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2017年3月24日

クモ膜下出血がおこる気象条件


Oceanic Meteorological Conditions Influence Incidence of Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage.
2017  3月  フランス

脳卒中の5%を占めるクモ膜下出血は、85%が脳動脈瘤の破裂による。クモ膜下出血と気象条件との関連についての研究は数多くあるが結論はでていない。

今回、酸素分圧も考慮してその関連をしらべてみたそうな。


大西洋岸から45kmの海洋性気候都市のクモ膜下出血患者71人について
発症前72時間から発症後24時間までの気象条件を確認した。酸素分圧も推定して関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・クモ膜下出血リスクは春と秋に高かった。

・大気圧が1010hPaより高く酸素分圧が高いときに最もリスクが高く、

・大気圧が990hPaより低く 酸素分圧も低いときに最もリスクが低かった。

・発症の前には大気圧の明らかな低下と 酸素分圧の低い状態が続いた。

クモ膜下出血は低気圧のときにはおきにくく、高気圧が48時間以上続くとおきやすかった。酸化ストレスが動脈瘤の破裂に関係しているのかもしれない、


というおはなし。

図:気圧とクモ膜下出血


感想:

台風一過の数日後があぶないのか?

2016年10月22日

頸動脈乖離で脳卒中 起きやすい季節


Seasonal Variation in Spontaneous Cervical Artery Dissection: Comparing between UK and Australian Sites.
2016  10月  オーストラリア

頸部動脈の乖離は若年脳梗塞のおもな原因のひとつである。おおくは突発的に起きるとかんがえられるが環境要因も指摘されている。

そこで季節で頸部動脈乖離が増減するものか調べてみたそうな。


オーストラリアとイギリスの頸部動脈乖離が原因の脳卒中患者242人の医療記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・北半球、南半球ともに頸部動脈乖離は秋冬に多く、夏よりも春に起きやすかった。

・椎骨動脈乖離よりも頸動脈乖離件数がわずかに多かった。

・血圧や脈圧との関連はなさそうだった。

頸部動脈乖離の脳卒中は地域によらず涼しい季節に起きやすかった、


というおはなし。

図:季節と頸動脈乖離件数

感想:

若いひとの血栓の由来を特定するのってかなりむつかしいハズ。

2016年7月13日

脳卒中が起きやすい気象条件 第1位は


Meteorological Variables Associated with Stroke.
2014  11月  アメリカ

気象条件と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


過去467日間の患者記録を抽出し解析したところ、


次のことがわかった。

・このうち114日間に134件の脳卒中があった。

・脳卒中があった日の最高気温と気圧の組み合わせは脳卒中発生と明らかな関連があった。

・発症時刻がわかる患者に限定すると、脳卒中が起きた時刻の平均気温は明らかに高かった。

気温、気圧が脳卒中感受性に影響していそうだった、


というおはなし。


図:気温と脳卒中

感想:

さいきん暑いから、、

2016年6月15日

風にあたると脳卒中になる可能性が明らかに


The association between wind-related variables and stroke symptom onset: A case-crossover study on Jeju Island.
2016  6月  韓国

気温と脳卒中との関連については多くの研究がある。

そこで 風と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


済州島国立病院の脳卒中患者409人について気温、湿度、気圧、風速、1日の風速レンジ、体感温度などとの関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・風速、風速レンジ、体感温度は脳卒中リスクを上げる要因だった。

・これらは特に 脳梗塞、季節では春と冬に関連が強かった。

脳卒中の発症リスクは風速、風速レンジ、体感温度と関連があった、


というおはなし。

図:風と脳卒中

感想:

表みると夏や秋でもリスク高い。扇風機にあたりすぎて気分悪くなるのもけっこうヤバイのかもしれない。

2016年2月17日

寒い日の脳内出血リスクを1時間刻みで調べた結果、、


Low Ambient Temperature and Intracerebral Hemorrhage: The INTERACT2 Study
2016  2月  オーストラリア

脳内出血は冬に増えるが それがどの程度のものかよくわかっていない。

そこで気温と脳内出血リスクとの関連を1時間毎に調べてみたそうな。


1997人の脳内出血患者について直前24時間の気温データとの関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・気温20℃に比べ10℃以下では脳内出血リスクが上昇し、

