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2014年9月22日

CIミラーセラピーの効果とは


Effect of constraint-induced movement therapy and mirror therapy for patients with subacute stroke.
2014  8月  韓国

CIセラピーにミラーセラピーを加えてみたときの効果を調べてみたそうな。


亜急性期の脳卒中患者26人を次の3グループに分けた。

*通常リハビリ+CIセラピー+ミラーセラピー
*通常リハビリ+CIセラピー
*通常リハビリ

2週間の訓練の後、上肢機能を7種類の指標で評価、比較した。


次のようになった。

・CIセラピーを行ったグループは通常リハビリグループよりも高い改善度を示した。

・さらにCIセラピーにミラーセラピーを組み合わせたグループはCIセラピーのみのグループよりも box and block test, 9-hole Pegboard test, grip strengthの3テストで優れたスコアを出した。


CIセラピーにミラーセラピーを組み合わせるとCIセラピーのみ よりも効果的である、


というおはなし。
CIミラーセラピー


感想:

よく見ると
「実験意図をよーく理解したやる気マンマンの患者を選んだ」って書いてある。しかもCIセラピーなので最初から指が動く患者のみを対象にしているし、、

なるほどこういう結果が出てもなんの不思議もない。

2014年9月21日

麻痺していない手の機能も低下するものなのか


Changes in motor function in the unaffected hand of stroke patients should not be ignored.
2014  7月  中国

脳卒中での麻痺の影響は損傷脳と同側の手にも及ぶと言われている。

確かめてみたそうな。


脳卒中で右脳損傷の男女について、右利きで意識が正常レベル、座っていられる患者(30人)を選別し、右手の機能を健常者(38人)と比較した。

手の機能評価は従来型の方法(リンドマークスコア)と、時間内に指をタップできる回数を採用した。

2週間のリハビリ前後での改善度も比較した。


次のようになった。

・指のタップ回数は男女共に、健常者のほうが著しく多かった。

・リハビリの後、指のタップ回数およびリンドマークスコアは大きく改善した。

・指のタップ回数とリンドマークスコアに関連があった。


脳卒中患者の非麻痺手の機能は健常者に比べ明らかに劣っていた。非麻痺手のリハビリにも注意を払うべきではないのか、


というおはなし。



感想:

2人3脚の相方が怪我したわけだからペースを合わせてあげるのは当然のことで、問題視する必要はないと思う。

利き手が麻痺してもQOL落ちないし、、

2014年9月20日

利き手が麻痺になるとやっぱりQOLも低いの?


Effect of dominant hand paralysis on quality of life in patients with subacute stroke.
2014  8月  韓国

利き手が麻痺になった脳卒中患者の生活の質QOLを調べてみたそうな。


亜急性期の脳卒中片麻痺患者を次の2グループに分けた。

*利き手麻痺
*非利き手麻痺

両グループに健康関連QOLアンケートおよび自立度、ウツ度の調査を行い比較した。


次のようになった。

・両グループ間で健康関連QOLに有意な差は見られなかった。

・同様に自立度、ウツ度もあまり差はなかった。


亜急性期に利き手が麻痺している脳卒中患者は、非利き手が麻痺の患者に比べてQOLにさほど違いはなかった、

というおはなし。

利き手と非利き手

感想:

なるほど利き手でないとダメなシーンって 箸、包丁、尻拭き...あまり思いつかない。

2014年9月19日

胃瘻からすぐに復帰できる脳卒中患者の特徴が明らかに


Predictors of recovery of functional swallow after gastrostomy tube placement for Dysphagia in stroke patients after inpatient rehabilitation: a pilot study.
2014  8月  アメリカ

胃瘻増設から早くに回復できた脳卒中患者の特徴を調べてみたそうな。


2008-2012に脳梗塞または脳出血で入院し、
嚥下障害のため胃瘻を増設され その後リハビリ部門に移された患者のうち、

退院までに胃瘻が必要で無くなった者とそうでなかった者との医療記録を比較したところ、


次のことがわかった。

・条件に適合する患者は胃瘻増設者の3分の1にあたる32人いた。(残り2/3は介護施設へ直行)

・胃瘻をやめられなかった患者の年齢は非常に高かった。(73 vs. 54)

・脳出血患者のほうが嚥下機能がやや回復しやすかった。(80% vs. 47%)

・左脳損傷患者は嚥下機能回復が非常に良かった 。


年齢が若く左脳損傷の脳卒中患者は、胃瘻増設となっても嚥下機能は早くに回復するであろう、


というおはなし。

胃瘻

感想:

初耳、右脳には嚥下に必要な なにか重大な機能が隠されているのではないか?

2014年9月18日

ロシアの脳卒中死亡者の4-5人に1人は酒の飲み過ぎが原因


Fraction of stroke mortality attributable to alcohol consumption in Russia.
2014  9月  ベラルーシ

ロシアでは脳卒中死亡率が非常に高い。その原因の1つとして大量の飲酒が指摘されている。

そこで大量飲酒に起因する若年者の脳卒中死亡割合を調べてみたそうな。


1980-2005の脳卒中患者登録データとアルコール消費データとの関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中で死亡した男性の26.8%、女性の18.4%がアルコールが原因と考えられた。

・そのうち、男性の57.5%、女性の43.5%が30-44歳の若年者だった。


ロシアの脳卒中死亡率の高さは大量飲酒が原因かも知れない。特に若い男女への飲酒対策が必要だろう、


というおはなし。

ロシアのアルコールと脳卒中死亡率


感想:

ソビエト時代のグラフがズレ過ぎ。

酒で温まる効用はないのかね。ロシアは寒くて脳出血になりそうなイメージがある。

2014年9月17日

脳卒中のあとの座りがちな行動はいつまで続くのか


Sedentary behaviour in the first year after stroke: a longitudinal cohort study with objective measures.
2014  9月  イギリス

脳卒中を経験するとどのくらい運動しなくなるものなのか1年間調べてみたそうな。


平均年齢72の急性期脳卒中患者96人を1年間追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・脳卒中経験者は(まったく運動をせずに横になるか)座りがちな行動を取りがちだった。

・1日24時間のうち81%が座りがちな行動だった。

・身体機能にかかわらず、座りがちな行動パターンは脳卒中のあと1年間 変わらなかった。


脳卒中経験者は座りがちな行動パターンを示し、少なくとも1年間はそのままだった。このあたりを改善することがリハビリにつながるのではないか、


というおはなし。



感想:

脳卒中になる前の方が座っている時間が長かったかもしれない。

2014年9月16日

ピアノ訓練の上肢リハビリ効果について


A piano training program to improve manual dexterity and upper extremity function in chronic stroke survivors.
2014  8月  カナダ

音楽サポートセラピーは脳卒中リハビリによいとされている。

その効果は持続するものなのか 実験してみたそうな。


13人の脳卒中経験者に、1回60分x週3回x3週間のピアノ訓練をおこなった。

訓練ではコンピュータスクリーンに叩くべき鍵盤が表示され 曲を演奏する。

上達度に合わせて徐々に訓練難度が上がってゆく仕組み。

訓練前後と、3週間後の手の器用さ、機能について評価した。


次のようになった。

・訓練前に比べ、訓練直後、3週間後ともにすべての評価で著しい向上があった。

・訓練前の運動レベルが高いほど、訓練後の向上度も大きかった。


ピアノ訓練は慢性期脳卒中患者の上肢訓練に持続的な改善をもたらしうる、


というおはなし。

音楽サポートセラピー


感想:

タブレットアプリにも似たようなのがあるからどんどんやってみればいいと思う。

2014年9月15日

大麻をやった若者が脳梗塞になったという事例


Acute temporal lobe infarction in a young patient associated with marijuana abuse: An unusual cause of stroke.
2014  9月  トルコ

