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2017年12月7日

たばこや酒やってた人の脳内出血予後は


Influence of Prior Nicotine and Alcohol Use on Functional Outcome in Patients after Intracerebral Hemorrhage.
2017  11月  ドイツ

ニコチンやアルコールといったいわゆる合法薬物の脳内出血予後への影響は未だよくわかっていない。

これを長期に詳しくしらべてみたそうな。


脳内出血患者554人について、ニコチン、アルコールの各使用経験別にグループわけして5年間フォローしたところ、


次のことがわかった。
・合法薬物経験者は35.6% で、内訳は ニコチンのみ17.0%、アルコールのみ6.0%、両方あり12.6% だった。

・彼らは非経験者より若く (65 vs. 75歳)、女性が少なかった。

・また、心筋梗塞歴と合併症が多かった。

・肺炎リスクが高いことを除くと、ニコチンやアルコール経験者と非経験者の予後にあきらかな差はなかった。

脳内出血以前のニコチンやアルコール経験の有無は、脳内出血後の状態に長期的にも影響しなかった、


というおはなし。
図:酒とタバコ

感想:

でも脳内出血にはなりやすいわけで、、、

脳細胞が死んでしまったあとは たばこ酒歴なんて些細なことなんだろうね。

2017年11月1日

くも膜下出血のあと禁煙するべきでない理由


Cigarette smoking and outcomes after aneurysmal subarachnoid hemorrhage: a nationwide analysis.
2017  10月  アメリカ

喫煙は脳卒中のもっとも大きなリスク要因の1つである。特に脳動脈瘤破裂のくも膜下出血には喫煙の影響がおおきいことがわかっている。

しかし くも膜下出血後の喫煙がその回復におよぼす影響については明らかでない。

くも膜下出血患者にニコチン代替療法を試みた2つの研究では むしろ回復が良くなったことから、くも膜下出血後の喫煙と回復度との関連をくわしくしらべてみたそうな。


国の患者データベースから くも膜下出血で手術を受けた患者5784人の記録を抽出して、喫煙状況別にその後の回復度との関連を解析したところ、


次のことがわかった。
・37.1%が喫煙者だった。

・その内訳は、31.1%が現在喫煙者で、6.0%が喫煙経験者だった。

・喫煙者は非喫煙者にくらべ 若く、他の病気をもっている者がおおかったが、

・死亡率や合併症の数、神経症状に差はなかった。

・非喫煙者にくらべ喫煙者は、気管切開や胃ろう、介護施設への転院、回復不良の割合があきらかに少なかった。

・重症患者に限定してもこれらの関連が確認できた。

くも膜下出血を経験した喫煙者は若く他の病気をもつことがおおかったが、どういうわけか非喫煙者よりも回復が良かった、


というおはなし。
図:

感想:

どうやらニコチンには神経保護作用があるようだ。

くも膜下出血になっちゃったら開き直って喫煙を継続する勇気が必要。
脳卒中経験者は喫煙を控えなくてもいいのか?

2017年10月31日

脳卒中やったのにタバコやめない人


Persistent smoking after a cardiovascular event: A nationwide retrospective study in Korea.
2017  10月  韓国
WHOによると脳卒中など心血管疾患での死亡の10%は喫煙が原因という。さらに心血管疾患後に喫煙を再開 継続することで再発率は1.5-2倍になるという報告もある。

心血管疾患のあとは禁煙がのぞましいにもかかわらず多くの患者が喫煙をやめない。その割合については調査によりまちまちで脳卒中患者のばあい50-80%のひらきがある。

そこで韓国の国民健康保健データベースを使ってひろくしらべてみたそうな。


2003-2012に心血管疾患と診断され その前後に健診を受けていた1700人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・心血管疾患発症前の喫煙者割合は28.6%で、

・そのうちの49.4%は発症後も喫煙を続けていた。

・この割合は脳卒中や虚血性心疾患でほぼおなじだった。

・喫煙の量と期間が長かった者ほど発症後も喫煙が続いていた。

脳卒中など心血管疾患経験者のおよそ50%が喫煙を継続していた、


というおはなし。
図:脳卒中後に禁煙しない人の割合

感想:

のこりの50%は禁煙をはじめたわけで、悲観することでもないとおもう。

しかも喫煙が必ずしも悪いとはかぎらないし。

[喫煙パラドックス]の関連記事

2017年9月13日

禁煙が脳卒中の再発を予防するはほんとう?


