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2017年11月17日

2時間で指の動きがよくなる電気刺激方法とは


Effects of somatosensory electrical stimulation on motor function and cortical oscillations.
2017  11月  アメリカ

脳卒中経験者のおよそ半数は上肢機能になんらかの麻痺がのこるという。

げんざい上肢麻痺のリハビリには有効な方法がない。最近のメタアナリシスでは動作の繰り返し訓練にもまったく効果がないことがあきらかになった。

体性感覚電気刺激(SES)は上肢麻痺の改善に期待されている手法で、とくに経皮的に刺激するものをTENSと呼び専用の刺激装置が商品化されている。

これまでSES効果は手のおおざっぱな動きや機能についての研究がおもだったが、こんかいSESの効果を指の運動力学および脳波の点からしらべてみたそうな。


慢性期脳卒中で上肢麻痺のある8人について、SES前後でのアクションリサーチアームテスト(ARAT)、指のカップリング指数(FCI)、つまみ力、筋緊張スケール(MAS)および脳波を測定した。

SESは麻痺手前腕の尺骨神経、正中神経、橈骨神経上に電極を貼り、痛みや筋収縮を伴わない強度の10Hz電気パルス刺激を2時間継続した。


次のようになった。

・SESのあとARAT,MAS,FCIがあきらかに改善した。

・さらにSESで損傷脳側の頭頂葉のδ波が減少し、

・同側運動皮質のθ波 α波強度が指の分別能とあきらかな相関をみせた。

SESにより麻痺手の指の個別運動能力に改善がみられ、特徴的な脳波パターンも観察できた、


というおはなし。
図:体性感覚電気刺激と脳波

感想:

低周波治療器もってるならさっそく実験してみるといい。

[低周波治療器]の関連記事

2017年8月11日

TIME誌:世界初!脳卒中患者で脳深部刺激療法


Exclusive: Woman Can Move Again After a Breakthrough Stroke Treatment
2017  8月  アメリカ

脳の奥に電極を埋め込んでパルス電流を流す「脳深部刺激療法(DBS)」はすでにパーキンソン病での手の震えの治療などに用いられている。

これを脳卒中麻痺からの運動機能を取り戻す目的で 世界ではじめて患者に応用してみたそうな。

動画↓


・ジュディ59歳は2年前に脳卒中になり左半身が麻痺した。

・歩けるようにはなったものの、左肘は90度に曲がり手の指はまったく開くことができなかった。

・2016の12月、クリーブランドクリニックで小脳を刺激するDBS装置の埋め込み手術を受けた。

・装置に通電し 理学療法を4ヶ月間うけたところ、医師の想像をうわまわる回復を示した。

・手が開くようになり財布をあけたり着替えや料理ができるまでに回復した。

・実験プロトコールでは4ヶ月で装置をスイッチオフにして 持続効果を検証する予定であったが、喜んでいる彼女をみてスイッチを切るのは忍びないと考え通電を継続することにした。

・彼女はいまもDBSを受けながらリハビリを続け、クリニックでは次の患者の準備もできたところである、

というおはなし。


感想:

ビデオをみて、これは未必のヤラセであると確信した。
功名心あふれる医師とかまってちゃん患者が互いの気持ちをそんたく(忖度)しあった結果このようになった。

1件目から実験プロトコールを変更してしまっているのがなによりの証拠。装置をスイッチオフにせずに一体どうやって効果を検証できると言うのか?

患者があまりにも大げさに回復を演じてしまったものだから、スイッチオフにしたときにどのように振る舞う「べき」かが 医師にも患者にもわからなくなった。
ボロがでることを恐れて ほとぼりが冷めるまで通電期間を延長したと考える。

このとき(←リンク)とまったく同じものを感じる。

2017年5月24日

電気刺激で脳卒中の筋肉量低下を防ぐ


Efficacy of neuromuscular electrical stimulation for preventing quadriceps muscle wasting in patients with moderate or severe acute stroke: A pilot study.
2017  5月  日本

