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2020年6月8日

認知機能の低下から見える長期予後

2020  5月  イギリス


脳卒中のあとの認知障害と予後との関連をしめす報告はあるが、長期に調べたものはすくない。

そこで、脳卒中から3ヶ月間での認知機能の変化と5年後の回復度との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2022年6月15日

脳梗塞になる心房細動患者の血液型は

2022  5月  韓国


心房細動は脳梗塞や認知障害の原因となる心塞栓症リスクの上昇と関連している。

CHA2DS2-VASスコアを用いて心塞栓症のリスクを評価して抗凝固療法の適用を決めることができるものの、血栓形成のメカニズムがよくわかっているわけではない。

とくに心房細動患者の血液型と血栓形成傾向との関連については研究がないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年3月26日

脳卒中の早期認知障害と抑うつ感

2021  3月  スウェーデン


うつと認知機能の低下は脳卒中のあとにはよくみられる。

脳卒中から3ヶ月後の気分の落ち込みが、脳卒中後2日目の認知機能障害から予測できるものか、くわしくしらべてみたそうな。

2010年3月16日

驚き!:磁気刺激治療(TMS)の適応基準

下記テレビ放映の影響で、この数日間 脳卒中リハビリのネット検索が活発になっている。
 (間違ってここへ来る人が多い)

「脳機能障害の改善策に革命をもたらしたい」
TBS 【夢の扉~NEXT DOOR~】
にリハビリテーション医学講座 安保雅博教授が出演

・ 放送日時:平成22年3月14日(日) 18:30~

・放送局 : TBS 【夢の扉~NEXT DOOR~】





このなかで紹介された磁気刺激治療法(TMS)の適応基準が慈恵医大のホームページに載っている。


それを読んでかなり驚いた。

以下、その適応基準を引用
(1)認知機能に問題がない(認知症ではない)。
(2)うつ病でない。
(3)透析をしていない。
(4)頭蓋内に金属(クリップなど)が入っていない、心臓ペースメーカーが入っていない。
(5)少なくとも一年間は痙攣の既往がない(脳波検査で異常がない)。
(6)全身状態が良好である(発熱、栄養障害、重度心疾患、体力低下などがない)。
(7)日常生活が自立している(自ら移動できるなど生活上では介助が要らない)。
(8)脳卒中(脳梗塞、脳内出血、クモ膜下出血)を原因として 上肢麻痺もしくは失語症を呈している。
(9)年齢が 16 歳以上である。

上肢麻痺
→手首を曲げないで、指でグーパーができること。少なくとも母指・示指・中指の3指が曲げ
たり伸ばしたりできること

失語症
→発語がスムーズではない、言葉がとっさには出てこず言いたいことが言えない、単語を思
い出せない、単純な内容であれば理解できるが複雑な話は聞いても分からないなどの症状
がある。


もう少し簡単に言うと、その条件とは、

頭がはっきりしていること、病気ではないこと、身体に異常がないこと、自立していること、
指が曲げ伸ばしできるほどの非常に軽い麻痺であること、
ゆっくりであれば言いたいことが言えること、


ということである。



・・・

CI療法よりもはるかに厳しい条件に見える。


かつて上肢麻痺で指が1mmたりとも動かなかった私の経験から言わせてもらうと
この条件は、 
"治す必要のない人にあえて治療を施すための条件" 
と言っているように感じられてならない。


この条件に当てはまるほどに手指が動く人というのは
もはや麻痺で困っている人とは言えまい。

これを麻痺と呼んだら、本当の麻痺患者に申し訳が立たない。


もともと手が動くひとしか治療対象にしないのだから、
ほんの少し訓練するだけで動きが良くなるのは当然である。

しかも入院費用として数十万円も支払うのだから、そのやる気たるやすでに半端ではない。
間違いなく自ら進んで 確実に良い成果を出すであろう。









最も直視しなければならない本当の麻痺患者を "適応基準" というフィルタで巧みに除外し、
安易に得られる成果を誘導して それを革命的なエビデンスと称する。





ちなみに最新の脳卒中治療ガイドライン2009によるとこの磁気刺激治療法は、
未だ治療法としてほとんど評価されていない。
近年、経頭蓋反復磁気刺激(rTMS)による上肢機能の改善27-29)の報告(Ⅰb)や、経頭蓋直流電流刺激による上肢運動機能の改善30)(Ⅱb)が報告されているが、例数は少なく、刺激条件、刺激部位などもまだ確立されていない





脳卒中リハビリの分野が抱える問題の本質が
如何に困難なものであるかを伺い知ることができる好例と思った。




参考:この件↓と同レベルと思う。
脳の可塑性に期待、HANDS療法 衝撃のビデオ

2022年2月27日

くも膜下出血後の無気力

2022  2月  中国


アパシー(無気力)は神経疾患のおおくによくみられる症状である。

くも膜下出血患者でのアパシーの有病率、臨床経過、関連因子をあきらかにするべくシステマチックレビューをこころみたそうな。

2018年9月8日

脳卒中について患者が知っているべきこと


Acute stroke patients' knowledge of stroke at discharge in China- a cross-sectional study
2018  9月  中国

脳卒中について知ることは健康維持と再発予防の観点から重要である。入院患者への教育効果の調査はおおくはなく主に欧米のものである。

そこで中国の脳卒中患者について脳卒中に関する知識レベルをたしかめてみたそうな。


2014の湖北省の急性脳梗塞患者で認知機能に問題のない1531人について、退院時にアンケート調査をおこなった。


次のことがわかった。

・31.2%の患者が、脳卒中が脳の血管が詰まったり破れたりすることで起きると知らなかった。

・20.3%は 症状があらわれたらすぐに病院へゆく必要を理解していなかった。

・およそ50%は突然の目のかすみ、めまい、頭痛、失神が脳卒中の前兆とはおもっていなかった。

・40%以上が高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満が脳卒中のリスク要因とは考えていなかった。

・20%以上が血圧、脂質、血糖の 薬による長期コントロールの必要を理解していなかった。

・彼らの知識レベルは居住地域、社会経済的地位、脳卒中歴の有無、脳卒中経験のある近親者の有無と関連がつよかった。

中国の急性脳梗塞患者のおおくは退院時点で脳卒中に関する知識がほとんどなかった。まずは田舎住まいの低所得の患者への院内教育にちからをいれるべきだろう、


というおはなし。
図:脳卒中の知識 in china


感想:

早く病院へ行けとか長く薬を飲めとか 業界バイアスのかかった知識ばかりだな。

たとえばこういう情報↓をこそ 知ってもらいたい。
Stroke誌:抗血小板薬で微小脳出血そして脳内出血

退院のあと抗血栓薬で大出血の頻度と特徴

アスピリンの重大出血リスクはワルファリンと同じ

アスピリンを長く使うとワルファリンよりも出血する

Stroke誌:抗血小板薬を複数使っていると脳内出血で死ぬ

2021年1月12日

2023年3月25日

くも膜下出血の「ターソン症候群」の頻度ときっかけ

2023  3月  ドイツ


ターソン症候群(Terson Syndrome)はくも膜下出血後によくみられる合併症で、10-46%の割合でおきると報告されている。

頭蓋内圧の上昇により眼球内の静脈が破綻、出血した状態を指す。自然治癒しない場合には手術により大幅に症状改善できるという。

ターソン症候群の発生率の高さにもかかわらず、その認知度は低いので、予測因子についてくわしくしらべてみたそうな。
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