ラベル 喫煙 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 喫煙 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年4月24日

受動喫煙と脳卒中死亡リスク


Passive smoking and stroke in men and women: a national population-based case-control study in China.
2017  3月  中国

受動喫煙と脳卒中との関連についてはよくわかっていない。

そこで 中国人を対象に大規模にしらべてみたそうな。


30歳以上で脳卒中で死亡した16205人と、脳卒中以外で死亡した16205人についてその配偶者の喫煙状況から受動喫煙を推定し、関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・受動喫煙で脳卒中死亡リスクが上昇し、

・とくに脳出血で10%、脳梗塞で12%の脳卒中死亡リスク増となった。

・この関連は性別や本人の喫煙、住む地域によらなかった。

・受動喫煙に曝された期間や1日あたりの本数とともにリスクは高くなった。

受動喫煙は脳卒中での死亡リスクとあきらかに関連していた、



というおはなし。
図:受動喫煙と脳卒中

感想:

中学の担任教師が授業中にタバコ吸いまくってたのを思い出した。

[受動喫煙 OR 間接喫煙]に関する過去記事

2017年3月26日

タバコと脳卒中後のせん妄


Cigarette smoking is an independent risk factor for post-stroke delirium.
2017  3月  韓国

軽い意識障害を伴い錯覚や幻覚を訴えるいわゆる "せん妄"は脳卒中のあとにおきやすい。せん妄があると入院が長引き死亡率も高いと考えられている。

脳卒中患者の10-30%がせん妄を起こすが そのリスク要因はよくわかっていないのでしらべてみたそうな。


脳梗塞患者576人について調べたところ、


次のことがわかった。

・6.7%で脳梗塞急性期にせん妄が起きた。

・せん妄の患者は明らかに高齢で かつ喫煙頻度がひじょうに高かった。

・また、せん妄の患者は脳半球が広く損傷し 退院時と3ヶ月後の機能回復の不良率がとても高かった。

・せん妄の独立リスク要因は、高齢、喫煙、脳半球の広い損傷だった。

脳梗塞患者のせん妄は 入院して喫煙を急に止めたことがきっかけになっているかもしれない、


というおはなし。
図:脳卒中後のせん妄患者の機能回復度

感想:

ニコ中にとってタバコはくすりだからな、、

2016年11月20日

椎骨動脈乖離で脳梗塞 回復できない条件が明らかに


Impacts of Cigarette Smoking and Basilar Artery Flow on 1-year Recovery in 3-Month survivors of Intracranial Vertebrobasilar Artery Dissection-related Ischemic Stroke.
2016  11月  台湾

椎骨脳底動脈解離は脳後方循環梗塞の原因になる。その長期的な回復度についての研究は多くない。

そこで椎骨脳底動脈乖離で後方循環梗塞になった患者の1年後の予後不良要因を調べてみたそうな。


台湾の脳卒中患者データベースから2012-2014の事例を抽出して解析したところ、


次のことがわかった。

・60人の患者のうち1年後 61.7%は障害なし、21.6%に中等度より重い身体障害が残った。

・高齢、喫煙歴、椎骨動脈の低流速が予後不良要因だった。

・特に喫煙歴と椎骨動脈の低流速が重なると予後不良率は276倍になった。

入院時の重症度に依らず喫煙歴があって椎骨動脈の流速が遅いと1年後の回復度がほぼ間違いなく良くなかった、


というおはなし。
図:椎骨動脈乖離の予後と喫煙歴

感想:

どのくらいの期間喫煙してたか、脳卒中のあとに喫煙止めたかどうかについては情報が得られなかったんだって。

2016年10月14日

脳卒中経験者の間接喫煙死亡率は2倍


Association of Secondhand Smoke With Stroke Outcomes.
2016  10月  アメリカ

喫煙は脳卒中のリスク要因の1つである。しかし間接喫煙についてはよくわかっていない。

そこで、脳卒中経験の有無と間接喫煙、死亡率との関連を調べてみたそうな。


米国全国健康・栄養調査から1988-2012の記録のうち、非喫煙者27836人を抽出した。

家庭での間接喫煙の有無は申告により、その暴露程度はニコチン代謝産物であるコチニンの血清濃度で分類し関連を解析した。


次のことがわかった。

・この期間に 間接喫煙に曝されている人は脳卒中経験者で11.5%→6.6%、非脳卒中経験者で14.6%→5.9%に減少した。

・間接喫煙に曝されやすい人の特徴は 男性、黒人、低教育歴、貧困、大酒飲み、心筋梗塞歴だった。

・また間接喫煙に高度に曝されているグループでは脳卒中歴の率が1.46倍 高かった。

・脳卒中歴のあるグループでは間接喫煙への暴露と総死亡率に用量関係が確認できた。

脳卒中歴のある者は間接喫煙に曝される割合が50%高く、彼らの死亡率は2倍だった、


というおはなし。
図:間接喫煙と脳卒中歴&総死亡率

感想:

因果関係がよくわからない。他人のたばこの煙にやたら敏感な人たちがいて、かれらは脳卒中になり やがて早死するってことなのかな、、

2016年7月24日

くも膜下出血が女性に多い理由は、、「喫煙」か?


