元2020 10月 日本
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2020年10月12日
脳ドックの動脈瘤と喫煙との関係
2020年8月6日
若年脳梗塞の特徴 Japan
元2020 7月 日本
2020年6月24日
メタボ脳梗塞患者の男女のちがい
元2020 5月 イタリア
2020年5月15日
[日本人]体重減少でおきる脳卒中死の種類
元
2020年4月7日
むずむず脚症候群は尾状核と橋の梗塞で
元
Acute post-stroke restless legs syndrome- the body of caudate nucleus considerations
2019 12月 中国
脳卒中後のむずむず脚症候群(restless legs syndrome:RLS)の有病率は10~15%という。
神経解剖学的研究では、脳卒中後RLSは大脳基底核と橋領域に関連していることが示唆されている。 これらの研究には共通して サンプル数が少ないこと、病変部位の詳細な評価がなされていない問題がある。
また、脳卒中後の急性期に脳卒中後RLSが存在することは、患者の予後不良と関連しているという報告もある。そこで、急性期の脳卒中後RLSと病変部位との関係をくわしくしらべてみたそうな。
2020年3月9日
海藻が脳梗塞死亡をふせぐ
元
Frequency of Seaweed Intake and Its Association with Cardiovascular Disease Mortality: The JACC Study
2020 3月 日本
海藻はアジアの国とくに日本、韓国、中国でよく摂られている。海藻は食物繊維などをおおく含み、心血管疾患のリスクである血圧や脂質、血糖、肥満を改善すると考えられている。
日本人は1日に海藻を9.9g摂るとされ、平均寿命の長さとの関連が疑われている。
海藻の摂取頻度と脳卒中の種類別死亡リスクについての研究はほとんどないので大規模にしらべてみたそうな。
2019年8月6日
Stroke誌:親の心房細動は子にうつる
元
Parental Atrial Fibrillation and Stroke or Atrial Fibrillation in Young Adults
2019 7月 カナダ
脳卒中の4分の1は原因が不明である。そのおおくは心房細動によるものと考えられている。
なぜなら心房細動はほとんど症状がなく、脳卒中になってはじめてそれに気づくことがおおいからである。
心房細動のリスク要因として高齢、高血圧、心不全、肥満、糖尿などがあるがこれらで正確な予測はできない。
いっぽう心房細動の家族歴についての調査ではサンプル数がすくなく一致した見解が得られていない。
そこで、心房細動歴のある親をもつ子が脳卒中や心房細動になるリスクを大規模にしらべてみたそうな。
カナダ マニトバ州の住民を1972-2016に平均17年間フォローした記録を解析したところ、
次のことがわかった。
・582195人の親と、18歳以上325333人の子のデータがみつかった。
・心房細動歴のある親をもつ子の5.2%が脳卒中/TIAになった。心房細動歴のない親の子ではその率は2.5%だった。
・子の心房細動率は、親の心房細動歴ありでは1.9%、なしでは0.3%だった。
・親に心房細動歴があると、子の脳卒中や心房細動リスクがあきらかに高かった。
親の心房細動歴は子の心房細動リスクの上昇と関連し 脳卒中にもなりやすかった、
というおはなし。
感想:
心房細動は遺伝するってことか。
みつかっていない心房細動患者の割合は
「心房細動?なにそれ」率日本一は○○県民
2018年8月16日
体重が少ないひとの心原性脳塞栓
元
Low Body Mass Index is a Poor Prognosis Factor in Cardioembolic Stroke Patients with NonValvular Atrial Fibrillation
2018 8月 日本
ボディマス指数BMIと脳卒中との関連については数多くの研究があって、BMIが高いほど脳梗塞になりやすく、日本人ではBMIが低いとその予後はよくないとされている。
さらに日本では高齢化がすすみ心房細動由来の心原性脳塞栓がふえている。また欧米にくらべ肥満はすくなく低体重がおおい。
そこで心房細動で心原性脳塞栓の患者の予後とBMIとの関連をしらべてみたそうな。
心臓弁に異常のない心房細動で心原性脳塞栓の患者419人について、BMIで 低(<18.5)、標準(18.5-25.0)、肥満(>25.0)の3グループにわけて、
入院時の重症度、退院時の回復度をくらべたところ、
次のようになった。
・入院時の重症度NIHSSは、低>標準>肥満の順に高く、低体重グループがもっとも重かった。
・退院時の回復度mRSも、低>標準>肥満の順に高く、低体重グループがもっとも悪かった。
・低体重は重症かつ予後不良のあきらかな要因だった。
・肥満は重症度や回復度に影響しなかった。
低体重で心房細動の心原性脳塞栓になった患者は 重症でかつ回復が良くなかった、
というおはなし。
感想:
スリムで健康そうに見えるひとがじつはいちばん酷かった、という意味での肥満パラドックスか。
2018年6月5日
近所にファーストフード店があると脳卒中になるの?