・10℃では1.37倍、0℃では1.92倍、-10℃では3.13倍、-20℃は5.76倍だった。

・低気温にさらされた3時間以降のはっきりとした関連はなかった。

・1日のうちでは6:00-10:00、20:00-23:00に発症ピークがあった。

脳内出血リスクは低い気温にさらされた数時間内に大きく上昇する、


というおはなし。
図:気温と脳内出血

感想:

いままでにない なまら詳細な報告だな。

2016年2月7日

エルニーニョは脳梗塞で ラニーニャは脳出血の理由


Impact of seasons, years El Nino/La Nina and rainfalls on stroke-related morbidity and mortality in Kinshasa.
2016  1月  コンゴ

季節や気象条件と脳卒中が関連することはよく知られている。

そこで エルニーニョ現象と脳卒中について調べてみたそうな。


コンゴ民主共和国キンシャサの大学病院で1998-2004の脳卒中患者について、
太平洋赤道域東部の海水温が上昇する「エルニーニョ現象」 および
逆に海水温が低下する「ラニーニャ現象」が発生した年との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・470人の脳卒中患者のうち34.5%が亡くなった。

・気候が平年通りの場合 脳卒中の発生率に変化はなかった。

・エルニーニョの年には降雨が減少し脳梗塞が増えた。

・ラニーニャの年には降雨が増加して脳出血が増えた。

・特にエルニーニョの年の脳卒中は死亡率が高かった。

気象状況をみて脳卒中への注意を促すシステムが必要かもしれない、


というおはなし。

図:エルニーニョ


感想:

「ラニーニャ」 を初めて耳にしたので関心をもった。

2016年1月26日

低気圧が来ると起きやすい脳内出血の種類がわかった


Drops in Barometric Pressure Are Associated with Deep Intracerebral Hemorrhage.
2016  1月  イスラエル

脳内出血の種類と大気圧との関連を調べてみたそうな。


脳内出血患者を皮質下の出血グループと皮質出血グループに分け、気象データとの関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・深部の脳出血患者147人と皮質出血59人を対象とした。

・深部出血患者の特徴は、若年、糖尿病、喫煙、ラクナ歴、男性、だった。

・発症2日前の大気圧の低下と深部脳出血とに関連があった。皮質出血は関連がなかった。

・深部出血は2月、大気圧変化の大きいタイミングに集中していた。

日単位の大気圧の低下が深部脳内出血と関連していた、


というおはなし。
図:大気圧と脳内出血

感想:

これ↓思い出した。
長野県に近づくと脳出血になる可能性について

2015年9月24日

竜巻で脳卒中は増えるのか?


Impact of tornadoes on hospital admissions for acute cardiovascular events.
2015  9月  アメリカ

竜巻と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


めったに竜巻の起きない地域の病院の入院記録から、2013の大竜巻の前後3ヶ月間および前年同時期の患者データを抽出し、脳卒中など心血管疾患との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・全患者数22607人のうち人数割合は、竜巻前30%、竜巻後35%、前年同時期35%だった。

・心血管疾患は竜巻前317件、竜巻後364件、前年同時期344件だった。

・各時期での心血管疾患の有病率に有意な差はなかった。


大竜巻のあと脳卒中など心血管疾患は増加しなかった。ハリケーンとは異なり、竜巻後の特別なヘルスケア対策は必要ないだろう、


というおはなし。

写真:竜巻


感想:

日本でも竜巻のニュース 目につくようになったからね、、

2015年7月11日

脳梗塞になりやすい気象条件


Rapid weather changes are associated with increased ischemic stroke risk: a case-crossover study.
2015  7月  ドイツ

気象条件変化と脳卒中リスクとの関連を調べてみたそうな。


1694人の脳梗塞患者について発症する直前の気温、湿度、気圧の変化を調査し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・気温と脳卒中リスクは直線関係にあって、24時間内に気温が2.9度下がるごとに脳卒中リスクは11%上がった。

