元2025 4月 スイス
半側空間無視は、脳卒中後の重大な認知障害の一つであるが、その発症率は報告によってばらつきが大きく、実態が把握されていない。
従来の診断法は紙と鉛筆を用いた簡易的なものであり、言語障害や運動障害を伴う患者は評価から除外されやすかった。そこで、視線追跡技術(ビデオオクログラフィー)を用いた高感度評価法により、実際の発症率をより正確かつくわしくしらべてみたそうな。。
元2025 4月 スイス
元2025 5月 イタリア
元
Impact of eliminating visual input on sitting posture and head position in a patient with spatial neglect following cerebral hemorrhage- a case report
2019 8月 アメリカ
・右脳の基底核と前頭葉に出血をおこした53歳の女性がリハビリ入院してきた。
・左側の麻痺と、視線の右方への強い偏り および姿勢の右方へのきつい傾きをしめしリハビリの実行が困難だった。
・首の可動域は正常。コミュニケーションと認知機能に障害があり視覚検査ができなかったが日常生活の観察から「半側空間無視」と診断された。
・両目遮蔽(binocular occlusion)の直後、頭部位置および体重分布が自発的に左方へもどり、座位での臀部の接地対称性も改善した。
・両目遮蔽を取り除くと3分後には頭部、体重分布、臀部の右方への偏りが戻ってしまった。
・その後は、両目遮蔽をしているほうがリハビリに積極的に参加してくれた。
刺激密度が高いときの半側空間無視
元
Visuospatial neglect is more severe when stimulus density is large
2019 2月 オランダ
・事前の検査で、患者全体の18.8%が半側空間無視を示し、そのうちの84.6%は損傷脳半球の対側への無視、15.4%は同側への無視症状を示した。
・エラー率はオブジェクトの個数が増えるほど高くなり、
・この影響は半側空間無視の患者で顕著で、
・とくに損傷脳半球の対側に多くのオブジェクトが提示されたときにつよかった。
元
The relationship between visuospatial neglect, spatial working memory and search behavior
2020 1月 オランダ
元
The influence of naturalistic, directionally non-specific motion on the spatial deployment of visual attention in right-hemispheric stroke.
2016 4月 イギリス
・静的なシーンの場合、各患者と健常者は視野全体への視線の分布はほぼ同じで病的な視線の偏りは見られなかった。
・動的なシーンの場合、左側無視+左側視野欠損のある患者は右方向へ視線が集中し、
・左側無視なし+左側視野欠損の患者は左方へ視線が集中した。
・無視や視野欠損のない脳卒中患者は健常者と視線分布が同じだった。

元2023 2月 スウェーデン