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2026年9月17日

脳卒中リハビリは『音』で変わる?――21のRCTと“毎日できる脳刺激”

2026  8月  中国


脳卒中後のリハビリでは、運動機能や歩行能力だけでなく、意欲や生活の質の低下も問題になる。

音楽療法やリズム刺激は非薬物的で導入しやすいが、これまでの研究は規模が小さく、効果も一定していなかった。

そこで、音楽を用いた介入が脳卒中後の回復にどの程度役立つのかを、RCTだけに絞って検証してみたそうな。

2026年9月16日

血小板は正常だった――コロナワクチン接種後に41歳女性が致死的脳出血

2026  8月  モロッコ


COVID-19ワクチン接種後には、まれに脳血管障害が報告されている。とくにアストラゼネカ製ChAdOx1では、VITT(ワクチンによって起こる特殊な血栓症)に伴う脳内出血が知られている。

一方、ChAdOx1接種後に、血小板減少や凝固異常を伴わず脳内出血を起こす症例は極めてまれであるが、そのような非典型的症例があったそうな。

2026年9月15日

ARUBA後も手術を続けた脳外科医たち――選び抜いたAVM手術の成績は良好?

2026  9月  アメリカ


未破裂脳動静脈奇形(AVM)では、ARUBA試験により保存的治療が介入治療より安全とされた。

一方、ARUBAでは手術・塞栓術・放射線治療がまとめて評価され、顕微鏡手術単独の成績は十分に検討されていなかった。

そこで、現代の顕微鏡手術が保存的治療より良い成績を示すかを検証してみたそうな。

2026年9月14日

くも膜下出血の「速攻鎮静」に根拠はあるのか――患者が話せるうちに眠らせ、自己決定権を奪っていないか

2026  9月  インド


デクスメデトミジンは、動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)の鎮静薬として使われる機会が増えている。

しかし、患者の機能予後を改善するのか、遅発性脳虚血(DCI)や血管攣縮を防ぐのかについては明らかではない。

そこで、これまでのランダム化比較試験(RCT)と観察研究を系統的に集め、その効果を検討してみたそうな。

2026年9月11日

もやもや病、3分の1は脳外科にすら紹介されず――それでも手術群と予後は変わらなかった

2019  3月  フィンランド


もやもや病では、脳への血流を補うためにバイパス手術が行われることがある。

しかし、長期的にみて本当に手術した患者のほうが良いのか、データが十分ではなかった。

そこで、フィンランドのもやもや病患者を長期間追跡し、脳卒中再発や機能予後をくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月10日

2022年、東京23区で男性孤独死が急増――目立つ心疾患・脳卒中

2026  9月  日本


孤独死は高齢化や一人暮らしの増加とともに社会問題になっているが、近年の実態は十分に整理されていなかった。

そこで、東京23区の監察医務院データを用いて、孤独死の人数、死亡率、脳血管疾患を含む死因、季節性などをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月8日

脳梗塞も脳出血もシロスタゾール?――“血液サラサラ薬”の意外な実力

2026  9月  台湾


脳内出血では、血のかたまりである血腫が脳を圧迫するだけでなく、赤血球が壊れたあとの物質も脳を傷つける。そのため、血腫をできるだけ早く片づけることが重要である。

近年、脳脊髄液や老廃物を首のリンパ節へ流す「硬膜リンパ管」が、血腫の除去にも関係していることがわかってきた。

シロスタゾールがこの硬膜リンパ管を増やし、脳内の赤血球の除去を促すことがわかっている。ただしシロスタゾールは抗血小板薬でもあるため、脳出血を悪化させる心配がある。

そこで、通常の臨床に近い量のシロスタゾールを飲ませたとき、血腫の除去と回復を助けながら、出血を悪化させないかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月7日

くも膜下出血にニモジピンを使えない日本――クラゾセンタンは「ファスジルよりマシ」なのか

2026  9月  日本


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)では、再出血を防ぐためにクリッピング術または血管内治療(EVT)が行われる。その後の回復を悪くする原因のひとつが、脳血管攣縮や遅発性脳虚血(DCI)である。

日本ではこれまでファスジルが広く使われてきたが、2022年から脳血管攣縮を抑えるクラゾセンタンが使えるようになった。

そこで、クラゾセンタン導入の前後で、クリッピングとEVTの治療成績がどう変わったのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月6日

動脈瘤は本当に塞ぐべきなのか?――『瘤なしSAH』が突きつける不都合な事実

2026  9月  ブラジル


くも膜下出血(SAH)の約15%では、血管撮影を行っても動脈瘤などの原因血管病変が見つからない。

こうした非動脈瘤性SAHには、中脳周囲に限局するPSAHと、動脈瘤性SAHに似たびまん性出血を示すNPSAHがある。

そこで、この2群で重症度、合併症、転帰がどのように異なるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月5日

脳出血死の3割が抗凝固薬使用者――その7割は『不適切な抗凝固』だった

2026  8月  イギリス


心房細動患者では脳梗塞予防のため抗凝固薬が使われるが、致死的な頭蓋内出血が大きな問題となる。

特に高血圧は重要な修正可能リスク因子である。

そこで、抗凝固薬を服用中に頭蓋内出血で死亡した心房細動患者について、高血圧性血管障害がどの程度関与していたのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月3日

ランセット:脳梗塞は防げ、、? QOLも改善しない?――心房細動アブレーションは詐欺か!

