元
Robotic-Assisted Gait Training Effect on Function and Gait Speed in Subacute and Chronic Stroke Population: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials
2019 6月 サウジアラビア
脳卒中経験者の65%は下肢運動機能になんらかの問題を抱えているという。
ロボティクスの脳卒中リハビリへの応用は セラピストを支援して患者の麻痺脚のアクティビティを高めることができると期待されている。
そこで下肢運動機能の回復にロボット訓練がどのていど有効なものかこれまでの研究をメタアナリシスしてみたそうな。
研究データベースから信頼度の高い(PEDroスコア6-8)ランダム化比較試験を厳選して、データを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・1371の研究から9つに絞り込んだ。そのうち4件は慢性期、5件は亜急性期のものだった。
・歩行スピードの点でロボット訓練と通常訓練ではあきらかな差がなかった。
・しかし慢性期患者に限定すると効果量0.04のごくごくわずかなアドバンテージがみられた。
ロボット支援の歩行訓練は通常訓練よりもすぐれているとはいえなかった、
というおはなし。
感想:
派手な見た目は「客寄せパンダ」として優秀。
HALリハビリ 期待外れだった上肢も↓
ランセット誌:ロボット上肢リハビリ まったく効果ない