す効果があった!


Enhanced apoptosis from early physical exercise rehabilitation following ischemic stroke.
2016  8月  中国

脳卒中後の回復は リハビリをどのタイミングで始めるかにかかっている。虚血による脳の細胞死(アポトーシス)と関連タンパク質からこれを調べてみたそうな。


人為的に脳虚血にしたネズミについて、再還流後

*6時間(ネズミの超早期に相当)
*24時間
*3日

の各時点でリハビリ(回転棒運動30分)を開始するグループに分け、アポトーシスとその促進タンパク質の量を測定した。


次のことがわかった。

・全体として 脳虚血により脳の細胞死が明らかに増加した。

・運動させない場合にくらべ、6時間後に運動させたグループでのみ細胞死が激増した。

・24時間、3日後のグループでは細胞死のさらなる増加はなかった。

・細胞死の増加には促進タンパク質 BAX と caspase-3 が関わっていたが、Bcl-2は関連がなかった。

脳虚血後、超早期リハビリによってアポトーシス促進タンパク質が増え 脳細胞がどんどん死んだ、


というおはなし。

図:超早期リハビリの害

感想:

効果ないばかりか害なんだな、、↓
ランセット誌:超早期リハビリぜんぜん効果ない

2011年12月20日

チーズを もりもり食べると脳卒中予防になることが判明


Delay ofStrokeOnset by Milk Proteins inStroke-Prone Spontaneously Hypertensive Rats.
2011  12月  日本



一般に乳製品の摂取量が増えると

脳卒中になりにくくなる、と言われている。


乳製品のどの成分が関連しているのかを調べたそうな。



脳卒中になりやすい高血圧ネズミを使って、


・乳製品、大豆、卵由来のタンパク質

・これらを構成する同等のアミノ酸

・バター、牛脂、ココアバター由来の脂肪



を それぞれ摂らせて観察した。



その結果、

乳製品由来のタンパク質を摂るネズミで

明らかに脳卒中の発生が遅くなった。

他の食品由来のタンパク質や、アミノ酸、脂肪では

このような効果はまったく見られなかった。



乳製品に含まれるタンパク質が脳卒中予防に

役に立つことがわかった、


というおはなし。

2015年4月7日

コラーゲンたっぷりの食事を続けると脳梗塞で死亡するという根拠について


Dietary Intakes of Glutamic Acid and Glycine Are Associated with Stroke Mortality in Japanese Adults.
2015  4月  日本

アミノ酸のなかまグルタミン酸とグリシンは血圧に関連があると言われている。

そこで、これらアミノ酸の摂取量と脳卒中死亡率との関連を調べてみたそうな。


岐阜高山市に住む29079人に食事アンケートを取り、脳卒中による死亡を16年間追跡した結果、


次のことがわかった。

・この間に677人が脳卒中で死亡した。

・摂取たんぱく質に占めるグルタミン酸の割合が高いと、女性の脳卒中で亡くなるリスクが0.7倍に低下した。

・グリシンを多く摂取すると高血圧でもない男性の脳卒中死亡リスクが上昇し、特に脳梗塞で1.9倍になった。

・これらの関連は アミノ酸の由来が動物性または植物性に依らなかった。


グルタミン酸やグリシンの摂取量が脳卒中死亡率に関連しているかもしれない、


というおはなし。


感想:

グリシンを多く摂ると危ないんだな、、

ウィキペディアによるとグリシンは、
『 多くの種類のタンパク質ではグリシンはわずかしか含まれていないが、ゼラチンやエラスチンといった、動物性タンパク質のうちコラーゲンと呼ばれるものに多く(全体の3分の1くらい)含まれる。』とある。
コラーゲンって本当に効果があるの?(国立健康栄養研究所)

2017年5月5日

刺激豊富な環境が脳細胞のアポトーシスを防ぐ


Treatment with Enriched Environment Reduces Neuronal Apoptosis in the Periinfarct Cortex after Cerebral Ischemia/Reperfusion Injury.
2017  3月  中国