若者の薬物中毒と脳卒中との関連は多く指摘されている。
一方、大麻はコカイン、ヘロイン、アンフェタミンなどに比べるとずっと広く使われているのものの、関連する脳卒中の報告は多くない。

大麻が原因と考えられる事例があったそうな。


・23歳の男性が救急搬送されてきた。

・右半身の脱力と強い眠気があった。

・それまで病気はなく、
・喫煙以外の脳卒中家族歴などのリスク要因はなかった。

・アルコールは正常値だった。

・尿から大麻関連物質(THC)が検出された。

・MRIで脳梗塞と判明した。


若者の脳梗塞と薬物使用は関連がある。若い脳梗塞患者には薬物検査が必要だろう、


というおはなし。

大麻 オバマ


感想:

最近オバマが「大麻はアルコールほど危険ではない」って言っていただけに、大麻よりは喫煙のほうが原因としてはるかに実績あるしそっちを疑うべきなんじゃないか、、、と思った。


2014年9月14日

歩きスマホが脳卒中患者のリハビリに適しているという根拠について


The effect of various dual task training methods with gait on the balance and gait of patients with chronic stroke.
2014  8月  韓国

歩行訓練中に運動または認知関連の別の課題を加えた場合の回復程度の違いを調べてみたそうな。


33人の慢性期脳卒中患者について、トレッドミル歩行訓練を1回30分x週3回x8週間行った。

この訓練最中に運動課題、または認知課題を与えた。

運動課題は、ボール投げ、ボタンどめ、水移しなど5種類の計15分間。

認知課題は、連続引き算、単語の反対読み、カウントダウンなど5種類の計15分間。

そして被験者を、

*運動課題x2セット
*認知課題x2セット
*運動課題x1+認知課題x1セット

の3グループに分けてリハビリ後の歩行能力を複数の指標で比較したところ、


次のようになった。

・ タイムアップアンドゴーテストを除く、 Four square stepテスト、10m歩行テスト、6分間歩行テストなどほとんど全てで運動課題+認知課題グループが著しく良い成績を収めた。


脳卒中患者の歩行訓練に別の課題をプラスする場合、運動課題と認知課題を両方行ったほうが一方のみよりも効果が高い、


というおはなし。



感想:

歩きスマホには繊細な指の動きが要求され、同時に考え事に没頭できる。リハビリに最適だと思った。

2014年9月13日

精確な鍼刺激で脳卒中患者の脳の特定の領域が反応した


Acupuncture at Waiguan (SJ5) and sham points influences activation of functional brain areas of ischemic stroke patients: a functional magnetic resonance imaging study.
2014  2月  中国

脳卒中患者への鍼刺激が特異的に脳の活動に影響するものか調べてみたそうな。


16人の脳梗塞患者について、脳卒中に効くとされている Waiguan (SJ5)というツボ(右側)への鍼刺激を行った。

このうち半数は Waiguan (SJ5)に近接する別の場所を刺激した。(偽刺激)

両グループについて脳機能MRI検査を行い、比較したところ、


次のことがわかった。

・本刺激により、右脳のブロードマンエリア7,18,19,23,39野に活動が見られた。

・さらに両側の4,6,45、右の1,5、左の21野に抑制が見られた。

・偽刺激によって、右の7野で活動が、左の10野に抑制が見られた。

・統計学的比較により、本刺激では健常側脳のブロードマン5野への抑制反応が特異的だった。


ブロードマン5野の特異性変化が、ツボWaiguan (SJ5)への鍼刺激が脳卒中患者に効く理由なのかも知れない、


というおはなし。

Waiguan (SJ5)
Waiguan (SJ5)と偽刺激の位置



感想:

ほんとうだとしたら ツボが実在する証拠になるんじゃないのか?

2014年9月12日

中国でも脳卒中で肩が痛くなるの?


Pain management of hemiplegic shoulder pain post stroke in patients from Nanjing, China.
2014  9月  中国

中国での脳卒中患者の肩の痛みの特徴を調べてみたそうな。


2007-2012、南京の病院3施設の脳卒中患者106人について医療記録を調査したところ、


次のことがわかった。

・肩の痛みのある患者の人数は年々増加傾向にあった。

・56.6%が癒着性関節包炎、17.9%が肩関節亜脱臼、13.2%が複合性局所疼痛症候群、12.6%が中枢性疼痛とされた。

・主な症状は、肩の痛みで100%、肩関節の動き制限で98.1%、肩関節の固着で56.6%だった。

・MRIでは57.1%に腱靭帯の損傷、38.1%に腱板損傷が見つかった。

・包括的なリハビリによって肩の痛みは著しく改善した。

・特に鍼治療を併用すると効果が高かった。


というおはなし。


感想:

「肩手症候群」って診断はないのかな。
「肩手症候群」って知ってた? →肩が痛くなって手がむくむ

ちゃんと鍼治療を滑りこませるところが中国。

2014年9月11日

僻地の病院が脳卒中患者数を増やすために採ったマーケティング戦略とは


Stroke Education for Multidisciplinary Medical Personnel in a Rural Area of Japan for Promotion of Hospital Visit of Acute Stroke Patients.
2014  9月  日本

病院を訪れる脳卒中患者数を増やすために、日本のある田舎の病院が職員向けに脳卒中教育を行ってみたそうな。


病院職員217人を対象に急性期脳卒中の特徴、FAST(顔、手、言葉、時間)の意味などについて、20分間の講義を行った。

講義前と3ヶ月後の知識をテストした。


次のようになった。

・FASTの意味について正答率が78%→90%になった。

・FAST以外の知識(視野欠損など)についての正答率は3ヶ月後時点で50%ほどだった。

・急性期脳卒中患者、特にTIA患者の数が講義のあとに大きく増加した。


病院職員へのFAST教育により彼らの脳卒中知識が向上した。田舎の病院がより多くの脳卒中患者を迎え入れるためには全職員一丸となった意識改革が必要である、


というおはなし。


国保水俣市立総合医療センター

感想:

たった217人への教育だけど 田舎だけに対人口比率が無視できないレベルってことなんだろうな。

2014年9月10日

脳卒中は善悪判断に影響を与えるか?


Comparing Moral Judgments of Patients With Frontotemporal Dementia and Frontal Stroke.
2014  7月  チリ

脳の同部位に原因のある認知症患者と脳卒中患者とで道徳的判断に違いが見られるか調べてみたそうな。


前頭側頭型認知症患者19人、前頭部に血管病変のある脳卒中患者9人および同人数の健常者について、

あるシナリオ下での出来事と介在する主人公の意図の組み合わせを提示し、各々のケースの善悪を判定させたところ、


次のようになった。

・両疾患患者は、主人公が危害を加える意図がありながら実行しなかったケースを、健常者に比べて より「許せる」と判断した。

・さらに両疾患患者は、そうする意図はなかったのに危害を加えてしまったケースを、健常者に比べて より「許せない」と判断した。

・両疾患患者は、主人公の意図を汲み取ることをせず、結果重視だった。


この実験から両疾患患者は、結果と意図を統合する認知機能が低下していることがわかった、


というおはなし。

善悪判断

感想:

成果主義にかぶれて 「結果が全てだ!」といつも言っているひとは、ひょっとしたらある種の認知症なのかも知れない。

2014年9月9日

鍼治療が痙縮に効く はほんとうか?