Smoking cessation and outcome after ischemic stroke or TIA
2017  9月  アメリカ

脳卒中による死亡はアメリカで5番目、世界では2番目におおく その12-37%にたばこの喫煙が関係している。

いちど脳卒中を経験した再発リスクの高い患者は禁煙することが望ましいと考えられており、アメリカ心臓協会のガイドラインでは推奨度トップの「ClassⅠ」に分類されている。

しかしそのエビデンスレベルは「C」であり、じつは明らかな根拠がない。

そこで禁煙による脳卒中の再発予防効果を 多くの被験者で確かめてみたそうな。


脳梗塞やTIAを経験した男女3876人について、喫煙状況、脳卒中や心筋梗塞の再発、死亡を約5年間フォローしたところ、


次のことがわかった。

・発症時、28%が現在喫煙者だった。

・その後 42%が禁煙した。

・禁煙者のうち5年間に再発または死亡したケースは15.7%で、禁煙しなかった場合は22.6%だった。

5年間のランダム化比較試験により脳梗塞やTIAの後の禁煙で 再発リスクがあきらかに下がることがわかった、


というおはなし。
図:禁煙の脳卒中再発予防効果

感想:

喫煙の影響って、脳梗塞とくも膜下出血でちがうのかな。
禁煙で脳動脈瘤の破裂を防げるのか?

2017年6月14日

脳卒中やったのに喫煙はじめる患者


Long-term trends and predictors of smoking behaviors among men following first-ever ischemic stroke.
2017  6月  中国

喫煙は脳卒中患者にとっては 再発リスクを高める要因のひとつと考えられる。

にもかかわらず喫煙を再開してしまう患者の特徴を長期的にしらべてみたそうな。


2010-2014に 男性脳卒中患者372人を3ヶ月毎にフォローして喫煙状況を確認したところ、


次のことがわかった。

・全体の41.7%が脳卒中をきっかけに喫煙をやめた。

・そのうちの39.3%は57ヶ月以内に喫煙を再開した。

・自宅の外や職場での喫煙環境、独身、病気前のヘビーな喫煙習慣、が喫煙を再開する患者に特徴的だった。

喫煙を再開してしまう脳卒中患者には環境的な理由がつよかった、


というおはなし。

図:脳卒中後の喫煙再開率

感想:

たばこは高次脳機能てきには よさそうに思うのだが、、、

2017年4月24日

受動喫煙と脳卒中死亡リスク


Passive smoking and stroke in men and women: a national population-based case-control study in China.
2017  3月  中国

受動喫煙と脳卒中との関連についてはよくわかっていない。

そこで 中国人を対象に大規模にしらべてみたそうな。


30歳以上で脳卒中で死亡した16205人と、脳卒中以外で死亡した16205人についてその配偶者の喫煙状況から受動喫煙を推定し、関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・受動喫煙で脳卒中死亡リスクが上昇し、

・とくに脳出血で10%、脳梗塞で12%の脳卒中死亡リスク増となった。

・この関連は性別や本人の喫煙、住む地域によらなかった。

・受動喫煙に曝された期間や1日あたりの本数とともにリスクは高くなった。

受動喫煙は脳卒中での死亡リスクとあきらかに関連していた、



というおはなし。
図:受動喫煙と脳卒中

感想:

中学の担任教師が授業中にタバコ吸いまくってたのを思い出した。

[受動喫煙 OR 間接喫煙]に関する過去記事

2017年3月26日

タバコと脳卒中後のせん妄


Cigarette smoking is an independent risk factor for post-stroke delirium.
2017  3月  韓国

