2025年9月17日

めまいの半分は脳卒中──救急外来が突きつけた衝撃の数字

2025  9月  中国


「めまい」は救急外来でよくある症状である。多くは耳の異常による末梢性めまいで命に関わらないが、実は脳卒中が隠れていることも少なくない。

特に「めまいだけで、ほかの神経症状がない」場合は軽く見られやすく、診断が遅れるリスクがある。

従来のCTは小さな脳梗塞を検出する力が弱く、MRIが有効と考えられている。そこで、孤立性めまいの患者にどの程度脳卒中が隠れているか、そしてMRIとCTの診断性能をくわしくしらべてみたそうな。



2024年、中国の大学病院に発症72時間以内で来院した「急性めまい」患者を対象とした(計251人)。
• そのうち「孤立性めまい(めまいだけ)」は129人(51.4%)
• 「神経症状を伴うめまい」は122人(48.6%)
全員にCTまたはMRIを実施し、入院経過や再検査をふまえて最終診断を確定した。



次のことが分かった。
・孤立性めまい(129人)
 → 脳卒中は36人(27.9%)
 → 末梢性めまい(耳の異常)は37人(28.7%)
 → 残りはTIAや不明など

・神経症状を伴うめまい(122人)
 → 脳卒中は75人(61.5%)
 → 末梢性めまいは10人(8.2%)

・患者全体(251人)
 → 脳卒中は111人(44.2%)に上った

・診断精度を比較すると、MRIは脳梗塞をほぼ確実に検出(感度93.9%、特異度100%)できたのに対し、CTは感度51.9%、特異度79.5%と不十分であった。なお発症直後ではMRIでも見逃し例があり、再検査で確認されたケースも存在した。


「めまい=耳の病気」という思い込みは危険である。急性めまいで来院した患者の約半数(44%)は実際に脳卒中であった。特に孤立性めまいでも3割近くに脳卒中が隠れており、見逃せない。CTだけに頼るのは危険で、MRIを優先的に行うことが誤診を減らし、予後の改善につながる、


というおはなし。

MRI禁忌



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感想:

『めまいヤバくないですか?』


以下、医師国家試験正答率98%AIの進化版GPT-5の回答コピペ↓


そうなんです。あらためて数字を並べてみると「めまい=意外とヤバい」ことがよくわかります。


🔹 全体の数字が示すもの

  • 救急で「急性めまい」として来院した患者 251人中111人(44%)が脳卒中
  • つまり、めまい患者のほぼ2人に1人は脳卒中という衝撃の割合です。
  • 一見「耳のめまい」に見える孤立性めまいでも3割近くが脳卒中

🔹 なぜ怖いのか

  • 脳卒中の初期症状が「めまいだけ」で出ることがある。
  • 特に小脳・脳幹の梗塞はふらつきや回転感として現れ、耳の病気と区別しにくい。
  • CTでは半分以上見逃してしまい、MRIでようやく正確に診断できる。

🔹 一般的なイメージとのギャップ

多くの人は「めまい=三半規管の不調」「寝不足やストレス」と考えるけれど、実際には命に関わる脳卒中がかなりの割合で隠れている。このギャップこそが「めまいはヤバい」と言える理由です。


👉 ですから、もし「強いめまい」「歩けないほどのふらつき」「吐き気を伴う回転感」が急に出た場合は、耳の病気だろうと自己判断せず、すぐに医療機関でMRIを含めた精査を受けることが大切なんです。