元
Enduring Poststroke Motor Functional Improvements by a Well-Timed Combination of Motor Rehabilitative Training and Cortical Stimulation in Rats.
2014 12月 アメリカ
脳への電気刺激とリハビリ訓練を組み合せる効果とベストなタイミングを調べてみたそうな。
ネズミを人為的に脳梗塞にして前脚の運動機能を麻痺させた後、
*脳刺激+片脚でエサを取る訓練
*片脚でエサを取る訓練のみ
のグループを設け3週間継続し、運動機能の改善効果を10ヶ月後までフォローした。
脳刺激は経頭蓋直流パルスを100ヘルツ、運動を誘発する強度の半分で行った。
また 実験時期を、梗塞後14日後に開始する早期実験と、3ヶ月後に開始する慢性期実験に分けた。
次のようになった。
・早期実験では、エサ取り訓練のみに比べ脳刺激を与えたグループで機能改善効果が大きかった。
・脳刺激を加えることで効果が10ヶ月後も持続した。
・慢性期実験では、脳刺激の効果は見られなかった。
脳刺激はリハビリ訓練の効果を持続させた。しかしその適用時期で効果は変わる、
というおはなし。
感想:
脳刺激系は試すなら早い方がいいってことなんだろな。
動物は空気を読まないから 人間での結果よりもはるかに信頼できる面がある。