脳卒中のあとの筋肉量の低下は障害を長引かせる原因になる。これを防ぐために筋肉電気刺激が試みられているが結果はまちまちである。

こんかい脳卒中患者の筋肉量を電気刺激で維持できるものか実験してみたそうな。


平均年齢68 症状の重い急性期脳卒中患者20人を2グループにわけ、いっぽうには筋肉電気刺激を与えた。

筋肉電気刺激は両脚の大腿4頭筋に電極を貼り、患者の耐えうる最大筋収縮がおきる強度のパルス電流を 1日60分間 x 2週間 継続した。

両グループには通常のリハビリもほどこした。

この前後での筋肉厚を超音波画像から測定したところ、


次のようになった。

・筋肉電気刺激グループの大腿4頭筋厚の変化割合は、麻痺脚で-12.4%, 非麻痺脚で-5.5%だった。

・筋肉電気刺激なしグループでは、順に-29.5%, -22.0% だった。

急性期脳卒中患者の下肢への筋肉電気刺激で、筋肉量の低下を抑えることができそうである、


というおはなし。
図:筋肉電気刺激

感想:

役に立たないとおもってたけど、これ見るかぎりではおおきな差に感じる。

論文中に NMES と NEMS が両方 なんどもでてきて、同じような意味みたいなんだけど どう使い分けているのか...気になった。

2017年5月22日

運動野刺激療法で手がうごくようになるのか?


Motor cortex stimulation does not lead to functional recovery after experimental cortical injury in rats.
2017  5月  オランダ

脳損傷による運動麻痺への治療法として脳の表面に直接電極を貼る運動野刺激療法(MCS)がある。MCSは神経可塑性をうながすとされ、通常リハビリとの併用で脳卒中患者に効果があったという報告もある。

そこで MCSだけで運動麻痺がどの程度改善するものか実験してみたそうな。


人為的に脳損傷をあたえ運動麻痺をおこしたネズミの運動野に電極を貼り、1日2時間x30日間 微弱なパルス電流をながした。

この治療前後での前脚の運動機能を複数の指標で評価した。

また脳損傷部位の大きさ、代謝活動の変化をPETで測定し 比較した。


次のようになった。

・運動野と線条体を部分的に破壊し 前脚の運動障害をつくりだすことができた。

・しかし損傷部位へのMCSは、刺激なしグループとくらべていかなる運動機能の改善ももたらさなかった。

・また損傷部分のサイズや代謝活動の範囲もまったく差がなかった。

運動野刺激療法MCSは、それ単体では運動障害の改善にはならなかった、


というおはなし。
図:運動野刺激療法MCS

感想:

脳に直接電極を貼ってこのありさま。 おでこに乾電池をつなげるtDCSは推して知るべしだな。

2017年3月7日

脳卒中上肢への機能的電気刺激 FESの効果は


Effectiveness of upper limb functional electrical stimulation after stroke for the improvement of activities of daily living and motor function: a systematic review and meta-analysis.
2017  2月  イギリス
脳卒中で上肢が麻痺すると日常生活動作におおきな影響がでる。機能的電気刺激(FES)は 運動神経を刺激して関節周りの動きを強化する働きが期待できる。
下肢のFESはリハビリシーンで用いられるようになったが上肢のFESはその効果がはっきりしない。
そこでこれまでの研究をまとめてみたそうな。


関連する研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。
・20の研究がみつかった。

・6つの研究でFESの日常生活動作上のあきらかな改善は確認できなかった。

・発症後2ヶ月以内の3つの研究で FESで日常生活動作に有意な改善がみとめられた。

・発症後1年以上の3つの研究では FESで日常生活動作に影響はなかった。

・いずれの研究もサンプル数が少なく 盲検化が不十分でエビデンスとしての質はひじょうに低かった。

上肢麻痺の脳卒中患者へのFESはしょうらい有望な治療法ではある。発症後2ヶ月以内での効果がわずかに認められたが、どれも研究の質が低いため結論にはまだ遠い、


というおはなし。

図:上肢の機能的電気刺激装置

感想:

ようするに上肢FESを成功させるのは 足で食器を持つくらいにむつかしいことなんだろな。

2017年3月1日

迷走神経で慢性期の上肢機能が驚くほど改善


Vagal Nerve Stimulation Improves Arm Function After Stroke
2017  2月  イギリス

脳卒中患者への迷走神経刺激による上肢機能の改善効果は動物実験でいくつか結果がでている。

人間でしっかりと実験してみたそうな。

先週の国際脳卒中会議での発表。


平均年齢60、発症から1年半の慢性期脳卒中患者17人について、迷走神経に電気パルスを送る装置を鎖骨下に埋め込む手術をおこなった。

患者を本物刺激8人と偽刺激9人にわけた。本物刺激グループでは理学療法訓練の際に動作に同期して電気パルスを送った。

1回2時間x週3回x6週間の訓練をおこなった。

そして30日間のブランクのあと、自宅にて迷走神経刺激+訓練を再開し 60日間続けた。


次のようになった。
・6週間の訓練直後はグループ間で上肢機能に有意な差はなかったが、

・さらに90日後、迷走神経刺激グループで上肢Fugl-Meyerスコアが9.5ポイント向上した。偽刺激グループは3.8ポイントの向上だった。

・これは劇的といっていいほどの改善度だった。

・迷走神経刺激により脳幹から分泌されるノルエピネフリン、アセチルコリンが訓練動作と相まってうまく働いていると考えられた。

・手術にともなういくつかの有害事象(感染症、麻痺など)があった。

・こんご 患者120人での臨床試験を計画中である。


というおはなし。
図:迷走神経刺激の脳卒中治療効果

感想:

迷走神経刺激はなんどもでてきたので やっと人で成果でたか、、って感じ。
キーワード[迷走神経刺激]の検索結果

MicroTransponder Inc. という企業がバックアップしてるんだって。

2016年9月11日

麻痺した手が開く新しい電気刺激法とは


Contralaterally Controlled Functional Electrical Stimulation Improves Hand Dexterity in Chronic Hemiparesis
2016  9月  アメリカ

脳卒中で麻痺して指が開かない状態への 神経筋電気刺激(NMES)と 新しい機能的電気刺激(FES)の効果を比べてみたそうな。


発症後6ヶ月以上で中等度-重度麻痺の脳卒中患者80人を次の2グループに分けた。

*cNMESグループ:麻痺手に不随意の電気刺激を繰り返し与える。

*CC(対側制御)FESグループ:健常側の手にはめたグローブに内蔵された曲げセンサーに同期した電気刺激が麻痺手に随意的に伝わる。

12週間の治療訓練のさらに6ヶ月後にボックス&ブロックテスト他 上肢機能を評価し比較したところ、


次のようになった。

・ボックス&ブロックテストのスコアは、4.6 vs. 1.8 でCCFESグループが高く 2.8ポイントの差があった。

・上肢の総合能力でグループ間の有意な差はなかった。

・発症から2年未満で10度以上手首と指を開くことのできる中等度麻痺の患者がもっとも回復が良く、

・その条件に限定すると、ボックス&ブロックテストスコアは9.6 vs. 4.1になりその差はさらに広がり5.5ポイントになった。

対側制御FESは従来型のNMESよりも手指リハビリに効果があった、


というおはなし。
図:対側制御FES

感想:

筋電信号を拾ってトリガーにするタイプよりも再現性は桁違いだろね。

健常な手に連動して麻痺手が開く。進化型ミラーセラピー って印象を持った。

2016年4月19日

脳の可塑性を促す腕の電気刺激方法


Investigating the Effects of Peripheral Electrical Stimulation on Corticomuscular Functional Connectivity Stroke Survivors.
2016  4月  台湾

末梢神経の電気刺激が脳の可塑性を促すという報告がすくなくない。

脳波と筋電図からこれを確認してみたそうな。


健常者15人、脳卒中患者15人について上腕腹側の真ん中を走る正中神経に電極を貼った。

電気刺激は筋肉収縮を起こさない強度で パルス状100Hz刺激を20秒間隔でon-offを繰り返し40分間行った。

刺激前後での脳波および親指でつまむ動作時の筋電図を測定し、両者の同調性を解析した。


次のことがわかった。

・電気刺激のあと脳波筋電コヒーレンスがガンマ周波数帯で健常者22.1%、脳卒中患者48.6% 増加した。

・筋収縮力のゆらぎも減少し、健常者-1.3%、脳卒中患者-3.9% となった。

末梢神経への電気刺激による神経筋肉システムの可塑的変化を脳波筋電コヒーレンスから知ることができた。ガンマ帯での反応から 電気刺激が求心性の感覚運動の統合をもたらしたと考えられる、


というおはなし。

図:電気刺激と脳波

感想:

むつかしいこと言ってるけど、ようするに低周波治療器の電極を腕に貼って弱い刺激を40分間で なんか脳に良いらしいってことなんだよね。

2016年3月24日

耳への電気刺激で脳が回復するという根拠について


Auricular vagus nerve stimulation promotes functional recovery and enhances the post-ischemic angiogenic response in an ischemia/ reperfusion rat model.
2016  3月  中国

