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2017年11月12日

2週間以降にけいれん発作が起きる頻度


Incidence of poststroke seizures: A meta-analysis.
2017  11月  台湾

脳卒中から1-2週間以降におきる遅発型のけいれん発作は のちの癲癇(てんかん)につながる可能性が高いと考えられている。

これまでの研究をまとめて その頻度をしらべてみたそうな。


1990-2014の関係する研究論文を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・7件の研究論文がみつかった。

・脳卒中から14日以降を遅発型としたときのけいれん発作の罹患密度は100人あたり年間1.12で、

・脳卒中から7日としたときは3.22だった。

脳卒中から2週間以降にけいれん発作を起こす患者は1年間で1%程度だった、


というおはなし。
図:脳卒中患者の遅発型けいれん発作 罹患率

感想:

意外にすくない。2週間なにもなければほぼセーフってことか。

[けいれん発作]の関連記事

2017年5月18日

脳梗塞でけいれん発作


Incidence of seizures following initial ischemic stroke in a community-based cohort: The Framingham Heart Study.
2017  4月  アメリカ

脳卒中後のけいれん発作の研究は 脳内出血での高発生率に触れたものがおおい。

しかし脳卒中には脳梗塞がほとんどなので、脳梗塞のあとのけいれん発作の特徴についてしらべてみたそうな。


脳梗塞患者469人について最大20年間フォローした記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・5.3%がけいれん発作をおこした。

・発生率は アテローム血栓性脳梗塞6.8%、心原性脳梗塞6.2%でほぼおなじだった。

・ラクナ梗塞ではけいれん発作はおきなかった。

・もっとも多いタイプは部分発作で けいれんを伴わないものもあった。

・3分の1は脳卒中から24時間に起き、

・半数は30日以内におきた。

・障害が重いほどけいれん発作はおきやすかった。
脳梗塞後のけいれん発作は患者のおよそ5%におきた。3分の1は脳卒中後24時間以内におき、ラクナ梗塞ではおきなかった。部分発作がもっともおおく、障害が重いほどおきやすかった、


というおはなし。
図:脳梗塞の障害とけいれん発作

感想:

これ↓おもいだした。
脳内出血のあとてんかんにならない方法

2017年5月10日

脳内出血のあとてんかんにならない方法


Poststroke epilepsy in long-term survivors of primary intracerebral hemorrhage
2017  5月  フィンランド

脳内出血のあとはてんかんになりやすい。

どのくらいの割合で どんな条件でおきるのか、長期的にしらべてみたそうな。


1993-2008の脳内出血で3ヶ月以上生存できた患者を6.4年間ほどフォローした記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・患者615人のうち13.5%がてんかんを発症した。

・てんかんは最初の1年間におおく 患者の6.8%におよんだ。

・おもなリスク要因は早期のけいれん発作、皮質下の血腫だった。

・高血圧だとてんかんリスクがおよそ半分に低下した。

皮質下の出血や早期のけいれん発作があると脳内出血後のてんかんになりやすかった。しかし高血圧だとあきらかなリスク低下になった


というおはなし。
図:脳内出血後のてんかんと高血圧の関係


感想:

脳内出血おこすようなひとは血圧高いくらいがちょうどいいんだね。降圧薬やめて正解だったかも、、

2017年1月11日

脳卒中でてんかんになる2つの特徴


Risk Factors to Develop Post Stroke Epilepsy: Epidemiology and Lesion Mapping
2016  12月  イギリス

脳卒中のあとてんかんになりやすい患者の特徴をしらべてみたそうな。
先月の米国てんかん学会2016での発表。


慢性期の脳卒中患者450人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・てんかんを起こした患者の割合は 左脳損傷で11.4%、右脳損傷で11.1%だった。

・性別、利き手での差はなかった。

・てんかん患者の年齢は 44 vs. 56 で 非てんかん患者よりも若かった。

・脳の病変体積は 148 vs. 73cc でてんかん患者が倍ちかく大きかった。

・てんかん患者の脳損傷は大脳基底核や視床におよんでいるケースが多かった。

脳卒中患者の11%がてんかんを経験していた。彼らは若く脳の損傷体積が明らかにおおきかった、


というおはなし。
図:てんかんを起こした脳卒中患者

感想:

糖質制限に関心あるもんで てんかんって聞くとケトン食療法を連想するんだよね さいきん。

2016年11月11日

脳梗塞のあとけいれん発作が再発する患者は


Clinical predictors of seizure recurrence after the first post-ischemic stroke seizure.
2016  11月  韓国