Acupuncture for the treatment of spasticity after stroke: a meta-analysis of randomized controlled trials.
2014  9月  韓国

一般に、鍼治療は脳卒中患者の痙縮に効くとされてきた。

ほんとうかどうか過去の研究を見なおしてみたそうな。


世界の医学研究データベースから関連するものを厳選し、複数の審査者がそれらのデータを再検証したところ、


次のことがわかった。

・総計399人の脳卒中患者を含む8つの研究が見つかった。

・鍼治療によって痙縮度(アシュワーススケール)に改善はなかった。

・生理学的特徴である筋肉の振幅H/M比は、初回鍼刺激の直後に大きく低下した。

・いずれの研究も方法論的な質の高さは評価に値するものではなかった。


鍼治療の脳卒中患者への痙縮改善効果は、これまでの研究の質が低いため結論を出せなかった、まともな研究が為されることを期待する、


というおはなし。

鍼治療


感想:

鍼治療と合気道は似ている。

しかし合気道の「達人」は絶対に総合格闘技には参戦しない。

2014年9月8日

にんにく注射で脳卒中後の疲労が改善された。 ということはつまり...


High-dose thiamine improves fatigue after stroke: a report of three cases.
2014  9月  イタリア

慢性的な疲労には高用量のビタミンB1投与が効果がある。

そこで脳卒中後の疲労に悩む患者へビタミンB1を経口または注射で多めに与えてみたそうな。


次のようになった。

・脳卒中後疲労の3人の患者について、疲労度を評価した。

・血中のビタミンB1レベルを測定し、正常範囲にあることを確認した。

・高用量のビタミンB1投与により、明らかな疲労改善が見られた。


脳卒中後の疲労は 細胞内輸送または酵素的異常による軽度のビタミンB1欠乏症状が原因なのかもしれない、


というおはなし。

図:にんにく注射



感想:

ビタミンB1強化麦はいつも食べてる。量を増やしてみようかな。

2014年9月7日

高齢女性にはカリウムが豊富なバナナを与えると脳卒中予防になるらしい


Potassium Intake and Risk of Stroke in Women With Hypertension and Nonhypertension in the Women’s Health Initiative
2014  9月  アメリカ

食事から摂るカリウムは脳卒中リスクを下げると言われている。

高齢女性についてあてはまるか確認してみたそうな。


脳卒中歴のない50-79歳の閉経後女性9万人あまりについて11年間追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・カリウムの平均摂取量は1日あたり2611mgだった。

・カリウムを多く摂っていると、脳卒中リスク、総死亡率ともに10-20%低かった。

・特に、高血圧でない女性では脳梗塞リスクが27%低かった。

・脳出血との関連は見られなかった。


カリウムを多く摂る高齢女性は脳梗塞リスクが低かった、


というおはなし。

カリウムと言ったらバナナ

2014年9月6日

目的をイメージしながら動作訓練すると脳がより広く鍛えられることが明らかに


Motor imagery during movement activates the brain more than movement alone after stroke: A pilot study.
2014  9月  アメリカ

実際の動作に運動イメージを組み合わせたときの脳の働きを調べてみたそうな。


58歳前後で右片麻痺の慢性期脳卒中患者7人について、脳機能MRI検査を行った。

検査時に、

*右手を内側、外側にひねる動作を行う。 
*上記動作中にノブを回してドアを開閉するシーンをできるだけリアルに頭に思い描く。

の2種類の条件下で各々測定し、結果を比較した。


次のことがわかった。

・ひねり動作のみ場合、左脳の感覚運動野と右の小脳に活動が見られた。

・運動イメージを加えた場合、左の下頭頂小葉と右の背外側前頭前野の強い活動がプラスされた。


訓練動作に具体的な目的のイメージを加えることで、脳卒中患者の運動ネットワークのより広い範囲にアクセスできるのかも知れない、


というおはなし。
運動イメージ fMRI


感想:

目的意識のない漫然とした動作の繰り返しだけでは リハビリとして不十分なんじゃない?
ってことと理解。

2014年9月5日

上肢の痙縮はだんだんと良くなってゆくものなの?


Upper-Limb Spasticity During the First Year After Stroke: Stroke Arm Longitudinal Study at the University of Gothenburg.
2014  8月  スウェーデン

上肢の痙縮が脳卒中発症後1年間にどう変化してゆくものなのか調べてみたそうな。


脳卒中患者117人について、発症から3,10日、4週、3,6,12ヶ月後に痙縮の程度および感覚運動機能、疼痛、関節可動域等を評価した。


次のことがわかった。

・3日時点で25%が、12ヶ月後には46%に上肢の痙縮が見られた。

・この間、痙縮のあるほとんどの患者では 時が経つに連れ痙縮が強くなっていった。

・痙縮は初め肘の屈筋に、次に肘の伸筋、そして手首の屈筋に現れた。

・痙縮がある患者は運動機能の障害、痛み、関節可動域の減少、知覚低下の問題もあった。


脳卒中患者の約半数に痙縮が見られ、時間が経つにつれ悪化していった、


というおはなし。


感想:

もう5年経つけど、左腕にだけ大リーグボール養成ギプスを着けているような感覚は常にある。

2014年9月4日

日本人男女700人以上の尿を24時間貯めて塩分摂取量を正確に調べてみた結果、、


Estimation of sodium and potassium intakes assessed by two 24 h urine collections in healthy Japanese adults: a nationwide study.
2014  8月  日本

ナトリウムの摂り過ぎやカリウムの不足は心血管疾患のリスクになる。

そこで、日本人についてナトリウムとカリウムの摂取量を正確に計測してみたそうな。


23の都道府県の福祉施設で働く 健康な20-69歳の男(384人)女(376人)について、24時間の蓄尿試料から1日のナトリウム、カリウムの摂取量を推定した。

正確を期すためにこの蓄尿調査を2回実施した。


次のことがわかった。

・平均ナトリウム排泄量は1日あたり、男性: 206·0 mmol、女性: 173·9 mmolだった。

・同様にカリウム排泄量は、男性: 51·6、 47·2だった。

・これらの量は都道府県によってかなり異なった。

・日常の摂取量を推定したところ、ナトリウムでWHOの推奨値に収まる男性はいなかった。女性は0.1%のみだった。

・ナトリウムで厚生労働省の基準に収まる男性は3.2%、女性は5.0%だった。

・カリウムでは、WHO基準で男女合わせて7.5%が、厚生労働省基準では21.7%が適正範囲内だった。


日本人は想定していた以上に塩分を摂り過ぎているので早急な減塩政策が必要であろう、


というおはなし。


感想:

食塩量に換算すると、どうやら平均で男性14.0g、女性11.8g摂っているらしい。

詳細は本日のクローズアップ現代で。
道は険しい? “減塩社会”への挑戦

2014年9月3日

メロディック・イントネーション・セラピーに音の高さ変化は必要か


The Combination of Rhythm and Pitch Can Account for the Beneficial Effect of Melodic Intonation Therapy on Connected Speech Improvements in Broca's Aphasia.
2014  8月  カナダ