軽い意識障害を伴い錯覚や幻覚を訴えるいわゆる "せん妄"は脳卒中のあとにおきやすい。せん妄があると入院が長引き死亡率も高いと考えられている。

脳卒中患者の10-30%がせん妄を起こすが そのリスク要因はよくわかっていないのでしらべてみたそうな。


脳梗塞患者576人について調べたところ、


次のことがわかった。

・6.7%で脳梗塞急性期にせん妄が起きた。

・せん妄の患者は明らかに高齢で かつ喫煙頻度がひじょうに高かった。

・また、せん妄の患者は脳半球が広く損傷し 退院時と3ヶ月後の機能回復の不良率がとても高かった。

・せん妄の独立リスク要因は、高齢、喫煙、脳半球の広い損傷だった。

脳梗塞患者のせん妄は 入院して喫煙を急に止めたことがきっかけになっているかもしれない、


というおはなし。
図:脳卒中後のせん妄患者の機能回復度

感想:

ニコ中にとってタバコはくすりだからな、、

2016年11月20日

椎骨動脈乖離で脳梗塞 回復できない条件が明らかに


Impacts of Cigarette Smoking and Basilar Artery Flow on 1-year Recovery in 3-Month survivors of Intracranial Vertebrobasilar Artery Dissection-related Ischemic Stroke.
2016  11月  台湾

椎骨脳底動脈解離は脳後方循環梗塞の原因になる。その長期的な回復度についての研究は多くない。

そこで椎骨脳底動脈乖離で後方循環梗塞になった患者の1年後の予後不良要因を調べてみたそうな。


台湾の脳卒中患者データベースから2012-2014の事例を抽出して解析したところ、


次のことがわかった。

・60人の患者のうち1年後 61.7%は障害なし、21.6%に中等度より重い身体障害が残った。

・高齢、喫煙歴、椎骨動脈の低流速が予後不良要因だった。

・特に喫煙歴と椎骨動脈の低流速が重なると予後不良率は276倍になった。

入院時の重症度に依らず喫煙歴があって椎骨動脈の流速が遅いと1年後の回復度がほぼ間違いなく良くなかった、


というおはなし。
図:椎骨動脈乖離の予後と喫煙歴

感想:

どのくらいの期間喫煙してたか、脳卒中のあとに喫煙止めたかどうかについては情報が得られなかったんだって。

2016年10月14日

脳卒中経験者の間接喫煙死亡率は2倍


Association of Secondhand Smoke With Stroke Outcomes.
2016  10月  アメリカ

喫煙は脳卒中のリスク要因の1つである。しかし間接喫煙についてはよくわかっていない。

そこで、脳卒中経験の有無と間接喫煙、死亡率との関連を調べてみたそうな。


米国全国健康・栄養調査から1988-2012の記録のうち、非喫煙者27836人を抽出した。

家庭での間接喫煙の有無は申告により、その暴露程度はニコチン代謝産物であるコチニンの血清濃度で分類し関連を解析した。


次のことがわかった。

・この期間に 間接喫煙に曝されている人は脳卒中経験者で11.5%→6.6%、非脳卒中経験者で14.6%→5.9%に減少した。

・間接喫煙に曝されやすい人の特徴は 男性、黒人、低教育歴、貧困、大酒飲み、心筋梗塞歴だった。

・また間接喫煙に高度に曝されているグループでは脳卒中歴の率が1.46倍 高かった。

・脳卒中歴のあるグループでは間接喫煙への暴露と総死亡率に用量関係が確認できた。

脳卒中歴のある者は間接喫煙に曝される割合が50%高く、彼らの死亡率は2倍だった、


というおはなし。
図:間接喫煙と脳卒中歴&総死亡率

感想:

因果関係がよくわからない。他人のたばこの煙にやたら敏感な人たちがいて、かれらは脳卒中になり やがて早死するってことなのかな、、

2016年7月24日

くも膜下出血が女性に多い理由は、、「喫煙」か?