Sex, Smoking, and Risk for Subarachnoid Hemorrhage
2016  7月  フィンランド

これまでの研究によるとくも膜下出血のリスクは男性にくらべ女性が なぜか1.4-1.9倍高い。

喫煙習慣を考慮にいれても同様の関連が見られるものか調べてみたそうな。


65521人を21年ほどフォローした結果、


次のことがわかった。

・この間に492件のくも膜下出血があった。

・男女ともに喫煙本数とくも膜下出血リスクは比例関係にあった。

・1日に喫煙20本以上のくも膜下出血リスクは、非喫煙者に比べ 女性で8.35倍、男性は2.76倍だった。

・途中で喫煙をやめた人のくも膜下出血リスクは非喫煙者なみに下がった。

喫煙本数が増えるほどくも膜下出血のリスクは上昇し、特に女性で顕著だった。喫煙脆弱性が くも膜下出血が女性に多い原因なのかも、


というおはなし。

図:喫煙とくも膜下出血 男女の違い

感想:

くも膜下出血は女性におおいんだ、、、しらんかった。

2016年6月6日

無煙タバコと脳卒中との関連


Use of smokeless tobacco and risk of cardiovascular disease: A systematic review and meta-analysis.
2016  6月  イギリス

無煙タバコと脳卒中、虚血性心疾患との関連を調べてみたそうな。


関係する過去の研究を厳選しデータを統合、再解析したところ、


次のことがわかった。

・20件の研究が見つかった。

・無煙タバコ経験者は脳卒中死亡リスク1.39倍、虚血性心疾患死亡リスク1.15倍だった。

・脳卒中および虚血性心疾患の発生には関連しなかった。

無煙タバコの使用は脳卒中および虚血性心疾患の死亡リスクと関連があった、


というおはなし。

図:無煙タバコと脳卒中死亡リスク

感想:

無煙タバコはアジアで大人気らしいけ どやってるひとを見たことがない。

2015年10月24日

若いのになぜか脳梗塞になってしまう理由、、TOBACCO


Tobacco Use and Cryptogenic Stroke in Young Adults.
2015  10月  フランス

原因を特定できないタイプの脳梗塞(潜因性脳卒中)は若年者に多い。

潜因性脳卒中と各種リスク要因との関連を調べてみたそうな。


18-54歳で 潜因性の脳梗塞患者155人と、年齢 性別の一致する別の患者の医療記録を比較 解析したところ、


次のことがわかった。

・潜因性脳卒中には現在喫煙者が明らかに多かった(42.6% vs. 23.9%)。

・現在喫煙者は頸動脈プラークや頸動脈血栓と関連があった。


若年者の潜因性脳卒中は喫煙と強い関連があった、


というおはなし。



図:潜因性脳卒中
Cryptogenic Stroke



感想:

タバコ吸ってると 人によっては心当たりがないのにいきなり脳梗塞になっちゃう、ってことなんだよな。

2015年7月24日

片頭痛なのに喫煙する人は脳卒中になる


Migraine and risk of stroke in older adults
2015  7月  アメリカ

片頭痛と脳卒中との関連を高齢者について調べてみたそうな。


平均年齢68のニューヨーク市の1292人を11年間追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・20%がただの片頭痛持ちで、6%は前兆を伴う片頭痛だった。

・片頭痛と脳卒中との関連は見られなかった。

・現役喫煙者に限定すると脳卒中リスクは高くなり、

・片頭痛+現役喫煙者の脳卒中リスクは非喫煙者の3.17倍になった。

片頭痛があってタバコを吸っている人は非喫煙者に比べかなり脳卒中になりやすい、


というおはなし。

片頭痛と喫煙

感想:

wikipediaで "片頭痛" みるとけっこうボリュームある。

特にグルテン原因説には関心を持った。

2015年7月23日

禁煙に成功できる脳卒中の部位が明らかに


Smoking cessation behaviors three months following acute insular damage from stroke.
2015  7月  アメリカ