メロディック・イントネーション・セラピー(MIT)はブローカ失語患者向けリハビリ法で、声にリズムや強弱を加えて発語を促す。

しかしそのメカニズムはよくわかっておらず、リズムに比べて音の高さはさほど重要でないとされてきた。

そこのところを確かめてみたそうな。


3人のブローカ失語の慢性期脳卒中患者について、

*リズムと音の高さの変化がある訓練
*リズムのみ、音の高さ一定の訓練
*リズムも音の高さの変化も無い訓練

の3種を1回1時間x週3回x6週間 それぞれ交互に行い、流暢さ、正確さ、適応力等を比較した。


次のようになった。

・いずれの訓練法でも練習した単語の発話精度に改善効果が見られたが、

・リズムと音の高さ変化のある訓練で、練習していない単語への適応力や流暢さがもっとも高かった。

・どの訓練でも発語の機敏さや気分の改善は見られなかった。


メロディック・イントネーション・セラピーにはリズムだけではなく、音の高さの変化も加えるとより効果的である、


というおはなし。


メロディック・イントネーション・セラピー



たのしそう

[メロディックイントネーションセラピー]の関連記事

2014年9月2日

生まれてすぐ脳卒中になったら、言語機能は左右脳どちらに偏るのか


Age at stroke determines post-stroke language lateralization.
2014  8月  アメリカ

脳卒中の発症年齢によって言語機能の左脳への偏りがどう変化するものなのか調べてみたそうな。


左脳損傷の脳卒中患者を発症時期別に、

*新生児期(出生1ヶ月未満)に発症経験した19人、
*それ以降に発症した32人、
*性別と年齢の一致した健常者51人、

の3グループに分けて、脳の言語機能の活動状況を脳機能MRIで測定、比較した。


次のことがわかった。

・病巣の体積の割合は脳卒中グループ間で差はなかった。

・健常者の左脳に偏った言語活動に比べ、新生児脳卒中グループでは両脳半球からの活動信号が大きかった。

・言語機能の左脳への側方度は、健常者 vs.新生児グループでは 78.9% vs. 31.6%、

・健常者 vs. 後期脳卒中グループでは、 87.5% vs. 59.4%だった。

・後期脳卒中グループの左脳への側方度は新生児脳卒中グループよりも明らかに高かった。

・脳卒中の発症年齢と言語機能の側方度は強い関連があった。

脳卒中発症年齢が若いほど脳の可塑性が発揮された。歳を経るにしたがって、左脳がダメージを受けても依然そのネットワークに頼る傾向が確認できた、


というおはなし。


感想:

成人後の言語障害は治りにくいってことの再確認。

でもGoogle自動通訳がまもなく実現して
その延長で言語障害者の意思疎通も可能になりそうな気がしてならない。

2014年9月1日

脳卒中3年後に頭痛で悩む人の割合


Development of persistent headache following stroke: A 3-year follow-up.
2014  8月  デンマーク

脳卒中のあとの頭痛の特徴を調べてみたそうな。

発症後3年経った脳卒中経験者にアンケート調査したところ、


次のことがわかった。

・222人中、12%(26/222)があらたな絶え間ない頭痛を感じていた。

・脳卒中が原因の頭痛は7.2%(16/222)で、そのうち50.0%は緊張性頭痛、31.3%は片頭痛、6.25%は薬物乱用頭痛だった。

・これらの半数以上が中等度から重度の痛みを感じており、頭痛インパクトテスト55以上のスコアに相当した。

脳卒中経験者の10人に1人が新たな頭痛に悩んでいた。そのうち半数は脳卒中由来の緊張性頭痛だった、


というおはなし。

頭痛インパクトテスト



感想:

頭痛はほとんどないな...

2014年8月31日

教育レベルが低いうえに高血圧、しかもたばこ吸ってたら脳卒中にきまり


Low education, smoking, high blood pressure may lead to increased stroke risk

Combined Effects of Socioeconomic Position, Smoking, and Hypertension on Risk of Ischemic and Hemorrhagic Stroke
2014  8月  デンマーク


教育レベルの違いに喫煙、高血圧が組み合わさったときの脳卒中との関連を調べてみたそうな。


デンマークに住む30-70歳の68643人ついて14年間追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・男性の16%、女性の11%は低教育レベル(小・中学校のみ)かつ喫煙、高血圧で、脳卒中リスクの高い状態にあった。

・これらのうち男性の10%、女性の9%が調査期間中に脳梗塞になった。

・低教育レベルの喫煙者は、血圧に関係なく 喫煙する高教育レベルの者よりも脳卒中リスクが著しく高かった。


教育レベルが低い高血圧者の層に対し禁煙指導を行えば、効果的に脳卒中の発生を抑えることができるであろう、


というおはなし。




感想:

検索したら、デンマークの高校進学率は50%で、日本は98%。

ちょっと想像とちがう、、

2014年8月30日

若い人の脳梗塞と睡眠の関連について


Correlation Analysis of Sleep Quality and Youth Ischemic Stroke.
2014  8月  中国

若年者の脳梗塞と睡眠との関連を調べてみたそうな。


18-45歳の脳梗塞患者223人と158人の若い健常者について調査、比較したところ、


次のことがわかった。

・発病の要因はリスクの高い順に、高血圧症、高脂血症、喫煙歴、ホモシステイン高値、睡眠の質、脳卒中の家族歴、アルコール中毒 だった。

・質の悪い睡眠は発症リスクの5位(リスク1.8倍)であり、予後の悪化とも関連があった。


若年者にとって睡眠の質は脳梗塞の発症予防と予後を決める大切な要因である、


というおはなし。

睡眠の質


感想:

これおもいだした。
不眠症と脳卒中との関連について

2014年8月29日

片麻痺の歩行リハビリに適した杖の長さが判明


Do traditionally recommended cane lengths equally influence walking in patients after stroke?
2014  7月  韓国

脳卒中片麻痺患者の歩行に適した杖の長さを調べてみたそうな。


杖なしで10m歩けるほどではないけど4点杖が必要というわけでもない16人の脳卒中患者について、

地面から
*大腿骨の外側の出っ張り(大転子部)まで、 または
*手首まで

の距離を測り 杖の長さとした2グループに分け、各々の麻痺側の足の歩行パラメータを解析した。


次のことがわかった。

・大転子部までの杖のほうが手首までの杖よりも平均2㎝長かった。


そして 大転子長の杖グループのほうが手首長杖グループに比べて、

・足中段の接地面積が大きく(~20%)、

・圧のかかる軌跡も長く(~10%)、

・つま先にかかる圧も大きかった(~30%)。

・他の歩行パラメータに差はなかった。


片麻痺患者の歩行には大転子部までの長さの杖がリハビリ的に好ましいであろう、


というおはなし。




感想:

入院中は薦められた杖を購入して使っていたけど、長さを気にしたことはなかったなぁ...

2014年8月28日

[ ナッツ vs. 豆 ] 脳卒中予防に適しているのはどちら


Consumption of nuts and legumes and risk of stroke: A meta-analysis of prospective cohort studies.
2014  7月  中国

ナッツや豆の脳卒中との関連を調べてみたそうな。


医学研究データベースから関連する研究を厳選し、統合、再解析したところ、


次のことがわかった。

・総計1万件以上の脳卒中事例を含む8つの研究が見つかった。

・豆類の摂取量と脳卒中リスクとの関連はなかった。

・一方、ナッツ類を多く摂ると脳卒中リスクが低下した。

・この傾向は女性で顕著だった。


これまでの研究を総合したところ、ナッツは脳卒中予防になり、豆は関連がなさそうである、


というおはなし。

ナッツと豆


豆知識:

ピーナッツは豆科

ピーナッツの脳卒中予防効果があきらかに

2014年8月27日

迷走神経刺激は脳内出血リハビリにもイイのか


Vagus Nerve Stimulation During Rehabilitative Training Improves Functional Recovery After Intracerebral Hemorrhage.
2014  8月  アメリカ

リハビリ訓練中の迷走神経刺激が脳梗塞からの回復を促すことが動物実験でわかっている。

脳内出血ではどうなのか実験で確かめてみたそうな。


人為的に脳内出血にしたネズミを、

*リハビリ訓練+迷走神経刺激 14匹
*リハビリ訓練のみ 12匹  

にグループ分けし、6週間後に比較した。


次のようになった。

・迷走神経刺激をしたグループで、前肢の運動機能がおおきく改善した。

・機能回復度は、迷走神経神経刺激ありグループでは77%、なしグループでは29%だった。

・この改善は刺激終了後にも持続した。

・両グループ共に訓練量は変わらず 病変の大きさにも差がでなかった。


脳内出血ネズミのリハビリ訓練に迷走神経刺激を加えたところ、前肢機能がおおきく改善した、


というおはなし。



感想:

迷走神経刺激が効くって言ってるのは じつはいつも同じ研究グループなんだよね。

上肢リハビリに効く迷走神経刺激のタイミングと量について

迷走神経を刺激しながらリハビリするとすっごく回復するらしい

2014年8月26日

若いのに脳内出血になるとすぐに死ぬの?