Sex, Smoking, and Risk for Subarachnoid Hemorrhage
2016  7月  フィンランド

これまでの研究によるとくも膜下出血のリスクは男性にくらべ女性が なぜか1.4-1.9倍高い。

喫煙習慣を考慮にいれても同様の関連が見られるものか調べてみたそうな。


65521人を21年ほどフォローした結果、


次のことがわかった。

・この間に492件のくも膜下出血があった。

・男女ともに喫煙本数とくも膜下出血リスクは比例関係にあった。

・1日に喫煙20本以上のくも膜下出血リスクは、非喫煙者に比べ 女性で8.35倍、男性は2.76倍だった。

・途中で喫煙をやめた人のくも膜下出血リスクは非喫煙者なみに下がった。

喫煙本数が増えるほどくも膜下出血のリスクは上昇し、特に女性で顕著だった。喫煙脆弱性が くも膜下出血が女性に多い原因なのかも、


というおはなし。

図:喫煙とくも膜下出血 男女の違い

感想:

くも膜下出血は女性におおいんだ、、、しらんかった。

2016年6月6日

無煙タバコと脳卒中との関連


Use of smokeless tobacco and risk of cardiovascular disease: A systematic review and meta-analysis.
2016  6月  イギリス

無煙タバコと脳卒中、虚血性心疾患との関連を調べてみたそうな。


関係する過去の研究を厳選しデータを統合、再解析したところ、


次のことがわかった。

・20件の研究が見つかった。

・無煙タバコ経験者は脳卒中死亡リスク1.39倍、虚血性心疾患死亡リスク1.15倍だった。

・脳卒中および虚血性心疾患の発生には関連しなかった。

無煙タバコの使用は脳卒中および虚血性心疾患の死亡リスクと関連があった、


というおはなし。

図:無煙タバコと脳卒中死亡リスク

感想:

無煙タバコはアジアで大人気らしいけ どやってるひとを見たことがない。

2015年10月24日

若いのになぜか脳梗塞になってしまう理由、、TOBACCO


Tobacco Use and Cryptogenic Stroke in Young Adults.
2015  10月  フランス

原因を特定できないタイプの脳梗塞(潜因性脳卒中)は若年者に多い。

潜因性脳卒中と各種リスク要因との関連を調べてみたそうな。


18-54歳で 潜因性の脳梗塞患者155人と、年齢 性別の一致する別の患者の医療記録を比較 解析したところ、


次のことがわかった。

・潜因性脳卒中には現在喫煙者が明らかに多かった(42.6% vs. 23.9%)。

・現在喫煙者は頸動脈プラークや頸動脈血栓と関連があった。


若年者の潜因性脳卒中は喫煙と強い関連があった、


というおはなし。



図:潜因性脳卒中
Cryptogenic Stroke



感想:

タバコ吸ってると 人によっては心当たりがないのにいきなり脳梗塞になっちゃう、ってことなんだよな。

2015年7月24日

片頭痛なのに喫煙する人は脳卒中になる


Migraine and risk of stroke in older adults
2015  7月  アメリカ

片頭痛と脳卒中との関連を高齢者について調べてみたそうな。


平均年齢68のニューヨーク市の1292人を11年間追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・20%がただの片頭痛持ちで、6%は前兆を伴う片頭痛だった。

・片頭痛と脳卒中との関連は見られなかった。

・現役喫煙者に限定すると脳卒中リスクは高くなり、

・片頭痛+現役喫煙者の脳卒中リスクは非喫煙者の3.17倍になった。

片頭痛があってタバコを吸っている人は非喫煙者に比べかなり脳卒中になりやすい、


というおはなし。

片頭痛と喫煙

感想:

wikipediaで "片頭痛" みるとけっこうボリュームある。

特にグルテン原因説には関心を持った。

2015年7月23日

禁煙に成功できる脳卒中の部位が明らかに


Smoking cessation behaviors three months following acute insular damage from stroke.
2015  7月  アメリカ