迷走神経への電気刺激は1997年よりてんかん治療に用いられており、損傷した脳神経の回復効果も報告されている。

耳介を走行する迷走神経への電気刺激が 脳梗塞の回復に影響するものか調べてみたそうな。


人為的に右脳を虚血にしたネズミの左耳にパルス状の電気刺激を1回1時間x1日2回x3週間行った。

運動機能、梗塞の体積、脳組織サンプルを分析したところ、


次のことがわかった。

・偽刺激グループに比べ 迷走神経刺激グループの梗塞体積は明らかに小さく、

・運動機能も大きく改善した。

・梗塞周囲の虚血領域での細血管密度が上がり、

・神経成長を促す複数のタンパク質も増えていた。

耳介の迷走神経への繰り返し電気刺激には運動機能改善効果、神経保護効果、血管新生を促す効果があった、


というおはなし。

図:迷走神経刺激と脳梗塞体積


感想:

迷走神経は耳介の裏側と穴の壁を走行している。耳かきが気持ちいい理由だとか。

低周波治療器の電極は脚や肩に貼るよりも 損傷脳と反対側の耳に貼り付けた方が効果的なんじゃないかな、、、、

2015年12月30日

療法士さんは機能的電気刺激(FES)使ってんの?


Physical Therapists' Use of Functional Electrical Stimulation for Clients With Stroke: Frequency, Barriers, and Facilitators.
2015  12月  カナダ

脳卒中患者の上下肢リハビリには機能的電気刺激(FES)が有効とされている。

実際にどのくらいの理学療法士がFESを採用しているものか調べてみたそうな。


298人の理学療法士にFESの利用頻度、知識、利用しない理由をアンケートして解析したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中患者へのFESは、歩行改善、上肢機能、筋力強化、感覚刺激、肩関節など あらゆる目的で利用頻度が低かった。

・52.6%の理学療法士はFESの利用を増やしたいと述べていた。

・40%以上はFESの脳卒中リハビリ効果に懐疑的だった。

・時間がない、機材がない、使い方がわからない などがFES利用を妨げる要因だった。

理学療法士はFESを脳卒中リハビリに あまり用いていなかった、


というおはなし。



感想:

自分が療法士だったら やはり採用しない。 

2015年8月30日

手の痙縮を解く低周波治療器の効果的使用法が判明!


Effects of a 12-hour neuromuscular electrical stimulation treatment program on the recovery of upper extremity function in sub-acute stroke patients: a randomized controlled pilot trial.
2015  8月  中国
脳卒中患者の上肢への神経筋電気刺激療法(NMES)は刺激時間が長いほど効果的であるという報告がある。

そこで、12時間コースを作って効果を調べてみたそうな。


脳卒中亜急性期で片麻痺の患者45人を3グループに分けた。

*12時間NMES+通常リハビリ
*30分間NMES+通常リハビリ
*通常リハビリのみ

12時間NMESグループは関節が動かない程度の弱い電気刺激を肩へ、夜の就寝中に継続する。30分間NMESグループは日中に刺激する。

これを週6日x4週間続けたのち運動機能、痙縮度を比較したところ、


次のようになった。

・12時間NMESグループで手や手首の運動機能、痙縮度がもっとも改善された。

・肩や肘の改善度にグループ間の差は見られなかった。


12時間NMESグループで上肢の 特に手や手首の運動機能がより改善した。この治療法は就寝中にできるので超おすすめ、


というおはなし。



感想:

ふつう治療時間の上限は医療機関の都合で決まるから12時間はありえない。

そこで低周波治療器の電極を肩に貼って、いちばん弱い設定にして寝る。朝起きたら手が動く。

こういうアイデアは好きだな。

2015年8月1日

神経筋電気刺激が痙縮に効くはほんとうか?


Effects of Electrical Stimulation in Spastic Muscles After StrokeSystematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials
2015  7月  ブラジル

神経筋電気刺激(NMES)は脳卒中患者の痙縮治療や関節可動域を改善する目的で試されているものの、成果はまちまちである。

そこで、過去全ての臨床試験を厳選、データを再統合し解析しなおしてみたそうな。


次のようになった。

・5066本の論文から940人の被検者を含む29件の臨床試験研究を厳選した。

・NMESは脳卒中後の痙縮をあきらかに軽減した。

・この効果は上肢よりも下肢で顕著だった。

・関節可動域を改善する効果も確認した。


脳卒中リハビリへのNMESの追加は検討する価値がある、


というおはなし。
leg spasticity NMES


感想:

NMESと電器屋で買える低周波治療器の違いがわからない。たぶんおなじ。

どんどん試してみるといい。

2014年10月7日

足首を電気刺激すると脳卒中のあとの頻尿が治るらしいのだが...