Incidence, risk factors, etiology, severity and short-term outcome of non-traumatic intracerebral hemorrhage in young adults.
2014  8月  フィンランド

若くして脳内出血になった患者の特徴を調べてみたそうな。


脳内出血と診断された16-49歳の患者336人と 50歳以上の患者921人の医療記録を比較した結果、


次のことがわかった。

・若年脳内出血患者の年齢中央値は42歳、

・59.5%が男性、

・発症率は10万人あたり年間4.9人、

・主なリスク要因は高血圧と喫煙、

・高齢者のような高血圧性細小血管症は少なく、器質的病変によるものが多かった。

・3ヶ月死亡率は17.0% vs. 32.7%で高齢グループより低かった。

・血腫の大きさは年齢には依らず、若年者は多少大きくても死亡に結びつかなかった。


若年者の脳内出血は、高齢者と比べて死亡率は低く 原因も異なる、


というおはなし。



感想:

そういえば 44歳だったなぁ、、

2014年8月25日

タイ古式マッサージは痙縮に効くのか


The efficacy of traditional Thai massage in decreasing spasticity in elderly stroke patients.
2014  8月  タイ

脳卒中患者の痙縮対策として、タイ古式マッサージと理学療法のどちらが優れているか比べてみたそうな。


発症後3ヶ月以上、50歳以上、50人の脳卒中患者をタイ古式マッサージまたは理学療法グループに分けて、1回1時間x週2回x6週間の治療を行い比較した。


次のようになった。

・痙縮程度が改善した者の割合は、タイ古式マッサージグループで若干多かったが、統計学的に有意なほどではなかった。

・両グループ共に運動機能、QoLが向上したものの、

・不安やウツの改善が見られたのはタイ古式マッサージのみだった。


タイ古式マッサージは理学療法と同程度に痙縮を軽減した、


というおはなし。



感想:

ちょっとエッチなマッサージと誤解してました。ごめんなさい。

2014年8月24日

一人暮らしで脳卒中になるとヤバイの?


Impact of Living Alone on the Care and Outcomes of Patients With Acute Stroke.
2014  8月  アメリカ

一人暮らしをしていると脳卒中になった時に対応の遅れが生じやすいのではないか、、、

そこのところを調べてみたそうな。


2003-2008に自宅で生活していて脳卒中になった1万人あまりについて調査したところ、


次のことがわかった。

・22.8%が一人暮らしをしていた。

一人暮らし vs 同居人あり の順で各項目を比較すると、

・平均年齢  74.6 vs 71.5

・女性の割合  61.5% vs 41.4%

・未亡人の割合  53.7% vs 12.3%

・独身の割合  21.5% vs 3.8%

・2.5時間内に病院に着いた  28.3% vs 40.0%

・血栓溶解治療を受けた  8.0% vs 14.0%

・退院後自宅に  46.0% vs 54.7%

・一人暮らしと死亡率、再入院率の関連はなかった。


一人暮らしをしていた患者は、病院に遅れ、血栓溶解治療が受けられず、退院しても自宅に戻らない者がおおかった


というおはなし。

一人暮らし

感想:

死亡、再入院の差がないのだから病院に早く着く必要もない。

だれもいないのだから自宅に戻らないのもなっとく。

一人暮らしでぜんぜん問題なし。

[一人暮らし]の関連記事

2014年8月23日

クモ膜下出血になったとき手術をスルーされる患者の特徴


Insurance Status Is Associated with Treatment Allocation and Outcomes after Subarachnoid Hemorrhage.
2014  8月  アメリカ

クモ膜下出血は脳卒中のなかでも最も破壊的であるが、手術によって病状を和らげ死亡の危険性を下げることができる。

患者が加入している保険の種類
*プライベート保険
*メディケア(高齢者用国民保険)
*メディケイド(低所得者用医療保険制度)
によって治療法が変わるものなのか調べてみたそうな。


2003-2008の18歳以上の全米のクモ膜下出血患者2万人あまりのデータを解析した。


次のことがわかった。

・クモ膜下出血患者の66%には再出血を防ぐための手術が行われなかった。

・手術を受けなかった患者の死亡率は手術を受けた場合の2倍以上だった。

・高齢者用国民保険(メディケア)の利用者は手術を受ける割合が極端に低かった。


クモ膜下出血患者の3分の2は手術を受けていなかった。特にメディケアの患者で非常に少なかった。メディケア利用者が高齢、慢性病、障害持ちであることがこの種の偏りを生み出しているのかもしれない、


というおはなし。



感想:

保険がどうのというよりも、潜在的な生命力の多寡を外見的に読み取って対応を決めているってことと理解。

でも 死んでもいいから脳をいじくられたくはないわ。


2014年8月22日

視覚に問題のある脳卒中患者の割合は


Prevalence of visual problems among stroke survivors in Hong Kong Chinese.
2014  8月  香港

視覚に関する問題を抱えている脳卒中患者の割合を調べてみたそうな。


2ヶ所の病院施設に入院または通っている脳卒中患者113人について調べたところ、


次のことがわかった。

・53.1%が眼球運動に、

・11.5%が両目の焦点を合わせる能力に、

・11.5%が視野に、

・29.8%が視力に 問題があった。

・一方、これらの問題に気づいていた患者はわずかだった。


脳卒中患者が経験するであろう視覚の問題が医療現場でないがしろにされている。ちゃんと検査してリハビリする体制づくりが必要では?


というおはなし。
脳卒中の視覚障害

感想:

脳卒中直後、視力が1.5→0.4以下に落ちたんだけど、医師や療法士さんに尋ねてもだれからもまともな返答がない。

脳がどんどんダメになっているんじゃないかと当初すごく不安だった。

いまは 眼の焦点を合わせる筋肉に麻痺の影響が及んでるからだろう...と勝手に解釈して納得している。

2014年8月21日

一過性全健忘 脳梗塞が原因かも知れない例


Transient global amnesia associated with an acute infarction at the cingulate gyrus.
2014  7月  スペイン

一過性全健忘は 突然あたらしいことをまったく覚えられなく症状を指す。通常、その原因は断層画像や脳波、脳脊髄液を調べてもわからない。

ところが偶然、一過性全健忘の患者に脳梗塞を見つけたんだそうな。


・62歳の男性が直近の2日間に2度の一過性全健忘を経験して病院に来た。高血圧と高コレステロールでもあった。

・MRI検査をしたところ、右脳の帯状回に真新しい15mmほどの梗塞を見つけた。

・海馬や他の部位には病変は確認できなかった。

・他の検査も正常だった。


帯状回の梗塞が一過性全健忘の原因だったかもしれない、


というおはなし。

帯状回の梗塞


感想:

一過性全健忘 はじめてきいた。


この患者 『今何時?』となんども尋ね、その間の記憶がなかったという。

こういう人が感じる時間感覚ってどんなだろう、、、

2014年8月20日

手の触覚が鈍いのは自分だけなの?