刺激豊富な環境の神経保護効果については おおくの研究があるがそのメカニズムはよくわかっていない。

そこで神経細胞死(アポトーシス)に注目してしらべてみたそうな。


人為的に脳虚血にしたネズミをつかって通常環境と刺激豊富な環境グループにわけて神経症状や梗塞体積、アポトーシス関連たんぱく質を測定した。

刺激豊富な環境グループでは通常より広いカゴに6-8匹のネズミをいれ、多くの遊具を設置して それらの位置を毎日変えた。


次のようになった。

・刺激豊富な環境グループでは神経症状が回復し 梗塞体積も小さかった。

・また 梗塞周辺組織で アポトーシスを抑えるBcl-2タンパク質が増加し、

・アポトーシスを促すBax, cytochrome c, caspase-9 といったタンパク質が減少した。

刺激豊富な環境で梗塞周辺の神経細胞のアポトーシスが抑制された。これが神経保護メカニズムの1つかも、、


というおはなし。

図:刺激豊富な環境と脳梗塞ボリューム

感想:

脳卒中患者は個室にいれちゃいかんってことだな。

[刺激豊富な環境]の関連記事

2010年10月6日

脳卒中になったら豆腐、がんも、油揚げ


Soy protein diet increases skilled forelimb reaching function after stroke in rats.
2010 9月 アメリカ


大豆タンパクが脳卒中後の回復に与える影響を調べたそうな。


人為的に脳卒中にしたネズミを使って、
カゼインタンパクを与えたグループと
大豆由来タンパクを与えたグループとで障害の程度を
比較したとのこと。



大豆タンパクを摂っていたネズミは前脚で物を掴む動作への影響が少なく、

大豆タンパク質には脳卒中によるダメージから
脳組織をガッチリと保護する効果があるのではないか、という結論。

図:大豆たんぱく質の脳卒中リハビリ影響



納豆はビタミンKがどうのこうのみたいだから、
豆腐、がんもどき、油揚げをいっぱい食べなさい、ってことと理解。

ブログランキング・にほんブログ村へ pv

過去7日間の人気記事10

回復と予防のヒント100記事(2017年1月までのぶん)

脳卒中を見逃さない BE-FAST とは
玉子のコレステロールで血管詰まる説はなんだったのか?
緑茶を飲めば慢性期でも脳が再生するという根拠について
2度めの脳卒中で可塑性が再び高まる可能性について
高齢の脳卒中患者へのリハビリは無駄なの?
人生に目的を持つ高齢者の脳には梗塞が寄りつかないことが明らかに
目的をイメージしながら動作訓練すると脳がより広く鍛えられることが明らかに
脳卒中予防には歩く時間が大切 距離やスピードじゃなくてジ・カ・ン
日本人が脳卒中で死なないための生活習慣が判明
水をたくさん飲むと脳卒中にならない、はホントだった

口の中が汚いと脳内出血になるという根拠について
脳梗塞と脳出血を同時に防ぐ肥満度BMIがわかった
脳卒中を防ぐミルクとチーズの量が明らかに
片麻痺の立ち上がり訓練 効果的なやり方
脳卒中は脳機能8年間分の老化に相当することが明らかに!
高血圧の脳卒中予防には葉酸サプリメントが効くことが判明
[ ナッツ vs. 豆 ] 脳卒中予防に適しているのはどちら
触覚刺激で脳がすぐに回復し その効果が10年以上続く可能性について
脳が再生する運動強度がわかった
緑茶とコーヒーを飲むと相互作用で脳出血リスクが3割減ることが判明

脳卒中で復職可能な年数がわかった
ランセット誌:塩分減らすとかえって脳卒中になる
オナニーがきっかけで脳出血になる割合
手の痙縮を解く低周波治療器の効果的使用法が判明!
睡眠8時間を超える人は問答無用で脳卒中リスク46%増し
カップラーメンを週2回以上食べる女性が脳卒中になりやすい理由について
怒りと脳卒中との関連が明らかに
難しい理屈はいいからスクワットをやれ
1日に6000歩以上で脳卒中の再発予防になることを日本の研究者が解明
脳出血で損傷した脳が勝手に再生する可能性について

脳卒中患者がネットを使いこなす理由
若年脳卒中患者は脳の老化が10-20年進んでいた
マルチビタミンの脳卒中予防効果は〇〇年後に現れる
最新の音楽療法 バイノウラルビート (Binaural Beat)
脳卒中になりやすい労働時間がわかった ランセット誌
脳卒中が軽症だからって運転させていいの?
健康のために毎日いっしょけんめい運動するとかえって脳卒中になりやすいことが100万人の調査で明らかに
足をクロスしていたら半側空間無視 確定か?
療法士さんよりもビデオゲームの方が優れていると判明!
両手準備運動をすると脳が刺激されて上肢リハビリが加速することが判明!