てんかんの原因の11%は脳卒中で、脳卒中のあと6人に1人の患者が3年半ほどの間にけいれん発作を経験するといわれている。

脳梗塞のあとのけいれん発作の再発と関連要因を調べてみたそうな。


患者データベースの脳梗塞事例3792件のうち
初回けいれん発作を起こした124人(3.3%)を44ヶ月間フォローしてけいれん発作の再発の有無を調べたところ、


次のことがわかった。

・初回発作が1週間以内だった早期グループ48人のうち17人35.4%がけいれん発作を再発した。

・初回発作が1週間よりあとの遅延グループ76人のうち37人48.7%が再発した。

・遅延グループには心房細動が多かった。

・早期グループの再発患者には男性が多かった。

・遅延グループの再発患者には65歳以下の若年者が多かった。

・このほか けいれん発作の再発には皮質損傷、機能障害、部分発作が関連していた。

脳梗塞のあとけいれん発作を起こして再びけいれん発作を経験する患者の特徴がわかった。抗てんかん薬治療の目安になるかも、


というおはなし。
図:

感想:

意識は保ったまま手足が突っ張りビクつくのも見方によっては発作のうちに入るようで、
そんなの珍しいんか?普通のへんまひと違うの?、、って思った。

2016年2月23日

けいれん発作の割合を外傷性脳損傷と比べてみた


Stroke Survivors May Develop Seizures
2016  2月  アメリカ

脳卒中患者がけいれん発作を起こす割合を外傷性脳損傷の患者と比べてみたそうな。

先週の国際脳卒中会議での報告。


2005-2013の脳卒中患者60万人と 外傷性脳損傷の患者200万人の医療記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・発症後3年間に脳卒中の15%、外傷性脳損傷の6%でけいれん発作があった。

・脳出血に限定すると4人に1人でけいれん発作が起きていた。

・けいれん発作は短く1分未満で、単に顔の引きつりや虚空を見つめるだけといった軽いものもあり 記録に残らない例は少なくないであろう。

脳卒中患者は外傷性脳損傷に比べけいれん発作を起こす割合が2倍以上だった、


というおはなし。

図:けいれん発作の脳

感想:

脳卒中やってから気付いたことで、
風呂あがりに椅子に座って身体を左に傾けると視界がスーッと白くなってなにも見えなくなる。音もわからなくなる。手足の力は入る。
身体をまっすぐにするとすぐになおる。右に傾けてもなにもおきない。

2015年10月14日

脳梗塞のけいれん発作が起きやすい時期がわかった


Seizures Following Ischemic Stroke: Frequency of Occurrence and Impact on Outcome in a Long-Term Population-Based Study.
2015  10月  アメリカ

脳梗塞後のけいれん発作を長期的に調べてみたそうな。


脳梗塞を経験したミネソタ州の住民489人を平均6.5年間フォローしてけいれん発作の有無を調査したところ、


次のことがわかった。

・けいれん発作は脳梗塞患者の7.2%に起きた。

・けいれん発作の起きやすさは脳梗塞の原因によらなかった。

・脳梗塞から14日以内に起きる早期けいれん発作が40%を占め、

・そのうちの64.3%は24時間以内に起きた。

・脳梗塞から14日よりもあとに起きる場合、その中央値は13.8ヶ月後だった。

・けいれん発作が起きた場合の回復度は悪く、死亡率は高かった。


脳梗塞のあとのけいれん発作はめったに起きないが予後を悪化させる重大な合併症である。起きやすさは脳梗塞になった原因によらなかった、


というおはなし。


写真;けいれん発作


感想:

1年前後経ってから起きるケースが半分以上なんだな。ほとんどの人は起きないんだけど、皆 しばらくの間は安心できないってことなのか。

2014年2月12日

脳梗塞のけいれん発作はいつ起きたかが大事


Influence of seizures on stroke outcomes: A large multicenter study.
2014  1月  カナダ


脳梗塞患者のけいれん発作が発症時に起きた場合と 入院中に起きた場合とで予後に違いがあるものかどうか調べてみたそうな。


10261人の脳梗塞患者について調査したところ、


次のようになった。

・157人 1.53%が発症時にけいれん発作が起きた。

・208人 2.03%に入院中のけいれん発作があった。

・どちらの場合も患者は若く、神経症状は重く、合併症や死亡率も高かった。

・発症時けいれん発作は女性、手足の麻痺と関連があった。

・入院中のけいれん発作は肺炎や半側空間無視と関連があった。

・入院中のけいれん発作があると重症でない脳卒中患者の合併症、死亡率が高かった。

・入院中のけいれん発作の有無が総死亡率の高さに影響していた。


けいれん発作の質は発症時と入院中とで異なる。入院中のけいれん発作は予後の悪化を意味する、


というおはなし。



横向きにするのが重要


感想:

seizureを調べていて参考になった。資料↓
どこが違うの? ひきつけ けいれん てんかん
 

2013年12月19日

脳卒中とてんかん 若いひとの場合


Epilepsy after TIA or stroke in young patients impairs long-term functional outcome: The FUTURE Study.
2013  11月  オランダ