島皮質は薬物中毒を促す働きがあるとされている。そこで、脳卒中で島皮質に損傷を負った患者の禁煙成果について調べてみたそうな。


脳梗塞で入院した現役喫煙者156人について梗塞位置を3人の神経放射線医が判定し、喫煙状況との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・梗塞位置は、島皮質が38人、118人はそれ以外の場所だった。

・島皮質に損傷のある患者グループでは、3ヶ月間の禁煙成功やニコチン中毒症状が収まっているケースが多かった。

・喫煙再開までの平均日数は、17.5日 vs. 10.4日で島皮質損傷グループが長かった。

・禁煙成功者のなかでも、島皮質損傷はニコチン中毒脱出との有意な関連があった。


島皮質が喫煙やニコチン中毒に関わっているらしいことが示された、


というおはなし。
島皮質

感想:

wikipedia見たらすでに 似たようなことが書いてあった。

2015年7月1日

他人のタバコの煙を吸うとどのくらい危険なのか


Secondhand Smoke Exposure and Stroke: The Reasons for Geographic and Racial Differences in Stroke (REGARDS) Study.
2015  6月  アメリカ

二次喫煙(受動喫煙)と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


45歳以上の白人、黒人21743人を平均5.6年間追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・23%が二次喫煙に曝される状況にあった。

・二次喫煙者には女性、白人、若者、喫煙者と同居 が多かった。

・428人が脳卒中になった。

・他の要因を考慮に入れてなお 二次喫煙により脳卒中リスクが30%上昇した。


二次喫煙は脳卒中リスクを上げる明らかな要因である、


というおはなし。

二次喫煙


感想:

周囲に与える影響はタバコよりアルコールの方が比較にならないほど大きいと思う。

喫煙所のような場所に 酒飲みを一定時間隔離するべきだと考える。

2015年4月24日

タバコのおかげで脳梗塞で死なずに済んだ患者が続出 [喫煙パラドックス]


New Insights Into Obesity and Smoking Stroke Paradoxes
2015  4月  アメリカ

急性期脳梗塞患者の喫煙経験と死亡率との関連を調べてみたそうな。

第67回米国神経学会議での発表内容。


全国患者データベースから2000-2011年、急性期脳梗塞の事例を抽出し、tPA治療、喫煙歴の有無で分類し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・5206102人の急性期脳梗塞患者のうち、2.6%がtPA治療を受けた。

・tPA治療をしなかった者のうち、院内死亡率は非喫煙経験者で6.36%、喫煙経験者で2.83%だった。

・tPA治療ありの場合でも、院内死亡率は非喫煙経験者で10.7%、喫煙経験者で6.8%だった。

・年齢、性別、社会経済状況等を考慮すると喫煙経験の無い者と比べたときの喫煙経験者の死亡リスクは、tPA治療ありで0.81倍、tPAなしでは0.62倍だった。


tPA治療の有無にかかわらず、喫煙経験者の死亡リスクが低かった、


というおはなし。

喫煙good

感想:

たばこって じつは身体に良いのかも知れないな、、

2015年3月6日

脳卒中予防のためタバコを無煙タイプにしようと思う


Tobacco Chewing and Adult Mortality: a Case-control Analysis of 22,000 Cases and 429,000 Controls, Never Smoking Tobacco and Never Drinking Alcohol, in South India.
2015  3月  インド

タバコには煙の出るタイプと無煙タイプがある。インドでは35-40%が無煙の噛みタバコを使用している。

噛みタバコと脳卒中などの死亡リスクとの関連を調べてみたそうな。


1998-2000に死亡した8万人分の世帯への聴き取り調査および 比較のための60万人分の調査データを解析したところ、


次のことがわかった。

・35-69歳の非喫煙、非飲酒のケース(死亡22460人、比較用429360人)に限定して死亡リスクを解析した。

・噛みタバコ経験がある者の死亡リスクは30%高かった。

・特に、呼吸器疾患やガンの死亡リスクが各々50%アップし、

・脳卒中の死亡リスクも40%高かった。

・対象死亡者の7.1%は噛みタバコが原因と考えられた。


非喫煙、非飲酒者を対象とした大規模な調査結果から、噛みタバコ経験者の呼吸器疾患、ガン、脳卒中での死亡リスクの高さが明らかになった、


というおはなし。

無煙タバコ

感想:

自分はタバコやんないけど、無煙タバコやってる人を見たことがない。

インドでは価格の安さで普及しているようだ。

2014年6月17日

[喫煙パラドックス] rt-PAがよく効く患者の特徴とは


The smoking paradox: impact of smoking on recanalization in the setting of intra-arterial thrombolysis.
2014  5月  フランス

脳梗塞へのrt-PAを使った血栓溶解治療は喫煙者のほうがよく効くといわれている。

ほんとうかどうか確かめてみたそうな。


2007-2012のrt-PA治療を行った脳梗塞患者について、喫煙状況と詰まった血管の完全再疎通率との関連を解析し、90日後の回復度を比較したところ、


次のようになった。

・227人の患者データが見つかった。

・18.5%は現役喫煙者、16.7%が前喫煙者だった。

・現役喫煙者の完全再疎通率は45.2%、前喫煙者は42.1%、非喫煙者は22.5%だった。

・喫煙経験が必ずしも良好な回復結果と関連していなかった。


rt-PAの血管再疎通効果は、確かに喫煙者でより効果的だった。だからといって喫煙が推奨されるべきではない、


というおはなし。

図:喫煙とrt-PA効果



感想:

喫煙パラドックスと言うよりも、

詰まった血管を完全に通すことが有効な治療である、とする考え方への挑戦なんじゃないかな。

2014年3月15日

タバコを続けていると脳梗塞になったときに助かる


Is smoking associated with favourable outcome in tPA-treated stroke patients?
2014  2月  ノルウェー

血栓溶解療法を受けた脳卒中患者の予後と喫煙習慣に関連があると言われている。

実際のところどうなのか、調べてみたそうな。


発症6時間以内に入院した患者で、tPA治療を受けた患者とそうでない患者について、喫煙習慣と1週間後の自立度との関連を解析したところ、


次のようになった。

・399人の患者がtPA治療を受けた。内訳は現役喫煙者94人、元喫煙者148人、非喫煙者157人だった。

・424人の患者はtPA治療を受けなかった。現役喫煙者90人、元喫煙者164人、非喫煙者170人だった。

・tPA治療を受けた患者のうち現役喫煙者のみ治療結果が良好だった。

・tPA治療を受けなかった患者についてはこのような関連は見られなかった。


発症直前までの喫煙習慣とtPA治療の好成績との間に関連があった。タバコは脳梗塞治療に効くのかもしれない、


というおはなし。

写真:たばこは善

2014年2月24日

無煙タバコ利用者は脳卒中後すぐに死ねる


Snus (Swedish smokeless tobacco) use and risk of stroke: Pooled Analyses of Incidence and Survival.
2014  2月  スウェーデン

無煙タバコ スヌースと脳卒中との関連を調べてみたそうな。


喫煙経験のない13万人あまりの男性を対象とした8つの研究データを解析したところ、


次のようになった。

・脳卒中の発生と無煙タバコの利用に 関連は見られなかった。

・脳卒中になった者のうち無煙タバコ利用者の28日以内の致命率は、非利用者の1.4倍だった。


無煙タバコと脳卒中リスクとの関連はなかった。ニコチンは脳卒中の原因ではないのだろう。しかし無煙タバコ利用者が脳卒中になった場合、早々に死んでしまいやすいことがわかった、


というおはなし。

写真:無煙タバコ

感想:

昨年11月 JTから無煙タバコが販売されるようになった。

発がんの危険が高いらしく、検索すると怖い画像がたくさん出てくる。
無煙たばこ・スヌースの健康影響について(厚生労働省)

だれに需要があるのかね?

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