2026  8月  ドイツ


心房細動に対するカテーテルアブレーションは、症状やQOLを改善する目的で推奨されている。

しかし従来の多くの試験は非盲検であり、「治療を受けた」という期待によるプラセボ効果を十分に除外できていなかった。

そこで、アブレーションが偽手術(シャム)を上回ってQOLを改善するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月1日

脳梗塞を防ぐ手術じゃなかった!?――日本の心房細動アブレーション41万件の闇」

2026  8月  日本


心房細動アブレーションは、心房細動による症状を改善するために広く行われている。

しかし、治療件数や実施する病院が急速に増えるなかで、安全性が保たれているのかははっきりしていなかった。

これまでの臨床研究では死亡率は約0.05~0.06%と低い一方、米国の行政データでは0.46%という約10倍高い数字も報告されている。

そこで、日本の全国規模データを使って、予定入院で行われる心房細動アブレーションの死亡リスクをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月31日

「脳卒中は増えなかった?」――ファイザーワクチン8研究をまとめた最新メタ解析

2026  8月  韓国


ファイザー製COVID-19ワクチンBNT162b2の接種後に、脳卒中リスクが高まるのではないかという懸念がある。

これまで個別の観察研究は存在したが、BNT162b2に限定し、自己対照ケースシリーズ(SCCS)研究だけをまとめたメタ解析はなかった。

そこで、接種後の短期間に脳卒中リスクが上昇するかを統合して評価してみたそうな。

2026年8月30日

クラゾセンタン治療中のくも膜下出血患者が悪化?――ファスジル追加の本当の理由

2026  8月  日本


くも膜下出血では、発症後の脳血管攣縮が脳梗塞や転帰悪化につながる。

日本では従来ファスジルが広く使われてきたが、2022年からクラゾセンタンも使用可能になった。両者は作用機序が異なるため、実臨床ではクラゾセンタンにファスジルを追加することがある。

そこで、この併用に本当に上乗せ効果があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月28日

軽症患者を速攻で眠らせる――『死亡72%減』をうたう日本発くも膜下出血研究の危うさ

2023  10月  日本


動脈瘤性くも膜下出血では、破裂した動脈瘤からの再出血が致命的となることがある。

そこで、患者が救急室に到着した直後に全身麻酔を行う「即時全身麻酔(iGA)」によって、入院後の再出血や死亡を減らせるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月27日

「治療しないと92%死亡」の正体――くも膜下出血“非治療群”のカラクリ

2026  8月  デンマーク


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)の院内死亡率は、これまで7.1~24.1%と報告されてきた。しかし「院内死亡」の定義や観察期間は研究ごとに異なり、治療を受けた患者だけを対象とした研究も多いため、実際の死亡率を評価することは難しい。

そこで、デンマーク全国のほぼすべてのaSAH患者が登録されるデータベースを用いて、脳神経外科への初回入院中の死亡率と、その関連因子をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月26日

脳内出血は早く動かすほど回復する?――『超早期リハビリ』の怪しい中身

2026  8月  中国


脳内出血のあと、リハビリをいつ始めるのが最もよいのかは、いまだにはっきりしていない。

早く動き始めれば、廃用を防ぎ、脳の可塑性が高い時期を利用できる可能性がある。一方で、あまりに早い離床は血圧変動や再出血、転倒などの危険も懸念される。

そこで、脳内出血後の「超早期リハビリ」と「早期リハビリ」の成績を比較した研究をまとめて検討してみたそうな。

2026年8月25日

意識清明で搬送された42歳日本人女性が3か月後に死亡――ステントが血管壁を突き破っていた

2026  7月  日本


内頸動脈のblood blister-like aneurysm(BBA:血豆状動脈瘤)は、血管壁が非常にもろく、くも膜下出血を起こしやすい特殊な病変である。

近年はステント併用コイル塞栓術などの血管内治療が行われるようになったが、重篤な合併症も問題となる。

こんかい、治療後しばらくしてステント端から致死的な血管破裂を起こした症例を、剖検所見からくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月22日

脳卒中後の不安にも? 5Hzバイノウラルビートを10分聴くと不安が低下

2026  4月  インド


長期間お酒を飲み続けている人が、急に飲酒をやめたり大幅に減らしたりすると、脳が一時的に興奮しすぎた状態になり、不安、いらだち、震えなどが現れることがある。これが「アルコール離脱」である。重症になると、けいれんやせん妄が起きることもある。

バイノウラルビートには不安を和らげる可能性があり、手術前などを対象とした研究は行われてきた。しかし、アルコール離脱時の不安に対して調べた研究はほとんどなかった。

そこで、バイノウラルビートを短時間聴くだけで、アルコール離脱患者の不安が軽くなるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月21日

長生きできる脳内出血、再発する脳内出血――そして語られない危険因子

2026  8月  台湾


脳内出血はひとまとめにされがちだが、原因や出血する場所によって、その後の経過はかなり違う可能性がある。

たとえば、高血圧による深い場所の脳内出血と、脳動静脈奇形や動脈瘤などが関係する非高血圧性の脳内出血では、長期の生存率や死因も異なるかもしれない。

そこで、脳内出血を原因や再発の有無で分け、その後の生存率や死因を最長15年間くわしくしらべてみたそうな。 

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