・ただし心血管疾患リスクを抱えている場合、その脳卒中リスク上昇は30%だった。

・湿度変化が5%を超える場合、気圧変化が10hPaを超える場合の脳卒中リスクの上昇は各々30%、63%だった。

・心血管疾患リスクがある場合に急な大気圧変化に曝されると脳卒中リスクは4倍を超えた。


気温の急な低下、湿度、気圧の急な変化で脳卒中リスクが上昇する。特に心血管疾患リスクを抱えている人はさらに危険である、


というおはなし。
図:気圧 脳卒中


感想:

長時間の飛行機とか覚悟がいりそうだな。

長い雨が止んで急に暑くなったせいか、きょうは体調がすぐれない。昼食ぬきで1日じゅう寝てた。

[脳梗塞 気圧]の関連記事

2015年4月11日

日本の夏 脳梗塞が特に多い


Higher ratio of ischemic stroke to hemorrhagic stroke in summer.
2015  4月  日本

脳卒中の季節変動を日本人について調べてみたそうな。


京都の脳卒中患者記録 過去10年間 13788人分のデータを解析したところ、


次のことがわかった。

・脳梗塞の発生は 秋は夏より少なかった。

・脳内出血の発生は夏がもっとも少なかった。

・くも膜下出血の発生は春、冬に多く夏が少なかった。

・脳内出血、くも膜下出血に比べ脳梗塞は夏に多かった。


脳卒中は種類で起きやすさに季節ごとの違いがあった。脳卒中の種類別では脳梗塞が夏で多かった、


というおはなし。



感想:

桜おわったのに異常な冷え込み。脳出血経験者としては 早く夏になってほしいよ。

2014年12月12日

台風のせいで脳卒中になったりするの?


The effect of hurricane sandy on cardiovascular events in new jersey.
2014  12月  アメリカ

記録的ハリケーン・サンディの影響で脳卒中や心筋梗塞がどのくらい増えたのか調べてみたそうな。


ハリケーン・サンディの被害があった2012/10/29日前後の2週間および同時期の過去5年間の心血管疾患発生数、死亡率を比較したところ、


次のことがわかった。

・被害の大きかった地域では、心筋梗塞が22%増加し、その死亡率も31%高くなった。

・同様に 脳卒中は7%増加したが死亡率はあまり変わらなかった。

・被害の小さかった地域での心筋梗塞、脳卒中の発症数、死亡率に変化はみられなかった。

記録的ハリケーンの被害に伴い、その後2週間に心筋梗塞、脳卒中の発症数、死亡率が上昇した、


というおはなし。


ハリケーン・サンディ
最盛期に達したサンディ(2012年10月25日)


感想:

地震のときの記事を思い出した。
クライストチャーチ地震で脳卒中は増えたのか?

東日本大震災のあと、脳卒中はぜんぜん増えていなかった…

【3.11】津波が脳卒中を引き起こす可能性について


2014年10月9日

脳卒中がもっとも起きやすい時間帯と季節 インドで


Seasonal Differences and Circadian Variation in Stroke Occurrence and Stroke Subtypes.
2014  10月  インド

1日24時間、または1年を通して脳卒中になりやすい時期を調べてみたそうな。


2011-2012にインドで起きた脳卒中事例583件について医療記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・1日のなかで脳梗塞や脳出血がもっとも起きやすい時間帯は6:00-12:00だった。

・もっとも起きにくかった時間帯は、18:00-24:00だった。

・1年を通して明らかな増減はなかったものの、11月から2月にかけて脳卒中患者が増える傾向が見られた。

・脳卒中の種類と季節、気温との関連は見られなかった。


脳卒中の発生は6:00-12:00にもっとも多く、18:00-24:00に少なかった。季節ごとの明らかな増減は確認できなかった、


というおはなし。

インド右手


感想:

インドではトイレも食事も素手。片麻痺になるといろいろと厳しいかも、、と思った。

2014年4月26日

磁気嵐が脳卒中を引き起こす と判明!