島皮質は薬物中毒を促す働きがあるとされている。そこで、脳卒中で島皮質に損傷を負った患者の禁煙成果について調べてみたそうな。


脳梗塞で入院した現役喫煙者156人について梗塞位置を3人の神経放射線医が判定し、喫煙状況との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・梗塞位置は、島皮質が38人、118人はそれ以外の場所だった。

・島皮質に損傷のある患者グループでは、3ヶ月間の禁煙成功やニコチン中毒症状が収まっているケースが多かった。

・喫煙再開までの平均日数は、17.5日 vs. 10.4日で島皮質損傷グループが長かった。

・禁煙成功者のなかでも、島皮質損傷はニコチン中毒脱出との有意な関連があった。


島皮質が喫煙やニコチン中毒に関わっているらしいことが示された、


というおはなし。
島皮質

感想:

wikipedia見たらすでに 似たようなことが書いてあった。

2015年7月1日

他人のタバコの煙を吸うとどのくらい危険なのか


Secondhand Smoke Exposure and Stroke: The Reasons for Geographic and Racial Differences in Stroke (REGARDS) Study.
2015  6月  アメリカ

二次喫煙(受動喫煙)と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


45歳以上の白人、黒人21743人を平均5.6年間追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・23%が二次喫煙に曝される状況にあった。

・二次喫煙者には女性、白人、若者、喫煙者と同居 が多かった。

・428人が脳卒中になった。

・他の要因を考慮に入れてなお 二次喫煙により脳卒中リスクが30%上昇した。


二次喫煙は脳卒中リスクを上げる明らかな要因である、


というおはなし。

二次喫煙


感想:

周囲に与える影響はタバコよりアルコールの方が比較にならないほど大きいと思う。

喫煙所のような場所に 酒飲みを一定時間隔離するべきだと考える。

2015年4月24日

タバコのおかげで脳梗塞で死なずに済んだ患者が続出 [喫煙パラドックス]


New Insights Into Obesity and Smoking Stroke Paradoxes
2015  4月  アメリカ

急性期脳梗塞患者の喫煙経験と死亡率との関連を調べてみたそうな。

第67回米国神経学会議での発表内容。


全国患者データベースから2000-2011年、急性期脳梗塞の事例を抽出し、tPA治療、喫煙歴の有無で分類し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・5206102人の急性期脳梗塞患者のうち、2.6%がtPA治療を受けた。

・tPA治療をしなかった者のうち、院内死亡率は非喫煙経験者で6.36%、喫煙経験者で2.83%だった。

・tPA治療ありの場合でも、院内死亡率は非喫煙経験者で10.7%、喫煙経験者で6.8%だった。

・年齢、性別、社会経済状況等を考慮すると喫煙経験の無い者と比べたときの喫煙経験者の死亡リスクは、tPA治療ありで0.81倍、tPAなしでは0.62倍だった。


tPA治療の有無にかかわらず、喫煙経験者の死亡リスクが低かった、


というおはなし。

喫煙good

感想:

たばこって じつは身体に良いのかも知れないな、、

2015年3月6日

脳卒中予防のためタバコを無煙タイプにしようと思う


Tobacco Chewing and Adult Mortality: a Case-control Analysis of 22,000 Cases and 429,000 Controls, Never Smoking Tobacco and Never Drinking Alcohol, in South India.
2015  3月  インド

タバコには煙の出るタイプと無煙タイプがある。インドでは35-40%が無煙の噛みタバコを使用している。

噛みタバコと脳卒中などの死亡リスクとの関連を調べてみたそうな。


1998-2000に死亡した8万人分の世帯への聴き取り調査および 比較のための60万人分の調査データを解析したところ、


次のことがわかった。

・35-69歳の非喫煙、非飲酒のケース(死亡22460人、比較用429360人)に限定して死亡リスクを解析した。

・噛みタバコ経験がある者の死亡リスクは30%高かった。

・特に、呼吸器疾患やガンの死亡リスクが各々50%アップし、

・脳卒中の死亡リスクも40%高かった。

・対象死亡者の7.1%は噛みタバコが原因と考えられた。


非喫煙、非飲酒者を対象とした大規模な調査結果から、噛みタバコ経験者の呼吸器疾患、ガン、脳卒中での死亡リスクの高さが明らかになった、


というおはなし。

無煙タバコ

感想:

自分はタバコやんないけど、無煙タバコやってる人を見たことがない。

インドでは価格の安さで普及しているようだ。

2014年6月17日

[喫煙パラドックス] rt-PAがよく効く患者の特徴とは


The smoking paradox: impact of smoking on recanalization in the setting of intra-arterial thrombolysis.
2014  5月  フランス

