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2017年8月12日

みそが高血圧を抑え脳卒中予防になるはほんとうか?


Protective Effects of Japanese Soybean Paste (Miso) on Stroke in Stroke-Prone Spontaneously Hypertensive Rats (SHRSP)
2017  8月  日本

この↑研究論文のプレスリリースをうけて、つぎのようなニュースが世に出回った。

味噌由来の塩分なら血圧上昇が抑えられる!脳卒中を予防 広島大が発見(エキサイトニュース)

みそが血圧上昇抑制 大豆醸造時の物質関与か 塩の代わりに活用を 広島大学調査(日本農業新聞)


あたかも、みそから摂取する塩分はいくら摂っても高血圧になる心配がないばかりか むしろ脳卒中を防ぐ効果が増すかのように報道されている。


ところが論文には以下↓の図があって、
図:味噌の塩分とミクロの出血

この実験ではみそグループ(12匹)にマクロな出血事例がなかっただけで、顕微鏡レベルでの出血割合は高塩分グループとなんら差がないくらいに高いことがわかる。


たしかにみそには何か良い働きがあるのだろうけれど、味噌ラーメンのスープを飲み干してよい理由になるほどの根拠はなさそうである、


とおもった。

2017年8月8日

脳卒中やったひとは両腕で血圧が違うかも


Interarm blood pressure difference in a post-stroke population.
2017  7月  アイルランド

両方の腕で測定した収縮期血圧の差は心血管疾患リスクと関連があると考えられていて、差が10mmHg未満なら正常で、 特に15mmHgを超えると脳血管障害での死亡率が高くなるという報告もある。

すでに心血管疾患リスクが高いはずの脳卒中経験者についての研究はおおくないので 確かめてみたそうな。


発症後6ヶ月時点の脳卒中患者238人についてしらべたところ、


次のようになった。
・40.3%で収縮期上腕血圧左右差が10mmHg以上、20.6%で15mmHg以上だった。

・高血圧、糖尿病、喫煙、肥満はいずれも 収縮期上腕血圧左右差の拡大とあきらかな関連はなかった。

・アルコールの過剰摂取と 15mmHg以上の差との有意な関連があった。

脳卒中経験者には収縮期上腕血圧左右差の拡大がめずらしくなかった。再発リスクの評価に使えるかもしれない、


というおはなし。
図:

感想:

さっそく測ったら、差が15あった。

2017年7月14日

身体が弱った高齢者も血圧をさげるべきなのか?


Home blood pressure predicts stroke incidence among older adults with impaired physical function: the Ohasama study.
2017  7月  日本

年齢が高くなると血圧もあがる。高齢者の血圧を積極的にさげるべきかどうかについては いまだ結論がでていない。

たとえば身体機能の低下した高齢者は 脳や臓器へ血液を送り出す能力も低下していると考えられることから、血圧は高いほうが脳卒中など有害事象が少ないとする報告が少なからずある。

これを日本人について大規模に調べてみたそうな。


岩手県大迫(おおはさま)町の住人で平均年齢69、501人を11年半フォローしたところ、


次のことがわかった。
・身体機能が正常な者は349人で、機能低下した者は152人だった。

・この間に47人が脳卒中になった。

・自宅で測定した血圧(収縮期と拡張期)が高くなると脳卒中リスクも上昇した。

・職場で測定した血圧との関連はよわかった。

・これらの関連は身体機能の低下度によらなかった。

・血圧と総死亡率との関連も確認できなかった。

高齢者は 自宅測定の血圧が高くなると身体機能の低下があっても脳卒中リスクは上昇した、


というおはなし。
図:

感想:

高齢者の血圧をさげると脳卒中にはならなくても ガンや認知症が増えるってテレビによく出る有名な大学教授がいってた。

2017年6月24日

脳卒中は血圧が140/90より低い者におおかった


Incident Cardiovascular Disease Among Adults with Blood Pressure < 140/90 mm Hg.
2017  6月  アメリカ


