元2022 9月 イギリス
脳卒中患者の40%は上肢機能の低下が永く続き、日常生活に重大な障害を抱えている。
身の回りの作業や有意義な活動のほとんどは両腕と両手の動きを必要としている。
しかし脳卒中のリハビリテーションは下肢機能が優先されていることがおおいので、脳卒中経験者にそのあたりの不満を長期にくわしく聞き取りしてみたそうな。
13人の脳卒中経験者について、18ヶ月間にわたり最大4回の面談をおこなった。
次のことがわかった。
・3つのテーマが確認された。1)優先順位の変化:脳卒中後すぐは歩行の回復が優先されるが、帰宅後は上肢の回復が同じくらい重要になってくる。2)治療サービスがない:ほとんどのリハビリサービスは短期間で、下肢機能ばかりが重視され、しかも近所に選択肢がないため、サービスから見放されたように感じる。3)パートナーとしてのセラピスト:上肢機能を積極的に評価しアドバイスしてくれるセラピストを望んでいる。
リハビリセンターには脳卒中患者の希望の変化を理解して、とくに上肢機能の回復のための積極的パートナーとしての役割が求められている、
というおはなし。
感想:
顧客満足度を上げる方法は簡単。
若い異性の療法士を自由に指名できるシステムにすればいい。
[上肢 機能 回復]の関連記事