Geomagnetic Storms Can Trigger Stroke: Evidence From 6 Large Population-Based Studies in Europe and Australasia.
2014  4月  ニュージーランド

地磁気の変動と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


1981-2004にニュージーランド、オーストラリア、イギリス、フランス、スウェーデンで収集された11453人分の脳卒中患者データと日々の地磁気変動との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・全体的に、磁気嵐が起きると脳卒中リスクが19%増加した。

・この影響は65歳未満で顕著であり、50%以上脳卒中リスクが増加した。

・磁気嵐の規模が大きくなると脳卒中リスクも増加する傾向があった。


磁気嵐と脳卒中リスクの上昇に関連があった、


というおはなし。
写真:磁気嵐のしくみ



感想:

この報告 けっこうまともな雑誌に載っている。

こんなに因果関係がよくわからないものを取り上げるくらいだから、よほど信頼できる強力なデータなんだろうな… と思った。


過去記事をおもいだした。
【太陽フレア】磁気嵐で脳卒中が増える可能性について

2014年3月3日

やっぱり寒いと脳内出血の血腫もでかくなるのかな


Ambient Temperature and Severity of Intracerebral Haemorrhage: The INTERACT1 Study.
2014  2月  オーストラリア

脳内出血は冬に起きやすい。

そこで、気温と脳内出血の重症度との関連を調べてみたそうな。


304人の中国人脳内出血患者について、発症時の気温状況を確認することができた。これと入院時の神経症状の程度、血腫の大きさとの関連を解析した。


次のようになった。

・気温パラメータと臨床データ、血腫の大きさや脳室内出血の有無との関連は見られなかった。


気温と脳内出血の重症度との関連はなかった、


というおはなし。

図:気温と脳内出血
まったく関連なし


感想:

血腫の大きさは血圧の影響を受けないってことなのか?


2013年11月3日

寒くなってまいりました 冬の脳梗塞は高齢者に厳しいことが明らかに


Association between winter season and risk of death from cardiovascular diseases: a study in more than half a million inpatients in Beijing, China.
2013  10月  中国

脳卒中を含む心血管系疾患での院内死亡率の季節変動をアジア人について調べてみたそうな。


中国の代表的な病院 32施設のこれまでの入院患者62万人あまりのデータを解析したところ、


次のようになった。

・冬季(11月-2月)に入院した高齢の心血管系疾患患者は5月入院の患者に比べ死亡リスクが30%から50%高かった。

・しかし若年患者についてはこのような季節変動は見られなかった。

・高齢患者の冬季死亡リスクの上昇は脳梗塞についても同様だった。

・このリスク上昇は呼吸器系疾患の有無には依らなかった。


中国では冬に脳梗塞患者の死亡リスクがかなり高くなることがわかった、


というおはなし。


写真:脳卒中死亡率季節変動
若いひとは季節に依らず死亡率ほぼ一定

 

2013年5月26日

【太陽フレア】磁気嵐で脳卒中が増える可能性について


The influence of meteorological and geomagnetic factors on acute myocardial infarction and brain stroke in Moscow, Russia.
2013  5月  ロシア

気象条件と地磁気活動度が脳卒中と心筋梗塞に与える影響を調べてみたそうな。


1992-2005のモスクワの病院2施設での脳卒中患者1096人、心筋梗塞患者2833人について、発症当時の気象条件、地磁気活動度との関連を解析した結果、


次のようになった。

・心筋梗塞件数は、気温が上がると減って、地磁気活動度が上がると増えた。

・脳卒中件数は、気温やその変動幅が広がると増えて、地磁気活動度が上がっても増えた。

・低気圧や気圧の急な低下で脳卒中が増えた。

・磁気嵐の間の心筋梗塞、脳卒中のリスクは2-3割増加した。

・気温の低い時期には脳卒中件数が倍増した。

・影響度は、気温>気圧>地磁気 の順で大きかった。


脳卒中の発生は気象条件に影響を受けやすく、

また地磁気活動とも関連があることがわかった


というおはなし。

磁気変動と脳卒中リスク


感想:

地磁気がそんなに変動しているとは知らなかった。

太陽フレアによって
磁気嵐が発生し、地磁気が乱れる。

そして脳卒中も増える。


ついに脳卒中が宇宙規模の壮大な問題になってきたな...