元
Association of Fast‐Food and Full‐Service Restaurant Densities With Mortality From Cardiovascular Disease and Stroke, and the Prevalence of Diabetes Mellitus
2018 5月 アメリカ
ファーストフードは高カロリーで 脂肪 砂糖 塩がおおく含まれ、ビタミンやミネラルといった栄養素に乏しい。
頻繁なファーストフード店の利用が肥満をもたらし やがて脳卒中などの心血管疾患を招くというシナリオが考えられるが、これまでの研究結果はかならずしもそれと一致しない。
そこで、地域の人口あたりのファーストフード店密度と脳卒中など心血管疾患死亡率との関連を詳しくしらべてみたそうな。
アメリカのCDCと農務省が公開しているデータをもちいて解析したところ、
次のことがわかった。
・ファーストフード店密度は脳卒中や心血管疾患の死亡率とあきらかな正の相関があった。
・これが因果関係にあるとしてもその影響はわずかなもので、地域でファーストフード店があらたに10店舗開業したとき55年間に1人の脳卒中死亡者が増えるという程度だった。
地域のファーストフード店密度が高くなると脳卒中死亡リスクは上昇した。しかしその影響はごくわずかなものだった、
というおはなし。
感想:
ファーストフードがすべて劣悪ではないし、たくさん店があったからといって全店巡るわけでもない。
日本の誇るファーストフード店「立ち食いそば屋」を近所につくってほしい。コストとクオリティのバランスがどの側面からみても絶妙だと思うんだ。
日本人の脳卒中死はラーメン屋のせい
2018年2月18日
タバコだけで脳梗塞になった患者の特徴
元
The Clinical Features of Ischemic Stroke Patients for whom Smoking Was Considered the Sole Risk Factor for Ischemic Stroke.
2018 2月 日本
喫煙が心筋梗塞や脳卒中のリスク要因の1つであることはよく知られている。そこで、喫煙だけで脳梗塞になってしまった患者の特徴をしらべてみたそうな。
2005-2016の急性脳梗塞患者1329人の記録を解析した。
喫煙習慣のみで 他のリスク要因(高血圧、糖尿病、高脂血症、心房細動、腎不全、肥満など)を持たないグループを分離して特徴を調べたところ、
次のことがわかった。
・リスク要因が喫煙のみの患者が3.1%(42人)いた。
・彼らの平均年齢は63で他のグループより若く、
・入院時の神経症状の重さNIHSSは2,退院時の生活自立度mRSは1、
・再発した者はいなかった。
喫煙習慣のみで脳梗塞になった患者は軽症で若年者がおおかった。タバコはよくないからやめたほうがいい、
というおはなし。
感想:
たまたま脳梗塞になった人がたまたまタバコ吸っていただけなんじゃぁないのか?
2018年1月9日
関節の柔軟性から動脈硬化を知る方法
元
Association of body flexibility and carotid atherosclerosis in Japanese middle-aged men: a cross-sectional study.