若年脳卒中患者で、てんかん発作のあった者の長期的な回復具合を調べたそうな。


18-50歳の脳卒中患者537人について、てんかん発作の有無、機能回復の程度を約10年間追跡調査した結果、


次のようになった。

・てんかん発作経験者の割合は、脳梗塞12.7%、TIA2.2%、脳内出血25.6% だった。

・てんかん発作のあった脳梗塞患者の機能回復程度は、てんかんのなかった者よりも悪かった。

・TIA,脳内出血患者については、てんかん発作の有無と機能回復程度との関連はなかった。


若年脳卒中患者のてんかん発作はよくあることで、特に脳梗塞の場合 予後への悪影響が10年以上にわたる、


というおはなし。

2013年2月12日

てんかんになるリスクは10年経ってもつづく


Incidence and Associations of Poststroke Epilepsy: The Prospective South London Stroke Register.
2013  1月  イギリス


脳卒中のあとのてんかんについて調べたそうな。



元々てんかんのない脳卒中患者3373人について、

てんかん発作の有無を平均3.8年間追跡調査し、

発症後3ヶ月、1年、5年、10年での てんかん発生率を求めた。



次のようになった。

・6.4%(213人)の脳卒中患者がてんかんになった。

・時期別に、3ヶ月後:1.5%、1年後:3.5%、5年後:9.0%、10年後:12.4%が

 てんかんになると推定できた。

・性別、人種、社会経済的状況はてんかんと関連がなかった。

・若年で入院時の神経症状が重く、脳の皮質を含む広い範囲が

 損傷しているとてんかんになりやすかった。





脳卒中後のてんかんは珍しいことではなく、

急性期を脱してもそのリスクは永く持続することがわかった



というおはなし。


写真:てんかん

2013年2月7日

脳卒中のあとのけいれん発作について


Post-stroke seizure.
2013  2月  イラク



脳卒中のあとのけいれん発作について調べてみたそうな。

176人の脳卒中患者について調査したところ、

次のようになった。

・24%でけいれん発作があった。

・83%が1回限りのけいれん発作だった。

・けいれん発作があった者のうち67%が脳波に異常が認められた。

・けいれん発作の60%は脳梗塞患者だった。

・69%は全身けいれん発作だった。

・50%のけいれん発作は脳卒中後1週間以内におきていた。





脳卒中後のけいれん発作は珍しくなく、

多くは1回限りで主に最初の2週間に見られる


というおはなし。





感想:

seizure(けいれん発作)が てんかんと ごっちゃになっていたが、

その違いを意識するようになった。


1回こっきりではてんかんに昇格できないようだ。


写真:けいれん発作

2012年7月7日

癲癇(てんかん)になりやすい脳卒中の種類とその割合


The incidence rate of post-stroke epilepsy: A 5-year follow-up study in Taiwan.
2012  6月  台湾


どんな種類の脳卒中で てんかんが起きやすいのか調べてみたそうな。



健康保険データベースから

4126人の脳卒中患者と同性同年令の24756人の健常人データ

を抽出し、脳卒中の発生からてんかんまで、最長5年間追跡調査した。




次のことがわかった。


脳卒中患者のうち

・72%が脳梗塞

・15%が脳出血

・2%がクモ膜下出血だった。


・健常人に比べ脳卒中患者のてんかん危険率は12倍だった。

・脳卒中患者の2.6%が5年以内にてんかんを発症した。

てんかんの割合は、脳出血>クモ膜下出血>脳梗塞、の順で多かった。






脳卒中患者はてんかんになる危険性が極めて高く、

脳梗塞よりも脳出血患者がなりやすいことがわかった



というおはなし。



てんかんビデオ


2011年2月19日

またもエイリアンに腕が乗っ取られる事件が発生!


Alien hand syndrome in left posterior stroke.
2011 2月 イタリア



脳梗塞後にエイリアンハンドシンドローム(AHS)
になってしまった61歳女性の事例報告。


エイリアンハンドシンドロームは、
一方の腕や手が自らの意志に反して勝手に動き出す症状を指す。


コントロールが利かず、別の意志を持っているように振舞うそうな。



めったにないことらしい。




下のビデオは別の事例で、
てんかん手術の後にAHSになってしまったという。


エイリアンというよりもエクソシスト

2010年10月1日

脳内出血後のてんかん発作はよくあること


Prevalence of post-stroke seizures in Srinagarind Hospital.
2010 9月 タイ



脳卒中後のてんかん発作の起きやすさ、要因について調べたそうな。

372人の脳卒中患者うち、
15.6%がてんかん発作を起こした。
その60%は脳卒中後2週間以内に起きている。

脳内出血であること、病変位置が皮質に近いこと、脂質異常でないこと
が発作の関連要因であった。

死亡率も40%近くある、とのこと。





自分は
てんかん発作はなかったけれど幻覚はよく見た。

テーブルの上に虫が湧きでてくるとか
人の鼻の穴の中に芋虫が見えるとか…

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