The Prevalence and Magnitude of Impaired Cutaneous Sensation across the Hand in the Chronic Period Post-Stroke.
2014  8月  オーストラリア

脳卒中患者の手の皮膚感覚について調べてみたそうな。


42人の慢性期脳卒中経験者と36人の健常者について手の表面の各位置での知覚閾値テストを行った。

手の運動機能も評価し関連を解析した。


次のようになった。

・33%の患者が皮膚の知覚障害をもっていた。

・その程度は麻痺側の手の位置によっても異なり、健常者の40-84%知覚力が低下していた。

・健常者にとっては年齢による劣化をいちばん受けにくい手の背側で 知覚がもっとも障害された。

・運動機能障害との関連は指先および手のひらの知覚低下として確認できた。


慢性期脳卒中経験者の3分の1で皮膚感覚の障害を確認できた、


というおはなし。

触覚検査の位置



感想:

数日前、レモンの木を剪定した。枝にはトゲがあって右手で触れると痛くて仕方がない。そこで左手で枝をつまむと痛みをほとんど感じないのでどんどん作業が進んだ。

感覚麻痺でよかったなぁ と思った数少ないシーンのひとつ。

2014年8月19日

中枢性疼痛になる若年脳卒中経験者の割合


Central poststroke pain in young ischemic stroke survivors in the Helsinki Young Stroke Registry.
2014  8月  フィンランド

若年脳卒中患者が経験する中枢性疼痛の特徴を調べてみたそうな。


824人の若年脳卒中患者について8年半前後追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・5.9%が中枢性疼痛、29.9%が知覚障害、64.2%はいずれでもなかった。

・中枢性疼痛があると知覚障害以上に生活の質が損なわれた。

・中枢性疼痛患者の82%は他の種類の疼痛も抱えていた。

・中枢性疼痛は脳卒中症状と関連があり、発症年齢や脳卒中の種類に依らなかった。

・脳卒中の発症部位と中枢性疼痛との関連は見られなかった。


若年脳卒中経験者の5.9%は長期にわたり中枢性疼痛を経験していた、


というおはなし。

中枢性疼痛


感想:

発症直後に多少の経験はあるのでなんとなく想像がつくけど、これで悩んでる人のブログみてるとその想像の10倍くらい痛いみたいだ。

2014年8月18日

若年脳卒中経験者の長期的な失業可能性について


Long-term increased risk of unemployment after young stroke: A long-term follow-up study.
2014  8月  オランダ

若年脳卒中経験者の失業リスクについて調べてみたそうな。


18-50歳で脳卒中(TIA,脳梗塞、脳内出血)を発症して入院した患者694人について、8年間の追跡調査をし、同年代の労働人口データと比較した。


次のことがわかった。

・若年脳卒中経験者は失業のリスクが高く、女性では一般人の2.3倍、男性では3.2倍に及んだ。

・特に、入院時の神経症状が重い、入院期間が長いと失業リスクが高かった。


若年脳卒中経験者を8年間フォローした結果、失業リスクが通常より2-3倍高いことがわかった。積極的な復職支援が必要である、


というおはなし。



感想:

案外 すんなり復職したという話をよく聞く。

一方で、復職後すぐに 退職せざるを得ない状況になったという話も耳にする。

2014年8月17日

マグネシウムと女性の脳梗塞


Plasma Magnesium and Risk of Ischemic Stroke Among Women.
2014  8月  アメリカ


血中マグネシウム濃度の違いが脳卒中のなりやすさに影響するものかどうか女性について調べてみたそうな。


1989-1990に行われた、32826人ぶんの看護師健康調査のデータベースと血液サンプルから 2006までに脳梗塞になったグループ459人と、年齢、人種、採血日、生理周期等の一致する比較グループを抽出して血中マグネシウムレベルとの関連を解析した。


次のようになった。

・マグネシウムレベルの中央値は両グループで差がなかった。

・特にマグネシウムレベルが0.86 mmol/L 未満の人の場合、脳梗塞リスクが6割増しになった。

・この関連に年齢、BMI、高血圧、糖尿病などの要因は影響しなかった。



血中マグネシウム濃度が低いと女性は脳梗塞になりやすいのかもしれない、


というおはなし。


マグネシウムを含む食材


感想:

2年ぶりの登場なのか… まぐねしうむ
マグネシウムに脳卒中予防効果 Japan (2012年3月1日)

2014年8月16日

低頻度rTMSで左脳を刺激したら注意力が改善した


Contralesional rTMS relieves visual extinction in chronic stroke.
2014  8月  イタリア

右頭頂葉を損傷した患者は注意力に障害をきたすことがある。特に左右両側に視覚刺激があった場合、左方への刺激に反応できないことがあり、これを視消衰という。

この原因として脳卒中でダメージを受けていない左脳が過剰に働いてダメージのある右脳の機能を抑制してしまうという考え方がある。

それに則れば、亢進した左脳の働きを低下させると機能が回復するはずである。

確かめてみたそうな。


右脳頭頂葉を損傷し視消衰のある慢性期脳卒中患者6人について、低頻度rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)および偽刺激を左脳頭頂葉に行い、直後に注意力テストを行った。


次のようになった。

・低頻度rTMSの直後に左方への注意追跡能力が著しく改善した。

・偽刺激では改善はなかった。

・右方への注意力に変化はなかった。


rTMSが亢進した左脳を抑え、半球をまたいで抑制されていた右脳を解放した。その結果、認知機能に改善が見られたのではないか...


というおはなし。
頭頂葉

感想:

visual extinction(視消衰)と半側空間無視の違いがよくわからなかった。

2014年8月15日

日本人の脳出血は欧米諸国の2倍!


The incidence of hemorrhagic stroke in Japan is twice compared with western countries: the Akita stroke registry.
2014  8月  日本

日本人の脳卒中の特徴を調べてみたそうな。


秋田県の脳卒中患者データベースから、1995-2004の28781例を抽出して診断画像を再解析したところ、


次のことがわかった。

・患者数の内訳は、脳梗塞62.6%、脳内出血25.8%、くも膜下出血11.6%だった。

・脳出血(脳内出血+くも膜下出血)の割合37.4%という値は欧米諸国の2倍に相当した。

・脳梗塞は種類別に、ラクナ梗塞30.2%、皮質梗塞34.0%、テント下梗塞15.0%だった。

・脳内出血は種類別に、被殻出血18.6%、視床出血30.3%、皮質下出血16.2%だった。

・くも膜下出血の破裂動脈瘤位置は男女で大きく異なり、女性は内頚動脈に、男性は前交通動脈にもっとも多かった。


日本人の脳出血の割合は、欧米諸国の2倍である、


というおはなし。

秋田県
あきたけん


感想:

脳出血を経験して 日本人としてなぜか誇らしい気持ちになった。

2014年8月14日

カップラーメンを週2回以上食べる女性が脳卒中になりやすい理由について


Can Instant Noodles Lead to Heart Disease, Diabetes and Stroke?