心を改め運動を始めるだけで脳の可塑性は復活する
知らない音楽を聴くと脳が広く活動して新しい回路が、
なんとか復職しても仕事は続けられるのだろうか?
NEJM誌:脳卒中で死なない血圧は120未満だからね
脳卒中の言語障害はウェルニッケやブローカのせいではなかった!
手の指を繰り返し動かしてあげても脳への影響はゼロ
片足立ち20秒未満 →小さな脳梗塞や脳出血の可能性高!
[住みやすい国] 日本の脳卒中と自殺との関連について
再発予防のために血圧を120以下にすると長生きできない
【いますぐ実践】片鼻呼吸法で失語症が改善することが明らかに

悪玉善玉比L/Hが低いと脳内出血で死ぬことが明らかに
鼻炎のメリット→脳梗塞予防効果
脳卒中 幹細胞治療のダークサイドについて
ランセット誌:握力よわくなったら脳卒中が近いと知りなさい
だいたい5年後に脳卒中経験者が悩んでいること
ハゲを治そうとして脳卒中になってしまった日本人2例
退院したての元患者が感じていること
麻痺側の触覚を刺激し続けると梗塞を最小限にできる可能性について
脳卒中経験者は自動車運転をナメきっていることが判明
減塩に真面目な人ほど脳卒中で死亡するという事実

納豆を食べると脳卒中で死なない 2万9千人調査
NEJM誌:幹細胞ツアーに参加したら癌ができた
脳梗塞から脳出血へ コレステロールとの関連が明らかに
脳出血で死なないための睡眠時間が判明!
音楽サポート療法の「音楽」はほんとうに必要なのか?
患者に毎日好きな音楽を聴かせたところ、脳に構造改革が起きた模様
感情失禁になる患者の割合について
脳の可塑性のおかげで2年経っても運動機能が回復することが判明
【悲報】脳卒中後、杖を使い続けると麻痺していない手まで動かなくなる
血圧が高いひとは、他人の気持ちがわからない

生活習慣を改めれば脳卒中の再発は防げるの?
カニ歩きと後ろ歩き 片麻痺リハビリに効果的なのは、、
鍼治療の「得気」は小脳のはたらきだった
脳梗塞実績No.1漢方薬 → ほようかんごとう
閉じ込め症候群の患者にあえて生活の質を問うてみた結果、、
砂糖の代わりに甘味料を使うと脳梗塞がさらにひどくなることが判明
ダメージを負った脳組織が勝手に再生する仕組みが明らかに
指ストレッチはいいらしいから さっそくこのビデオで実践することにした
【肥満パラドックス】脳梗塞で長生きするBMIが判明
リハビリの合間のお昼寝は大切 → 訓練がはかどるゾ

刺激豊富な環境で脳梗塞が治る理由
猫を飼う女性は脳卒中で死なないことが判明!
美容院で脳卒中になる女性が続出!
「ストレスが原因」と語る脳卒中患者ほど実はなにもわかっていない
傷ついた脳に効くBDNFが増えるサプリメントが明らかに
運転リハビリに良さそうなおすすめドライブゲーム
【アロマテラピー】ラベンダーの香りが脳梗塞にすごく効く
脳卒中後の疲労感は 只の疲労とはわけが違う
脳卒中がきっかけでホモになることがあるらしい
ダイエットコーラを毎日飲むと脳卒中になることが判明

高コレステロールに朗報 葉酸サプリの脳卒中予防効果
BDNFが7年かけて脳を修復してくれるという根拠について
朝ごはんを食べない日本人は脳内出血になることが判明!
脳卒中予防に最適なビタミンBサプリメントの組み合わせがわかった!
脳卒中経験者の血圧を十分に下げたら死亡者が続出した
痙縮が治る ただの風呂と温泉を比較した
歩きスマホが脳卒中患者のリハビリに適しているという根拠について
磁気嵐が脳卒中を引き起こす と判明!
リハビリは動かせばイイってもんじゃぁない. 本人がやる気になるまで待て.
『足首を鍛えたいのに麻痺して動かないの』→『もう一方の足を鍛えなさい』