元
Oral health-related quality of life in patients with stroke: a randomized clinical trial of oral hygiene care during outpatient rehabilitation.
2017 8月 香港
脳卒中になると運動や感覚、認知機能の低下を経験するいっぽう 健康関連QoLにも影響がでる。
特に口や顔面関係の障害(舌や唇の麻痺、唾液の減少など)による口腔に関連したQoLの低下はおおきいと考えられる。
これらを改善するべく脳卒中の外来患者で実験してみたそうな。
脳卒中患者94人について、
*通常の歯ブラシ+歯磨き粉 グループ
*電動歯ブラシ+薬用マウスリンス グループ
に分けて、3ヶ月間の口腔衛生指導のあとさらに3ヶ月間 健康関連QoLと口腔関連QoLを複数の指標でフォローしたところ、
次のようになった。
・3ヶ月後および6ヶ月後の両時点で 電動歯ブラシグループであきらかに健康関連QoLと口腔関連QoLのスコアがすぐれていた。
電動歯ブラシと薬用マウスリンスをつかった口腔衛生指導を脳卒中患者におこなったところ、従来の歯ブラシと歯磨き粉を用いる場合にくらべ主観的健康度は明らかに向上した、
というおはなし。
感想:
入院中 見舞客と会話してるときにあからさまに顔をそむけられたことがあった。よほど口が臭かったんだろう。しばらく歯を磨けない日がつづいたからね。