2018 1月 日本
心肺能力や筋力が低いひとは糖尿病や脳卒中になりやすい。同様に関節をフルに動かすことのできる「柔軟性」の高さもこれらの慢性病に影響すると考えられる。
そこで腕と体幹の柔軟性と頸動脈の動脈硬化度(内膜厚とプラーク形成)との関連をしらべてみたそうな。
35-59歳の健康な男性1354人について腕伸展性テストと座位リーチテストをおこなった。
(腕伸展性テストは下の写真を見ればわかる)
さらに超音波検査で頸動脈の内膜中膜肥厚およびプラーク形成を測定し、関連を解析したところ、
次のようになった。
・腕伸展性テストで腕を伸ばしきれた者は55.0%で、37.8%にプラーク形成が確認できた。
・腕の完全伸展ができた者の内膜厚とプラークはあきらかに小さく、座位リーチ距離は大きかった。
・プラーク形成があった者の完全伸展者割合と座位リーチ距離はあきらかに小さく、内膜厚は有意に大きかった。
腕の伸展性と体幹の柔軟性が動脈硬化と関連していた。さらにこれらの関連は年齢 血圧 血糖 肥満 ライフスタイルに依らなかった、
というおはなし。
感想:
120度くらいが限界で 腕伸ばしきれなかったよ。ショックだ。
2017年6月8日
日本人の脳卒中予防に適した運動量が明らかに
元
Daily Total Physical Activity and Incident Stroke
2017 6月 日本
身体活動量がふえると高血圧や肥満、糖尿病などが改善され脳卒中の予防効果がきたいできる。
東アジア人は西洋人にくらべ脳出血がおおいことなどから、こんかい日本人を対象に日々の運動量と脳卒中リスクとの関係をしらべ直してみたそうな。
50-79歳で健康な日本人男女74913人を2000-2012にフォローしたところ、
次のことがわかった。
・この間に 747の脳内出血、260のくも膜下出血、1206の非塞栓性脳梗塞、515の塞栓性脳梗塞があった。
・脳卒中全体、脳内出血、くも膜下出血、非塞栓性脳梗塞には日々の運動は中強度量のとき脳卒中リスクがもっとも低かった。
・塞栓性脳梗塞では運動量が多いほどリスクは低下した。
・脳出血のリスクは運動が強くなるほど高くなった。
日本人のばあい 強い運動が脳出血リスクを高めることから、ウォーキングなどの ほどほどな強度の運動が脳卒中の予防に適していると考えられた、
というおはなし。
感想:
塞栓性の脳梗塞予防にはキツイ運動量がいいんだね。
スポーツやってた脳卒中患者は再発しないのか?
2017年4月15日
日本人の肥満とクモ膜下出血
元
Body Mass Index and Incidence of Subarachnoid Hemorrhage in Japanese Community Residents: The Jichi Medical School Cohort Study.
2017 4月 日本
いっぱんに肥満度BMIが高いと心血管疾患リスクも高いとされているが、アジア人ではBMIが低いとリスクが上がる。
クモ膜下出血とBMIについてはどうか、しらべてみたそうな。
自治医科大学の研究データベースをつかって日本全国から12490人を抽出して10.8年間フォローした結果、
次のようになった。
・55人でクモ膜下出血がおきた。
・標準BMIにくらべBMI30以上の肥満ではクモ膜下出血リスクが5.95倍だった。
・BMIが18.5以下のヤセではリスク2.51倍とでたが有意な差ではなかった。
日本人のばあい、BMIが高いとあきらかにクモ膜下出血になりやすかった。有意なほどではないがBMIが低くてもリスク上昇の傾向があり Jカーブ相関にみえた、
というおはなし。
感想:
てっきり 肥満→糖尿病→予防効果 だとおもったら、この集団には糖尿病がふつうより少ないんだって。
糖尿病がクモ膜下出血の予防になる理由
肥満ではなくヤセが原因!? 日本人の脳梗塞
2017年3月13日
肥満ではなくヤセが原因!? 日本人の脳梗塞
元
Body mass index and stroke incidence in Japanese community residents: The Jichi Medical School (JMS) Cohort Study.