数十年前まで脳卒中など心血管疾患になる患者のおおくは血圧が140/90より高かった。

さいきん 血圧が140/90よりも低い患者が増えてきたという報告があるのでキッチリと確かめてみたそうな。


2000年以降で 男女計31856人をフォローした複数の研究データを解析したところ、


次のことがわかった。

・平均7.7年間に2584人が心血管疾患になった。

・このうち63.0%は血圧が140/90未満で、

・彼らは 降圧薬使用者の58.4%、降圧薬を使用しない者の68.1%を占めていた。

・心血管疾患発生率は、血圧140/90未満グループが1000人あたり年間8.0人に対し、140/90以上グループでは18.1人だった。

・140/90未満で降圧薬使用者の中にはコレステロール治療が必要な者が少なくなかった。

これまで脳卒中など心血管疾患は高血圧との関連が強かったが、現代では患者のおおくが血圧140/90未満であった。心血管疾患の発生率はこれまでとおり血圧が高いほど高いので ひきつづきもっと血圧をさげましょう、


というおはなし。
図:血圧測定

感想:

血圧はいったいどこまでさげればいいのか?
NEJM誌:脳卒中で死なない血圧は120未満だからね

2017年6月2日

東アジア人の脳卒中の種類と特徴


Comparisons of Risk Factors for Intracerebral Hemorrhage versus Ischemic Stroke in Chinese Patients.
2017  5月  台湾

中国人は白人にくらべ脳内出血になりやすく脳梗塞にはなりにくい。しかしその理由はわかっていない。

どんな要因がかかわっているのかしらべてみたそうな。


2006-2011の脳内出血1373人と脳梗塞4953人の患者記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・脳内出血患者は脳梗塞患者よりも若く(61 vs. 68)、性別のかたよりはなかった。

・高血圧とアルコールが脳内出血につよく関連していたが、

・糖尿病、心房細動、高脂血症、喫煙 との関連は脳梗塞よりもよわかった。

・高血圧との関連は若い患者で顕著だった。

脳卒中の中国人とくに若年患者で、高血圧と飲酒が脳内出血とつよく関連していた、


というおはなし。
図:中国人

感想:

すこし前に にたような話があった。↓
インド人 vs. 中国人 脳卒中なりやすさ

2017年4月18日

ゴマを食べると血圧が下がるは本当か?


Can sesame consumption improve blood pressure? A systematic review and meta-analysis of controlled trials.
2017  4月  オーストラリア

ゴマにはビタミンEや不飽和脂肪酸が多く含まれ抗酸化作用、抗炎症作用や血圧降下作用が期待される。

ゴマと血圧についてこれまでの研究成果をまとめてみたそうな。


ゴマ摂取と血圧に関係する研究を厳選して データを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。
・被験者843人を含む8の臨床研究がみつかった。

・毎日ゴマを摂ると収縮期血圧が7.83mmHg,拡張期血圧は5.83mmHg下がった。

・さらに質の高い4つの研究に絞ったところ、収縮期血圧の明らかな低下作用を確認した。

ゴマを食べると血圧が下がることがわかった、


というおはなし。
図:ゴマの収縮期血圧降下作用

感想:

じゃどのくらい食べればいいのよ?とおもったら、
1日にゴマパウダー60mgからゴマ油35gまで幅があった。
セサミンのおかげで脳の梗塞が小さくなった

2017年2月11日

降圧薬いっぱい飲むと歩みが遅くなるの?


Effect of Intensive Blood Pressure Control on Gait Speed and Mobility Limitation in Adults 75 Years or Older: A Randomized Clinical Trial.
2017  2月  アメリカ

収縮期血圧を厳格コントロールする大規模な臨床試験(SPRINT)の結果、120mmHg未満を目標にすることで心血管疾患の有病率、死亡率がさらに低下するとわかった。

特に75歳以上で歩行スピードの遅い高血圧患者に この傾向があきらかだった。

歩行スピードは健康状態の反映とも考えられることから、厳格な血圧コントロールが歩行スピードに影響していた可能性を検証してみたそうな。


糖尿病や脳卒中経験のない75歳以上の高血圧患者2636人について、収縮期血圧を120mmHgを目標にするグループと140mmHgのグループにわけ、歩行スピードを3年間フォローしたところ、


次のようになった。
・歩行スピードの経年的な低下の度合いは両グループで差はなかった。

・年齢、性別、人種、他の病気を考慮に入れても差はなかった。

75歳以上の収縮期血圧目標を140→120mmHgにしても歩行スピードには影響なかった、


というおはなし。
図:

感想:

頻尿のため降圧薬は2015の1月1日をもって完全にやめた。勝手に。

頻尿は瞬時に治ったし血圧も高くない。やめてよかったと思ってる。
NEJM誌:脳卒中で死なない血圧は120未満だからね

SPRINTの結果発表を受けて:厳格な降圧治療の有用性と有害事象への注意(日本高血圧学会)

2017年1月1日

高血圧は腸内環境のせいだった


Alterations in the gut microbiota can elicit hypertension in rats.
2016  12月  アメリカ

腸内環境は脳卒中など心血管疾患と関連があるという考え方がある。

そこで高血圧が腸内細菌を入れ替えることで影響されうるものか実験してみたそうな。


普通の血圧のネズミ(WKY)と高血圧ネズミ(SHR)について、
次の4グループを作成した。

*WKYにWKYの腸内容物を食べさせた:WKY g-WKY
*WKYにSHRの腸内容物を食べさせた:WKY g-SHR
*SHRにSHRの腸内容物を食べさせた:SHR g-SHR
*SHRにWKYの腸内容物を食べさせた:SHR g-WKY


次のようになった。

・普通血圧ネズミに高血圧ネズミの腸内容物を与えたWKY g-SHRグループの収縮期血圧が26mmHg上昇した。

・高血圧ネズミに普通ネズミの腸内容物を与えたSHR g-WKYグループの収縮期血圧が低下傾向にあった。

・血圧が上昇したWKY g-SHRグループの糞便では腸内細菌の構成比率が明らかに変わっていた。

腸内細菌の共生バランスが収縮期血圧に影響していた。腸内環境操作で高血圧治療ができるかもしれない、


というおはなし。
図:糞便移植で高血圧を治療

感想:

降圧薬を飲むよりは害が少なそう。腸内細菌をいしょくするとその人の能力もコピーできるらしいから イチローの腸内細菌がほしいね。
参考:腸脳相関

2016年12月25日

ラクナ梗塞と脳内出血 似てるとこ 異なるとこ


Lacunar Infarcts and Intracerebral Hemorrhage Differences
2016  12月  アメリカ

ラクナ梗塞と脳内出血はいずれも小血管疾患である。両方の患者にどのような特徴上のちがいがあるのか調べてみたそうな。


ラクナ梗塞118人と脳内出血108人の医療記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・高血圧、糖尿病、喫煙、肥満 がラクナ梗塞と強く関連していた。

・脳内出血は高血圧と関連し、糖尿病には依らなかった。

・脳内出血患者は一般人よりBMIが低く、

・特にBMIが20未満だと脳内出血のなりやすさ4倍だった。

・ラクナ梗塞患者はBMIが高く 肥満の割合も高く、

・BMI20未満だとラクナ梗塞のなりやすさは10分の1だった。

ラクナ梗塞と脳内出血は高血圧が共通していた。脳内出血患者のBMIは明らかに低かった、


というおはなし。
図:

感想:

当時もいまもBMIは19。もっと食べないといかんのかな。

2016年11月8日

脳卒中の再発予防に最適な血圧とは、、


Blood Pressure Reduction and Secondary Stroke Prevention: A Systematic Review and Metaregression Analysis of Randomized Clinical Trials.
2016  10月  ギリシャ 

脳卒中の再発予防には降圧薬治療が有効と考えられている。しかし血圧をどこまで下げればよいのかはよくわかっていない。

そこで降圧薬治療と脳卒中の再発予防との関連をこれまでの研究から調べてみたそうな。


関係する過去の研究を厳選し データを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中患者42736人を含む14のランダム化比較試験の結果がみつかった。

・降圧薬治療で脳卒中の再発リスクが27%低下した。

・収縮期血圧の低下と再発リスクの減少は直線関係にあった。

・拡張期血圧についても同様に直線関係で再発リスクが減少した。

・血圧を下げるほど脳卒中の再発リスクは減少した。

脳卒中の再発予防には厳格で積極的な降圧薬治療が必要と考えられた、


というおはなし。
図:降圧薬治療と脳卒中再発予防

感想:

下げろさげろって言うけどさぁ、血圧あんまりさげると腎臓壊すんやで。認知症もすすむし、、、↓
NEJM誌:脳卒中で死なない血圧は120未満だからね

降圧薬が認知症を加速する やめてもええんか?

