自発的な運動、強制された運動、筋肉への電気刺激、
この3つの どのリハビリ方法がもっとも効果的なのか、
を調べたそうな。
117匹のネズミを次の4グループに分けて
人為的に脳梗塞にした。
1.籠にほったらかし
2.回し車で好きなだけ運動
3.トレッドミルで強制ランニング
4.歩行周期で筋肉を電気刺激
これを各グループで7日間続けた後に
運動機能回復の程度を評価し、
最後に解剖して
ストレスホルモンと
脳に含まれる神経栄養因子(BDNF)の量を測定した。
その結果、
回し車で運動していたグループがもっとも運動機能が回復し、
ストレス量を示すホルモンは少なく、
神経の成長を促すとされるBDNFの量も
他のグループと比較して一番多かった。
また、強制ランニングさせられていたグループでは
運動機能の回復程度が低く、
ストレスホルモンの量がハンパなく多かった。
また、BDNFは最低だった。
リハビリの強制はよくない。
本人のやる気がいちばん大切、ってはなし。
各グループでの海馬のBDNFの量
ちなみに、筋電気刺激がなかなかイイらしい。(図の2番目の棒)