2017 3月 日本
これまでの西洋人の研究では肥満度BMIが高いと脳卒中リスクも高いとされてきた。日本人での研究は少ないのでしらべてみたそうな。
自治医科大学の研究データベースをつかって日本全国から12490人を抽出して10.8年間フォローした結果、
次のことがわかった。
・この間に395人が脳卒中になった。
・BMI18.5以下(ヤセ)の男性および30.0以上(肥満)の女性ですべての脳卒中リスクが明らかに高かった。
・とくにBMI18.5以下の男性の脳梗塞リスクは標準体重者の2倍以上だった。
日本人のBMIと脳卒中発生率との関連はこれまで考えられてきたものと異なっていた。男性の低BMIと女性の高BMIは脳卒中リスクが高く、特に男性の低BMIでは脳梗塞リスクまでが高かった、
というおはなし。
感想:
脳梗塞はふとっちょ、脳出血はヤセの専売特許とおもってた。
ところが 男はヤセが脳梗塞、女はふとっちょが脳出血。どうしてこうなった?
2017年1月25日
胃ろうが必要でない脳卒中患者のBMIは、、
元
Factors Predicting Recovery of Oral Intake in Stroke Survivors with Dysphagia in a Convalescent Rehabilitation Ward.
2017 1月 日本
脳卒中のあとの嚥下障害は27-64%の患者にみられ、半数は2週間以内に回復する。胃ろうや経鼻チューブなどの対策はいずれも一長一短であり避けれるものなら避けたい。
そこで経口摂取が勝手に復活する患者の特徴をしらべてみたそうな。
2009-2015に脳卒中で嚥下障害になった患者のうち
リハビリ病院へ転院するまでに経口摂取が可能になった患者とそうでないグループとにわけ特徴を比較したところ、
次のことがわかった。
・経口摂取可能になった34人とそうでない38人の記録がみつかった。
・経口可能になったグループは年齢が若く、BMIが高く、発症から入院までが短かった。
・経口可能予測因子は、入院時の肥満度BMI、認知機能的自立度FIM、嚥下重症度DSSの3つであり、
・これら3つの変数からその後の経口摂取の可否を精度良く予測できた。
脳卒中で嚥下障害の患者のうち、BMI、 FIM、DSSが高い者は退院までに経口摂取が可能になった。これら患者への胃ろう造設を避けることができるだろう、
というおはなし。
感想:
このブログはじめてから、痩せてることが善とするはなしをきいたことがないわ。
2016年3月20日
飽和脂肪酸は脳卒中予防になるの?
元
Can dietary saturated fat be beneficial in prevention of stroke risk? A meta-analysis
2016 3月 中国
食事から摂る飽和脂肪酸と脳卒中との関連について過去の研究をまとめてみたそうな。
関連する研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・47万人の被験者、1万1千人の脳卒中患者を含む15の研究がみつかった。
・飽和脂肪酸の摂取量が多いほど脳卒中リスクは低かった。
・この関連は特に 東アジア人、1日に25g未満、男性、BMI24未満で顕著だった。
飽和脂肪酸を多く摂るほど脳卒中リスクは低下した。これには人種、性別、肥満度が影響し、摂ってよい量には上限があるようだった、
というおはなし。
感想:
脳出血だけじゃなく脳梗塞予防にもなるんだよね。
これ↓思い出した
【ラクナ梗塞予防】日本人は飽和脂肪酸をたくさん摂るべし
2016年3月2日
健康的ライフスタイルは脳卒中の障害も軽いのか?
元
Healthy Lifestyle and Functional Outcomes from Stroke in Women.
2016 2月 アメリカ
健康的なライフスタイルは脳梗塞リスクを低下させる。脳卒中後の障害の程度についてはどうか調べてみたそうな。
脳卒中歴のない女性37634人について、喫煙、身体活動量、肥満度、飲酒、食習慣などを調査し、健康的な生活レベルを0-20点で評価した。
その後17年間 脳卒中の有無をフォローし、障害の程度を生活自立度スコアにしたがい軽度、中等度、重度に分類し関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に867件の脳卒中が起きた。
・健康生活スコアが最も低かった(0-4点)グループに比べ最も高かった(17-20点)グループでは、障害の重症度リスクは軽度、中等度、重度いずれも半分だった。
・ほどほどに健康生活(5-8点)のグループであっても障害リスクが明らかに低下していた。
・この関連は脳梗塞に見られ、脳出血には見られなかった。
健康的なライフスタイルは 徹底しなくともほどほどの実践により脳梗塞になった際の障害の程度を明らかに抑えることができる、
というおはなし。
感想:
でも太ってるほうが回復いいんだよねぇ、、
限界まで太った高齢者は脳卒中からすぐに復活できる
肥満 脳卒中患者のリハビリ効果は 日本人の場合
リハビリにベストな体重とは
2016年1月25日
脳梗塞の予後 体重別 日本人
元
Association between body mass index and outcome in Japanese ischemic stroke patients.