2016年11月4日

降圧薬が認知症を加速する やめてもええんか?


Antihypertensive withdrawal for the prevention of cognitive decline.
2016  11月  オランダ

降圧薬治療の心血管疾患予防効果ははっきりしている。そのいっぽうで認知機能に与える影響は明らかでなく、降圧薬治療が認知症を加速させるという研究結果もある。

降圧薬をやめれば脳への血液循環が元に戻り認知機能の低下を抑えることが期待できる。しかし脳血管障害が原因の認知症になる可能性が高くなる。

そこで 降圧薬を少なくとも1種類やめた場合の影響を過去の研究から調べてみたそうな。


次のことがわかった。

・被験者2490人を含む信頼性の高い2つの研究がみつかった。

・1つは降圧薬をやめて認知スコアが上がったという研究で、急性脳卒中後の患者を対象にしているため一般化が難しかった。

・もう1つの研究では降圧薬の中止により血圧が上昇した。

・両研究ともに降圧薬の中止で死亡率は上がらなかったが 心血管疾患はやや増える傾向にあった。

降圧薬治療をやめたときの認知機能への影響と認知症予防効果については結論はでなかった、


というおはなし。

図:降圧薬の中止と有害事象

感想:

これだけ世の中で使われてて結論でないってことは大した差はないんだろうな。

わたしが降圧薬をやめた理由は頻尿。
2015年にきっぱりとやめた。頻尿は瞬時になおった。今朝寒かったけど血圧は127/95。

2016年5月21日

ランセット誌:塩分減らすとかえって脳卒中になる


Associations of urinary sodium excretion with cardiovascular events in individuals with and without hypertension: a pooled analysis of data from four studies
2016  5月  カナダ

塩分摂取量は多すぎても少なすぎても脳卒中など心血管疾患になりやすいという報告がいくつかある。

高血圧症の有無を含めてこの関連を確認してみたそうな。


49カ国、55歳前後の男女13万人あまり(半数が高血圧)について24時間の尿中ナトリウム排泄量を測定し、4.2年間のフォロー中に発生した心血管疾患との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・高血圧グループでは塩分摂取量の増加に従い収縮期血圧が上昇した。

・高血圧グループでは、1日あたりのナトリウム排泄量が7g以上または3g未満は その中間量(4-6g)の者に比べ心血管疾患リスクが高かった。

・高血圧でないグループでは、ナトリウム排泄量が7g以上でも心血管疾患リスクの上昇はなかったが、3g未満だと心血管疾患リスクが明らかに上昇した。

高血圧グループでは塩分摂取量が平均よりも増えると心血管疾患リスクが高くなった。一方 塩分摂取量が少ない場合には、高血圧の有無に関わらず心血管疾患リスクが高くなった。減塩を勧めるのはせめて高血圧の人だけにしたほうがいい、


というおはなし。
写真:塩


感想:

ナトリウム3gは塩7.6g。尿に80%が出るとすると 摂取量は9.5gが相当。健康な人はこれを下回らないようにしなさいってことなんだな。

これ↓思い出した。
減塩に真面目な人ほど脳卒中で死亡するという事実

【常識破壊】塩分を控えさせるほど脳卒中死亡者が増えることが判明

2016年1月1日

減塩指導したら死者続出


Reducing Salt Intake Might Harm Heart Failure Patients, Study Claims
2015  12月  アメリカ

心不全患者のさらなる高血圧予防のために減塩指導をしたところ 大変な結果になってしまったそうな。


心不全患者833人の3年間のフォロー記録から ナトリウム制限食の130人およびナトリウム制限なしの130人を抽出し、比較 解析したところ、


次のことがわかった。

・この間にナトリウム制限食の42%、制限なしの26%が死にかけて入院した。

・ナトリウム制限食の患者は死亡または入院するリスクが85%高かった。

心不全患者に減塩食を勧めると死んでしまいやすくなるのかも知れない、


というおはなし。

写真:食塩


感想:

こういう常識を覆す系のはなしはおもしろい。じつはこの数ヶ月間、糖質制限食に夢中なんだ、、

2015年11月10日

NEJM誌:脳卒中で死なない血圧は120未満だからね


A Randomized Trial of Intensive versus Standard Blood-Pressure Control
2015  11月  アメリカ

脳卒中など心血管疾患を防ぐ最適な血圧を大規模に調査したそうな。


高血圧治療対象9361人を収縮期血圧の目標別に

*140mmHg
*120mmHg

の2グループに分け、心血管疾患および死亡原因との関連を解析したところ、


次のことがわかった。
・120グループの方が明らかに死亡率が低かったので5年の実験予定を3年3ヶ月で打ち切った。

・総死亡リスクで27%、心血管疾患リスクで25%、120グループが低かった。

・120グループで起立時のふらつきや転倒、腎臓への問題が多かった。


心血管疾患リスクのある患者の収縮期血圧は120mmHg未満を目標にした方が140mmHgよりも死亡リスク、心血管疾患リスク共に明らかに低かった、


というおはなし。

図:血圧と死亡リスク


感想:

すでに勧告は出てたみたいで、関連してこんな記事があった。
高血圧治療ガイドライン 120未満に引き下げで「患者」増加

血圧低いと心臓病や腎臓病リスク低下も転倒や自殺死亡率上昇

2015年8月31日

昼寝で血圧が改善することが明らかに


Midday naps associated with reduced blood pressure and fewer medications
2015  8月  ギリシャ

昼寝と高血圧との関連を調べてみたそうな。

おとといの欧州心臓病学会での発表内容。


平均年齢61、高血圧症の患者386人の昼寝時間を調査し、24時間血圧の測定結果との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・昼寝をする者は昼寝しない者に比べ収縮期血圧が4-5%低く、

・夜間就寝中は血圧がさらに低下した。

・この血圧低下分は数mmHgと小さかったが、心血管疾患リスク10%減に相当した。

・昼寝グループは、動脈硬化の目安になる脈波伝搬速度が11%低く、

・左心房の径も5%小さかった。

・60分間昼寝する者は平均4mmHg収縮期血圧が低下し、就寝中血圧の低下度も大きかった。


昼寝習慣は24時間の平均血圧および就寝中の血圧の低下と関連があり、心臓や動脈へのダメージが少ないと考えられた。たっぷり昼寝をとることで降圧薬を減らせるかもしれない、


というおはなし。

昼寝と血圧


感想:

会社経営者は社員に昼寝を義務付けるべき、、と思ったけど、そのまえに在宅勤務と人工知能ロボットが普及して義務化は必要なくなるだろな。

2015年8月28日

安静時の心拍数でわかる脳卒中のなりやすさ


Heart rate and ischemic stroke: the REasons for Geographic And Racial Differences in Stroke (REGARDS) study.
2015  8月  アメリカ

心拍数と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


平均年齢64、脳卒中でない男女24730人を7.6年間追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・この間に646人が脳梗塞になった。

・安静時心拍数(拍/分)が10高くなるごとに脳梗塞リスクも10%高くなった。

・心拍数61未満に比べ、"61-70"、"70より高い" 人では 脳梗塞リスクがそれぞれ29%、37%高かった。

・この関連は年齢、性別、人種、運動習慣、血圧を考慮に入れてもなお変わらなかった。


安静時心拍数が高いと脳梗塞リスクも高かった。心拍数を減らせば脳卒中予防になるのかは不明、


というおはなし。

写真:心拍

感想:

自慢じゃないけど心拍数はたかい。

2015年8月17日

拡張期高血圧の脳卒中リスクは


Hypertension subtypes and risk of cardiovascular diseases in a Mongolian population, inner Mongolia, China.
2015  8月  中国

高血圧の種類と脳卒中など心血管疾患のなりやすさの関連を調べてみたそうな。


中国のモンゴル族2589人について、

基礎血圧別に、

*高血圧前症、*収縮期高血圧、*拡張期高血圧、*収縮期拡張期高血圧

に分類し、約10年間フォローして心血管疾患との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・通常血圧に比べたときの心血管疾患リスクは 各々順に、
1.74, 2.00, 2.20, 4.92倍 となった。