Instant noodle intake and dietary patterns are associated with distinct cardiometabolic risk factors in Korea.
2014  8月  アメリカ

アジア人はラーメンをよく食べる。

そこでインスタントラーメンの摂取頻度と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


19-64歳の韓国人1万人あまりを対象としたアンケート調査から、


次のことがわかった。

・インスタントラーメンを多く摂るグループでは肥満、コレステロール、中性脂肪が高く、

・週に2回以上食べる人の心血管代謝症候群(脳卒中の原因になる)リスクは1.7倍になった。

・この傾向は女性にのみ見られた。

・その原因としてスチロール製容器に含まれるビスフェノールAのエストロゲン様作用が考えられた。


インスタントラーメンをよく食べる女性は脳卒中になりやすいであろう、


というおはなし。
カップラーメン 脳卒中


感想:

ええっ、 塩分が原因じゃないの!? って思った。

2014年8月13日

脳卒中になるとそれまでの倍の速度でボケる


Association of Cognitive Functioning, Incident Stroke, and Mortality in Older Adults.
2014  8月  アメリカ

認知機能の低下と脳卒中のなりやすさ、死亡率の関連を調べてみたそうな。


65歳以上、7217人の白人、黒人について3年ごとに長期に追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・全体の16% 1187人が脳卒中になった。

・もともと認知機能スコアが低かった者は脳卒中のなりやすさが1.6倍だった。

・脳卒中のあと、認知機能の低下速度は脳卒中まえの約2倍になった。

・これらの傾向は黒人で顕著だった。

・認知機能の低下をともなう脳卒中患者の死亡リスクは高かった。


認知機能の低い高齢者は脳卒中になりやすかった。しかも脳卒中後 認知機能の低下がより速くなり、死亡リスクも上昇した、


というおはなし。


感想:

脳卒中後の認知機能低下速度が2倍ってとこがユニークなんだな。

2014年8月12日

痙縮は脳の可塑性で治るのか


Functional Brain Correlates of Upper Limb Spasticity and Its Mitigation following Rehabilitation in Chronic Stroke Survivors.
2014  7月  アメリカ

脳卒中後の痙縮と脳機能活動との関連を調べてみたそうな。


発症6ヶ月以降の慢性期脳卒中患者23人について手の運動学習、痙縮リハビリを週5日x12週間行った。

この前後で、痙縮度、触覚、手の動作中の脳機能MRIを測定した。


次のことがわかった。

・痙縮が強いほど、運動機能は低下し感覚も弱かった。

・リハビリによって上肢の痙縮と運動機能が改善した。

・リハビリ前、痙縮が強いほど損傷脳側の視床で脳機能活動が高かった。

・痙縮が緩和するにしたがい反対側の一次運動野、感覚野周辺の活動が高まり、運動機能も変化した。


損傷側と反対の脳半球が慢性期脳卒中患者の筋緊張コントロールに関係していそうである、


というおはなし。

脳機能画像


感想:

痙縮って通常 反射がどうのこうので片付けられてしまうけど、もとはといえば脳に原因があるわけで、ダメージを負ったとは言っても脳と手が完全に無関係になったわけではない。

ちょうど いい検査機も入ったし「いっちょ脳を調べてみよか?」 という話と理解した。


これおもしろかった
痙縮の神経機構-再 訪

2014年8月11日

運動と緑茶の神経保護効果を確認した


Memory deficits and oxidative stress in cerebral ischemia-reperfusion: Neuroprotective role of physical exercise and green tea supplementation.
2014  7月  ブラジル

脳梗塞による認知、記憶の障害は依然おおきな問題である。

脳梗塞に遭っても神経ダメージが最小になる生活習慣があるかもしれない。

そこで運動や緑茶の神経保護効果を調べてみたそうな。


80匹のネズミについて運動や緑茶サプリメントを摂る習慣を8週間継続させたのち、人為的に脳を30分間虚血状態にしてその後血流を再開した。

運動、緑茶、虚血手術、の組み合わせ毎に8グループに分け、学習記憶能力と脳組織変化を調べた。


次のことがわかった。

・脳虚血によって学習、記憶機能に障害が起きた。

・海馬と前頭前皮質に活性酸素が増加した。

・運動や緑茶習慣のあったグループで神経保護効果が観察できた。


運動や緑茶の両方もしくは一方を8週間継続することで脳虚血後の認知障害が減り、抗酸化酵素の働きが維持されるなどの神経保護効果を観察できた、


というおはなし。

感想:

この数ヶ月間、いまさらながらに 毎日 抹茶を飲んでいる。

2014年8月10日

Stroke誌:カイロや整体院で首をボキボキッってやるやつ あれ脳卒中のもとかもよ


Cervical Arterial Dissections and Association With Cervical Manipulative Therapy
2014  8月  アメリカ

アメリカ心臓協会が、「カイロプラクティックや整体師による頚椎操作が脳卒中のきっかけになるかも知れない」 と言い出したそうな。


その指針によると、

・首を急に曲げたり回したりする操作が頸動脈解離を起こす可能性がある。

・もともと頚動脈解離気味の人は首に痛みを感じるためカイロプラクターを訪れる可能性が高く、なおさら危険である。

・詳しい研究の数は少なく、頚椎操作と脳卒中との因果関係は実はよくわかっていない。

・治療に携わる者は、こういった可能性を患者に事前に伝えるべきだろう、


というおはなし。

図:カイロプラティックの頚椎操作で脳卒中


これ(ボキボキッ)



感想:

柔道で首絞められて気を失うことは何度もあったけど、上のビデオみたいに相手に完全に身を委ねた状態でひねられるのは恐ろしくて絶対にやられたくない。

2014年8月9日

急性期患者に幹細胞治療やってみた


Intra-Arterial Immunoselected CD34+ Stem Cells for Acute Ischemic Stroke
2014  8月  イギリス
造血幹細胞を使った脳梗塞治療を人で試してみたそうな。


発症後7日以内のかなり重症の脳梗塞患者5人について、患者自身の骨髄から幹細胞を採取、選別し、血管内カテーテル経由で脳の梗塞部位に送った。

2014年8月8日

アパシー患者の脳の体積を測ってみた


Delayed atrophy in posterior cingulate cortex and apathy after stroke.
2014  8月  日本

脳卒中後、アパシー(無気力)症状のある患者の脳の体積変化を調べてみたそうな。


20人の脳卒中患者と14人の健常者について、脳全体のMRIを2回 撮影した。

1回めは亜急性期で、2回めはその6ヶ月後。

ボクセル単位形態計測(VBM)という客観性の高い解析手法で脳各部位の灰白質体積を計測し、患者の神経精神症状との関連を解析した。


次のことがわかった。

・後帯状皮質の体積の著しい減少があった。

・この体積減少程度と患者のアパシースコアとの間に強い関連があった。


発症6ヶ月後の脳卒中患者の脳の後帯状皮質の萎縮が確認できた。体積減少が大きいほどアパシー症状も強かった。因果関係があるのかもしれない、


というおはなし。
後帯状皮質
後帯状皮質


感想:

ホント やる気がでない。

こうすれば明らかに状況が良くなるとわかっていても、あえて しない。

脳が縮んじゃったのかな、、、

2014年8月7日

若年脳卒中経験者の17年後の死亡率が明らかに


Long-Term Mortality After First-Ever and Recurrent Stroke in Young Adults.
2014  7月  フィンランド
50歳未満で脳卒中になった患者が17年以内に死亡する割合を調べたそうな。


15-49歳で脳梗塞になり、発症後30日間以上生き延びた患者970人について10年前後追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・この間に152人 (15.7%) が死亡した。

・17年後まで推定すると死亡率は23%になった。

・この死亡率は同年齢層 一般人の7倍に相当した。

・132人(13.6%)が再発を経験しており、

・再発した患者の死亡リスクは再発前の17倍に上昇した。


若年脳卒中経験者は再発で死亡する可能性がとても高い。再発予防策が必要である、


というおはなし。

脳卒中再発の生存率


感想:

意外に長生きしてる感。 若いから?脳梗塞だから?


