元2022 9月 ノルウェー
脳卒中の転帰と社会支援との間には関連があり、とくに家族の役割はおおきい。
そこで、第一度近親者(first-degree relative:親、兄弟、子)までの居住距離および配偶者・パートナーの有無の、患者死亡率との関連をくわしくしらべてみたそうな。
元2022 9月 ノルウェー
元2023 7月 オランダ
元
Social cognition impairments are associated with behavioural changes in the long term after stroke
2019 3月 オランダ
・脳卒中患者の 感情認識、心の理論、行動調整と抑制テストの結果が健常者にくらべあきらかにわるかった。
・DEXスコアの平均値について、自己評価値と近親者評価値とであきらかな違いはなかったが、
・感情認識、共感、行動調整と抑制スコアの低さと近親者によるDEX評価に関連がみられた。
元
Concordance in Aneurysm Size at Time of Rupture in Familial Intracranial Aneurysms
2019 1月 フランス
・近親者間の動脈瘤の破裂時のサイズの最大比は、1.2以下が26%、1.3-2.9が57%、3以上が17%で、
・サイズの大きいペア, 小さいペア, 大と小のペアに占める近親者の率にあきらかな差はなかった。
・ぜんたいとして、近親者間での破裂脳動脈瘤のサイズの再現性率は0.10と低かった。
Stroke誌:高齢重症くも膜下出血を手術する理由?
元
Determinants of Informal Care, Burden, and Risk of Burnout in Caregivers of Stroke Survivors
2017 11月 スペイン
・脳卒中患者の80%は3,12ヶ月時点で無給介護を受けていた。
・3ヶ月時点では40%以上が主介護者以外の介護者も必要としていた。
・無給介護は患者の脳卒中重症度と健康関連QoLと関連があり、
・介護者の燃え尽きリスクは 1)介護時間、2)患者の健康関連QoL、3)退院時の重症度、4)心房細動、5)要介護度、に関連していた。
元
Family History and Risk of Recurrent Stroke
2016 7月 韓国
・12.3%に第一近親者の脳卒中経験があった。
・1年ほどのあいだに6.2%が再発した。
・全体としては家族歴と脳卒中再発との関連は見られなかったが、
・脳卒中経験のある近親者を50歳未満に限定した場合、再発率は2.14倍に、
・または 兄妹が脳卒中の場合、再発率は1.67倍になった。
・これらの関連は患者本人が55歳未満の若い場合に顕著だった。

元
Identification of potential organ donors after aneurysmal subarachnoid hemorrhage in a population-based neurointensive care in Eastern Finland
2018 6月 フィンランド
・この145人のうち心停止者を除く83人(57%)が臓器提供候補者となった。
・さらに拒否者や不適合者を除いた49人(34%)が実際の臓器提供者になった。
・このときの臓器提供率は 49/83x100=59% だった。
・候補者のうち臓器提供に至らなかった者の 44%は近親者による拒否、53%は医療禁忌によるものだった。
・2005-2010には近親者による拒否が11件あり臓器提供率は52%だったが、
・新たな原則が適用された2010-2015には拒否数は3件のみで臓器提供率は74%になった。
すぐに亡くなるだろうと思って家族に臓器提供をお願いしたら患者にバッチリ聞かれていたという恐怖体験
元
Factors affecting organ donation rate during devastating brain injuries- A 6-year data analysis
2020 1月 トルコ
元
Quality of life after stroke rehabilitation discharge- a 12-month longitudinal study
2019 12月 ドイツ
元
Social networks and risk of delayed hospital arrival after acute stroke
2019 3月 アメリカ
元
Comparison of Rupture Risk of Intracranial Aneurysms Between Familial and Sporadic Patients
2019 3月 オランダ
・家族性の62人に91個の未破裂脳動脈瘤がみつかった。散発性の412人に542個の未破裂脳動脈瘤がみつかった。
・家族性は散発性にくらべ動脈瘤のサイズが小さく、低リスクな場所に位置していることがおおかった。
・破裂率は家族性の場合、未破裂動脈瘤100個中 年間0.77。散発性では未破裂脳動脈瘤100個中 年間0.51だった。
Stroke誌:家族性脳動脈瘤は破れるサイズもおなじ?
元2023 4月 ポーランド
元
Acute stroke patients' knowledge of stroke at discharge in China- a cross-sectional study
2018 9月 中国
・31.2%の患者が、脳卒中が脳の血管が詰まったり破れたりすることで起きると知らなかった。
・20.3%は 症状があらわれたらすぐに病院へゆく必要を理解していなかった。
・およそ50%は突然の目のかすみ、めまい、頭痛、失神が脳卒中の前兆とはおもっていなかった。
・40%以上が高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満が脳卒中のリスク要因とは考えていなかった。
・20%以上が血圧、脂質、血糖の 薬による長期コントロールの必要を理解していなかった。
・彼らの知識レベルは居住地域、社会経済的地位、脳卒中歴の有無、脳卒中経験のある近親者の有無と関連がつよかった。
Stroke誌:抗血小板薬で微小脳出血そして脳内出血
退院のあと抗血栓薬で大出血の頻度と特徴
アスピリンの重大出血リスクはワルファリンと同じ
アスピリンを長く使うとワルファリンよりも出血する
Stroke誌:抗血小板薬を複数使っていると脳内出血で死ぬ
元2023 6月 日本