2013年3月29日

最低気温の変化が激しい時期には脳卒中に注意


The Effect of Season and Temperature Variation on Hospital Admissions for Incident Stroke Events in Maputo, Mozambique.
2013  3月  ポルトガル



季節や気温の変動と脳卒中患者の増減を調べてみたそうな。


モザンビークの、2006年に発症した651人の脳卒中患者について、気象条件との関連を解析した結果、


次のようになった。

・脳卒中の発症数は、季節やその日の気温、平均気温であまり変わらなかった。

・前日比で最低気温が3度以上 下がるような変動が直近の10日間にあると脳卒中発症率が30%上昇した。

・最高気温の変動との関連は見られなかった。





最低気温が急に下がると脳卒中患者が増えることがわかった


というおはなし。

写真:モザンビークMaputo
モザンビークの都市マプトの住人についての研究



感想:

最近、暖かくなったかと思うと急に寒くなる日が続いて、

なぜかブログアクセスが急増していたりする。

こんな背景もあるのかな…と思った。

2013年2月11日

ドイツでは春に脳内出血が増える


Stroke seasonality associations with subtype, etiology and laboratory results in the Ludwigshafen Stroke Study (LuSSt).
2013  2月  ドイツ



季節による脳卒中のちがいについて調べてみたそうな。


2006-2010のドイツ西部都市での脳卒中患者1779人について調べたところ、


次のようになった。


・脳卒中患者は夏に少なく、冬と春に多かった。

・特に、脳梗塞が冬、脳内出血は春に多かった。

・冬の脳梗塞は心原性が多かった。

・入院時血圧は夏に低かった。

・入院時の白血球数は夏に少なく、冬に多かった。





脳梗塞は冬に、脳内出血は春に多いことがわかった。

血圧や白血球数の季節変動が関係しているのかも知れない



というおはなし。




感想:

季節との関連はいままでもあったけど、

春に脳内出血は初めて。

ドイツの春は何かが違うのか?


脳内出血は冬に多いことが確認される

脳出血が増える季節 それは...



脳梗塞患者は春に多く、夏に少ない。

脳梗塞の季節がやってまいりました。 水分、すいぶん




安心できるのは秋だけ。

2013年1月19日

脳内出血は冬に多いことが確認される


Seasonal variation in spontaneous intracerebral hemorrhage frequency in Chengdu, China, is independent of conventional risk factors.
2013  1月  中国



脳内出血発生率の季節変動を調べたそうな。



2006-2009の中国のある都市での

脳内出血患者1615人のデータを解析した結果、


次のようになった。


・脳内出血発生率は、冬が10万人中45.5人でもっとも高く、夏が24.1人だった。

・この傾向は男女とも同じだった。

・年齢にも依らなかった。

・高血圧、糖尿、喫煙の有無などにも依らなかった。






理由はハッキリしないけど、

とにかく冬に脳内出血が多くなることがわかった



というおはなし。





感想:

ホント冬は嫌い。生命の危険を感じる。

2013年1月13日

脳梗塞死亡率が7月に高い ←研修医のせいなのか?


Seasonal Variation in 30-Day Mortality After Stroke: Teaching Versus Nonteaching Hospitals.
2013  1月  アメリカ


一般に、教育研究病院が研修医の採用を始める7月に

院内死亡率が上昇することが知られている。


脳梗塞患者についても同様の傾向があるのか調べたそうな。



1999-2006の健康保険記録から65歳以上280万人余りの

脳梗塞患者データを抽出し、月ごとの院内死亡率との関連を解析した。



次のようになった。

・51.7%は教育研究病院に入院していた。

・院内死亡率に季節的な変動が見られた。

・冬に高く、夏に低いという傾向が毎年見られた。

・しかし、7月に小さな死亡率のピークがみられた。

・年を経るごとに死亡率は減少したが同様の季節変動は見られた。

・この季節変動は教育目的の病院も、研修医を採らない病院も同じだった。




脳梗塞患者の院内死亡率は年々減少傾向にあるが、

1月と7月に高くなるという季節変動はいまだ存在している。

特に7月の小ピークは研修医の採用によるものとは考えにくい



というおはなし。



感想:

今回は死亡率であって発症数ではない。

過去の記事↓を思い出した。
脳梗塞の季節がやってまいりました。 水分、すいぶん

3月の月曜、カラッとした晴天日には脳梗塞に注意

1月の憂うつな月曜日には脳卒中に注意

脳出血が増える季節 それは...


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