Transcranial Direct Current Stimulation Improves Swallowing Function in Stroke Patients.
2013 2月 日本
非侵襲的な脳刺激法で嚥下障害の改善を試みたそうな。
20人の脳卒中嚥下障害患者について、
損傷側の脳の運動野付近に乾電池のプラス極を
20分間貼り付ける治療(tDCS)を10日間行った。
通常の嚥下訓練も行い、比較のため偽の刺激を与えるグループも作った。
治療前、直後、1ヶ月後の嚥下能力を評価した。
次のようになった。
・電気刺激グループでは治療直後に嚥下障害スコアが1.4ポイント、1か月後には2.8ポイント改善した。
・偽刺激グループでは直後に0.5ポイント、1か月後に1.2ポイント改善した。
脳卒中で損傷した脳の側にプラス電極を貼り付けるtDCS治療を行うと、
嚥下障害が大きく改善されることがわかった、
というおはなし。
感想:
tDCSはあまり信用していなかった。
嚥下障害患者の頭に乾電池のプラス極を貼ってみた
でも ちょっと前のGVSの記事を知って、
前庭感覚電気刺激で半側空間無視をやっつけろ!
ひょっとして…
と思うようになった。