2019年10月19日

しゃっくりを起こす梗塞の位置


Supratentorial infarcts accompanying hiccup
2019  10月  日本

しゃっくり(hiccup)は横隔膜の発作的なけいれん収縮にともない声帯が急に閉じて "hic" という音がでることでしられている。

しゃっくりのもととなる神経解剖学的な中心位置はいまだあきらかでない。

しゃっくりは中枢神経系へのダメージによっても起き、延髄や橋をふくむ脳幹部の損傷で起きやすいとする報告がいくつもある。

いっぽう少数ながらテント上での損傷によっても起こりうるとする報告もある。

そこで、脳卒中でしゃっくり症状のあった患者のうちテント上病変の画像診断的特徴をくわしくしらべてみたそうな。



2006-2017の脳梗塞発症から7日以内に入院した患者5309人のうち、
しゃっくり症状のあった患者記録を解析したところ、



次のことがわかった。

・16人にしゃっくりの症状があった。

・このうち9人は延髄に梗塞があり、

・残りの7人はテント上の梗塞だった。(3人は皮質、4人は皮質下)

・7人中6人は右脳損傷患者だった。

しゃっくりはテント上の島皮質や側頭葉、皮質下の梗塞でもおきていた、


というおはなし。

図:しゃっくり病変



感想:

脳卒中経験者のブログをみてると「しゃっくり」で悩んでいる様子が目につく。退院後のほうがおきやすいんじゃないのかな。
脳卒中のあとしゃっくりが止まらない...鍼は効くのか?

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