これ思い出した。
脳内出血経験者が13年後も生きている割合が判明

2014年8月6日

考え事をしながら歩くと転倒しやすい理由


Effects of dual task on turning ability in stroke survivors and older adults.
2014  7月  イギリス

歩行の方向転換能力は転倒しないために不可欠である。

脳卒中経験者に注意負荷(二重課題)を与えた状況での歩行パターンを 健常者と比較してみたそうな。


平均年令64、発症後5年前後の脳卒中経験者17人および同年齢の健常者15人について、
歩行中の90度の方向転換動作を、連続引き算(注意負荷)をさせながら測定した。


次のようになった。

・両グループともに、注意負荷のある状態での方向転換動作は、全体的に時間がかかり、内側の脚で支える時間も伸びた。


注意をそらされながらの方向転換動作時の片脚時間の延長は、脳卒中経験者および高齢者に共通の生体メカニズムであり 転倒する要因の1つと考えられる、


というおはなし。


感想:

過去の似たような記事を思い出した。
歩きながら話すと歩幅が狭くなる脳卒中患者は転びやすい

注意負荷を与えたときの歩き方の特徴

2014年8月5日

仕事のストレスと脳卒中死亡率の関係


No association found between cardiovascular mortality, and job demands and decision latitude: Experience from the Västerbotten Intervention Programme in Sweden.
2014  7月  スウェーデン

仕事の要求度、裁量度と脳卒中など心血管疾患死亡率との関連を調べてみたそうな。


40代、50代、60代の男女を長期的に追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・仕事の要求度、裁量度と心血管疾患死亡率との関連は見られなかった。

・むしろ教育格差と死亡率との関連が明らかになった。


社会経済格差は仕事ストレスへの対策では埋められそうにない。別の関連要因を探さなくては...


というおはなし。


感想:

とても関連ありそうなんだけどな。

おなじスウェーデンの記事を思い出した
ストレスと脳卒中

2014年8月4日

肩にテーピングは効果あるの?


Shoulder strapping for stroke-related upper limb dysfunction and shoulder impairments: systematic review.
2014  7月  イギリス

脳卒中のあとの肩のテーピング効果について調べてみたそうな。


データベースから関連する過去の研究を厳選し、データをまとめて見なおしてみたところ、


次のことがわかった。

・計340人の脳卒中患者を対象にした8つの研究が見つかった。

・テーピングは、上肢機能の改善と肩の脱臼や痛み軽減を目的に、

・主に発症1ヶ月以内の片麻痺患者に適用された。

・その詳しい方法や成果は研究ごとにおおきく異なった。

・肩の痛みの始まりを遅らせそうではあるが効果の結論は出ていない。


片麻痺患者への肩テーピングの効果はよくわかっていない。しかし害はほとんどなさそうなので慎重に試してみてはどうかな、


というおはなし。




感想:

まえの記事を思い出した。
肩の痛み対策にテーピングを試してみた


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怒りと脳卒中との関連が明らかに
難しい理屈はいいからスクワットをやれ
1日に6000歩以上で脳卒中の再発予防になることを日本の研究者が解明
脳出血で損傷した脳が勝手に再生する可能性について

脳卒中患者がネットを使いこなす理由
若年脳卒中患者は脳の老化が10-20年進んでいた
マルチビタミンの脳卒中予防効果は〇〇年後に現れる
最新の音楽療法 バイノウラルビート (Binaural Beat)
脳卒中になりやすい労働時間がわかった ランセット誌
脳卒中が軽症だからって運転させていいの?
健康のために毎日いっしょけんめい運動するとかえって脳卒中になりやすいことが100万人の調査で明らかに
足をクロスしていたら半側空間無視 確定か?
療法士さんよりもビデオゲームの方が優れていると判明!
両手準備運動をすると脳が刺激されて上肢リハビリが加速することが判明!

心を改め運動を始めるだけで脳の可塑性は復活する
知らない音楽を聴くと脳が広く活動して新しい回路が、
なんとか復職しても仕事は続けられるのだろうか?
NEJM誌:脳卒中で死なない血圧は120未満だからね
脳卒中の言語障害はウェルニッケやブローカのせいではなかった!
手の指を繰り返し動かしてあげても脳への影響はゼロ
片足立ち20秒未満 →小さな脳梗塞や脳出血の可能性高!
[住みやすい国] 日本の脳卒中と自殺との関連について
再発予防のために血圧を120以下にすると長生きできない
【いますぐ実践】片鼻呼吸法で失語症が改善することが明らかに

悪玉善玉比L/Hが低いと脳内出血で死ぬことが明らかに
鼻炎のメリット→脳梗塞予防効果
脳卒中 幹細胞治療のダークサイドについて
ランセット誌:握力よわくなったら脳卒中が近いと知りなさい
だいたい5年後に脳卒中経験者が悩んでいること
ハゲを治そうとして脳卒中になってしまった日本人2例
退院したての元患者が感じていること
麻痺側の触覚を刺激し続けると梗塞を最小限にできる可能性について
脳卒中経験者は自動車運転をナメきっていることが判明
減塩に真面目な人ほど脳卒中で死亡するという事実

納豆を食べると脳卒中で死なない 2万9千人調査
NEJM誌:幹細胞ツアーに参加したら癌ができた
脳梗塞から脳出血へ コレステロールとの関連が明らかに
脳出血で死なないための睡眠時間が判明!
音楽サポート療法の「音楽」はほんとうに必要なのか?
患者に毎日好きな音楽を聴かせたところ、脳に構造改革が起きた模様
感情失禁になる患者の割合について
脳の可塑性のおかげで2年経っても運動機能が回復することが判明
【悲報】脳卒中後、杖を使い続けると麻痺していない手まで動かなくなる
血圧が高いひとは、他人の気持ちがわからない

生活習慣を改めれば脳卒中の再発は防げるの?
カニ歩きと後ろ歩き 片麻痺リハビリに効果的なのは、、
鍼治療の「得気」は小脳のはたらきだった
脳梗塞実績No.1漢方薬 → ほようかんごとう
閉じ込め症候群の患者にあえて生活の質を問うてみた結果、、
砂糖の代わりに甘味料を使うと脳梗塞がさらにひどくなることが判明
ダメージを負った脳組織が勝手に再生する仕組みが明らかに
指ストレッチはいいらしいから さっそくこのビデオで実践することにした
【肥満パラドックス】脳梗塞で長生きするBMIが判明
リハビリの合間のお昼寝は大切 → 訓練がはかどるゾ

刺激豊富な環境で脳梗塞が治る理由
猫を飼う女性は脳卒中で死なないことが判明!
美容院で脳卒中になる女性が続出!
「ストレスが原因」と語る脳卒中患者ほど実はなにもわかっていない
傷ついた脳に効くBDNFが増えるサプリメントが明らかに
運転リハビリに良さそうなおすすめドライブゲーム
【アロマテラピー】ラベンダーの香りが脳梗塞にすごく効く
脳卒中後の疲労感は 只の疲労とはわけが違う
脳卒中がきっかけでホモになることがあるらしい
ダイエットコーラを毎日飲むと脳卒中になることが判明

高コレステロールに朗報 葉酸サプリの脳卒中予防効果
BDNFが7年かけて脳を修復してくれるという根拠について
朝ごはんを食べない日本人は脳内出血になることが判明!
脳卒中予防に最適なビタミンBサプリメントの組み合わせがわかった!
脳卒中経験者の血圧を十分に下げたら死亡者が続出した
痙縮が治る ただの風呂と温泉を比較した
歩きスマホが脳卒中患者のリハビリに適しているという根拠について
磁気嵐が脳卒中を引き起こす と判明!
リハビリは動かせばイイってもんじゃぁない. 本人がやる気になるまで待て.
『足首を鍛えたいのに麻痺して動かないの』→『もう一方の足を鍛えなさい』