脳梗塞へのrt-PAを使った血栓溶解治療は喫煙者のほうがよく効くといわれている。

ほんとうかどうか確かめてみたそうな。


2007-2012のrt-PA治療を行った脳梗塞患者について、喫煙状況と詰まった血管の完全再疎通率との関連を解析し、90日後の回復度を比較したところ、


次のようになった。

・227人の患者データが見つかった。

・18.5%は現役喫煙者、16.7%が前喫煙者だった。

・現役喫煙者の完全再疎通率は45.2%、前喫煙者は42.1%、非喫煙者は22.5%だった。

・喫煙経験が必ずしも良好な回復結果と関連していなかった。


rt-PAの血管再疎通効果は、確かに喫煙者でより効果的だった。だからといって喫煙が推奨されるべきではない、


というおはなし。

図:喫煙とrt-PA効果



感想:

喫煙パラドックスと言うよりも、

詰まった血管を完全に通すことが有効な治療である、とする考え方への挑戦なんじゃないかな。

2014年3月15日

タバコを続けていると脳梗塞になったときに助かる


Is smoking associated with favourable outcome in tPA-treated stroke patients?
2014  2月  ノルウェー

血栓溶解療法を受けた脳卒中患者の予後と喫煙習慣に関連があると言われている。

実際のところどうなのか、調べてみたそうな。


発症6時間以内に入院した患者で、tPA治療を受けた患者とそうでない患者について、喫煙習慣と1週間後の自立度との関連を解析したところ、


次のようになった。

・399人の患者がtPA治療を受けた。内訳は現役喫煙者94人、元喫煙者148人、非喫煙者157人だった。

・424人の患者はtPA治療を受けなかった。現役喫煙者90人、元喫煙者164人、非喫煙者170人だった。

・tPA治療を受けた患者のうち現役喫煙者のみ治療結果が良好だった。

・tPA治療を受けなかった患者についてはこのような関連は見られなかった。


発症直前までの喫煙習慣とtPA治療の好成績との間に関連があった。タバコは脳梗塞治療に効くのかもしれない、


というおはなし。

写真:たばこは善

2014年2月24日

無煙タバコ利用者は脳卒中後すぐに死ねる


Snus (Swedish smokeless tobacco) use and risk of stroke: Pooled Analyses of Incidence and Survival.
2014  2月  スウェーデン

無煙タバコ スヌースと脳卒中との関連を調べてみたそうな。


喫煙経験のない13万人あまりの男性を対象とした8つの研究データを解析したところ、


次のようになった。

・脳卒中の発生と無煙タバコの利用に 関連は見られなかった。

・脳卒中になった者のうち無煙タバコ利用者の28日以内の致命率は、非利用者の1.4倍だった。


無煙タバコと脳卒中リスクとの関連はなかった。ニコチンは脳卒中の原因ではないのだろう。しかし無煙タバコ利用者が脳卒中になった場合、早々に死んでしまいやすいことがわかった、


というおはなし。

写真:無煙タバコ

感想:

昨年11月 JTから無煙タバコが販売されるようになった。

発がんの危険が高いらしく、検索すると怖い画像がたくさん出てくる。
無煙たばこ・スヌースの健康影響について(厚生労働省)

だれに需要があるのかね?

2014年1月28日

脳卒中経験者は喫煙を控えなくてもいいのか?


Smoking and Mortality in Stroke Survivors: Can We Eliminate the Paradox?
2014  1月  アメリカ

脳卒中経験者の喫煙は死亡率の増加にはつながらないと多くの研究が示している。

そこで、脳卒中経験者の喫煙状況と各種死亡率との関連について調べてみたそうな。


1997-2004の死亡調査データベースから45歳以上の脳卒中経験者を抽出し、総死亡率、心血管系疾患死亡率、ガン死亡率と喫煙状況との関連を解析した。


次のようになった。

・18.7%の脳卒中経験者が喫煙していた。

・死亡者数の50%は心血管系疾患によるもので、15%はガンが原因だった。

・現在喫煙者は非喫煙経験者にくらべ総死亡率がやや高く、がん死亡率は3.8倍だった。

・現在喫煙者の心血管系疾患死亡率は、社会経済状況を考慮に入れると高いとはいえなかった。


脳卒中経験者で喫煙している人は総死亡率が高かったが、その主な要因はガンだった。心血管系疾患死亡率の高さは社会経済的状況を反映しているだけかも、


というおはなし。


感想:

なるほどこれまでの記事で喫煙はあまり悪そうに見えない。
喫煙を経験しておいた方が脳卒中的には良い と考える理由

喫煙習慣のある脳梗塞患者はなぜか死亡率が低い

タバコや酒をやっていたからといって、脳卒中のあとはやくに死んでしまうわけではなかった

喫煙習慣のある脳梗塞患者はなぜか死亡率が低い

【パラドックス】タバコ好きの脳梗塞患者にはtPA治療が良く効くぅ



2013年12月22日

喫煙を経験しておいた方が脳卒中的には良い と考える理由


Smoking Status and Severity of Ischemic Stroke. A Population-Based Study.
2013  12月  フランス

喫煙状況と脳梗塞の重症度との関連を調べてみたそうな。


2006-2011の脳梗塞患者1056人の医療データを解析したところ、


次のようになった。

・67%が非喫煙者、19%が現役喫煙者、13%が元喫煙者だった。

・非喫煙者に比べ、元喫煙者の脳梗塞の神経症状は軽かった。

・この関連は現役喫煙者には見られなかった。


どういうわけか喫煙したことのない人に比べ、元喫煙者のほうが脳梗塞の症状が軽かった、


というおはなし。


写真:元喫煙者


感想:

そういえば似たような話があった。
喫煙習慣のある脳梗塞患者はなぜか死亡率が低い

健康にいいのかも知れない。

2013年10月1日

【ニコチン療法】ニコレットを貼ると半側空間無視が改善することが判明


Effects of pro-cholinergic treatment in patients suffering from spatial neglect.
2013  9月  スイス

半側空間無視は、右脳損傷がアセチルコリンを介した神経系のはたらきを邪魔することにより起きているとも考えられる。

そこで、アセチルコリンの代替物質として、ニコチンが症状を改善するかどうか実験してみたそうな。


10人の脳卒中患者にニコレット10mgを貼り、半側空間無視の判定テストを受けさせた。
ニコチンなしの偽ニコレットも用いて比較した。


次のようになった。

・ニコチングリープは抹消課題と追跡課題で大きな改善をしめした。

・症状が重い患者の方が改善程度が大きかった。

・その他の課題では大した改善は見られなかった。


ニコチン療法が半側空間無視患者の注意力、覚醒度を改善することがわかった、

というおはなし。


ニコチン効果と重症度
症状が重いほどよく効く

2013年9月8日

タバコは脳の血流を変えてしまうのか?


The Influence of Tobacco Smoking on the Relationship between Pressure and Flow in the Middle Cerebral Artery in Humans.
2013  8月  ニュージーランド

喫煙は脳卒中のリスク要因であるがそのメカニズムは明らかでない。

そこで、喫煙習慣と脳血流との関連を調べてみたそうな。


17人の非喫煙者と15人の常習喫煙者について、
脳血流速と血圧、心拍、血圧反射機能などを1本のタバコを吸わせる前後で測定、比較した。


次のようになった。

・喫煙者と非喫煙者とで、実験前の脳血流速、血圧等の違いはなかった。

・タバコを吸わせた直後に血圧反射機能の低下を示す反応が両グループで同様に観察された。


意外なことに、常習的な喫煙は血圧と脳血流との関係を変えてしまうものではないことがわかった、

というおはなし。



感想:

タバコで脳の血行動態が変わるわけではない、ということと理解。

2013年9月5日

禁煙のため無煙タバコにしました → 脳卒中で死亡


Smokeless tobacco and cardiovascular disease in low and middle income countries.
2013  7月  インド

喫煙は脳卒中など心血管系疾患の主なリスク要因である。

そこで、無煙タバコについても心血管系疾患との関連を調べたそうな。


過去の研究を調べたところ、

・無煙タバコは東南アジア、北ヨーロッパでよく使われている。

・冠動脈疾患や脳卒中で死に至るリスクの上昇が指摘されている。

・無煙タバコと通常の喫煙を行うと、そのリスクが倍になる。

・無煙タバコ利用者には高血圧やメタボが多い。

・無煙タバコは、喫煙同様、アテローム性血栓症を加速する。


緊急に無煙タバコ中毒対策が必要である、


というおはなし。




感想:

無煙たばこ=スモークレスたばこ、かぎたばこ、かみ(噛み)たばこ、 SNUS(スヌース)


煙がないぶんヘルシーなイメージがあるけど、検索するとロクな記事がない。

画像を貼ろうと思ったけど、グロ画像しかヒットしない。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■

 脳卒中をやったなら
 おぼえておきたい回復のヒント100(無料
メールアドレス  例:stroke@example.co.jp


過去7日間で人気の記事ベスト10