Electrical stimulation of the posterior tibialis nerve improves symptoms of poststroke neurogenic overactive bladder in men: a randomized controlled trial.
2014  9月  ブラジル

脳梗塞のあとによくある おしっこが漏れそうになる症状(過活動膀胱)を、足への電気刺激で改善できるものか試してみたそうな。


発症前には尿路症状のなかった慢性期脳梗塞患者18人を、電気刺激グループおよびストレッチグループに分けて、週2-3回x6週間の治療を行った。

電気刺激は足首にある(足底先端部を支配する)後脛骨神経に対して1回30分間行った。

おしっこの回数、切迫度等を12ヶ月後までフォローした。


次のようになった。

・電気刺激グループで排尿回数、切迫度、その他主観的な症状改善が見られた。

・この効果は12ヶ月後も持続していた。

・右脳損傷で高齢、肥満の患者ほど尿路症状が出やすかった。


後脛骨神経の電気刺激は、脳卒中後の過活動膀胱の症状改善に安全かつ有効な選択肢である、


というおはなし。
脛骨神経刺激で過活動膀胱を治療


感想:

足首を刺激すると頻尿が治るって、もう 鍼とか経絡の考え方だと思う。

脳卒中のあとの頻尿は降圧薬が原因だと思う。
脳卒中になるとなんでトイレが近くなるの?

2014年3月16日

痙縮がすぐに治る干渉電流療法とは


Immediate therapeutic effect of interferential current therapy on spasticity, balance, and gait function in chronic stroke patients: a randomized control trial.
2014  3月  韓国

干渉電流療法がどのくらい効くものなのか調べてみたそうな。


足底屈筋に痙縮のある慢性期脳卒中患者42人について、干渉電流療法グループと偽刺激グループに分けた。

干渉電流療法は、複数のチャネルから振動電流を流しその周波数差に相当する低周波を発生させ対象を刺激する治療法。

脛の筋肉を対象に60分間刺激した。

直後に痙縮、バランス、歩行能力を評価した。


次のようになった。

・干渉電流グループで痙縮が著しく改善した。

・同様にバランス、歩行能力もおおきく改善した。


たった1回の干渉電流刺激で痙縮、バランス、歩行能力がおおきく改善してしまった、


というおはなし。

写真:干渉電流療法


感想:

「干渉電流療法」ってまったく聞いたことがなかった。

検索すると、干渉電流型低周波治療器として販売されている。

導入実績のあるクリニックもちらほら見つかる。

2014年2月20日

機能的電気刺激は下肢装具よりイイものなのか


The Effects of Peroneal Nerve Functional Electrical Stimulation Versus Ankle-Foot Orthosis in Patients With Chronic Stroke: A Randomized Controlled Trial.
2014  2月  アメリカ

脳卒中で尖足の患者に、腓骨神経の機能的電気刺激(FES)と短下肢装具のどちらが効果的か調べてみたそうな。


発症後6ヶ月以上の399人の脳卒中患者について、FESまたは短下肢装具を6ヶ月間装着してもらった。

歩行速度や日常生活動作、バランス機能他 複数の評価指標を用い比較した。


次のようになった。

・FESが短下肢装具に劣った点はなかった。

・特に両グループとも10分間歩行距離が著しく伸びた。

・両グループ間で差は見られなかった。


腓骨神経の機能的電気刺激による尖足対策は、短下肢装具とほぼ同様の効果が見られた、


というおはなし。

写真:機能的電気刺激

感想:

電極貼ったり、バッテリー気にしたり、雨に濡れないか心配したり

って面倒くさくないのかね?


2013年11月12日

筋電誘発型電気刺激リハビリを試してみた


EMG-triggered electrical stimulation is a feasible intervention to apply to multiple arm muscles in people early after stroke, but does not improve strength and activity more than usual therapy: a randomized feasibility trial.
2013  11月  オーストラリア