2016 1月 日本
肥満度と脳梗塞の回復度との関連を日本人で調べてみたそうな。
急性脳梗塞患者1206人をBMIに従って 低体重、標準、肥満の3グループに分け、退院時の生活自立度、長期的な総死亡率、再発率を評価し 比較したところ、
次のことがわかった。
・9.2%が低体重、65.1%が標準体重、25.7%が肥満に分類された。
・低体重グループは標準グループに比べ、明らかに生活自立度が低く 総死亡率が高かった。
・肥満グループは標準グループとの違いがあまりなかった。
・再発率についてはどのグループも有意な差はなかった。
痩せている脳梗塞患者の予後は良くない、
というおはなし。
感想:
鹿児島で大雪になるほどに寒い今日このごろ。ふとっちょの人が温かそうでうらやましい。
2015年9月27日
肥満 脳卒中患者のリハビリ効果は 日本人の場合
元
Obese Japanese Patients with Stroke Have Higher Functional Recovery in Convalescent Rehabilitation Wards: A Retrospective Cohort Study.
2015 9月 日本
脳卒中の肥満パラドックスはアジア人ではよくわかっていない。
そこで、日本人脳卒中患者について肥満が機能回復に有利であるか調べてみたそうな。
リハビリ病院の平均年齢72の脳卒中患者897人の記録から、機能的自立度、栄養状態、ボディマス指数(BMI)との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・BMIごとの人数内訳は、低体重134人、標準432人、過体重277人、肥満54人だった。
・退院時の機能的自立度スコアの中央値は114、向上度は30だった。
・肥満グループの機能的自立度の向上度は他のグループよりも明らかに高かった。
・年齢、性別を考慮に入れても、肥満というだけで機能的自立度は大きく向上した。
日本人脳卒中患者のうち 肥満であることは機能回復に有利なのかもしれない、
というおはなし。
感想:
脳への衝撃を脂肪が吸収してしまうかのようなイメージを感じる。
2015年6月7日
栄養失調だと脳卒中になりやすいの?
元
Is malnutrition a risk factor of stroke?
2015 4月 バングラデシュ
肥満は脳卒中のリスクである。一方 脳卒中のあとの栄養失調は珍しくなく予後に影響する。
そこで栄養失調にある人が脳卒中になりやすいものかどうか調べてみたそうな。
2009-2010バングラデシュの2つの大学病院に入院した100人の脳卒中患者について、発症7日以内に栄養状態の指標となる
*ボディマス指数 (BMI)
*上腕三頭筋皮下脂肪厚(TSF)
*中腕部筋囲(MAC)
*上腕筋周囲長(AMC)
*ヘモグロビン、アルブミン、血清鉄
を測定し健常者100人と比較した。
次のことがわかった。
・TSF,MAC,AMC,ヘモグロビン、アルブミンレベルに脳卒中患者と健常者で明らかな差はなかった。
・しかし血清鉄の濃度は健常者にくらべ有意に低かった。
・高齢、喫煙、血清鉄の低下が脳卒中と関連があった。
栄養失調は脳卒中の明らかなリスク要因ではなかった、
というおはなし。
感想:
そうは言ってもコレステロール足りてないとマズイと思う。
コレステロール減らしてますます健康になるぞ! → 脳出血で半身麻痺
たとえ悪玉コレステロールでも 低すぎると脳出血のもと
日本人、コレステロールは高いが勝ち
警告:総コレステロール160未満は超キケン
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回復と予防のヒント100記事(2017年1月までのぶん)
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