拡張期高血圧および収縮期拡張期高血圧では 脳卒中など心血管疾患リスクが大きく上がった、


というおはなし。
図:拡張期血圧と脳卒中リスク



感想:

下の血圧が高めで気になってた。拡張期高血圧って血管にまだ弾力のある若い人がなるんだってね。

2015年8月3日

「日中の過度の眠気」 高血圧患者の場合


Prevalence and determinants of excessive daytime sleepiness in hypertensive patients: a cross-sectional study in Douala, Cameroon.
2015  7月  カメルーン


「日中の過度の眠気」は睡眠障害の症状のひとつであり、一般人の数%~20%に見られるという。

高血圧患者に限定した場合の割合と特徴を調べてみたそうな。


15歳以上で脳卒中や心不全経験者を除いた高血圧の外来患者411人について調査したところ、


次のことがわかった。

・被検者は、平均年齢56、男性/女性=0.58、平均BMI=30、低体重者なし。

・血圧が140/90以下に収まっている者は全体の22.4%だった。

・62.8%に「日中の過度の眠気」が見られた。

・明らかに関連する要因は、*2型糖尿病、*肥満、*いびき、*140/90より高い血圧 だった。


高血圧患者のかなりの割合で「日中の過度の眠気」が認められた。睡眠時無呼吸症候群が関連しているのかもしれない、


というおはなし。



感想:

若い頃から日中の眠気がひどかったので関心をもった。でも平均BMI=30って かなりのおでぶさん。あんまり参考にならないかも。

2015年6月20日

脳卒中経験者の血圧を十分に下げたら死亡者が続出した


Systolic Blood Pressure Control and Mortality After Stroke in Hypertensive Patients
2015  6月  アメリカ

脳卒中を経験して高血圧治療中の患者の死亡率を調べてみたそうな。


心電図上左室肥大を指摘され高血圧治療中の脳卒中経験者541人について2年間フォローし、死亡リスクを評価した。


次のことがわかった。

・この間に170人が死亡した。135人は心血管疾患が原因だった。

・収縮期血圧144-157mmHgの患者に比べ、144未満の患者の死亡リスクは1.6-1.8倍だった。

・一方、収縮期血圧157を超える患者には死亡リスクの有意な上昇は見られなかった。

高血圧でかつ脳卒中を経験した患者の収縮期血圧を144mmHg未満に下げたところ死亡リスクが明らかに上昇した、


というおはなし。

図:収縮期血圧と死亡率

感想:

最近 こういう話が目につく。
血圧の低い脳卒中経験者の死亡率がやたら高いことが判明
160くらいまでは単なる個人差で 降圧治療してもメリットはなく害ばかり、ってことなんじゃないのか。

降圧薬やめて半年経つけど たしかに身体の痺れは減ったし頭痛も完全になくなりすこぶる調子が良い。

2015年6月3日

降圧薬で血圧を下げるとかえって脳卒中になりやすいことが判明!


Is blood pressure control for stroke prevention the correct goal? The lost opportunity of preventing hypertension.
2015  6月  アメリカ

複数の降圧薬で血圧を下げたときの脳卒中予防効果を調べてみたそうな。


45歳以上26875人の血圧および降圧薬の種類を確認し、6.3年の追跡期間中に起きた脳卒中との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に823件の脳卒中が起きた。

・46%が降圧薬治療で収縮期血圧140mmHg未満を達成できていた。

・降圧薬の種類が増える毎に脳卒中リスクが上昇した。

・120mmHg未満にできたグループでは、使用する薬が1種類増える毎に脳卒中リスクが33%上がった。

・例えば、血圧が140-159なのに降圧薬を飲まない人よりも、降圧薬を3種類飲んで120未満にある人の方が脳卒中リスクは高かった。


複数の降圧薬を使ってなんとか正常血圧を達成しても、脳卒中リスクが元のレベルに戻るわけではない、


というおはなし。

降圧薬の種類と脳卒中リスク


感想:

きっと よほどひどい高血圧でないと降圧薬の恩恵はないんだろうね。


降圧薬飲むと頻尿やら頭痛でとても不快だったので、今年の1月1日から一切飲むのをやめた 勝手に。
じつに快適。血圧も境界値で安定。 よい子は真似しないように。

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