筋電誘発型電気刺激の上肢麻痺改善効果を調べてみたそうな。


発症4週間以内の脳卒中患者33人について、電気刺激あり、なしのグループに分けて比較した。

電気刺激は、肩、肘、手首、指の筋肉をターゲットにし、週4回×4週間続けた。

両グループ共に通常のリハビリも行った。


次のようになった。

・最後まで電気刺激実験をやり通した者の割合は87%だった。

・筋力や動作で両グループ間の差はまったく見られなかった。


筋電誘発型電気刺激は被験者の苦痛にはならないものの、効果はまったくないことがわかった、


というおはなし。


筋電誘発型電気刺激ってこんな感じ


2013年8月5日

神経筋電気刺激で手の麻痺が治るのか


High-versus low-frequency stimulation effects on fine motor control in chronic hemiplegia: a pilot study.
2013  7月  アメリカ

神経筋電気刺激(NMES)療法はどんな周期で刺激すると手の麻痺に効くのか実験してみたそうな。


16人の慢性期脳卒中患者の麻痺手の母指球筋群にNMES療法を行った。40ヘルツまたは20ヘルツの刺激を、週に4回、1ヶ月間継続した。

患者は事前に麻痺の軽重を調べておいた。


次のようになった。

・重症麻痺手の患者は、周波数の高低に関わらず、なんの違いも起きなかった。

・軽症麻痺手の患者では手の機能が大きく改善した。

・このうち特に、高い周波数40ヘルツのグループでは握力、運動機能が向上し、

・低い周波数20ヘルツグループでは手の器用さに改善があったようだった。


神経筋電気刺激治療は軽症麻痺患者にのみ効き、高い周波数のほうがより効果的のようだ、


というおはなし。


写真:拇指球筋軍


2013年6月18日

電気刺激装置を脚に埋め込んだらすごく良かった


Towards physiological ankle movements with the ActiGait implantable drop foot stimulator in chronic stroke.
2013  6月  ドイツ

体内埋め込み型の神経電気刺激装置で脳卒中患者の歩行が改善するのか調べてみたそうな。


5人の慢性期脳卒中患者について、腓骨神経刺激装置(ActiGait)を着けた。
これは埋め込み型のため、電極やケーブルを貼り付ける必要がない。

装着前後での足首の角度と、歩行速度、歩行距離を計測したところ、


・尖足が改善され、歩行速度も距離も向上した。

というおはなし。



これがActiGaitだ。






感想:

日本で使ってる例はないか調べてたら、

唯一 2009脳卒中治療ガイドラインの中で、このActiGaitが


『埋め込み型腓骨神経刺激装置も合併症なく、歩行速度・歩行距離を改善する』
と好評価されていた。

きっと経験ないけど論文読んだだけなんだろうな...と思った。

2013年5月8日

【尖足】装具 vs 電気刺激 ついに決着


Foot Drop Stimulation Versus Ankle Foot Orthosis After Stroke: 30-Week Outcomes.
2013  5月  アメリカ

脳卒中後の尖足対策としての短下肢装具と下垂足刺激装置の効果比較をしたそうな。


発症後3ヶ月以上、歩行速度0.8m/s以下の脳卒中患者197人について装具と刺激装置の2グループに分け、30週間続けさせた。
最初の6週間は理学療法も行った。


次のようになった。

・両グループとも歩行スピードが大きく改善した。

・しかしグループ間で歩行スピードの差はほとんどなかった。

・使用満足度は刺激装置の方がずっと高かった。


短下肢装具や下垂足刺激装置を使うと歩行スピードが大きく改善した。

利用満足度は下垂足刺激装置の方が高かった


というおはなし。


Win
写真:下垂足刺激装置

2012年12月12日

【リハビリ革命】HANDS療法と促通反復療法

【脳卒中リハ】脳からの信号捉え、麻痺側を動かす注目されるHANDS療法と促通反復療法
2012  12月  日経メディカル


         ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
脳卒中で重度麻痺の上肢機能を改善する画期的な2つの治療法についての解説記事(無料)。





HANDS療法促通反復療法

いずれも マスコミ媒体への露出機会が多く、

脳卒中の上肢リハビリ法を調べているとほぼ必ず出会う。



その改善効果は、従来の作業療法など比較にならないほど凄まじい。


以下、記事本文より引用

『...120人ほどの慢性期脳卒中片麻痺患者に施行したところ、約半数が麻痺手の指の分離運動ができるようになった』(HANDS療法)

『...一般的にリハビリテーションとして行われている他動運動を、患者に運動を指示して大脳からの信号に合わせて動かす自他動運動に変えるだけで治療効果は2~3倍になる』(促通反復療法)






しかしその割にはリアルな体験談を目にすることがほとんどない。



関心のある脳卒中経験者は是非これらを試して、

その感想をブログやホームページなどで紹介してもらいたいと考える。

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